北の国から（その５）

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2005/05/25

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テーマ：社交ダンス(8693)

カテゴリ：競技会関連

全日本選手権シニアラテン表彰式。考えてみれば、日本の中では大多数を占める、34歳以上の社交ダンス競技選手の、トップ中のトップの方々と同じ決勝を踊ったなんて、それだけでも凄いことです。この競技会に出場されなかった選手で，私達よりずっと上手な方々は、勿論沢山いらっしゃいますが、それにしても、「ここまできた」という充実感があります。

私たちは６位でした。初めて決勝に残れただけでも、大満足でしたので、悔いはありません。驚いたのは、５位に今年の日本代表のＹさんがコールされたことでした。去年の静岡の選考会で優勝され、第１代表に選ばれて、お会いするのは１年ぶりです。素晴らしいオナーダンスをビデオに撮らせていただいて、どうやったらこんな踊りが出来るんだろうと、いつも、思っていた方々でした。

優勝したのは福岡のＴさんたちでした。「おめでとうございます」と声をかけると、「まだ、世界戦、出てないんですよ。」とおっしゃっていました。Tさん達は、去年、仙台の選考会で第２代表に選ばれ、今年の12月、スペインのサルーで開催される世界戦にＹさんと共に出場されることになっています。

トロフィー、賞状の他に、札幌市内のお店で使えるダンスシューズの割引券をいただきました。応援して下さった隣の席の方に差し上げると、またしても、参考になる講評をいただきました。

「私はまだ下の方の級だから、決勝見てても全員が上手く見えて、どの人が優勝してもおかしくないと思いましたよ。ただね、優勝したカップルは、目に力がありましたね。これは、自信でしょうかね。日本の代表を1組選ぶとしたら、２位から６位までの順位は関係なく、どの組を一組だけ選ぶか、ということなんじゃないかと思うんです。そういったところから見ると、私もあの組を選んだかもしれません。」

これは、深い意見です。

このとき審判長をされていたのは、いつも私たちが練習場を使わせていただいている教室の先生でした。彼は、いつのまにかその先生にも、どこが悪かったのか聞いてきたといって、もどってきました。

「僕たちの踊りはね、もっと動けるのに出し惜しみしてるみたいに見えるんだって。」

これも、思い当たるところです。

地下鉄を降りて、ホテルまで歩いていく途中のジンギスカンの店で、お昼をご一緒させていただくことになりました。つい数日前に、私は主人と話をしながら、Ｙさんたちって、いつもどんな練習しているんだろうね、と言っていたばかりだったので、伺ってみる絶好のチャンス到来。

日本代表と一緒にビールが飲めるなんて凄い！
彼も私も、すっかり、舞い上がっていました。

（つづく）

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