2005/10/15
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テーマ: 社交ダンス(9782)
カテゴリ: アートのはなし
上野の西洋美術館に行ってきました。ルネッサンス期に発見され発達した版画の技法、キアロスクーロの特別展です。これは、イタリア語で「明暗」を表す言葉。ドイツで発明され、イタリア、オランダ、ベルギー、イギリスなどに広まっていきました。

キアロスクーロ

同系色の明度の違う版を何枚も重ねることによって、微妙なグラディエーションを表現し、対象を3次元的に浮き上がらせる手法で、題材は主にギリシャ神話やキリストにまつわるものでした。

日本の浮世絵と全く別の方向に発展したこのキアロスクーロの展覧会と、時期を合わせて北斎展も博物館の方で開催されていて、西洋と東洋の趣の異なる版画を同時に堪能することが出来ます。

さて、何で、明日試合なのに、練習もせず、一人で美術館に行ったのか?

実は昨日の夜、夫婦喧嘩をして、いろいろ考えることもあり、頭冷やしに美術館に行ったわけです。きっかけは、よくあるつまらないことですが、「どうしても、これだけは譲れないものは何か」みたいなことを考えることができました。

思い付く全てのものは、必ずしも「なくてはならないもの」ではないことに気付かされます。例えば仕事、どうしてもそれでなければならない理由はなく、たくさんの選択肢の中からその一つを選んでいるだけです。例えば住むところ。ここに住まなければいけない理由は特になく、いろんな意味で便利だからここに住んでいるわけです。

たとえばダンス。私にとってダンスは、何でしょう。明らかに趣味の域を越えていますが、これも、彼と一緒にやっていて面白いから続けているだけで、面白くなくなったらやめると思います。競技ダンスは一人では出来ません。最近トッププロの競技選手の間で、カップル解消劇が流行っていますが、以外とこの絆というのは簡単に壊れてしまうものかもしれません。

キアロスクーロ(明暗)の版画を見ながら、人生にも明と暗の間にある、つまり、やりたいことと、やりたくないことの間の、どちらにも属するような微妙なグレーゾーンが選択肢のほとんどをしめているものだなと思いました。





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Last updated  2005/10/15 05:46:27 PM
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