2009/01/27
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テーマ: 社交ダンス(8598)
カテゴリ: 映画のはなし
1930年代のアメリカは大恐慌時代に突入し、大量の失業者が家を失い食べることもままならない生活を余儀なくされていました。

そんな先行き不安の時代に勇気を与えたのが、実在の競走馬『シービスケット』だったんです。

体格的にも血統的にもとても太刀打ちできそうもない相手と闘って、奇跡のように勝ち進む馬にみんな希望を託したんですね。




小さな暴れ馬で、食べるだけは人一倍、でも普段は寝てばっかり。

とてもレースなんかでは成績が出ないだろうと思われていたなまけ馬でした。

しかしハワード(ジェフ・ブリッジス)が馬主になってから、彼の運命は変わります。

ハワードは自動車セールスで大金持ちになっていましたが、最愛の一人息子を事故でなくし立ち直れずにいました。

不況の波に飲まれ親に捨てられた騎手のレッド(トビー・マグワイア)、世間の流れとは無縁の生活を送っていた孤高の調教師トム(クリス・クーパー)、この3人がシービスケットを変え、またシービスケットの活躍によって彼らも変わって行くんです。





不況の中だからこそ、『信頼』『友情』『博愛』のような人間の本来持っている美しい心が光りますね。



『命あるものを少し怪我したくらいで捨ててしまうことはない。』

これは、調教師のトムが以前ハワードにいった言葉でした。

たとえもう走れなくたって、みんなシービスケットが大好きだったんです。





一方レッドも落馬による足の負傷で、もう騎手を勤めるのは無理だと言われますが、ピンチヒッターを頼まれた友達のジョージはそんな彼を救います。

このジョージって実力NO.1の素晴らしい騎手なんですけど、それ以上にもの凄くいい奴なんです。

まだ治りきっていない足で競技に出たら再起不能になるかもしれないと危惧するハワードに彼はこう言って、レッドにチャンスを与えます。


『心を潰されるより、足を潰される方がマシだ。』


競馬でこんなにドキドキしたことはありません。

シービスケットとレッドの熱い絆がレースに奇跡を起こします。

もうウルウルで画面が見えなくなりますよ。

ジョージが別の馬に乗って同じレースに出場するんですけど、ここでもいい味出すんですね。



百年に一度の金融危機と言われている昨今。

シービスケットの物語は現代の私達にも生きる勇気を与えてくれることでしょう。

これは絶対お勧めです。









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Last updated  2009/01/27 07:19:47 PM
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