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新型コロナ騒動が始まってすでに2年半が経過し、相当部分が既知の
ウイルスとなりました。このウイルスがコウモリ由来か人工物かは別と
して、大半の日本人には症状のない無症候性感染であったが、既往歴の
ある一部の高齢者にはタチの悪い風邪でした。2021年の第5波(デルタ
株)までは血管壁のACE2を介して感染していたが、無症候性パンデミック
となったオミクロン株は、たとえ発症しても“喉風邪”として治療すれば
よいウイルスとなりました。このためにコロナ騒動も世界的に収束し、
大半の国はコロナ前の生活を取り戻しつつあります。大変残念なことに、
選挙対策として世論に迎合し続ける岸田首相は、国内外でマスクを二枚舌
的に使い分け、“国民を猿ぐつわ状態”にしてワクチン接種へ誘導し続け
ています。このため、情報鎖国状態の日本人のみが馬鹿騒ぎを続け、世界
で一人負けし続けています。
実は、ロクな薬やワクチンもなかった130年前にパンデミックとなった
“ロシア風邪(元祖コロナ風邪)”はわずか1年で収束しました。100年
前のスペイン風邪では2年目のほうが被害が大きかったが、この第2波
では米国が敵国ドイツの特許を無視して連合軍兵士に大量のアスピリンを
投与したことによる薬害が主因でした。過剰投与を止めた途端にウイルス
自体の被害は自然に収束しました。
その後も両ウイルスは変異を繰り返しながら、インフルエンザや旧型
コロナとして1世紀近く人類と共存してきました。旧型コロナの遺伝子は
新型と約50%類似しており、両者のスパイクに対する抗体は相互に交差
反応します。日本ではこの交差免疫記憶が、2019年末から翌年1~2月に
大量の中国人旅行客とともに入国した武漢型弱毒株により強化されました。
その直後に帰国日本人とともに成田から入国した強毒G型株が拡散し、
高齢者を中心に千人ほどが死亡しましたが、桜の季節と共に自然収束しま
した。ウイルス感染では変位株に適度に暴露し続けることが最も有効な
免疫の軍事訓練なのです。これは毎年2月をピークに約1千万人が発熱
して医者にかかると同時に、多くの国民が無症候性感染により集団免疫を
獲得して自然収束するインフルエンザと同じ原理です。
今回のパンデミックは、“PCR検査で可視化された初めての感染症”です。
感染力が増強した変異株が旧株を上書きするたびに“PCR陽性波”は高く
なっていきます。一方、波ごとに免疫記憶が強化されるので、重症化率や
死亡率は逆に低下していきます。しかし、メディアと自称専門家が“PCR
陽性者”と“富岳の飛沫映像”で国民や医師をミスリードして“コロナ
恐怖症”を煽り、全国民がマスクをはずせない異常な日本を誕生させました。
不衛生で息苦しいマスクは、“猿ぐつわ”として国民を無意識的にワクチン
ヒステリーへ誘導する有効な装置として機能しています。
今回のワクチン行政では、医学的にあり得ない不条理が世界中で暴走
しています。実は、米国食品医薬品局(FDA)がファイザー社と共謀して
内部資料を75年間も隠蔽しようと試みました。しかし、裁判で敗訴して
その全容が公表されました(第6章 遺伝子ワクチン「副作用」黙示録
参照)。そこには2021年春までの治験(4.2万人)で、1291種類もの重篤
副作用(回復不能例が11361症例で27%、重症からの回復例が19582名で
47%)と1223名もの死者(死亡率2.9%)が報告されています。ファイザー
社自体も組織防衛として「当社のワクチンが再感染、重症化、死亡率を
抑制する保証はない」と明言しています。我々はこんな代物をワクチン
として8.8億回分を数兆円分も払って購入させられているのです。
日本の厚労省が「ワクチン接種日が不明の接種者を未接種者扱いにして
ワクチンの有効性」を改ざんしていました。これを国会で指摘されて再計算
した結果、「ワクチンの頻回接種者のほうが未接種者よりも感染しやすく
なっている事実」が判明しました。実はドイツでも同様のデータ捏造が
行われていたことが発覚し、「ワクチン接種義務化法案」が国会で否決され
ました。これらは、遺伝子ワクチンビジネスの暗部を示す氷山の一角に過ぎ
ません。
イスラエルなどのワクチン先進国では、2回接種後に容易にブレイク
スルー感染が起こり、ブースター接種を繰り返す度に感染爆発で重傷者が
激増しています。世界中でmRNAワクチン接種後に帯状疱疹をはじめとする
さまざまな日和見感染症が激増しており、接種率トップクラスの日本でも
深刻なワクチン後遺症が増加中です。
日本では2021年中にmRNAワクチン接種後早期に1771人以上が死亡しており、
その死因の多くは、くも膜下出血、脳出血、心筋梗塞、心筋炎などの血栓症や
血管障害であり、ファイザー社の内部資料に記載された通りです。ワクチン
推進活動に熱心な大阪大学免疫学研究所の教授が“安全性、感染予防、重症化
予防の「3本の矢」が揃ったので打たない選択肢はない”と大言壮語されまし
たが、“三本の矢”はすべて最初から折れていたのです。
日本政府や厚労省はこのような事実を知った上でファイザー社のワクチンを
購入し、河野太郎はワクチン担当大臣を辞めさせられた後も「ワクチンは安全
で有効である!」とのデマを垂れ流し続けています。しかも、厚労省の副反応
検討部会は接種後早期死亡者の全例を「情報不足のためにワクチンとの因果
関係を評価不能(γ判定)」としています。その中には、病理解剖の結果
「ワクチンの副作用による死亡」と診断された症例までγ判定にされています。
筆者は半世紀前の大学院時代に病理解剖資格を取得し、スモン病をはじめと
するさまざまな病理解剖を経験してきました。医学診断では「病理解剖による
診断が最終結論」であり、患者の診療や遺体の解剖に関与していない第三者が
書類審査のみで病理診断結果を否定することはあり得ません。これが100年以上
続いてきた病理診断学の医学的位置付けなのです。
実は、20年前のSARSの際に「変異しやすいRNAウイルスでは抗体依存性感染
増強(ADE)で重症化することが判明していました。この事実が、AIDS、SARS、
MERS、エボラ、C型肝炎、デング熱などに対しても未だに安全なワクチンが
開発されていない主な理由です。
昨年、大阪大学・荒瀬尚教授のグループが「日本人も血中にADE抗体を
持っていること」を学術誌Cellに報告しています。このために、日本でも
ワクチンを反復接種すると、血栓症、日和見感染症、自己免疫疾患のみならず、
ADEによる感染爆発で重症化する可能性が高くなることが示唆されています。
このように危険な代物を“ワクチン”と称し、コロナリスクが皆無の小児や
若い生殖世代に同調圧で半強制的に接種させることは狂気の医療犯罪です。
このような不条理が暴走する背景には、各国がファイザー社などと取り
交わした“異常な不平等売買契約”が関与しています。日本政府も米国製薬
企業との不平等購入契約に縛られ、オミクロンに無効で危険な遺伝子ワクチン
を購入し続けており、本年春にはその数が8.8億本にものぼっています。
これは全国民に7回も接種することが可能な異常量です。しかし、お上を
疑わない日本国民も、さすがに今回のワクチン行政の異様さに気づき始め、
接種希望者が激減しつつあります。消費期限切れのワクチンが行き場を失い、
次々に廃棄され続けており、本年夏までの廃棄量は膨大な数に膨れ上がって
います。その額は数兆円規模に上るため、厚労大臣は「現場の負担になるので
廃棄数は調査しない」などと耳を疑うような無責任な発言をしています。
日本の政治家は自身の保身を優先して国民を見捨ててしまい、国民は自分達で
家族や仲間の生命を守らなければならない時代を生きています。
この絶望的状況を背景に“全国有志医師の会”が結成され、定期的に「子
どもへのワクチン接種中止勧告」や「ワクチン後遺症治療法」などを検討し
始めています。この活動が、激増するワクチン後遺症難民を支援するための
導火線となり、本格的な患者救済につながることを期待しています。今は
圧倒的に少数派ですが、明日へ向けて必要な樹を植えなければならない
ときです。
無症候性パンデミックとなったオミクロンは、たとえ発症しても“喉風邪”
として治療するのが基本です。しかし、体内で大量の有毒スパイクを産生する
遺伝子ワクチンは、全身の血栓症、日和見感染、自己免疫疾患などを誘起
します。日本ではすでに8割以上の国民がワクチンを接種済みであり、今後、
さまざまな後遺症が激増していきます。これらを予防治療する際には「全国
有志医師の会」の各ブロックに相談されることをお勧めします(ホームページ
参照)。ここでは暫定的に国民が各自で安全かつ安価にできる“基本的予防
対処法”を紹介します。
1 これ以上遺伝子ワクチンを追加接種しない
2 緩やかで無理のない感染予防(口腔ケア、手洗い、うがい、鼻洗浄、
トイレとスマホの消毒)
3 免疫系のバランスを維持(免疫系の約7割は腸内細菌の多様性により
制御されており、彼らの主食となる食物繊維を多く摂取)
4 毎日、握力・顎力・歩行力を楽しく鍛えて、脳と身体能力を維持
5 マスクを捨てよ、町へ出よう!
2年間以上も無意味なマスクを強要され続けてきた日本国民は、この“猿
ぐつわ”をはずせない重症のコロナ脳に罹患しています。これは幼少期に
母親や他人の表情を読み取りながら発達する子供の脳にとりかえしのつかない
影響を与え続けています。さすがの政府や医師会も世論を気にし、今ごろに
なって“屋外ではマスクをはずそう”などと消極的発言を始めました。しかし、
子供たちの脳裏には「マスクをはずすことへの恐怖感」が深く根付いてしまい
ました。子供たちは大人の馬鹿騒ぎに対する大きな代償を払わされることに
なるでしょう。脱マスクは日本国民の緊急課題です。私たちの青春時代に『書
を捨てよ、町へ出よう』と題する寺山修司の名著が上梓されました。これは
当時の頭でっかちな自称インテリに対するアンチテーゼでした。本書では
お上を疑わずに自分の頭で考えようとしない国民に対し、『マスクを捨てよ、
町へ出よう』とのタイトルを緊急メッセージとしました。
本書が遺伝子ワクチンの副作用被害を少しでも抑制し、日本の未来を担う
子どもや若者たちの福音となることを心より願っています。
井上正康・松田学
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