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トイモイ

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2019.10.27

ムーミンジオラマ

(4)

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天皇即位の礼で、羽田空港は各国の航空機でスゴイことになっていた模様。

ところで昨日は１９８６年からのガイドブックから時代錯誤のガイドをチョトだけご紹介差し上げた次第でございましたが、ここ５年でも変わったところといえば、常時ネット接続・予約・航空運賃・決済であろうか。

まあ、宿泊をメインとした予約も、移動も、決済も、全部スマホってことか。

昔は、宿泊は予約していくものではなかった。部屋をチェックさせてもらって、問題なければ泊まるというものであった。安宿は、今もそなんだろうか、ネットを見ると５００円ぐらいの宿でも予約ができるようになっていたりするのだが。

予約なしで、宿がなくて困ったのは上海の１泊目と、大晦日のプラハだけであった。特に上海などは、部屋があるのに、まず来た人には部屋はないといい、結局８時間ぐらい宿探して、戻ってきて、頼むから部屋をくれというと、仕方ないなあと部屋を出してくれたのであった。あるやんけ。当時は部屋を出すと、手続きしないといけないので、フロントは面倒がったのだ。とにかく、仕事をしないことに全力をかけて生きているような人だらけであった時代であった。

プラハは、駅のコインロッカーに荷物を預け、夜中、正月気分の人々と、ワイワイしているうちに朝になったわけで、朝方寒かったので、意味なく地下鉄にに乗って暖を取ろうとしたら、地下鉄も寒かった。朝に駅のホテルあっせん所がオープンし、溢れた旅行者が列をなして並び、予算を言ってホテルを紹介してもらった。もうちょっと予算上げてくれと言われたので、いいよというと、割といいホテルで快適に眠ったら夜になってしまったのであった。

プラハに泊まった年は、前日は夜中ふらつき、前々日はコペンハーゲンの対岸のスエーデンの街、メルマから国際列車の夜行便でベルリンに行った。そのときも、２等寝台クシエット頼んだらなくて、座席であり、疲れた。その前の日も夜行列車でスエーデンの首都ストックホルムからコペンハーゲンに行ったはずなのだが、全く記憶がなく、その前の日は、エストニアタリンから豪華客船でストックホルムに行ったのだ。豪華客船なのに、何故か座席であり、座席は疲れるからと地べたで寝たと記憶する。だから４日ぶりのホテルであったのであった。

今は、多分、私も1,000円以内のホテルに泊まることは、初老なのでなくなったので、ホテル側も予約なしで来る？という感じである。あ、でも、飛行機に急に乗れたり、乗りツギできなかったり、そういうのもあって、たいていは空港とかでネット予約するが、ちょっと前までは空港もネットがなくて、空港から電話したりあったけど、サンフランシスコで一度、うっかり市内に行ってしまい、5件ぐらいホテル探ししたことあったなあ。フルか高いか、であったなあ。それは、メキシコに行こうとして、サンフランシスコにディレイで到着して、1泊急きょすることになったんだった。サンフランシスコは初めてだったのだが、それからいつの間にか、サンフランシスコは私がアメリカや中南米、間違えるとヨーロッパに行くときの拠点の一つになった感がある。私の拠点は、サンフランシスコ、フランクフルト、イスタンブール、バンコクなんだろうなあ。この4都市は毎年か2，3年に1度は経由することになる。

空港運賃や予約というのは、昔は代理店に行くとかしかなかったが、ネットでしかないし、ネットなら前日予約もできるようになった。むしろ、バスなんかは、早く行かないと満席になっちゃうんじゃない、と変に心配したりする。実際に関空に向かうバスが混んでいて、チャックインタイム超えちゃったよ、とほほ、ていうのもあったりする。

それから決済である。いやはや、昔は現金10万円とか15万円とか持ち歩いていて、ずっと腰巻に巻いていたよなあ。心配だからシャワーするときも、ビニールに金やパスポートくるんで、一緒に持っていったりしてだったよねえ。唯一のセイフティネットはトラベラーズチェックであり、日本では2年ぐらい前に発行が終わった。学生時代は、クレジットカードは持っていなかったよね。

今は、1週間の旅行でも日本円にして所持金は5万円ぐらいであり、それでも余裕を見ている。2，3年、バンコクにいったときは、急ぎ行ったので、現金が1,000円ぐらいで、あれれと、それでも簡単にお金下せる時代になっているんだよなあ。1泊とか2泊なら前回に余ったお金をそのまま使うということもあったりする。

宿泊は民泊なら現金払いしているが、基本カードになるので、結局、飯と交通機関ぐらいのお金で、それもカード払いのときもあるからねえ。

移動も、ガーブやディディやウーバーならカード払いだが、俺の格安スマホはもう容量限界でアプリが入れられない状態になってしまっているため、これらのアプリのダウンロードができない状態になっている。

昔は、一度海外に行くと、日本から切り離され、何が思っているか分からなかった。横山ノックが総理になったという噂になったりして、（後年大阪知事になったのだが）活字に飢えたりするのだが、今は無料電話もできるし、日本のニュースも見ることができるので、もうどこにいても同じやでって感覚で、ライン電話がかかってきて、今暇だから飲みに行きませんかと言われて、今ケイマン諸島にいるから無理！みたいなこともあって、今列に並んでいて、飛行機乗ってアトランタ向かうからチョトだけ日本に近づくけど、明後日ならいいよ、みたいな感じで変なことになったり、タジキスタンから、今予約したホテルと違うhotelに泊まっている、予約したホテルが民泊で見つけることができなかったんだよどうしたらいいと無料電話したり。

そんなわけで変わったなあ。初めから今の状態でスタートした旅行者なら大変だろうなあ。今は、誰ともあまり旅行者と話をしないが、昔は、とにかく、旅行者見たら情報交換である。行き方とか、いいところとか、闇交換レートとか、お勧めとか情報交換するのである。それにもちろん現地の人にも質問しまくりである。買い方や場所や何も分からないのである。学生時代は1度旅行に行くと住所交換する日本人も十数人はいたよなあ。

それでも航空券が安くなったので、昔より旅行は安くなったような気がする。

あとは、カメラかな。1か月に35枚撮り20本とか、カメラも持って行かなかったり、今は、意味なく撮っている。

ちなみに、観光スポットで並ぶという概念はなかったし、安かった。タージマハルも、ボロブドゥールも50円もしなかったなあ。最後の晩餐も並んでないし。ルーブルだけか。オルセーは並んでない。数年前にスリランカのシーギリア行ったら入場料が
1,500円ぐらいだったわ。いやあ、無茶苦茶値段上がってるで、多分ここも30年前は50円だっただろうに。外人料金だったし。