2022/07/26
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テーマ: 社交ダンス(8436)
カテゴリ: TVのはなし
男尊女卑で女性が医師になれなかった中国・明の時代、後世の中国医学に大きな影響を与えた女医が誕生しました。

彼女の名は談允賢(だん・いんけん)。

中国四大女医(漢代の義妁、晋代の鮑姑、宋代の張小娘子)のひとりに数えられています。

ご紹介するのは彼女をモデルとして描かれた、波瀾万丈な人生ドラマです。





允賢(いんけん)は代々続く医者の家系に生まれました。

皇帝の大医も務めた祖父でしたが、宮廷の跡目争いに巻き込まれ罠にハマって逆賊とされてしまいます。

亡き皇帝の計らいで杭(こう)と名字を変え、医者であった過去を隠し父親は軍職に就いていました。

しかし幼い頃から聡明だった允賢は、死んだ兄との約束もあり、医者を目指して密かに祖母から学んでいました。





17歳になった允賢は、ある日、大怪我を負った一人の男を助けます。



美しい命の恩人の允賢に一目惚れするんですよ。





さらに面倒なことに、暴れん坊将軍みたいな兄の皇帝も身分を隠して外出中に允賢に出会って好意を持ってしまうんです。

三角関係ですけど、兄貴の方はすでに妃がいてちょっと複雑なんですね。

単なる恋愛モノではなく、メインは允賢の医師としての大成物語なので飽きませんでした。





皇帝兄弟に見染められた美人ですから、周囲の女性からの風当たりはキツくて何度も殺されそうになるんです。

無実の罪で牢屋に入れられた時も、死にそうな囚人たちを献身的に助けたり、疫病が流行った時も率先して終息に努めたりと大活躍。

町の人たちから観音菩薩と慕われるようになります。

女性医師は一人だけなので、同僚の男性医師からの妨害もあったりするんですが、中には彼女の才能や医師としての人徳を高く評価してくれる人もいました。





軍医としてオイラト(モンゴル)と戦って捕虜となった時も、敵味方の隔てなく病気や怪我の手当てに奮闘し、オイラトの長に見染められてますます人間関係が面倒な感じになります。

どんな状況下にあっても彼女の医術を学ぼうとする姿勢だけは変わりませんでした。

鳥の糞やゴキブリまで薬として活用する知恵を身分の低い医女から学んだり、オイラトの牛や馬を使った治療法を教わったり。







全50話、なかなか成就しない恋の行方も気になりつつ楽しみました。

オススメです。






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Last updated  2022/07/27 07:39:43 AM
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