東北夏の陣（その３）

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2005/07/12

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テーマ：社交ダンス(8598)

カテゴリ：競技会関連

仙台と石巻を結ぶJR仙石線は、すべての扉に開閉ボタンが付いた、私にとっては初めて見る新型車両でした。

いつも通勤に使っている中距離電車は、特急の通過待ちのたびに、駅で扉を開けっ放しにするため、夏の夜なんかは虫がいっぱい入ってくるし、冷暖房の効率も悪いのです。乗降客が自分で開け閉めできるこの電車の扉は、実にいい考えだと思いました。

私達はこの仙石線に乗って仙台に向かいました。リーダーが「牛タン！」を連呼するので、それなら、仙台の方がお店が沢山ありそうだというわけです。

松島を通って仙台まで約１時間、いろいろ話しているうちに、仙台よりも福島に行こうという話がもちあがりました。先週、彼が出張で福島に来た時、新幹線乗り場の近くで「地ビール」を飲み、そのおいしかった話を聞かされていたので、絶好のチャンス到来！

JR土日切符という、一定エリア内乗り放題で、指定も４つまでとれる割引切符でしたので、新幹線の途中下車も可能です。

仙台に着いたとき、もう３時ごろで、そろそろ空腹限界を越えそうでした。彼が、新幹線の指定を取っている間に、わたしは売店で、「ずんだもち」を買いました。あんこは苦手ですが、枝豆をつぶした「ずんだ」は大好物。売店のおじさんに、「６個じゃ、たりないんじゃないの？」なんて言われながら、一箱ゲット。福島に向かう新幹線で、小さなずんだもちの箱を奪い合いながら、二人であっというまに食べてしまいました。

　ずんだもち　［宮城県推奨品］

　ずんだもち＆おかねもち8箱セット

「地ビールの店が混んでたらどうしよう」と私が言うと、彼が、「それは絶対ない」と言い切っていた通り、お客さんは誰もいませんでした。

体に染み渡るようです。店員さんのお許しを得て、となりのキオスクに彼がつまみの買い出しに行っている間、そこを一人できりもりされているその女性と少しお話をしました。このビールを飲むためだけに、仙台から東京に向かう新幹線を途中下車したというと、とても喜んで下さって、カレー味の豆のおつまみを下さいました。

彼がエビやチーズの入ったささかまぼこを仕入れて来て、さらにビールも追加し、競技会でもらったお花をテーブルに飾って、「おいしいねえ。」「最高だね。」なんて盛り上がっていると、どんどんお客さんが増えて来て、いつのまにか、ガラガラだったビアガーデンが満席になっています。店員さんは突然，大忙し。私達は、いい「さくら」になっていたようです。

というわけで、東北夏の陣は、福島下車で、にぎやかに幕を閉じたのでした。

（おわり）