2017/05/05
XML
テーマ: 社交ダンス(9893)
カテゴリ: アートのはなし
いつか行ってみたいと思いつつロシアには行ったことがありません。

エルミタージュ展は5年前に名古屋 で見て以来になります。

今回のテーマはオールドマスター西洋絵画の巨匠たちで、私の大好きな時代の絵が目白押し。

エルミタージュとはフランス語で『隠れ家』という意味だそうで、女帝エカテリーナ2世がサンクトペテルブルグに作らせた宮殿です。

ウィギリウス・エリクセン『戴冠式のローブを着たエカテリーナ2世の肖像』1760年代



美術品の収集が趣味で、絵画だけで1万7千点だそうです。

世界三大美術館の一つに挙げられるロマノフ王朝の栄華。

『このたくさんの美しい絵画を見ることができるのは私とネズミだけ。』

宮殿のネズミ、ラッキーでしたね。


ポンペオ・ジローラモ・バトーニ『聖家族』1777年



第1章はイタリア:ルネサンスからバロックへ。

ドレスデンのツヴィンガー宮殿 は実際に見たことがある場所でしたので、まるでタイムスリップしたような感覚を楽しみました。

ベルナルド・ベロット『ドレスデンのツヴィンガー宮殿』1752-1753年頃


ほとんどすべての絵を気に入ったのでどれをご紹介したらいいか悩むところなんですが、ゴスロリっぽいこの絵も魅力的でした。

カルロ・ドルチ『聖チェチリア』1640年代後半



第2章はオランダ:市民絵画の黄金時代。

フランス・ハルス、ヤン・ステーン、ピーテル・デホーホ、まさにゴールデン・ダッチの巨匠たちの描いた陽気な市民絵画は多く、これまでも折あるごとに鑑賞してきましたが、その中でもこころをぐっと掴まれるのはやはり天才レンブラント絵画でした。

レンブラント・ファン・レイン『運命を悟るハマン』1660年代前半



第3章フランドル:バロック的豊穣の時代。

バベルの塔 を描いたことでも有名なブリューゲルは、以前もお話ししましたが画家一族で、子供達がお父さんや叔父さんの絵を模写したりしながら絵画を学んでいるので同じ絵がいろんなところに存在するんです。それがまた本物と見まごうすごい出来栄えなんですよね。

こちらも本当の作者は誰だろうということで、タイトルに?マークが付いていました。

ピーテル・ブリューゲル2世?『スケートをする人たちと鳥罠のある冬景色』1615-1620年頃


この時代で一番活躍したのはフランダースの犬で日本中を泣かせたルーベンスだろうと思います。

ルーベンスは外交で忙しかったので実際に彼自身が全部を描いたものは少ないのではないかと思われますが彼の名を冠した絵画はありえないほどたくさん現存しています。

ルーベンスの家 で見た『ルーベンスと息子アルベルト』と全く同じ絵がここにも展示されてました。

弟子たち何人かに勉強のため同じ構図の絵を描かせたんじゃないでしょうか。

ペーテル・パウル・ルーベンスと工房『田園風景』1638-1640年頃






フランシスコ・デ・スルバラン『聖母マリアの少女時代』1660年頃



可愛いのでこれらの絵は人気でしたね。

バルトロメ・エステバン・ムリーリョ『幼子イエスと洗礼者聖ヨハネ』1660年頃




第5章フランス:古典主義バロックからロココへ、ここには私の大好きなクロード・ロランの絵が2枚もありました。

クロード・ロラン『港』1630年代-1640年代


クロード・ロラン『トビアと天使のいる風景』1663年


トビアが大天使の助けを借りてお父さんの目を治す話はよく絵画の題材にされていて、実際に目を治療している様子として第1章のベルナルド・ストロッツィの絵がありました。

廃墟画家として有名なユベール・ロベール(この人の名前をもじって、うちではタベール・ノメールとか言ってる)の絵や、ブーシェの絵も印象的でした。

フラゴナールは彼の義理の妹で弟子だったジェラールとの共作が展示されています。

フラゴナールとジェラール『盗まれた接吻』1780年末



フラゴナールの香水 は、競技ドレスにつけて愛用しています。


第6章イギリス・ドイツ:美術大国の狭間で。

これまで紹介されてきたイタリア、オランダ、ベルギー、スペイン、フランスなどに比べると若干陰が薄いドイツ、イギリスですが、ここで展示されていたどの作品よりも年代物でケットにも使われているのがこちらの絵でした。

ルカス・クラーナハ『林檎の木の下の聖母子』1530年頃


林檎とパンを持っているキリストもマリア様もドイツ人が描くとゲルマン民族風になりますね。

エカテリーナ2世もドイツ人ですからこの絵を見て郷愁を覚えていたかもしれません。

今回は見所満載で、お土産売り場でいつも以上にうろうろしてしまいました。

うちに飾りたいタイプの大きな絵は売ってなかったので、1枚100円の気に入った絵はがきでも買っていこうと選んでいたらいつのまにか20枚を超えていまして、これなら図録買った方がいいとご購入。

先に出口で待っていた大将がニヤニヤ笑って、やっぱり買ったのかと言わんばかりでした。

図録がたまりすぎて狭い家を圧迫するのでもう買うのやめるとか大見栄切ってたんですけどね。


大エルミタージュ美術館展は森アーツセンターギャラリーで2017年6月18日まで開催されています。

そのあと2箇所巡回して、名古屋が7月1日から9月18日、神戸が10月3日から2018年1月14日までです。

ご興味ある方、公式サイトは こちら です。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2017/05/07 11:28:10 AM
コメントを書く
[アートのはなし] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

StarTrees

StarTrees

Calendar


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: