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トイモイ

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2010.09.27

各国の最新情報はＣＩＡのワールドファクトブックに詳しく、オマーンの人口は３４０万人、ＧＤＰ１人２．５万ドル

オマーンの歴史は古くて、５千年ぐらい前から文明があったようです。シュメール文字にオマーンのことが書かれていたようです。そして紀元前2世紀頃からアラブ人が定住し、7世紀頃から、イスラムの勢力下になったそうです。
それから16世紀に入ると、ポルトガルがオマーンを１００年以上占領しました。それでも、その後、ポルトガルを打ち負かし、アラブで、最初の独立国となりました。

その後１８世紀には、現王朝の支配が始まり海洋貿易が盛んになったので、首都を内陸部から海岸部の現マスカットへ遷都しました。
その後、オマーンは、東アフリカ沿岸周辺（ケニアのモンバサや、タンザニアのザンジバル）に植民地にして、アラブ一強い国になり、パキスタンや印度の一部まで植民地にしました。

　しかし、１９世紀終わりには、イギリスの植民地となりました。更に、内紛になったり、対岸のペルシアと戦争したりなんかして国内が疲弊し、ソレに付け込んでイギリスの影響力が増しました。

２０世紀に入り、あまりにオマーンは内紛で弱体化しちゃったので、こりゃいかんと内紛をやめましたが、イギリスは、第二次世界大戦のころ、石油があるに違いないと思っていたので、あまり面白くなかったのです。

　内紛は、主に沿岸部と内陸部の対決であったが、沿岸部は内陸部に進行し、内陸部側はサウジアラビアと国境を接していたので、サウジに助けを求たのだが、イギリスは、石油利権よこせと引き換えに沿岸部に肩入れし、沿岸部側が遂に内陸部を押さえ込んでしまったのでありました。

そして、王様は、厭世主義になったのかオマーンは、鎖国政策をとりました。海外に出たモノの帰国も許しませんでした。　　　　それどころか、王様は宮殿に引きこもりのヒッキーになっちゃったそうです。

　　1965年10年間に亘る、内戦が始まりました。
　　1967年に、石油輸出を開始しました。
1970年には、皇太子がクーデターを起こし、王様を追放し、国王に即位しました。王様は余生を亡命先のロンドンのホテルで過ごしましたとさ。息子の皇太子でさえ、海外で教育を受けたので、帰国こそ許されたものの宮殿にずっと監禁されていたので、クーデタを起こしたんでしょう。そして、近代化をアラブ諸国に先駆けて始めたのでした。
　　　1971年に、オマーンは、イギリス保護領より独立し、国連に加盟しました。
1994年には、イスラエルと最初に国交を持った湾岸諸国の国となりました。
2000年に世界貿易機関に加盟しました。
最後に日本との関わりで、ニューズウィークで尊敬される日本人にえらばてた人スワーダ・アル・ムダファーラさんです。

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