2009/08/22
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テーマ: 社交ダンス(9753)
カテゴリ: 映画のはなし
パリの裏通り。

娼婦たちが着飾って街角で笑顔を振りまく1960年代、モモ(ピエール・ブーランジェ)は早く大人になりたい13歳の少年でした。

父親と二人暮らしで思春期を迎えた彼は、いつも別れた母親と一緒に住むという兄のポポルと比べられ劣等感に苛まれています。

そんなモモにあふれるほどの愛情を注いでくれたのは向かいで食料品店を営む老人イブラヒム(オマー・シャリフ)。



モモのことなら何でもお見通しの様子で、苦しい家計をやりくりしている少年に秘策を伝授します。

安ワインを薄めたボージョレーに、キャットフードのパテをあぶった余りのパンに添えて出せば父親は大満足。

イブラヒムおじさんはモモがお使いの度に缶詰を万引きしているのを知っていました。でも責めません。

『弁償しなくていいよ。ただし盗みを続けるならうちの店でやりなさい。』

モモは次第にイブラヒムに心を開いて行きます。





モモは笑わない子供でした。

『金持ちで幸せな人がわらうんでしょ。』

『そうじゃないよ。わしは金持ちじゃないだろ。でもわらう。わらうことで幸せになれるから。』

モモは笑顔の練習を始めます。



イブラヒムおじさんはおじさんというよりおじいさんなんですが、少年を温かい目で見守りつつ、出しゃばらず、堅実で、しかし困ったときにはすべてをなげうってでも救いの手を差し伸べてくれる。

何とも愛情深いすべてを包み込む優しさにあふれた人なんです。

このイブラヒムおじさんを演じているのは、『アラビアのロレンス』や『ドクトル・ジバゴ』にも出演している有名な俳優さんらしいんですが、ヴェネチア映画祭では特別功労賞、観客賞を受賞、セザール賞最優秀男優賞受賞を受賞しています。

人種や宗教や年齢差を超えた愛情にきっと皆さんも心打たれますよ。









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Last updated  2009/08/23 09:58:50 AM
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