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2018.11.03
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カテゴリ: 読後レビュー


★★★★
読書の継続をと思いながら10月は垣根涼介の君たちに明日はない2を読んだだけに終わってしまったが11月は最低3冊を目標にと最初に手に取ったのが「天使のナイフ」で第51回江戸川乱歩賞を受賞した薬丸岳のデビュー後の第一作目となった本作を期待して読んでみた。
子どもへの性犯罪が起きるたびに、かつて同様の罪を犯した前歴者が殺される。卑劣な犯行を、殺人で抑止しようとする処刑人・サンソン。犯人を追う埼玉県警の刑事・長瀬。そして、過去のある事件が二人を結びつけ、前代未聞の劇場型犯罪は新たなる局面を迎える。『天使のナイフ』著者が描く、欲望の闇の果て。(BOOKデータベースより)
薬丸岳の江戸川乱歩賞を受賞後のデビュー後の第一作目で殺人鬼が登場するのでサイコホラーのような作品かと思いきや前作と同様に犯罪の被害者と加害者の表裏を絶妙に扱ったい読み手に考えさせられる内容でデビュー作の「天使のナイフ」に負けないぐらいの重い内容だが読み応えのある作品だった。
幼児殺害が起こると、過去に同様の犯罪歴を持つ人を殺して行く殺人鬼サンソンを追いかける警察、その中にかつて妹を幼児殺害の被害にあった長瀬刑事の犯人に対する感情と警察のあくまでも治安を守るという葛藤とが交錯する内容がメインである。
最後の最後まで「男」と語られた犯人の正体とは?また、その結末とは?
長瀬刑事の父親が犯人ではないかと最後まで本当に引っ張られましたが真相はなるほどと唸らされ面白かった。薬丸岳の作品を読むと次の作品をまた読んでみたいと思わせてくれますね。お薦めです。





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最終更新日  2018.11.03 08:23:47 コメントを書く


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