2023/02/18
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テーマ: 社交ダンス(8415)
カテゴリ: 音楽のはなし
1995年、アマゾンを下る船のシーンからルチアーノ・パヴァロッティのドキュメンタリーは始まりました。

『10年前に カルーソー が歌った劇場で歌いたい。』

イタリアのオペラ歌手ルチアーノ・パヴァロッティは世界三大テノールの一人として有名です。

その豊かな歌声とともに、この映画を見て彼の豊かな人生を知りました。





1935年、イタリア北部のモデナにパン職人の息子として生まれたパヴァロッティは、父親が教会で歌っていたので一緒に歌っていました。

教会の50人の男性合唱団はイギリスのコンクールに出場して優勝するほどの実力だったようです。

小学校の先生をしていたパヴァロッティ、父親は自分より上手いテノールだったと言っていました。





本格的に歌の勉強を始めて1961年にラ・ボエームの舞台でデビュー。



メトロポリタン歌劇場で『連隊の娘』の9回のハイC。

高音を出せるのはロック界でもメジャーになる要素の一つですが、彼の高音はまるで高いバーを難なく飛び越えるようなオリンピック級でしたね。





オペラ歌手の彼がソロでリサイタルを行うとき、いつも手に白いハンカチを持っている理由もこの映画で分かりました。





最初の奥さんとの間に3人の娘がいて、ちょうど孫が生まれた頃に、34歳の年の差で再婚した奥さんとの間にも娘が生まれたそうです。

敬虔なカトリック信者は離婚は掟破りですから相当な批判を受けたのでしょうね。

体重が重すぎて日本公演のときに立っていられなかったと言う話を聞いたことがあるんですが、太り過ぎの世界的な人気者というだけでなく、彼を見ていると 大好きだったエルビス と重なるんです。

2007年にすい臓がんを患い、71歳で亡くなったとき娘はまだ4歳だったそうです。





ドタキャンとかスキャンダルとか周りにいろいろ迷惑をかけた人なのかもしれませんが、天を貫くような歌声と人間愛で多くのファンを魅了しました。

ロック・ミュージシャンとも多くコラボして共にステージに立ち、チャリティ事業にも多大な貢献をしています。

最後に歌う『誰も寝てはならぬ』(プッチーニ「トゥーランドット」)に感動しない人はいないのではないかと思いました。










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Last updated  2023/02/18 11:57:27 AM
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