2005/11/03
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テーマ: 社交ダンス(9780)
カテゴリ: 競技会関連
午後のラテン競技が始まりました。私は日焼けモードにお化粧を直し、シャープな印象に作り替えました。真っ白なスタンダード・シューズから、履き古したラテンシューズに履き替えると、こころなしか目付きも鋭くなる気がします。

去年の秋、山梨の大会の時に偶然ホテルのお風呂で一緒になったI先生が、リーダーのことを覚えていて下さって、「どうだった?」と午前中のスタンダードの結果を聞かれました。

「準決まででした。」というと、「そう。じゃ、ラテン、がんばって。」といって、彼の背中をポーンとたたいて行かれました。どうやら、ラテンB級戦の審判をされるようです。

1次予選。出場組み数103組。種目は、チャチャチャとルンバです。スタンダードを踊っているとき、「人の庭」のように感じていたフロアが、「自分の庭」に感じられるのはなぜでしょう。

驚いたことに、またしても、誰かのウィッグがフロアに転がっています。曲が終わると、小さなポニーテールがむき出しになった女性が、ソソクサと走ってそれを拾いに行きました。あーあ、かわいそうに。きっと気になって、自分の踊りが出来なかったことでしょう。

2次予選、いつもの様に、貼り出された結果を見に行くのはリーダーに任せて、私は当然次も踊るつもりでフロアサイドにいました。

教室に忘れてきたラテンシューズの代わりに持ってきた、この使い古されたマイ・スィート・シューズは、私が去年、足首を怪我していたときに買ったものなので、ヒールがいつもより低く、その分、床になじむ気がしました。

フロアに入って、踊り始めのポジションに着こうとしたときでした。

「○○さん!」



あれ?今の人誰だっけ?名前知ってるってことは、知り合いなんだろうな。まずいな。全然覚えてないよ。誰だっけ?チャチャチャを踊りながら、ずっとそのことで頭が一杯でした。

女性は、競技用のメイクをすると誰だか判別できなくなることがあるので、きっとそのせいで誰だか分からないのかもしれない。

踊り終わって、フロアサイドに引上げるとき、リーダーに「さっきの人、誰だっけ?」と、こっそり聞いてみました。彼も知らないみたいです。ますます、まずいな。きっと、また声かけられちゃうよ。早く思い出さないと、失礼じゃない?

ビクビクしていると、後ろからまた呼ばれました。あー、まずい。思い出せない...。とりあえずご挨拶だ。意を決して振り返りました。

「私のこと、覚えてます?同じ教室でT先生に習っていたSです。」

うーん。そういえば、見たことあるかな。ビール飲みすぎて、脳みそ破壊されちゃってるのかも。私の今一つノリの悪い反応に呆れられたのか、「お互い頑張りましょう。」と言って、去っていかれました。気を悪くされただろうな。申し訳ありませんでした。みなさんは、こんなことありませんよね。

(つづく)





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Last updated  2005/11/03 09:54:31 PM
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