2022/06/23
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テーマ: 社交ダンス(8434)
カテゴリ: 映画のはなし
ルース・ベイダー・ギンズバーグがハーバード大学のロースクールに進学したとき、全生徒約500人のうち女性はわずか9名でした。

ルースはすでに結婚して1歳になる娘がおり、夫マーティンと同じ大学で学ぶためにここへ入学して来た秀才です。

1956年当時、男性は仕事、女性は家庭という固定観念がアメリカでも根付いていました。

男女間に存在する社会的差別と根気強く戦い、後にクリントン大統領の指名を受け連邦最高裁判事に就任した女性の実話に基づく映画です。





ルースは子育てしながらハーバード大学のロースクールに通う多忙な日々を送っていました。

ところが彼女の良き理解者であった夫のマーティンが、生存率2%という精巣ガンを患います。

夫の看病という重責も加わって、彼の分の授業も受けたり、2年間は寝る暇もないほどでした。





幸いマーティンのガンは寛解して、ニューヨークの法律事務所で働くことになります。

ルースはまだ在学中でしたが、やむなくボストンから引越してコロンビア大学に移籍。



大学教授だっていい仕事だと思いますけど、彼女は弁護士になりたかったんですね。





1970年、母親を介護するモリッツという独身男性が所得控除を受けられなくて困っているという案件に目をつけます。

介護に関する所得控除は、女性か、結婚している男性で妻に介護できない理由がある場合に限ると法律で決まっていたんです。

男女間の差別だという判決が出れば、それが突破口となって200以上ある理不尽な男女不平等法を叩けると思ったんですね。

しかしルースは弁護士ではないので法廷での経験がゼロでした。

マーティンの助力はあるものの、マイクの前に立つルースは、男性ばかりの法廷で根強い固定観念を覆す弁論ができるのでしょうか。

まあタイトルが『未来への大逆転』ですからね。安心して見ていられました。





『ビリーブ 未来への大逆転』(原題:On the Basis of Sex)は2018年のアメリカ映画です。

監督はミミ・レダー、主演はフェリシティ・ジョーンズです。

ルース・ベイダー・ギンズバーグはユダヤ系移民だったんですが、アインシュタインもそうですけどユダヤ系の人ってものすごく頭がいい人がいますね。

トランプ大統領の就任をめちゃくちゃ嫌がっていたそうですが、2020年9月に87歳で亡くなりました。



オススメです。





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Last updated  2022/06/23 07:53:53 PM
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