明日へ向かって歩け?
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ひょんなことから、派遣社員として働くことになりました。派遣社員として働くのは今回が初めて。「ハケンの品格」を見ていたので、なんとなく仕組みはわかっていました。派遣会社の担当の方と会った時は、「この人が、あのドラマの一ツ木さんに当たるのね~」などとものめずらしくもあり、新鮮にも感じました。 この一ツ木さん、30歳前だそうですが、とても腰が低く感じのよい青年です。仕事の話の合間に、適度に雑談をいれて、私が話しやすいように気を使ってくれます。数回会ううちに、彼自身のこともぼちぼち話すようになりました。会社の面接に一緒に行く道すがら、私の娘の高校受験の話になりました。「中学一年生から勉強しておけばよかったなんて、受験前には反省してました・・」などと話したところ、「そうなんですよね。大事なことってそのときにはわからないものなんですよね。僕もずっと部活に明け暮れてきて、就職活動のときは愕然としました。」と言うのです。「会社説明会の受付で、出身大学別に会場を分けられるんですよ。東大とか、東工大とかそういう人たちと、僕みたいな普通の私立は同じ会場に入れないんですよ。」と切々と語っていました。 確かに、一流大学を出ると、スタート地点ではかなり有利です。でも、働くってことは本当に長い長いレースみたいなもの。スタートで多少遅れをとっても、いくらでも挽回できるというのが、今までの会社生活で学んだことでした。事実、以前の会社のメインの部署の課長は、一流私大卒ではありましたが超がつく私大ではなかったし、次期課長と噂されていた人も、国立大卒ではありましたが、旧帝大ではありませんでした。しかし、二人とも、人格の面でも仕事の面でも、大変優れた人でした。 そんなことを言おうかとも思いましたが、彼の話も流れで言っただけで、それほど大きな意味もないだろうと、軽く聞き流したのでした。 ところが、その後2度会いましたが、雑談になるたびに学歴の話になるのです。「ハケンだって、学歴の凄い人が多いんですよ。やっぱり学歴が大事なんですよ。」とまあ、こんな感じです。ついつい「そんな・・・。まだお若いんだから、いくらでも取り戻せるじゃないですか?」と言ったところ、「いや、学歴はもうやり直せませんよ。ほんと、あの時もっと勉強していればという後悔ばかりです・・・。」としみじみと語ったのでした。 過去は、本当に変えられないのか?「もっと勉強しておけばよかった」という後悔を、「これから頑張ろう」、「今、これを頑張ってみよう」にして実行すれば『過去起こったこと』は変えられなくても、あの経験のおかげで今日の自分があると思えるように、『過去の価値』は変えられるのではないか?そんな風に思ったのです。失敗は何をするのにもついて回るもの。それから何を学んで実行にうつすのかということが、大切だとわかって欲しいと思いました。また、娘たちにもそういう心構えで生きていくことを何か折に触れて伝えなければいけないなと感じました。 やっぱり人生は前進あるのみなのだ思います。
2007.05.07
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