2015/02/02
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テーマ: 社交ダンス(9756)
カテゴリ: アートのはなし
横浜美術館は、今年開館25周年だそうです。

19世紀にロンドン・パリを中心に活躍した唯美主義の画家ジェームズ・マクニール・ホイッスラーの展覧会を見て来ました。


ホイッスラー展.jpg
『白のシンフォニー No.2:小さなホワイト・ガール』1864年 テート美術館


大将のお母さんと大将と私と3人で試合の後に向かったんですが、3人ともこの美術館に入るのは初めてです。

入ってすぐ、クロークの方が走りよって来て私たちのちょっと古くて車輪のうるさいゴロゴロ鞄を預かってくれました。





しっかり見ようと眼鏡をかけたら、競技会から付けたままだったつけまつげが邪魔でまばたき出来ません。まつげ長い人ってどうしてるんでしょう。

荷物預けちゃったし今ここでつけまつげとるのもカッコ悪いので、ずっと眼鏡を顔から浮かせるように手でもって回りました。


パルバライソ.jpg
『肌色と緑色の黄昏:バルパライソ』1866年 テート美術館


世界中に散らばっているホイッスラーの初期から晩年までに渡る作品を集めた世界でも20年ぶりとなる大回顧展とのこと。








広重.jpg
左『ノクターン:青と金色-オールド・バターシー・ブリッジ』1872-75年 テート美術館
右『名所江戸百景』から《京橋竹がし》歌川広重 1857年 大英博物館

この二つの絵,構図がそっくりですね。

ホイッスラー(1834-1903)はアメリカ生まれですが、土木技師だった父親の仕事の関係でロシアやイギリスに育ちました。


ホイッスラー.jpg
『灰色のアレンジメント:自画像』1872年頃 デトロイト美術館


21歳でパリに渡りリアリズムを学びますが満足出来ず、ロンドンーパリを行き来しながら唯美主義に傾倒して行きます。


ウェストミンスター橋.jpg
『オールド・ウェストミンスター・ブリッジの最後』1862年 ボストン美術館


去年 三菱一号館美術館で開催された英国唯美主義の展示会 で見たよねというホイッスラーの絵が実物ではなく写真で紹介されていました。

彼は一度破産しているんですがその原因となったのが『黒と金色のノクターン-落下する花火』という絵で、批評家の酷評に対して名誉毀損で裁判所に訴え、勝訴したものの裁判費用捻出のために家売ったり大変だったんです。





下の絵のモデルは愛人のジョーです。




白のシンフォニー3.jpg
『白のシンフォニー No.3』1865-67年 バーバー美術館


作品のほとんどは版画でここにご紹介しているような絵画はそれほどたくさんはありませんでした。



さすが唯美主義というだけあって美しいんですよ。ただ美しくあればそこに主題も物語りもいらないといって、絵のタイトルには音楽用語の『シンフォニー』とか『ノクターン』とか『ハーモニー』いう言葉が使われています。


ランゲライゼン.jpg
『紫とバラ色:6つのマークのランゲ・ライゼン』1864年 フィラデルフィア美術館


パトロンであるフレデリック・レイランドのためにデザインした『ピーコック・ルーム』がすごかったですね。ホイッスラーによる現存する唯一の室内装飾だそうです。



居心地はよくないけど自慢したくなるような部屋でした。これが原因でレイランドとホイッスラーは仲違いしてしまったみたいです。





ホイッスラー展は横浜美術館で2015年3月1日まで開催されています。

ご興味ある方、公式サイトは こちら です。





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Last updated  2015/02/03 08:23:12 PM
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