2024/12/14
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テーマ: 社交ダンス(9906)
カテゴリ: アートのはなし
東京都美術館で開催されていた企画展『田中一村展 奄美の光 魂の絵画』に行ってきました。

2024年11月30日(土)の午後、紅葉真っ盛り、上野は多くの人々で賑わっています。




ブラックフライデーのセール に行きたかった大将は、国立博物館の『はにわ展』にも行きたがっていましたが、はにわより絶対こっちと私は強く主張。

テレビ東京の『新美の巨人たち』で特集されたこともあり、最終日間近の週末、すごく混んでいたんです。

チケット前売りは終了でしたので、売り場の長い列に並びました。

でもその価値はありました。





50歳で奄美に渡って南国の自然を描いたので、日本のゴーギャンとも言われているそうです。

ゴーギャンもタヒチに移住しましたからね。

でも画風は全く違います。



江戸時代の伊藤若冲と比較されることも多いようで、生き物の描写も素晴らしいです。


菊図 大正4年(1915) 紙本墨画淡彩 個人蔵



数えで8歳と言いますから実際には7歳の時の作品です。

同じ年に描かれたカワセミの絵があったんですが、嘘でしょというくらい完成度が高いです。

絵は小さい頃から本当に上手くて、書も添えられているんですが、字がだんだん上手になる様子が見て取れるんです。

東京藝術大学日本画科に現役合格して東山魁夷たちと同級で入学したものの、2ヶ月で退学。

学ぶものは何もなかったんでしょうか。


白い花 昭和22年(1947) 紙本砂子地着色 田中一村記念美術館蔵



第19回青龍展に初入選した出品作で、公募展に入選した唯一の作品です。

作品の多くが個人蔵で、襖絵や天井画、木彫、仏画、季節の掛け軸、いろんなものを手がける傍ら、生活のために農作業や内職もしていたようです。





昭和33年(1958)50歳の時に家も売り払って奄美に渡りますが、金銭的に行き詰まったのか3年後に一度千葉に戻ります。




奄美の海に蘇鉄とアダン 昭和36年(1961)絹本墨画着色 田中一村記念美術館蔵



初夏の海に赤翡翠(あかしょうびん)昭和37年(1962)頃 絹本墨画着色 田中一村記念美術館蔵



ポスターにもなっている一村の代表作です。浜辺の砂利もすごいです。


アダンの海辺 昭和44年(1969)絹本着色 個人蔵



『新美の巨人たち』でこの絵の描き方を再現されていたんですが、息止めてないとできないんじゃないかと思いましたね。絹の上に墨なので書き直しが出来ないんですよ。






昭和52年(1977)9月11日、奄美の一軒家で夕食の支度中に心不全で倒れ、一村は69歳の生涯を閉じました。

『最後は東京で個展を開いて、絵の決着をつけたい』と言っていたそうで、東京都美術館で開催された自分の展覧会の大混雑を天国で見て笑っているに違いありません。





生涯独身を貫き、自らの絵を独り模索し作品に全てを捧げて、世話になった人々には色紙に絵を描いて送りました。

250を超える作品が一堂に会した企画展、この機会に巡り会えたことに感謝です。











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Last updated  2024/12/15 02:10:35 PM
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