全33件 (33件中 1-33件目)
1
今日の午前中、何気なく見ていたンNHK・Eテレで「成績を伸ばすカギ!ノート術」という特集をやっていました 結論から言うと『板書を写すだけではなくメモを活用しよう』ということでした過去の記事(1・2)にも書いた通りこれはGゼミが生徒に推奨してきた方法そのものです 番組内ではそれを生徒を使って科学的に実験・検証までしており実験の結果、メモを取っていたグループはそうでないグループと比べて圧倒的な点数を獲っていましたね 人の話を聞くときには積極的にメモを取る大人になれば基本中の基本ですが学生のうちにぜひ身につけてほしいと番組を見ながら改めて強く感じました 上のリンク先には、非常に具体的なノートの取り方が掲載されていますので学生の皆さんはぜひ見てみるといいですよ
2013.04.27
月曜日は好きなテレビ番組が2つあるので帰って、録画したものをみるのが楽しみな日 ひとつは「ビートたけしのテレビタックル」もうひとつは「未来創世記ジパング」この2つはエンターテイメントとして楽しみながら政治や経済・産業を学べる番組なので、学生の皆さんにもオススメです ちなみに、昔の教え子で中学生の時からテレビタックルを見ている子がいましたが、その子は京都大学に進学しました さて、テレビタックルの次回テーマは「体罰問題」だそうです桜宮高校の問題から始まり、柔道女子代表の問題まで体罰について、これほど騒がれたことはなかったのではないでしょうか 僕らの学生時代は、まだ普通に体罰がありました特に小5・小6のときの担任の先生はよく殴る先生でした給食のときに使うマスクを忘れた子は口にガムテープを貼られることもありました今だったら大問題ですよね 当時、殴られることに愛情を感じたことはありません「あ、この先生は腹を立てているんだな」としか思いませんでした「自分のことを考えてくれている」など少しも感じませんでしたね感じるのは恐怖のみ やっぱりその体験があるからか体罰で子どもがいい方向に向かうとは思えません 恐怖を感じる大人の前では子どもは「怒られたくない」という一心で動くことは動きますしかし、それはその場しのぎの努力その先につながるものは非常に少ない結果的に子どもはあまり成長ないでしょう では子どもの成長には何が必要なのかそれは「恐い大人」ではなく「信頼できる大人」なのではないかと思うのです 自分の話を聞いてくれる自分の気持ちを分かってくれる自分のいいところを認めてくれる自分が課題を乗り越えようとするときに心から応援してくれる 「そんな甘いことだと生徒は調子に乗る」「言うことを聞かなくなる」こんな声が聞こえてきそうですが全然そんなことはないですよ、少なくともうちの塾では 子どもは信頼している人に応援されているとき何とか応援に答えようと、自らの意志で動きます自分の意志で行動しているときは、苦しさはあまり感じないものですだから大人が見ていないところでも子どもはものすごい努力をするようになります 「いかに子どもを従わせるか」ではなく「いかに子どもに信頼されるようになるか」 信頼関係がしっかりしていれば子どもはこちらが言うことに、本当に素直に耳を傾けてくれます そして、信頼関係の構築にあたって必要なのことは「認めること」「共感すること」「待つこと」決して、体罰ではありません むしろ、体罰は信頼関係を崩すもっとも簡単な方法だと思います
2013.02.19
今朝の我が家のひとコマ ここ数日、奥さんが2歳になる娘に「パパが鬼をやってくれるからね~」とずっと言いきかせていたので「パパ、おにー?」何回も聞かれていました 本日、何とか鬼の大役を果たせてホッとしています(笑) さて、子育てをしていて感じるのですが子どもって家族、特に母親の影響を強く受けますよね娘を見ていて強く感じますしそれは中学生にも言えることだと思います 「子どもって親に(性格が)似ているものなんですか?」僕が社会人1年目に職場の先輩にした質問その返事が忘れられません「親、そのまんまだよ」 あれから10年以上この仕事を続けていますが先輩の言うことはあながち間違っていなかったと感じます 似ているというよりも、ものすごく強い影響を受けているこれはすべての生徒に共通して感じることです いろいろな生徒、保護者の方と接する中で法則のようなものがいくつか見えてきたのです 例を挙げると、・感情的に怒るお母さんの子どもはだらしない子が多い・「私はダメなんで、子どもに助けてもらっています」こんな謙虚な姿勢のお母さんの子は、しっかり者が多い こういった親子関係から見えてくる法則は自分の子育てにとても役立っています(笑) 次回、個人的に「この親子関係はいいなあ、理想的だ」と感じた、ある生徒とお母様のお話をしたいと思います
2013.02.03
ここ数年は、ここ秦野に個別指導の塾がいくつもできました新しくできる塾の中で、うちのように集団指導の体制をとっているのは大手塾のみ 僕らが学生の時は、塾=集団指導 というようなイメージでしたが今や、7:3で個別指導のほうが多いですかね(あくまでこの周辺は) では、集団指導は時代遅れなのか僕自身は決してそんなことはないと思っていますむしろ、『その子の学力を最大限に伸ばす』ことは集団指導のほうがむいていると思います 理由は、切磋琢磨できるからです うちの塾が毎年一定の実績を出せているのは集団指導のメリットを最大限活かしているからだと思っています 受験期に自習室で勉強をしていて、ふと集中力が切れたとき目の前には同じ学校を目指しているライバルが猛烈な勢いで勉強をしているそれを見て、「俺も負けられない!」と奮い立つ そう、「頑張ろう!」と言葉を交わさないでも背中で互いに励まし合っているんです うちの自習室からは、生徒たちが互いの背中で励まし合い成長しているのがものすごく伝わってきます特に受験期は Gゼミ生は、おそらくみんな心の中に「こいつには負けたくない!」というライバルが1人はいると思います すると、「ああしなさい」「こうしなさい」とこちらが言わなくても子どもたちは自ら創意工夫し、成長しようとするんですね また、そのライバル関係も、受験直前になると微妙に変わってきます今までライバル同士だった生徒たちが「高校受験」という共通の敵を目の前に驚くほど一致団結するようになるんですね きっと、同じような環境で切磋琢磨してきたからこそ互いの気持ちが分かるんでしょう 先に合格を果たした子が、他のメンバーのためにお守りを作ったり絵馬に自分のことでなく「Gゼミ生全員合格!」と書く子が多かったり合格発表の時、互いの合格を自分のことのように喜んだり 次第にライバルから仲間に変わっていくんですね 子どもは勝手に育つとはよく言ったもので大人が環境さえ提供すれば生徒たちはこちらの予想をはるかに上回る成長を見せてくれます 僕らがやっているのは、ライバルを少し意識させるように努めるくらい後は何もしなくても、みんなグングン成長していきます そしてこういった雰囲気はバラバラに来てバラバラに帰る個別指導では作れません だから、集団指導は時代遅れだということは僕は決してないと思うのです
2012.10.16
めっきり涼しくなってきましたねそれに合わせて不調でお休みする生徒が目立つようになりました急激な気温の変化は、体にかかる負担が大きいみたいですからね さて、Gゼミでは今週までテスト対策週間水曜は通常休講日なのですが試験前ということで、今日は自習室を開放しています Gゼミではテスト前は、やる内容を細かく指示するようなことはありませんもちろん最低限のこと(学校のワークは完璧にしろ等)は言いますが基本的には、自分で何をやるか決め、実行しなさいというスタンスをとっています 細かく支持をしたほうがテストの点数は取れると思いますただ、長期的に見て、そのやり方だと「依存体質」を生むことは火を見るよりも明らかですからね 依存体質の子は、高校受験までだったら何とかなると思いますが大学受験、就職試験、社会人と進むにつれて絶対に通用していかなくなりますからね テスト前に 「これだけやれば大丈夫というプリントかなんかありますか?」こんな発言をするようになったら末期です完全に依存している状態 だいたい、そんなプリントあるわけがないしもしあったっとしても、それを渡したところでその子の人生にとってなんのプラスにもならない 勉強には絶対に身につけるべき基礎知識がありますこれは塾側がしっかりと身につけさせないといけませんしかし、その知識を使って定期試験で高得点が獲れるように工夫するのは自分自身でやるべきだと思います自分で作戦を立てて、失敗したら、その部分を改善して、また作戦を立てて どのように作戦を立てて、どのように改善作業をしていくか「こんなやり方もあるよ」「先輩はこうやってやっていたよ」こういったヒントを与えて、あとは自分で考えさせるなかなか要領よくできない子は、成果が出るまでに時間はかかりますがウサギとカメの話のカメのようにじっくり、確実に、成長していくと思います そう、子どもはゆっくり成長すればいいと思うんです子どもにその子の成長のペースがありますから早熟の子もいれば、そうでない子もいる しかし、「ああ、親子関係で苦戦されているな」と感じる保護者の方の共通点は「成長を焦っている」ということなんですよね子どもの成長を焦っている 「まだ、こんなこともできない」こういうマイナス評価で子どもを見てしまってるんですねだから、子どものちょっとした成長でも満足できず「成長しているね」「がんばったね」という台詞でなく「もっとできるんじゃないの?」「これで満足しちゃうの?」といったマイナス言葉をかけてしまうことになる そんな言葉ばかりだったらその子も頑張ろうという気持ち芽生えてもすぐにしぼんでしまいますよね 大人が焦らず、長い目で子どもの成長を見守るこれが大切なのだと生徒と接していてつくづく感じます さらに、「お前のことを信じているよ」「お前ならできる」「お前はいい子だ」どんな子でも、このような態度で接していれば自分から「成長したい!」という気持ちがどんどん芽生えてくると思います 子どもが一番成長するのは「ああ、自分は認められているんだな」と実感しているときですからね
2012.10.10
Gゼミでは受験生を除いて、長時間勉強を推奨していません「勉強はできるだけ短く済ませろ」と話しています(もちろん、やるべきことをしっかりやることが前提です) どうも「学生時代に勉強ばかりしていました」という子は将来、人として大きく育っていくことがないように思えるのです 部活、友達、恋愛、行事こういったことに熱中することも絶対に必要なんたって、僕自身がそうでしたからどちらかというと勉強は二の次でした(笑) 今月のプレジデントFamilyを読んでこの考えが「間違っていないな」と確信しました その内容を要約すると以下のようなものです 最近は高学歴でも使いものにならない社会人が増えているそのほとんどは、ドラゴン桜さながらの新興進学校でいわゆる受験教育を徹底的に叩き込まれた若者どうすれば入試で点数が獲れるのか、機械的に教え込まれそのマニュアルを忠実に実行して、有名大学に合格した彼らは社会に出ても、マニュアルがなければ何もできない「真の考える力」が身に着いていないのであるそのタイプは4つに分けられ融通が利かない(1)定石・鉄則・正解希求タイプ交友関係に幅のない(2)輪切り頭タイプ知識があれば社会で成功すると思い込んでいる(3)専門バカタイプ異質なものを受け入れられない(4)恋愛未経験タイプいずれのタイプも、受験では成功できても社会では成功できない今の厳しい世の中を生きていくためには「だからいい大学へ」ではなく「だから、社会で通用する人間に」が正解なのだ うまくまとめられていませんね(笑)なので、ぜひ読んでみてください一見の価値ありだと思います7月号のP90~95です(今、書店に置いてあると思います) これは、進学塾や進学校に潜在する大きなデメリットだと思いますここ数年、僕がずっと思ってきたことを見事に文章化してくれて拍手喝采です 勉強のやり方、点数の取り方などを頭ごなしに叩き込むやる気がない生徒には強制力をもってやらせるこういった、方法は間違いなく受験に成功する生徒は育てることができても社会で成功する生徒は育てることができないでしょう 自ら興味を持ち、自ら動くように仕向けるそして、自ら動きだしたら(自立したら)温かく見守る これからの教育業界は間違いなくこの流れになると思いますしこうなっていかなければダメでしょう
2011.05.26
以下、神奈川新聞の記事より 学力重視にシフト「脱ゆとり」鮮明に、県立高校入試制度改革案/神奈川2011年1月29日 総合評価から実力の検証へ―。県教育委員会の外部組織「入学者選抜制度検討協議会」が28日に打ち出した新たな入試制度。すべての受験生に学力検査を課す方式は、新学習指導要領が掲げる「脱ゆとり」の流れに呼応する教育現場の“地殻変動”を色濃く反映させた格好だ。 新学習指導要領は中学校は2012年度に、高校では13年度から順次導入される。授業時間の増加や高レベルの学習内容が追加されるなどの動きが高校入試制度にも反映され、中学時代までに身に付けた基礎知識とその「活用力」が今以上に問われることになる。こうした傾向へのシフトは全国的にも主流となっており、神奈川もそれに合わせ大きくかじを切ることになる。 首都圏では、東京都は推薦枠を設けるなど入学定員の一定割合に学力検査を課していないものの、埼玉県は10年度から全受験生に5教科(前期)の試験を実施しており、12年度には前・後期方式を廃止する方針も決めている。千葉県も11年度から前・後期いずれも5教科の試験を実施する。 志願者の個性と受験校の特色が、いずれも生かせる前期選抜制度。数値にとらわれない総合的選考法として導入されたが、改革の必要性を訴える声は数年前から上がっていた。 県教委が08年に行ったアンケートでは、「学力検査を伴わない前期選抜」について「良い」と答えたのは、全日制生徒が44%だったのに対し、その保護者では27%にとどまっていた。県が09年度に実施した県民ニーズ調査でも、回答者の3人に1人が「学力検査に基づかない入学者が増えることで、学力低下が懸念される」と答えていた。受験生にとっては、内申書の評価格差が打ち消される一方、「一発勝負」に向けて実力を発揮する力が一層求められそうだ。新方式は、早ければ現在の中学1年生が受験する2年後に導入される。 全受験生に学力検査、前・後期の一本化も、県立高校入試改正案神奈川2011年1月29日 県立高校入試制度のあり方を議論してきた県教育委員会の外部組織「入学者選抜制度検討協議会」(会長=高木展郎横浜国立大教授)は28日、現行の前・後期2回の選抜制度を廃止し、一本化した上で、すべての受験生に学力検査を課す改正案を打ち出した。新学習指導要領の学力重視傾向を視野に、学力検査を行わない前期選抜は「学力低下を招く」と判断。提言を受けた県教委は、周知期間を設けた上で、早ければ2013年度入試にも導入する見通しだ。 改正案は、新学習指導要領がゆとり教育路線から学力重視に軸を移し、▽基礎的・基本的な知識と技能▽課題解決に必要な思考力、判断力、表現力▽学習意欲-の3要素を求めている点を踏まえて策定された。 これらを的確に把握するため、知識・技能や判断力などの能力を測る学力検査に加え、学習意欲を見極めるために面接、または作文を組み合わせて実施する。調査書(内申書)については、各中学校の評価基準格差に対する不公平感の解消や、高校ごとに設定された選考基準の簡素化を目指す。これまでと同様に中学2、3年時の評定を用いる予定だが、配点割合は今後検討していく。 新方式は「すべての高校に共通する基盤」として設定され、学力検査は原則5教科。各高校の特色に応じて自己表現活動や実技といった検査が加えられる一方、進学重点校などで実施している独自問題入試は、一本化の趣旨を踏まえてあり方が再検討される。 現行制度は04年度入試で導入された。「前期選抜」は調査書と面接などで定員の20~50%を選び、「後期選抜」では学力検査の結果を中心に合否を決めている。 だが、同制度をめぐっては、前期選抜で学力検査を行わずに合否が決まることに伴う学力低下への懸念や入試期間の長期化、選抜方法の複雑化-といった課題が保護者や教育現場から指摘されていた。 県教委は、学習指導要領の切り替えを機に課題解決を図ろうと、昨年7月に同協議会を設置。有識者や教育関係者らをメンバーに計4回の議論を重ねてきた。改正案は2月15日の最終協議を経て、本年度内に県教委に提言される。 今日の朝刊を見て、興奮しましたこれは大きな、本当に大きな変化ですね 具体的にどのような内容になるかについては、まだ不透明ですが内申・面接・活動点だけで決まる入試がなくなるのはとてもいいことだと思いますこれは多くの塾の先生方も思っていることでしょう 生徒の半分が学力試験を受けずに合格するシステムはやっぱり異常でしたから また、内申書の評価が中学校ごとに大きく異なっていることも本当に異常な状況でした 先生に気に入らるかどうかで決まる内申点 その内申点で決まってしまう前期入試入試制度において『平等・公平』は絶対に守らないといけない原則であるはずなのにそれとは程遠い状況でした 入試制度はずっと『改悪』が続いていましたが今回は『改正』となることでしょう期待して、正式発表を待ちたいと思います
2011.01.29
今日は祝日、文化の日1946年に日本国憲法が公布された日実は1946年以前(戦前)も祝日でした理由は明治天皇の誕生日(天長節今は明治節)だから というわけで、日本国民にとっては伝統的な祝日なのですが来週から期末試験の中3生にとってはお休みしている場合じゃない日です独自入試を受ける予定のみんなは会場模試を受けている最中塾も今日は朝から自習室開放模試を受けに行っていない、ほとんどの子が只今、自習中さすが中3ですね、自習室がものすごく静かだしちょっと覗いてみると、全員が集中しているのがよく分かります 学力アップのために絶対欠かせないのは『自習力』であると、僕は思っていますいくら素晴らしい授業を受けてもどれだけやる気があってもこの『自習力』がないとなかなか思うように伸びていかない では、自習力とは何かそれは・「今自分にとってやるべきことは何か」を理解している・「どの学習」に「どれくらいの時間を割いてやるべき」か分かっている・「どの方法が効率的か」ということを常に考えている・自分が「集中できる環境」を知り、その環境を自分に用意しようとしている・分からない問題に出会った時に調べたり、教師に質問したりと適切な行動をとることができる 思いつくままに挙げましたがようは頭を使って勉強をしているかということです。生徒の中には「がむしゃらに勉強すること」と「ただ闇雲に勉強する」ことを混同してしまっている子も少なくない気がするのです では、自習力はどうやって付けていくのかということですがこれについては、塾でも「ああ、そこまでやっているんだ」というところは少ないと感じています大手塾でも、自習室のインフラ整備などハード面の充実は素晴らしいと思いますがどうやって自習力をつけさせるのかというソフト面について会社を上げて取り組んでいるということはあまり聞いたことがありません この『自習力の向上』はここ数年僕の中でずっと大きなテーマでした生徒の自習力さえ上がれば、塾全体のレベルも勝手に上がっていくこう思っていましたから試行錯誤を重ねてきました そして、ここ最近の学校の定期テストGゼミ生たちが学年ベスト10をバンバン獲ってくるのを見ると少しずつですが、やっと成果が表れてきたのかなと思っています本当に少しずつですけどね(笑)(つづく)
2010.11.03
勉強ができる子には2つのタイプがいるひとつは勉強が好きないタイプもうひとつは負けず嫌いなタイプ勉強が好きなタイプは『小学校までにご両親がどういった働きかけをするか』『知的好奇心を刺激するような体験をしてきたか』といったことが大きく影響している前回までにこんなことを書いてきました今回からは負けず嫌いなタイプについて書かせてもらおうと思いますうちの塾には定期試験で学年ベスト10に入る子模擬試験で偏差値70以上獲る子が結構な数いますその子たちには「勉強に対して負けず嫌い」という共通点があります特にうちの塾にいる成績上位者の子は『極度の負けず嫌い』と言ってもいいかもしれませんどれくらい負けず嫌いかというと・定期テストで99点で大泣きする「満点じゃなくて悔しい」・ただの『塾内の確認テスト』ですら、ライバルに負けて泣く・定期テストで学年3位で号泣「1位、いけると思っていたのに」このような感じです正直、中学時代に優等生でなかった僕からするとこんなに悔しがる彼らが信じられません99点で泣くほど悔しがりますか?普通?当時の僕だったら大喜びしますね、そんな点数を獲ったらでは、彼らの負けず嫌いは先天性のものなのか実際に何に対しても負けず嫌いな子はいますしかし、ほとんどの子はそうではありません勉強以外のことで負けてもあまり気にしない子も多いですね当たり前のことですが人は『自信があるもの』については負けず嫌い逆に自信がないものについては負けてもさほど気にしない僕だって、けん玉対決で負けても何も気にしませんが「あっちの塾のほうが、Gゼミよりいい」と言われたら、悔しくて眠れないでしょう『大手塾のように看板に頼らずに自力でやってきた』『周りの塾よりも素晴らしいサービスを提供している』というプライドがありますから※実際に素晴らしいかどうかは置いておいて下さいね(笑)それと同じで子どもにも勉強に対してのプライド(自信)を持たすことができれば子どもは勝手に負けず嫌いになります『僕は周りよりも勉強ができるぞ』この気持ちを早い段階で持たせることができれば後は、放っておいても勝手に勉強するでしょう子どもは大人が思う以上にプライドで動いていますプライド(自信)は子どもが動く上で大きなエネルギーであるのは間違いない多くの子どもたちを見てきて本当に強く感じますね生徒が目に見えて成長していると感るときそれは、その生徒に『自信』が生まれたときです自信って、本当にすごいですよ子どもが別人のようになりますからねだから僕ら大人が意図的に子どもたちが負けず嫌いに育つように仕向ければいいのです(つづく)
2010.10.30
前回は、「どうすれば勉強好きの子」が育つかということについて書かせてもらいました・小学校までにどんな体験をしてきたか・両親の影響・働きかけ勉強が好きな子・知識欲旺盛な子が育つためには以上2つのことが大切ということを書きました高校受験の学習塾でほとんどの先生が思っていることでしょうが「入塾したときには、その子の(学力の)伸びしろはすでに決まってしまっている」ところがあるんですもちろん例外もあります大器晩成型の子もいますからこちらが想像した以上に伸びていく子もいますしかし、小学校高学年の時点で「できる子はできる、できない子はできない」という部分が少なからずあるのも事実です※酷いことを書いてしまい申し訳ない東大や早慶上智といった一流大学に合格するためには本人の努力+αが必要その+αこそが、その子の『地力』でありそれを育む時期は小学生まで中学になってからだと遅いと思うのです今は幼児教育という分野が非常に注目されていますがこれから、もっともっと注目されることでしょう教育というものを突き詰めていけばいくほど幼児期~小学校の教育は重要だという流れになっていくと思うのです※ちなみにここで言う幼児教育とはいわゆる「お受験」とは違います小学校までは自由に遊ばせて勉強は高校受験が近くなったら考えればいいかという考えだと手遅れになるのは間違いない小学校までが『ゴールデンタイム』なのですその時期までに、前回書いたような知的好奇心が増幅するような働きかけ自ら好んで勉強をするような働きかけができるかどうかこれが非常に重要であると思うのですその働きかけがうまくいけば、中学生になったとき子どもは親が何も言わなくても勝手に勉強します「勉強しなさい」などと一切言わなくてもいい点数を獲ってくることでしょう(つづく)
2010.10.25
「最近の子どもは心が弱い」これはその通りだと思います多くの子どもたちを教えてきて年々、子どもたちは些細なことで傷つくどんどん心が繊細になってきていると感じますでも、これは完全に大人が作った社会の構造がそうさせているわけですだから、正確には「最近の大人たちが、子どもの心を弱くしてしまっている」こう言わなければいけないでしょうスクールカウンセラーだけでなく会社にもカウンセラーが必要となった今のご時世『どうやって心を鍛えていくのか』ということをもっと考えていかなければいけないと思いますし公教育にも反映させていってほしいそして実際に傷ついている子どもたちに心が繊細なことは悪ではないとしっかり伝えていかなければいけないと感じています具体的にどんな言葉をかけてあげられるのかこれについては僕ももっともっと勉強が必要だと感じます抽象的な言葉ばかりで申し訳ないですふと思ったことでした
2010.10.23
前回、勉強ができる子を・勉強が好きなタイプ・負けず嫌いなタイプの2つのタイプに分けそれぞれの長所・短所を書きましたそれでは、どうすればそのような子が育つのかということについて考えてみたいと思います・勉強が好きなタイプは小学校までにどんな体験をしてきたかによって決まる部分が大きいこれが多くの生徒と接する中で感じたことです特に両親の影響は絶大両親が理科好きで、いろいろな自然体験をした子は理科が好きになることが多いですし両親が歴史好きで、いろいろな史跡に足を運んだり大河ドラマを家族みんなで見る環境があれば社会が好きになることが多いまた、いいタイミングで図鑑などの本を与えられると子どもは勝手に学習を始め、どんどんのめりこみますちょっと僕個人の話をさせてもらいますね僕は小学校5年の時、家族旅行で飛騨高山に行きましたそこで有名な観光名所、高山の陣屋に連れていかれたんですそこで聞いた話がきっかけで農民一揆について興味を持ったのですが旅行から帰ってすぐに母親が僕に『まんが日本の歴史』を買い与えたのが大きかった当時の僕はおそらく内容の半分も理解していなかったと思いますが自分が体験してきたことについてさらに深く知ることができるのが楽かったすると、どんどん歴史に興味が湧いてくる読む本も、やるゲームも、見るテレビ番組も歴史ものとなっていったんですそして、今や社会の先生ですからねでも、ここまでとは言わなくてもこのような経験って大人になった今でもありませんか?映画を観たり、小説を読んだりして興味を持つとさらに深く知りたくなり、ネットで詳しく調べたりするもともと、知識をつけるということは娯楽の一つなのですから興味があることを深く知りたいというのは人間として本能的な部分なのだと思いますこの体験→知りたい気持ちUP→本などでさらに深く調べるこういった経験をたくさんしている子は勉強(特に好きな教科)を楽しんでやる傾向が強いこちらが何も言わなくても、どんどん勉強するそして、両親がこの働きかけをうまくできると子どもの知りたいという欲をうまく刺激できるとその子は楽しみながら勉強できる子へと成長していきますただ、注意してほしいのは強制での働きかけは逆効果です興味というものは自ら湧いてくるものそれとなく働きかけることが大切で強制の色が出てくると、子どもはまず間違いなく反発しますまた、前の記事でも書きましたがこれの働きかけは子どもが小学生の時がゴールデンタイムだと思います中学に入ると、部活や行事やらでとたんに忙しくなりますから(つづく)
2010.10.20
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★今回から、数回に分けて『勉強ができる子』を育てるためにはどういった環境・指導がいいのかということを僕個人の指導実感からお伝えしようと思いますもちろん、個人の意見ですから「それは違う」と感じる部分もあるかと思いますがそういう方は、ぜひご意見をメールで頂ければと思います★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★勉強が得意で、テストで高得点を獲る子こういった子は大きく分けて2つのタイプに分かれます・勉強が好きなタイプ・負けず嫌いなタイプ勉強が好きなタイプとは、正確に言うと特定の教科が好きなタイプということです※特に理社好きの子に多いタイプ英語は全く苦手なのに理科は別人のようにできるような子あるいは社会の歴史は誰よりもできるような子こういった子は、こちらが何もしなくても勝手に学習をしますし、高得点を獲ってきますこういった子は「新しい知識を増やすこと」が好き勉強に限らず、趣味のことや話題のニュースなど周りの友達が知らないようなことを知っていることに快感を覚えますそして、その知識を披露できる場所ではものすごく輝きます、それはもう別人のようにただ、弱点は好きな教科以外はあまり高得点を獲らないし、興味も示そうとしないところまた、得点を獲るための勉強にこだわらないのでちょっとしたミスが多いのもこのタイプの特徴どの教科も万遍なく高得点を獲らないといけない高校入試のような制度にはあまり向いていないのですが大学の研究のようにマニアックになればなるほどその子の力は発揮されることでしょうまた、ひとつのことにのめりこむパワーがありますから将来の夢などは具体的に描きやすいですしそれに向かっていくパワーを持っているのは最大の強み次に、負けず嫌いなタイプこういった子は、高校入試では強いどの教科も全力でやりますからね内申値も高いですし、模試でも成績がいいクラスや塾でライバルを設定し切磋琢磨することで、どんどん成長していきますこういった子は「成長している自分」が好き勉強は努力がそのまま結果につながりやすいですから勉強をやればやるほど「成長する自分」「周りと比較して優秀な自分」「周りの人に認められる自分」に出会えることが面白くてたまらないただ、こういったタイプの弱点は進学校に行ったら落ちこぼれてしまう可能性があるということでしょうこういった子は『お山の大将』的な部分がありますから大将が集まり、自分がトップになれないような環境『優秀だった自分』が『ただの人』になってしまう環境では急激にモチベーションが落ちてしまうことがあるのです(つづく)
2010.10.19
昨今、いろいろな本や雑誌などで教育についての方法論や技術論が語られていますし非常に勉強になることが多いのですがどんなに技術があったとしても『愛情』がなければダメなんだということをここ最近は痛感していますそれは子どもを甘やかすこととはイコールではありません生徒の成長を心から願い、応援し、見守ることこれに勝るテクニックなど存在しないこの仕事を深めようとすればするほど思い知らされますねKANじゃないですけど『必ず最後に愛は勝つ』これって、真理なのかもしれないと思う今日この頃でございます、はい
2010.10.07
ここ数日、多くの先生のブログが推薦入試(前期入試)について言及されていましたね僕も個人的に推薦制度はあまり好きな制度ではありません入学定員の10%程度ならばいいのですが神奈川県の多くの高校のように定員の50%をペーパー試験なしで入学させてしまうのはやはり弊害のほうが大きいでしょう今、中学校の教育現場では「テストを受けたくないから、ランクを落としてでも前期入試で合格したい」という生徒がどれほどいることか「嫌なことや辛いことを避け成長した子どもたちは、将来、出会うであろうさまざまな困難を自分の力で超えていくことができるだろうか?」こう心配している教育関係者は少ないないのでは社会は子どもが乗り越えるべき壁を作る周囲の大人たちはそれを乗り越えるようと悪戦苦闘する子どもたちを励まし、応援する手助けをしすぎずに、そっと見守ってあげる子どもが大きく成長するにはこういった環境が必要だと思うのですでも、今の環境は逆ですよね壁がどんどん取り払われ大人も我慢できずにどんどん口出し手出しをして子どもが自分で考えることを妨げる逆なんですよ、まったく逆だと思います僕の授業では生徒間で、思いっきり競争させていますもう順位から何から全部出して教室に貼り出すこれって、子どもには壁だと思うんです結果がそれが他の塾生にも公表されるのですからいい結果じゃないと恥ずかしいし、悔しいでも、意外と楽しんでいるんですよ、生徒たちはゲームだって、子どもたちって競争したがるじゃないですか「フリースロー、誰が一番多く入るか」こんなゲームと同じ感覚で勉強だって楽しめるんですこういった競争の授業の日はものすごく盛り上がります運動会の勉強版といった感じいい結果が出なかった生徒はこちらがダメ出しはしませんだって、結果が出なくて、本人はショックですから「悔しい!次はもっと頑張る!」と口に出して言いますからね大人が何も言わなくても、自ら反省して自ら動いてくれる「先生、どうすればもっとできるようになりますか?」と自分から聞いてきますから社会が、大人たちが壁を作れば子どもたちはそれを乗り越えようと自分で考え、動くようになると思うんですどういった壁を用意してあげるのかこれは大切だと思いますできれば、努力しないと乗り越えられないしかし、努力すれば乗り越えられる子どもが成長するために一番ちょうどいい壁受験であれ、部活であれ、学校行事あれそういった壁が子どもを成長させる壁自体を取り除くのは教育としてはナンセンス「どういった壁が必要なのか 大人はどのように見守るべきなのか」そういった議論こそ、建設的であると思うのです
2010.10.03
今日の中3女子(3人)との会話生徒1「○○先生は~授業中に話をうんうん頷きながら聞くと点数アップするよね~」生徒2「△△先生は、こっちから超話しかけるとアップだよね~」でん「それやってる人はみんなに媚を売っているとか言われないの?」生徒3「みんなやっているから、言われないですよ~」でん「じゃあ、授業態度は成績に一切関係なくなったら、授業中どうするの?」生徒1「寝てるか、自分の勉強するかですかね」生徒2「気が向いたら授業を聞くみたいな」 自分のために先生に媚を売らなくてはいけない教育現場「損か得か」何かアクションを起こす時にこの価値観だけで動く人間が大量生産されてしまう気がするのは僕だけでしょうか?でも、生徒は責められないと思います自分の進路・人生が掛かっているのですからだから制度を変えてほしいと思います先生の主観で成績が大きく変わるという制度は間違っているとしか思えません勉強に対する意欲・関心なんて外には見えない部分がたくさんあります他人が点数化するのはおかしい個性を大切にする教育とお題目を掲げながら実際は、先生に従順で、気に入られるような努力を強いられる子どもたち真面目で大人しいけれど活力に欠けるこういった若者が増えるわけですよね
2010.09.30
あるサイトで興味深いコラムを見つけました6:4という比率がほとんどの物事のバランスとしていいそうです例えば白血球の中の顆粒球とリンパ球の割合も6:4がいい過度のストレスは体に良くないがリラックスしすぎてもいい仕事はできないだからストレスとリラックスのバランスも6:4がいい教育についても厳しさ6:4優しさがよい亀田製菓の柿の種も柿の種6:4ピーナッツという割合が一番いいとのこと全体的に強引なところがあるコラムとは思いますが(笑)確かに何事にも絶妙なバランスがあると思います学習塾もそうですガチガチに厳しく指導しすぎるとついてこれなくて脱落してしまう子どもが続出しかし、逆に甘くしすぎると子どもは舐めて、勉強になりませんだから、しっかりやる部分と楽しくやる部分のバランスこれを絶妙にしていきたいこれは常に意識しなければならないと思います僕は卒塾生たちに「Gゼミはすごく成長できる場だった」と言ってもらいえるようにしたいですし「Gゼミはすごく楽しい場だった」とも言ってもらえるようにしたいと思います卒塾生にGゼミの感想を聞くとある程度、成果としてでている部分があると思いますがまだまだ伸ばせるところも十分残っているとも思っていますただ残念なのは今の世の中は全体的に厳しさの割合が軽くなっているのかなと先ほどのコラムで言うのなら厳しさが4で優しさが6に…いや、もっとですね3:7とか2:8ひどいと感じるときは1:9くらいになっているような気がしてしまうのです理由は、Gゼミの世間の評判なんですけどね(笑)「Gゼミさんは、厳しいんですよね!?」というお母さまからの声を本当にたくさん聞くんですよ・宿題をしっかりやってくる・単語・漢字など、覚えるものは覚えたら終了・算数・数学は途中式を書かないとダメ・授業中や自習室は私語禁止・挨拶は相手に聞こえるようにしっかりとすることこんな当たり前のことを指導しているだけなんですけどね生徒に怒鳴ったりすることもほとんどないでも、その程度で厳しいと言われるということは相対的に子どもを囲っている環境が全体的に甘くなっているからなんでしょう他塾より転塾してきた生徒の話を聞くと・授業中話していても怒られない・授業中机の下で携帯電話をいじくっている子が多数・宿題もやらない子がほとんど・自習室も飲食・私語だらけ誤解のないように言っておきますが決して大袈裟に言っているわけではないですよ(笑)ぜひ、子どもに直接聞いてみてくださいこのような塾はたくさんありますからでも、これじゃ、何も言わずともやるような一部のやる気に満ち溢れている子以外はまず伸びることはないと思いますしかも、目の前の子どもをなんとかしたいというような愛情も感じられない子どもが大きく成長するような厳しさと優しさの絶妙なバランスこれを極めることは難しいでしょうが教育に携わる身としては一生追求すべき課題なのでしょう ただ、ひとつ補足させてもらうといくらバランスが取れていてもそこに『愛情』がないとダメだと思いますそして『愛情』にはバランスはいらない大きければ大きいほどいいものだと思います
2010.09.09
国語という教科は非常に特殊な教科です他の教科と全く違う一面がありますそれは机に向かって勉強しなくても、高得点が取れるということ保護者の方の中にも「あいつは特に勉強していないのに、なんで国語の点数はいつもいいんだろう?」という知り合いがいませんでしたか?僕はいましたよ一つ上の先輩その人は、はっきり言っていましたね「模試の国語は勉強しなくてもとれるよ」って非常に不思議でしたね当時の僕はどちらかというと国語は苦手でしたからそのコツを教えてもらおうとお願いしたものですでも、その先輩の返事は「だって、答えは本文にかいてあるじゃん」「それじゃ、なんのアドバイスにもならないよ!」と思いながら聞いていましたけれどでも、塾講師になり学生時代の悩みを再び思い出しました確かに今の子たちもそうなんですよ勉強していないのに、模試の国語で高得点を獲る生徒がいるしかも、国語ができる生徒は他の教科も実力伸びやすいきっと教育関係に従事している方はこの意見に賛同してくれるのではないでしょうかなぜ国語は机に向かわずとも模試で得点を獲れる子がいるのか答えは「国語力は日常生活の中で伸ばせるから」よく、保護者の方で「本をよく読む子は国語ができる、だから本を読ませています」という方がいらっしゃいますが僕の認識は少し違いますいかに多くのことを感じて生きているかそして感じたことを自分の頭で整理して言語化しているかこういったことをたくさんしている子ほど国語はできますね簡単な例えを言うと「今日は○○ちゃん、朝、あいさつしてくれなかったな。なんでだろう?私、何か不愉快にさせることを言っちゃったかな。」こういったことを常日頃から感じながら生きている子そして「もしかしたら、あのことかな」「でも、あれは私が悪いわけじゃないと思うのにな」「でも、あそこでああいった言葉はかけないほうがよかったかも」など、深く深く掘り下げて一つのことを考える習慣がある子こういった子は机に向かわずとも物事を論理的に考える訓練を日常的にしているということですから伸びていくわけです逆に伸びない子「なんだよ、あいつムカツク!」「ま、どうでもいいや、あいつ嫌いだし」など、自分の感情だけで物事を判断しその後、思考を深めようとしない子こういった子は例外なく国語は苦手ですねもちろん本を読むこともプラスにはなります本を読めば、語彙力がつきますから自分の考えをはっきりと言語化しやすいこれは大きなプラスですしかし、いくら語彙力があっても深くものを考えるという習慣がなければ国語力は伸びていきませんここが本を読む=国語力が伸びるではない部分だと思いますということは、国語力を伸ばすにはもっと言うと、学力全体を上げるには先ほど言ったように、国語力がある生徒は他の教科も伸びていくスピードが速いですから机に向かう時間以外も非常に大切ということだと思いますだから「うちの子は、学校で友達関係で悩んでいます」こういった経験だって、十分学力アップにつながるんですきっとその子は、友達関係について真剣に深く考えざるを得ないでしょうからだから、小6なんて女の子のほうができますね、国語小学生の時は女の子のほうが精神的にも肉体的にも成長が早いですからあっけらかんと、自由奔放に生きている男の子よりも女の子のほうが、何事も深く考えることが多いのでしょう特に友達関係なんてそうじゃないですかもちろん個人差はありますよ兎にも角にも勉強は、学力アップは机に向かわずともできる部分がある僕はこう思っていますから生徒の部活や生徒会活動、友達との交流そして生徒の恋愛までも応援していますそういった体験が学力にプラスになるのは高校受験よりもっともっと先のことでしょうもしかしたら、社会人になってからかもしれませんでも、僕らの指導目的は目標校の合格ではない生徒たちが将来的に魅力的な大人になってもらうこと多くの人から必要とされるような大人になってもらうことだから、「とにかく机に向かって勉強してればいいんだよ」といった指導は今も、これからも絶対にしないつもりです小さいころから机に向かってガリガリ勉強し続けた人も結果的にその頃駆けずり回っていた友達に逆転されてしまったということも十分に起こりますしねあとひとつ、誤解のなように言っておきますが学校の定期試験の国語は机に向かわないと高得点は取れませんし同じ国語でも、古文・漢文は机に向かわないとダメですね
2010.09.07
ニッセイ基礎研究所の土堤内 昭雄(どてうち あきお)さんという方がこんなことを仰っていましたその一部ですがご紹介させてもらいますちょっと長いですがぜひ読んでみてくださいつきあっていく。そして、ゆっくり育てていく育児について知ったことは、子どもをゆっくり育てるということなんです。実は私は子どもを早く育てたいと最初思ってました。家でお風呂に入ると、まず2人の体を洗って、一人ひとり順番に抱きかかえてシャンプーして、それが終わって湯船に入って、水鉄砲で遊んで、そのあといろいろやって出てくるのに1時間はたっぷりかかります。はっきりいって風呂を出る頃には私はのぼせて倒れる寸前でした。ともかくこの子たちが早く大きくなって、自分でお風呂に入れる、自分でご飯を食べられる、自分で着替えられる、この3つができるようになれば、ぼくの人生はバラ色だと思ったわけです。ですから、とにかく彼らが、1日も早く大人に、大きくしようと、だから子どもの促成栽培ができないかと考えたんです。そう考えていたら、子どもが小学校から学校だよりをもらってきたんですね。そこにはこう書いてあったんです。子どもはゆっくり育てましょう。子どもは子どもの時間をゆっくり過ごすことによって、大事なことを学びます。それを読んでから、やっぱり子どもの促成栽培はだめかもしれないなと思いました。最初にお話ししたように、私は建築が専門なんですが、法隆寺の五重塔は建立されて1400年たっていますが、あそこに使われてるヒノキは 樹齢400年のヒノキなんです。非常に年輪がきめ細かく詰まっている、そういう木なんですね。だからこそ1400年という長い月日に耐えている。そう考えると、やっぱり人間も同じかもしれないな、促成栽培した子どもは年輪がスカスカに育っちゃうと、やっぱり将来まずいなと。だから子どもは、ゆっくり育てる方がいいんだろうと思ったわけです。もう風呂でのぼせたくないから、1日も早く大きくなってほしいという本音はありましたが、やっぱり子どもはゆっくり育てなくちゃいけないかなと思いました。私のところは年子なんで、2人の子どもの成長の早さの違いがすごくよく分かるんですね。だから1年前の長男の姿と、そのときの次男の姿を比べると同じかというと、多分まったく違う。2人が全く違うスピードで成長してるんです。確かに世の中には子どもが育つ標準の早さがあるかもしれません。何歳だと身長が何センチ、体重が何キロで、能力的にはこんなことができて、だけどそれは、極めて大きな個人差があるんだと思うんですね。だから子どもを育てるのは、要は一人ひとりの子どもの育つ早さに合わせてつきあっていくこと、これが親の大事な役割じゃないかと。しかも、ゆっくり育てていく。これが私が子どもを育てる育児で知ったことです。うん、勉強でもまったく同じです早くから、物事をテキパキとやる子もいるしマイペースな子もいる宿題についても入塾したときにはしっかりやる習慣がある子もいれば全然できていない子もいる論理的思考能力についてももうある程度完成している子もいればまだまだ論理的に考えられない子もいるなのに、画一的に同じレベルを求めてはいけないと思いますし、意味がない「ああ、俺ってダメだな、できないな」とまだまだ発展途中の段階なのに早い時期からあきらめてしまう子もいるかもしれないそう考えると土堤内さんが仰っている子どもをゆっくりと育てるという発想はとても重要だと思います僕ら、学習塾は保護者の方からどちらかというと即効的な結果を求められることが多いですしかし、保護者の方も、指導理念がしっかりしていてなおかつ、その理念に説得力があれば多少、結果が出るのに時間がかかったとしても保護者の方はきっと理解し応援してくれることでしょう僕らは、生徒たちに『今』結果を出してもらうことも大切ですがこれから先、『大人になってから』結果を出せるように成長させなければならないと思います法隆寺の檜のように、長い間活躍できるようなそんな大人になってほしいですしそういう教育をしていかなければならないやっぱり教育は促成栽培ではいけませんじっくりとゆっくりとその子が自立を求めるように働きかけていくそして手を出しすぎずに見守る決して、短気を起こさずに僕はよく起こしそうになりますが(笑)教えて身につけさせるのではなく自分で体験させることで身につけてもらう兎にも角にも教育は大人の我慢が大切だということでしょう
2010.09.03
中学生に「社会好き?」と聞くとだいたい「嫌い」と言われます「なんで?」と聞くとほとんどの生徒は何と言うと思いますか?正解は「覚えなければいけないことが多いから」でも、僕は暗記ほど楽なものはないと思っていますだって、そうじゃないですか?みんな、クラスメートの名前を頑張って暗記しますか?そんなことしなくても覚えますよね好きな歌手の歌詞だってそう頑張って暗記している人を見たことがありませんなのに、みんな気が付いたら覚えて歌えている暗記なんて、頑張らなくてもいい頑張らなくても人間は勝手に覚える力を元々持っているでは友達の名前はどうして覚えられるのか歌詞はどうやって覚えているのか答えは簡単友達に何回も会っているから音楽も何回も聞いているからつまり、触れる回数が多ければ頑張らなくても自然と覚えてしまうもの暗記に努力なんていらないんですただ触れる機会を増やせばいいだけだけど、みんな短時間で無理やり覚えようとしているこれって、クラスメートの名前を必死に暗記しているのと同じ暗記が苦手と言っている人ほど短時間詰込み型だから覚えられないということを分かっていない僕は大学受験生時代、日本史や単語の勉強は毎日、ただひたすらテストするだけでした間違えても、赤ペンで答えを書くだけ覚えようなんて何もしないただ答えを書いただけだけど、毎日必ずやるすると気が付くと全部覚えているんですねもちろん生徒たちにもこういった話はしますが強制はしませんただ、どうしても覚えられないという生徒は目の前で何回もテストをやらせて自然に覚える感覚をつかむまでやらせることはありますそれでも、なかなか短時間で詰め込もうとする習慣は抜けないですね非常に効率が悪いのに…もったいない話です
2010.08.23
この仕事を何年もやっているとだんだん考え方も変わってきます昔は指導する際には生徒のことを中心に考えやっていたのですが最近は、生徒の後ろにいる保護者の方をものすごく意識するようになりましたそれはお金を支払ってくれるのは保護者の方だからという、経営者の視点ではなく個人としての視点でですうまく説明できないですが生徒の背景に見える家族の愛情というものをすごく意識するようになったということですこの子(生徒)がこの世に生を受けたときお父さん、お母さんはきっと天使が産まれたような気持ちだったんだろうな「自分の命より、この子の命のほうが大事」こんなふうに、両親は思ったんだろうなおじいちゃん、おばあちゃんは孫の誕生が本当にうれしかったんだろうな今でも、目に入れても痛くないくらいこの子(生徒)のことがかわいいんだろうな家族にとってそんなにも大切な子どもを自分たちの塾に預けてくれるこれで、その子(生徒)が成長したらご両親、おじいちゃん、おばあちゃんはすごく喜ぶだろうなこんな感情が、どんどん自分の中で大きくなってきたんです生徒はもちろんですが家族のみなさんに幸せになってほしいそのお手伝いをしたいとこの思いが強いほど生徒への指導技術は上がっていくと信じています目の前の生徒にものすごく本気になれますからまあ、年を取ったということなんでしょうけど(笑)
2010.08.05
Gゼミから一番近くにある高校で地域からボランティアを集って勉強を教えるという取り組みを始めるとのことですおそらく、高校生は基本的に自習してボランティアで来てくれた人に分からない部分を質問するという形式なのでしょう確か、1教室5人程度で行うようなことが書いてあったと記憶していますただ、週1度で1時間しかやらないと書いてありましたから学力向上という意味では効果は薄いでしょうし高校生の内容を教えられるような人はいったいどれくらいいるのかということも問題となるような気がします以上のような理由からきっと、大きな成果は期待できないかもしれませんただ、地域全体で子どもたちの学力を上げていくという発想は悪くないと思います願わくば、これはぜひ小学生にやってあげてほしいというのが個人的な願望としてあります小学校の内容ならばほとんどの人が教えられるでしょうし時間は土曜日を使えばいい土曜日は漢字や計算など基本中の基本ができていない子達を学校に集めて地域のボランティアの人達がそれをしっかりできるようになるまで面倒を見る基本がしっかりできている子は土曜日は学校に来なくてもいい習い事でも遊びでも好きに時間を使えばいいこうすれば、授業についていけず勉強が嫌いになってしまう子を減らせると思いますし小学生全員に『読み・書き・そろばん』など基本内容を徹底できれば地域全体の学力アップも期待できるこういった行事なら僕も喜んでボランティアとして参加させてもらいたいと思うのですがいかがでしょうか?ぜひ、小学生の学力アップのために行政が行動を起こしてもらいたいと願っています
2010.08.03
教師というのは勘違いしやすい。新人のころから生徒や保護者の方に「先生、先生」と持ち上げられるし、社会人になったばかりの若造ですら、教室では一番の権力者となる。そんな環境の中にいると、いつの間にか「自分は偉いのだ」と思ってしまう。だから、勘違いしてはいけない。僕が塾講師になるとき最初の社員研修でこんなことを教えてもらいました確かにその通りだと思います生徒を指導するときに、権力を振りかざして名指しで罵倒したり人格からすべて否定する先生が多すぎる最近、保護者の方から頻繁にそういった先生の話を聞くんですそういった先生は主に学習塾や私立の学校に存在しているんですね「どれだけ進学実績を出すか」この目的を達成するために力で生徒を押さえ込んで言うことを聞かせようと生徒の心情もお構いなしに感情にまかせて怒鳴りまくるそして、それを熱心な指導と勘違いしている果たして、これが教育でしょうか確かに、先生の厳しい言葉に発奮して普段以上の力を発揮する子もいるかもしれませんでも、傷つき、自信を失い自分の存在を否定してしまうくらい思い悩んでしまう子どもはどうすればいいのでしょうか?多感な時期だけに傷は一生残る可能性だってあるでしょう生徒の指導は力でなく人徳をもって行うべきだと思います力で押さえ込もうとする教師は人徳がないから力技に頼ろうとするだけそして、そういう先生の背景に見えるのは進学実績こそ至上価値だと考えてる経営者その経営者が職員にものすごいプレッシャーをかけるんですね僕も、学習塾経営者の端くれとして進学実績がどれくらい重要なのかは分かっていますし経営者として逃げてはいけない部分だと思いますでも、教育者としてそれを至上価値としてはいけない「結果がすべてだ」これはある部分、真理であることは認めますしかし、そこまでの過程、努力を認めてあげるのが教育じゃないですかそのために我々教師がいるんでしょう「結果が全て、進学実績が全て」こんな教育で弱者に対しての思いやりが育つでしょうか?卑怯を憎む気持ちが育つでしょうか?僕には「自分さえよければいい」という子どもが大量生産されるとしか思えません北風と太陽の話だって最後に目的を達したのは太陽教育は、本来太陽のような存在であるべきではないでしょうかもちろん僕らもしっかりと自戒しなければいけないのは言うまでもありません
2010.08.02
『私塾界』という学習塾向けのマニアックな月刊誌がありGゼミでは今年から定期購読しています週刊朝日の2/3くらいのページ数、価格は3000円・・・まあ業界紙ですから その雑誌の今月号の特別対談のページでサイコ・コーディネーション代表の江藤真規さんという方が娘を現役東大合格させるなど実績を上げるコツはなにか?と聞かれ、 こう仰っていましたちなみに江藤さんの仕事は教育コーチング、二人の娘さんは現役で東大合格 「私が特に心がけたのは、娘たちに、ある『ふたつの言葉』をかけ続けたことです。ひとつは「ママに教えてくれる?」もうひとつは「最近調子いいね!」でした。」「前者については、塾や学校で習ってきたことを家でアウトプットさせるためなんです。皆さんご存知のように、家庭学習って本当に重要ですよね。ただ、そこで「やりなさい!」ではなく「ママに教えて」と、習ってきたことを私に教えさせる。習ったことを理解できていなければ、私に教えるというアウトプットはできません。塾や学校のインプットと、家庭でのアウトプット。この繰り返しなんです。」 非常に理にかなったやり方だと思いますうちの塾でも、特に成績上位者には授業でやったことを解説してもらうことがありますしかし、問題をできる生徒でも、説明となるとなかなかうまくいかない教わったこと(インプットしたこと)を教える(アウトプット)にはしっかりとした理解が必要ですし相手に伝えるために、内容を要約しないといけないだから、どこが重要なのかを自然と考えるようになります アウトプットを常に意識してインプットすることここで重要なのはただ単に答えをアウトプットするのではなく因果関係を論理的に説明できるかどうかということ 例えば、遣隋使を教わったら誰が、どういった理由で遣隋使を派遣したのかその結果どのような変化が生じたのか説明できるかどうか英作文だったら、なぜこういった形になるのか説明できるかどうか これは子どもにとっては難しいですよ国語力もないと、うまく説明はできないですからでも、訓練してできるようになれば、非常に効率的な勉強が可能になるのでしょうね しかも、江藤さんはやり方がうまいですね「説明しなさい」と言うのでなく「ママに教えて」とあくまでも相手を立てるこう言われたら子どもは一生懸命伝えようとするでしょうね
2010.07.29
勉強ができるようになるに必要なものは何か?こう聞かれたら、間違いなくこう答えるでしょう「やる気です」 はっきり言って、やる気がものすごくあるのならば塾なんて不要だと思います塾で先生に教わるよりも自分で調べ、自分で解決したほうがはるかに大きく成長できるからです でも、実際には、そこまで理想的に事が運ばない塾が不要になるくらいやる気があるような子は1000人に1人くらいしかいませんから だから、多くの保護者の方は「うちの子のやる気を引き出して欲しい」と塾に望んでいるのだと思います 「どうやったらやる気がアップするか」はっきりと言うと、これは教育において永遠のテーマでしょう 動機付けの方法はいくつかあります・叱って、反骨精神を引き出すやり方・褒めて、おだてて、その気にさせるやり方・罰則を与えることで「やらなきゃ大変だ」と思わせるやり方・逆に、ニンジンをちらつかせてその気にさせるやり方・競争を煽ることで、負けん気を刺激するやり方・目標を設定することで、自己実現という欲求を引き出すやり方これ以外にも、いろいろな要因で子どもはやる気になります しかし、問題はどの子にも当てはまる共通の方法はないということでしょう ひとりひとり、生まれも育ちも違う友達も考え方も何もかもが違うんですだから、ひとりひとりやる気になるために刺激するべき部分が違う また、時期が変われば動機付けの方法も変わってきます小6と受験直前の中3生では同じやり方で動機付けをしてもうまくいくはずがありません つまり、大切なのはひとりひとりをよく知ることこの子は何をどう考えているんだろう?どういう言葉がこの子には必要なのだろう?この子は将来をどのように考えているんだろう? 知れば知るほど、その子にとって必要なことが見えてくると思います だからこそ、今やっている保護者面談はとても大切なんですね子どもたちは塾で言わない本音を家庭で言いますし塾で見せない顔を見せますから 尊敬する、元伏見工業高校のラグビー部監督。山口先生の言葉子どもがその気になり大きく成長させるために 「その子の熱狂的なファンになれ」まさにその通りだと思います
2010.07.10
今は保護者面談の真っ最中です おかげさまで、今までたくさんの生徒に出会ってきましたそして、たくさんの保護者の皆様とお話をさせていただきました そこで、かなりの高確率で当てはまる法則があることに気がつきましたそれはできる子の親は「勉強しろ」とガミガミ言わないここで勘違いしないでいただきたいのは『できるから言わない』のではなくもともと言わないんです ブラック先生とも話しましたが以下のことも、ほぼ間違いないでしょう親から子どもにダメ出しばかりしている場合その子はだらしなくなる可能性が高い もちろん例外もありますガミガミ言われてもできる子は、多少ですがいますしかし、そういった子は叱られるのが怖いだけ『怖い大人の強制力』という重りが取れたら一気にやらなくなるでしょう だから大学受験や社会人になって苦戦していますね でも、子どもが勉強をしないとガミガミ言いたくなっちゃうんですよね僕もそうでしたし、今でもそう で、言えば言うほど、一時的にやるそぶりを見せるかもしれませんが結果的にもっとやらなくなるだから、またガミガミ言ってしまうという負のスパイラル塾だと、そのまま退塾していくでしょうね 問題は指導者の中でガミガミ言うこと=熱心な指導と思っている人が多いことでしょう僕もそう思っていました もちろん、駄目なことをしたら叱らなくてはいけませんでも、それは人間として間違っていることをしたときだけ例えば嘘をついたり、他人を見下したりしたとき それ以外、やる気がないことやなかなかできるようにならないことを怒っても意味がないですし逆に子どもは萎縮してしまうだけです では、どうすればいいか 僕は子どもは大人を映しだす鏡のような存在だと思っています大ヒットした『鏡の法則』じゃないですけれど子どもを変えようとしないで自分が変わればいいんです ぜひ、ガミガミ言うのを止めてみてください子どもを信じ、待ち、許してあげてほしい口を出さずに、暖かく見守っていてあげてほしい せめて、叱るときは、あふれんばかりの愛情をもって叱ってあげてほしい『子どもが言うことを聞かなくて、イライラしてつい言ってしまう』これでは言われた子どもはただの被害者です 『教育』と書いて『がまん』と読むと言っても言いすぎじゃないかもしれない 人は『自分を心から信じてくれている人を裏切りたくない』という生き物だと思っていますきっといつかそれに応えようとするはずですそれは中学生のときかもしれない高校生になってからかもしれない社会に出てからかもしれない時期は分かりませんが、暖かく見守っていればいつかきっとそれは伝わると思います 僕個人もそうでした勉強を本気でやろうと思ったのは大学受験で失敗して浪人してから親に本気で感謝の気持ちを持つようになったのも社会人になってから でも、今思い返してみるとそれまで勉強や感謝を一切強要されませんでした「大学に行ったほうがいい」なんて一回も言われたことがないだからこそ、気がついたんだと感じています Gゼミでも、叱る機会というのがここ数年でどんどん少なくなってきました でも、生徒たちの意識は下がるどころかどんどん上がってきているように感じます中2のハイクラスなんて中2とは思えないくらい高い意識をもっている 子どもは僕らにとっても、地域にとっても、国にとっても大切な宝物です大きく成長させられるかどうか大きな使命を僕らは担っています もっともっと大きく育っていくためには僕らはどう考え、行動すればいいのだろうかそれを未だに悩み続けていますし今後もずっと悩むことだろうと思います
2010.07.02
学校でも、塾でも面談で 「お子さんは、やる気が感じられませんね」「騒がしくて仕方がないですね」「自覚がたりません」お母さんに向かってこんな話をする先生は失格ではないのでしょうか? 「それをどうにかするのが、お前の仕事だろ!」昔、先輩や上司によく言われました やる気がないなら、どうやればやる気を出させられるかを考え騒がしかったら、どうすれば話を聞くようになるのかを考え自覚がないなら、その子が自覚を持つように働きかける 子どもにダメ出しをするということは自分自身にダメ出しをしているのと一緒先生も親もそういうものだと思うのですがいかがでしょうか? Gゼミでも、そろそろ面談の時期去年の面談で「学校の面談に行くと、とにかくうちの子の駄目出しばかりなので、もう行くのが億劫なんですよ」とおっしゃっていたお母さんを思い出しました その子は男の子なのですが確かにだらしない一面はあるけれどひとつのことに打ち込んだらものすごいエネルギーを出す生徒実際に有名進学校に合格しましたしね学校の内申は低かった(先生には認められていなかった)ですが塾ではすごく素直で、問題なんて何もなかった 「伸びないのは生徒でなく、教師の責任」これもよく言われた言葉常にかみしめていたい言葉です 問題があるときは、常にベクトルを自分へ向ける自分の指導は正しいのだろうか?もっといい声かけはできなかったのだろうか?やる気がでる働きかけは十分だったのだろうか?手助けをしすぎていなかっただろうか?自立へとつながるような働きかけをしただろうか? いつでも自問自答を繰り返さなければと思います
2010.06.15
夏のチラシがほぼ完成後は、ちょっとした文面の部分だけ調整して今週中に業者さんに送る予定ですご家庭に折り込まれるのは6月末になると思います しかし、チラシを作るという作業は本当に難しい毎回、前回作ったものには不満を感じるし前回の内容をリセットしてまたゼロから考えなきゃいけない ゼロから作り上げる作業ですから想像力をフルに使わないといけない自分が「いい」と思っていても読んだ人が「いい」と思わないことを何回も経験してきましたから自分本位でなく、相手の立場に立って考えなければいけない数学でいうところの応用問題を解いている気分 でも、確かに大変ですけれど面白いのは間違いないです何かを想像して作ることが基本的に嫌いではないですからやっていると、どんどんのめりこんでしまうんですね 想像力といえば、ある教育関係者の本に「小学校の3年生からは、教科書に挿絵など入れるな」と書いてありました理由は「子どもの想像力育成にとってよろしくない」からだそうです 確かに、文章に挿絵が入ってしまうと頭で情景を思い描く必要がなくなります子どもにとっては楽ですが想像力を育てるという面においては確かによくない マンガの場合は絵が入っている分、情景を思い描く必要がないので頭を使わなくていい分、楽に読める しかし、小説の場合、いちいち情景を思い描かなければいけないためマンガより頭を使わなければいけない ということは、マンガより小説のほうが子どもの教育、『想像力育成』にはいいわけです 今の子達に足りないのは、この『想像力』だと思っています今の世の中には、想像力なくして楽しめるものが多すぎるゲーム、マンガ、アニメなどなど そりゃ、頭を使わないんですから子どもたちはそれらを求めるのは間違いないでしょうそっちのほうは楽に楽しめるんですから お笑いもそうですよね想像力を用いないと理解できない漫才(爆笑問題など)よりも一発芸で、奇声をあげるような芸を今の子達は好む ですから、僕たち大人が想像力育成を意図的にやっていかないといけないと思うのですがいかがでしょうか? 今の教科書は、挿絵が本当にたくさんあります子どもに『読みやすく』という意図なんでしょうが教育のために行っていることが、どんどん子どもの学力(想像力)を奪っている気がしてなりません 塾もこれと同じですね子どもの学力を上げるということで何をやるか、どうやるか、どれくらいやるかなどあまりにも全部与えすぎてどんどん自学自習ができない子どもを育てている部分がある気がします だから、教育というものをもっと科学的に考えて指導カリキュラムを作っていけたらと思うんですよね 子どもに合わせてということは実は子どもの成長を妨げている のだということについてもっともっと研究していきたいと思います そして、塾のカリキュラムをもっともっと子どもの成長という観点から煮詰めていきたいと思います
2010.06.09
英語教育についてはさまざまな議論がありますが個人的には藤原正彦氏が言うように小学校教育について中心として学ぶべきは「読み・書き・そろばん」つまり、算数・国語だと思っています英語はその後じゃないかと これは千人近くの子どもたちを見てきて実感することがあるからですそれは「国語と算数(数学)ができる子は、どこ教科もできる」英語・理科・社会などに苦手意識を持っていたとしても国語と算数ができる子はちょっと勉強すれば、すぐにグーンと伸びていくんですね 国語や算数は論理的思考力を鍛える教科だからこの二つができる子は論理的にものを考えられる勉強においてはこれが非常に重要ですから ただ、早いうちから英語を勉強することのメリットももちろんあると思います 英語はスタートが命とくに中1の最初で苦手意識をもってしまったらそれはずっと続いてしまう可能性があるのでできるだけ早く対処していかないといけません大学受験をした人は分かると思いますが英語だけはパスできない教科ですから英語への苦手意識は大学受験でとんでもない足かせになってしまう だから、早めに英語をやることで中1のスタート時に苦手意識がなく入ることができるこれは本当に大きい 特に中2や中3で英語がボロボロ状態で入塾した子がとんでもなく苦戦しているのを見てきていますから早めに得意意識を持つことができたら大きなプラスになります そう考えると小学校高学年までは「読み・書き・そろばん」が中心5.6年生くらいから、頃合を見て英語をスタートくらいがちょうどいいのかなと思っていますもちろん個人差がありますから一概には言えませんけどね
2010.06.05
県教委:進学重点高校に8校を追加指定 /神奈川 県教育委員会は今年度から、県立高校の学力向上進学重点校に8校を追加指定し、指定校を計18校とした。難関大入試で私立高校の優位が顕著になったが、県立高でも授業の改善や進路指導の強化に継続して取り組む。 県教委によると、指定は「学力向上推進及び特色ある県立高校づくり推進事業」の一環として07年度から始めた。同事業は今年度に「県立高校教育力向上推進事業」に衣替えし、指定校の焦点化と重点化を図った。 先進的な学校づくりに取り組む「教育活動開発校」に33校、改革の取り組みを普及する「教育推進校」に51校、新学習指導要領の定着を図る「教育課程研究校」に36校をそれぞれ指定した。この中で学力向上進学重点校は教育推進校に位置づけられ、指定校は次の通り。 【継続】横浜翠嵐▽横浜国際▽光陵▽柏陽▽多摩▽横須賀▽平塚江南▽鎌倉▽湘南▽小田原【追加】横浜緑ケ丘▽希望ケ丘▽川和▽追浜▽相模原▽秦野▽厚木▽大和毎日新聞 2010年4月22日 地方版これは4月22日の記事ですがmiyajuku塾長が書いていたように進学重点校が増加し、これらの高校で今後、学校独自問題が導入されるか注目されます赤く書いてある高校はGゼミ生が過去に進学したことのある高校です今まで6割以上のGゼミ卒塾生はこの赤く書かれた高校に進学しましたなので、これで全ての進学重点校で独自問題が導入された場合今までと指導のやり方を変えていかなければいけない部分も当然出てくるでしょうしかし、大きな塾ではないですからいくらでも小回りが利くそして、入試が難しいほうが生徒も真剣にやらざるを得ないそう考えると、マイナスよりもプラスのほうが大きいかも今は成り行きを見守りましょうしかし、増やしすぎの感も否めない東京でも7校ですからね
2010.05.20
早期教育効果は小学生で消えるAERA4月19日(月) 11時31分配信 / 国内 - 社会 ──小学校入学前に読み書きを習得する子どもは多い。その風潮に警鐘を鳴らす研究が報告されている。本質的な学力を決めるのは親子関係だという。── 都内に住む30代の母親は最近、4歳の女の子が図書館で読んでいる本を見て驚いた。絵はなく、漢字まじりの文字ばかり並ぶ小学校中学年用の読み物だ。自分の小学1年生の子どもは、入学してようやくひらがなを習ったばかりだというのに。思わず「すごいね」と声をかけると、女の子は「漢字も書けるよ」と言って、スラスラと漢字を書いた。女の子の母親と話すと、通っている有名私立幼稚園では珍しくない光景だという。■所得よりも養育態度 最近、地方都市から東京に転居してきた40代の母親の長男が通った保育園は、外遊びを重視し、幼児の読み書きなど早期教育には批判的な方針だった。長男は文字をほとんど書けないまま小学校に入学した。入学後、近所の5歳の女の子が持っていた「お勉強ノート」を見て圧倒された。画数の多い小学校中学年向けの漢字がびっしりとノートのマスを埋めていた。入学後も、わが子がカタカナに四苦八苦する傍らで「5年生の漢字が書けるよ」「九九できるよ」と豪語する級友の存在を知り、長男が勉強についていけるか心配になった。 しかし、お茶の水女子大学の内田伸子教授(発達心理学)は、文字の読み書きなどの早期教育に批判的だ。内田教授は昨年秋の東アジア学術交流会議で「幼児のリテラシー習得に及ぼす社会文化的要因の影響」調査を発表した。 ちょうどその2カ月ほど前、文部科学省は全国学力テストの結果を分析し、親の所得が高いほど子どもの学力が高いという調査を発表していた。親の年収が1200万円以上では国語、算数の正答率が全体の平均より8~10ポイント高く、200万円未満では逆に10ポイント以上低かった。 だが、内田教授の調査では、子どもの学力格差は親の所得格差ではなく、親子のかかわり方が大きく影響していた。たしかに「読み・書き」能力だけみれば、3歳では親の所得や教育投資額が多いほど高かった。しかし、その差は子どもの年齢が上がるにつれて縮まり、小学校入学前に消滅した。文字などの早期教育の効果はわずか、数年しか続かないのだ。 すでに内田教授は20年以上前に実施した調査で、3、4歳で文字を習得している子と、習得していない子との差は、小学校入学後に急速に縮まり、1年生の9月には両者の差は消えてしまうということを指摘してきた。また、別の研究でも、漢字の習得では、早期教育を受けなかった子どもとの差は小学校2年生ごろに消滅し、むしろ国語嫌いは早期教育を受けた子に多かったということもわかっている(黒田実郎、「保育研究」)。■想像力豊かな子は… 一方、幼児の語彙力については、親の所得や教育投資額が多いほど高かった。しかし、詳細な分析をした結果、語彙の成績を左右するのは所得や教育投資額ではなく、親の養育態度であるとわかった。 内田教授は、こう話す。「語彙力というのは自律的思考力を支えるものです。所得が低い家庭であっても、子どもとのふれあいを大事にして、楽しい経験を共有するような『共有型』の養育スタイルの家庭の子どもの語彙得点は高いのですが、所得が高くても大人の思いを押しつけ、トップダウンで禁止や命令、体罰などを多用する場合は子どもの語彙の成績は低いのです。他の子どもとの比較や勝ち負けの言葉を多用するとか、子ども中心で親が犠牲となる教育も、学力基盤を育むのに効果はありません」 つまり親の「人間力」こそ、子どもの語彙力の発達には重要だということだ。しかも、この語彙力こそ学童期以降の子どもの学力と関連があると話す。 また内田教授が文字を習得している幼児と習得していない幼児に、それぞれ空想でお話をつくってもらったところ、文字を習得していない子どもの方が想像力豊かな内容だったという。こうした研究を通じて、過熱する一方の早期教育に警鐘を鳴らしてきた内田教授は、こう話す。「幼児期には五感を使って親子で体験を共有することが大切です。親子のコミュニケーションや会話のやりとりを通じて、子ども自身が考えて判断し、親子の絆が深まっていく中で子どもの語彙力は豊かになる。お金をかけなくても子どもは伸びるのです」■鈍る昼間の活動 研究者の間では以前から「早期教育」の効果に懐疑的な声は多かった。小児科医でもある、お茶の水女子大学の榊原洋一教授は、著書『子どもの脳の発達臨界期・敏感期』の中で、脳神経学的に胎児期や乳幼児期の早期教育の有効性を正当化する科学的根拠はないとしている。 むしろ、早期教育の弊害として一番心配されるのは、子どものストレスだ。東北生活文化大学の土井豊教授らが、1997年に幼稚園児の尿を採取してストレス値を比較したところ、早期教育を受けている幼児は、受けていない幼児に比べてストレスが高かった。さらに早期教育を受けている幼児は、昼間の幼稚園での活動が鈍くなっていた。幼稚園後の「お勉強」に備え、日中は活動を休止して子どもなりに心と体のバランスをとっているのだろう。日中の活動の低下は子どもの発育にとってよくはない。ほかにも早期教育を受けた子どもがストレスで情緒障害を引き起こしたケースや、親子の愛着関係に悪影響を及ぼした事例も報告されている。 都内に住むAさんは、長女の妊娠中からクラシック音楽や絵本の読み聞かせで胎教した。乳児期からは水泳、リトミックのほか、有名幼児教室にも電車で通った。自宅では幼児教室の教材やパズル、フラッシュカードで毎日1時間以上の早期教育を実践した。友達と自由に遊ぶ時間は少なかったが、長女に嫌がる様子も見えなかった。どんどん子どもが吸収していくのが嬉しかったし、何よりも子どものためと信じていた。 早期教育熱はやがて中学受験熱に変わる。Aさんの長女は、過酷な競争を勝ち抜き都内の難関の中高一貫進学校への入学を果たしたが、その後勉強熱が急速に冷めてしまった。競争の激しい進学校で成績は伸びず、大学受験は苦労した。 有名中学に合格し、張り詰めていた緊張の糸がプツンと切れてしまったかのように、その後の成績が伸び悩む例は多い。子どものストレスは早期教育で終わらない。小学校に入れば塾通い、中学受験、それが終わっても大学受験と、常に急き立てられていく。■のしかかるストレス 先の榊原教授は、こうした塾や学習教室での先取り学習も逆の効果を生む危険性があると話す。日本には飛び級制度はないし、習熟度別クラスも少ない。塾などで勉強したことを学校で「復習」する状態が常に続くと、学校での勉強がつまらなくなる。 先の40代の母親の長男が通う小学校では「(学校の勉強は)簡単すぎてばからしい」と言う子どももいる。こうした子どもたちは、結果として学校の勉強に対するモチベーションが低下し、集中力も低下する。それこそが中学校以降の学力低下につながりかねないのだ。 だが、榊原教授は早期教育や中学受験に熱心な親たちを一概には非難できないと話す。格差が広がるばかりの社会で、親が子どもの幸せのためにできることといえば、よりよい教育を受けさせることと思いつめるのも無理からぬことだからだ。フラッシュカードで天才児が育つかのような、教育産業のマニュアル化した教材は魅力的に見える。 榊原教授はこう話す。「早期教育が子どものストレスにならず『親子のふれあい』に寄与する程度なら使っても良いでしょう」 フラッシュカードは、知能開発のためではなく、親子のコミュニケーションのために使えばよい。 Aさんの長女は、大学入学後に幼い頃の塾通いについて、「辛かった。お母さんにはいやだとは言えずに我慢していた。幼稚園の友達と、もっと遊びたかった。中学受験なんて必要なかった」 と涙を溢れさせながら訴えた。 Aさんは「頭にガツンとパンチをもらった感じ」だった。今まで注ぎ込んだお金と時間と苦労を思うと「間違いだった」とは認めたくない気持ちも残る。でも、「ごめんね」と、長女に心の底から詫びた。 早期教育の効果はわずか数年足らず。だが、子どものストレスは成長した後も心に長く重くのしかかる。内田教授は、「子どもはお母さんが大好きだから嫌とは言わない。だからこそ、親は子どものストレスのサインを見逃してはいけない」 と話している。ライター 麻生奈央子(4月26日号) 早期教育の効果については、ぜひ研究を深めて欲しいここ最近は幼児教育を取り入れる学習塾も増え受験や学習塾通いの低年齢化がどんどん進んでいます早いうちに有名校に入学させ、高校受験・大学受験のとき苦労させたくないという親の願望と顧客の新しい層を開拓していきたい塾側のニーズが一致して中学受験・小学校受験・幼稚園のお受験と低年齢化は進む一方さらに、ここ最近では幼児期からの教育方法がテレビ・雑誌などでさかんに取り上げられていますよね僕らの塾では、その流れに逆らうように小学校6年から募集を開始しています(ほとんどの塾は小3か小4から募集開始)いや、本当は低学年から募集を開始したほうが経営的にはいいんです小6になったときにすでに他の塾に行ってしまっている子が多ければ多いほどうちの塾を選んでくれる子が少なくなるということですからただ、小学生のころは情緒を育む大切な時期勉強も大切ですが、思いっきり遊ぶことも大切こう考えているんですが一方で小6になったころには勉強に対して完全に苦手意識を持ってしまっている子がいるのも事実だから、もっと早い時期から募集をしてみてもいいのかなと思うときもありますこれは簡単に答えが出ることじゃないですねただ、なんでもかんでもどんどん早め早めに流れていくことには賛同しにくい大学生もいまや3年の夏くらいから就職活動みたいですねもし、僕のときもそんな状況だったら大学生活が当時感じたほど充実したものになったか疑問に思います早めれば早めるほどいいという発想はこの記事にもあるように必ずしも正しいとは限らない気がするのは果たして僕だけでしょうかまた塾で先に教えてしまうことについての是非についても僕らは真剣に考えなくてはいけないのかもしれません
2010.04.19
ここ数日、生徒から相談を持ってきてくれた人間が一番力を発揮するのは、必要とされたときだから、相談を持ってきてくれることは本当にうれしい全力で協力しようという気になる 内容は勉強のことであったり、進路のことであったり学校のことであったり様々 僕が持っている、全部の引き出しを使って語りかける決して多くない引き出しだけど何かひとつでも参考になる部分があればと願いながらない知恵を絞りに絞って話した ひとりの子は、相談をノートに書いて持ってきてくれただから、その子にはノートに返答を書いた塾の先生に相談するくらいなのだから相当悩んだんだろうな、と想像しながら書いた 塾は勉強のテクニックを教えるだけのところにしたくないご両親のように、生徒の成長を心から願い大きく成長し、魅力ある大人になってほしいと大きな夢をご両親氏、ご家族生徒といっしょに描いていける塾にはそんな力があると信じている ある生徒から、こんな話を聞いた「友達の塾の先生は相談しても聞いてくれないんだって~」 どういういきさつがあるのかは分からないその先生は考えた上で、最良の選択をしたのかもしれない でも、子どもが相談を受け付けないと不満を持っているのだからその指導方法は失敗だと思う この前の塾人の集いで熱い先生を何人も見た「自分が教えている生徒以外は何もできない」というもどかしさをみなさん感じていた目の前の生徒以外も何とかしたいという熱い先生方相談すら無視する先生の話を聞いた後なので本当に感動した、まだまだ塾にも未来はある 『子どもは大人や社会を映し出す鏡』子どもにあれこれ言う前に大人こそ成長していかなければもちろん自分を含めてここ最近の出来事で、そんなことを強く感じました
2010.04.10
本日より、新年度授業を開始新しい仲間も増え、新しい戦いが始まった気分特に塾長に就任し、初めての年度ですから今までとは気持ちが全然違うのは確かです 今日からこのブログを更新していこうと思いますのでどうぞ、よろしくお願いいたします さて、今日はさっそく新中3の授業がありました受験生になって初めての授業ですけどもちろん、みんな実感できていない様子… 今日伝えたのは、とにかく「勉強の質を高めていこう」ということ勉強は時間×質いくら質が良くても時間をかけなきゃ学力は上がりにくいいくら時間をかけても質が悪くては学力は上がりにくい ただ、時間は部活もあれば、学校のあるため制限を受けやすいけれど、質を高めることに関しては制限を受けることはないですから 単語を覚えるにしても・いかに短時間でできるか・いかに忘れにくくできるか・いかに完璧にできるかこれを常に考えながらやっているかどうかで1日や10日ではあまり差は出ないけれど1年経てば、とてつもない差として出てくるのは間違いない だから、俺たちは質を高めていこうと もちろん「言うは安し」これをできる子は中学生ではそういませんでも、Gゼミの先輩たちが、今まで大きく伸びて学校では到底無理と言われた高校に合格できたのは間違いなくこの意識が芽生えていたから 今年の受験生も、まずは意識の改革からです 1年後、果たしてこの子達はどれくらい成長しているんだろうこれを楽しみに、1年を全力で突っ走っていきたいですね
2010.03.23
全33件 (33件中 1-33件目)
1