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ジョニー・デップ


2011年05月15日
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カテゴリ: カテゴリ未分類

ハリウッド署の刑事を退職し、私立探偵となったボッシュには、どうしても心残りな未解決事件があった。ある若い女性の殺人と、その捜査中目の前で映画のロケ現場から奪われた200万ドル強盗。独自に捜査することを決心した途端にかかる大きな圧力、妨害…事件の裏にはいったい何が隠されているのか。

ハリー・ボッシュシリーズ  第9弾



文春ミステリーベスト10   2005年版 第1位


ハリー・ボッシュ・シリーズで、初の一人称語りでした。
ハード・ボイルドの典型的叙述手法ですが、ボッシュの一人称は違和感この上なかったです~
ボッシュが、「わたしは、云々かんぬん・・」と語るのを読むことになるとは、ホントに刑事を辞めちゃったのね、私立探偵になっちゃったのね~。

『シティ・オブ・ボーンズ』 の衝撃的なラストから約1年後、ボッシュは、”彼の使命=死者の代弁をすることである”という姿勢を改めて強く自覚しています。

テリー・マッケイレブもそうでしたが、ある種の警察官・捜査官には引退しても、忘れられない事件があるようですね。事件ファイルを持参しての引退。ボッシュは、政治的理由で捜査できなかったり、迷宮入り事件など、制約のない新たな立場の強みで、独自の調査に乗り出します。

ところが捜査開始早々、早速LA市警本部からストップがかかります。
最初に現われたのは、かつての部下キズミン・ライダー。一足先に本部栄転していた彼女は、ボッシュのハリウッド署からロス市警本部捜査課への移動を画策していた矢先、ボッシュにあっさり引退されておかんむり。彼の引退に無念を感じており、現在は本部長付きの補佐官というエリートコースを歩んでます。その彼女が、ボッシュへ捜査から手をひくようにというメッセージを携え現われます。
さらに、 FBI 合衆国対テロ組織
911同時テロ後、VSテロという新たな時代が到来、警察組織を大きく変えつつあるのが、背景に感じられます。


私立探偵となったボッシュは、警官のバッジを持たない無力さをつくづく思い知らされてます。それでも、捜査を進める手腕、経験と実力と慧眼ぶりには、惚れ惚れします。ボッシュほどの捜査ができる人材はいないでしょう!でも、刑事じゃないボッシュは、やっぱり物足りないわね。

元チームメイトの キズミン・ライダー 、FBI捜査官 ロイ・リンデル 、元検事言弁護士 ジャニス・ラングワイザー といった今回登場のボッシュの知己人物らが、支持してくれてはいますが、いわば非公式の協力で、組織に属さないというのは心細い存在だというのが浮き彫りになります。

ボッシュが、今回掘り起こす事件の、かつて担当した刑事二人は、ひとりは死亡、ひとりは首から下が全身麻痺。一日中テレビを見て過ごす元警官ロートンの生活を気遣うボッシュ。
このロートンは、大変な障害者でありながら、すべての鍵を握る男?だったですね。

合衆国対テロ組織 上層人物とボッシュが、たったひとりの殺人事件と、大勢が犠牲になるテロ事件ではどちらが優先されるべきかを議論するシーンがありますが、それぞれの立場で各自の事件をがんばるしかないだろうね。同じ警察内でも利害が反することもあるでしょう。ボッシュの熱き使命感に気持ちは傾きますけどケド。


ところで、この年のランキングでは、本作は堂々の2位。一体1位は?というと、あの『クライム・マシン』でしたね。この年話題だったジャック・リッチーでした。せっかく1位に摂関したのに、残念~。


このミステリーがすごい! 2006年版 †海外編
1位 クライム・マシン  ジャック・リッチー
マイクル・コナリー
3位 無頼の掟    ジェイムズ・カルロス・ブレイク
4位 輝く断片      シオドア・スタージョン
5位 獣たちの庭園  ジェフリー・ディーヴァー
6位 百番目の男     ジャック・カーリイ
T・ジェファーソン・パーカー
8位 世界探偵小説全集38 マイクル・イネス?
9位 ジーヴズの事件簿 P・G・ウッドハウス
10位 最後の一壜   スタンリイ・エリン



<刑事 ハリー・ボッシュ> シリーズ

『ナイトホークス』
『ブラック・アイス』
『ブラック・ハート 』
『ラスト・コヨーテ 』
『トランク・ミュージック 』
『エンジェルズ・フライト』
『夜より暗き闇』
『シティ・オブ・ボーンズ 』
『暗く聖なる夜 』
『天使と罪の街 』
『終決者たち 』
『エコー・パーク』
『死角 オーバールック 』
“Nine Dragons”
“The Reversal”

ノンシリーズ

『ザ・ポエット』
『わが心臓の痛み』
『バッドラック・ムーン』
『チェイシング・リリー 』
『リンカーン弁護士』


マイクル・コナリーのランクイン履歴











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最終更新日  2011年05月25日 13時40分07秒


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