2006/09/10
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テーマ: 社交ダンス(8419)
カテゴリ: パーティ・デモ等
朝起きると、スコールのような雨が降っています。

暑さといい雨といい、京都はまるで熱帯地方のようです。

今日はサマーパーティの日。

お母さんは朝から美容院に行き、そのままリハーサル会場へと向かいました。

私たちはのんびりブランチを食べながらテレビを見ていると、「新日本紀行」というNHKの番組の再放送をやっていたんです。

昭和53年、京都に走っていた市電がなくなるときの番組です。

日本全国から、最後の市電に名残を惜しんだ人たちがやってきて、ぎゅうぎゅうの混雑。

大将とお父さんはそのころのことを懐かしく思い出して、語り合っていました。

「ここは三条やな。京都は道によって雰囲気違うから、見ただけでだいたい分かるんやで。」



「この市電、子供のころよう乗ったな。」

千枚漬けを桜材のかんなで削って漬けているお漬物やさん、登り窯で清水焼きを焼いている若者たち、金糸銀糸で帯を織る職人さんの様子が映し出されていました。

「このころは、まだ高い建物なんて京都にはなかったんや。」

昭和53年の京都の空は広く、遠くに東寺の五重塔が見えていました。

網の目のように張り巡らされていた市電のための電線はいまはなく、その車両は広島に活躍の場を移すためにトラックで運ばれていきました。

バブルのころから高層マンションが建ち始め、京都もすっかり様変わりしました。

当時の職人さんたちが今の姿で映し出されます。

そのとき70歳だった帯職人さんはもう亡くなり、石でできた登り窯は現在金属製の釜に変わっていました。

漬物職人さんは、今もむかしのまま。

「お客さんが、桜のカンナで削った千枚付けのほうが口当たりがいい言わはるんで、いまもこれ、つこうてます。」

新日本紀行の物悲しい音楽に乗せて、薄いオレンジ色のフィルターごしに見るような昭和の映像は、心の底に眠っていた何かを呼び覚ました気がしました。

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Last updated  2006/09/10 01:28:42 PM
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