2019/01/14
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テーマ: 社交ダンス(9733)
カテゴリ: 今日の出来事
<ハイタッチ>

ホテルに帰ってテレビをつけると、伏見工業高校ラグビー部OBたちの話を聞く番組をやっていました。

『スクール☆ウォーズ』のモデルにもなった元ラグビー部キャプテンの小畑さんは、ラグビーを始めた息子に『負けを知らない人間に勝利はない』と言っていたそうです。

これは不良グループにラグビーを教えて日本一に導いた名将・山口良治先生の言葉だったとのこと。


​​


強豪として有名な花園高校との試合で112対0というスコアで負けた時、負けるのが当たり前と取り繕うように笑い合っていた生徒たちに、いつも厳しい指導をする山口先生がこう言われたそうです。


『お疲れ様、ケがなかったか?』


負けたくて負けてる人なんていないんです。

みんな本当は勝ちたくて精一杯戦っています。




​​ ​ ​


その優しい言葉を聞いて初めて涙を流し、山口先生に『勝たせてください』と懇願しました。


『負けを知らない人間に勝利はない』


あまりにもタイムリーな番組だったのでウルっときましたよ。

このTV番組に励まされた人は多かったのではないでしょうか。





泊まっていたのは五条にある ベッセルホテルカンパーナ京都五条 でした。

ここには大浴場があって、小さなサウナもあります。




​ ​ ​ ​


更衣室で着替えていると、2歳くらいのおしゃぶりを口にくわえた女の子が小さな手を振りながらまっすぐ私のところへやって来たんです。




『こらこら、ノンちゃん、ダメよ。』


若いお母さんが追いかけてきて、どうもすいませんと言って出て行かれました。





ノンちゃんの小さな手ひらの感触が残っていました。

流れ込んで来た温かさは、純粋なねぎらいだったんです。

それは自分が心底求めていたものだったんだと初めて気がつきました。





社交ダンスの競技の場合、どこまでが勝ちでどこまでが負けなのか。

それは自分がどこを目指していたかによって色々だと思います。

決勝入りでよしとするのか、3位以内で勝ったと思えるか、優勝しないとダメなのか。





でも準決勝以下、予選落ちの選手におめでとうと言ってくれる人はいません。

逆に言われるとイヤミかと思ったりするかも。


『お疲れ様、ケがなかったか?』


なんて言ってくれるコーチも普通そばにいないですよね。





一緒に戦ったリーダー/パートナーでさえ、出てくる言葉は相手への不満ばかり。

健闘をたたえ合うハイタッチなんて県別戦の時ぐらいでしょうか。

負けが続くと、心が折れないように幾重にもフィルターをかけて何も感じなかったかのように振る舞うようになります。





でも本当はみんな誰かに認めてほしんですよ。

どんなに頑張ったかは自分にしかわからないけど。

結果はどうあれ小さなハイタッチは最高のご褒美でした。

ノンちゃん、どうもありがとう。




(つづく)





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Last updated  2019/01/17 01:02:54 AM
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