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<黒部トロッコ電車>翌朝は競技会より早起きしました。黒部のトロッコ電車に乗るためです。観光案内所で聞いたところによると、3連休でいまが紅葉の見頃だからトロッコ電車(黒部渓谷鉄道)は凄く混むそうなんです。バナナとヨーグルトだけで朝食を済ませ、市電に乗って富山駅へ。ここから、富山地方鉄道本線(みなさん地鉄本線と呼んでました)で宇奈月(うなづき)温泉まで行くんですが、早起きしたお陰で運良くめったにない急行に乗れました。それでも片道1時間半、1790円。結構遠いでしょう?近くに宇奈月地ビール作ってるところがあるんですけど、試合の後、ここに行こうとしたら観光案内所の方に『今からですか?地ビール飲みに?』って言われたんです。電車,1時間に1本くらいですからね。 確かにどうせここまで行くなら紅葉見たり温泉入ったりもした方がいいですよね。地ビールだけじゃもったいないです。さて、宇奈月についたのは9時前だったんですが、もうトロッコ電車の切符売り場は大混雑でした。とりあえず列に並ぼうとしていると、ある男性から声をかけられたんです。『9時のトロッコに乗るんですか?』『いや、まだこれから並んで切符買うとこなんですけど。』変な人...。だから何なのかしら。何だか分らないまま行列に加わりようやく順番が来て、『9時はもういっぱいだから窓なしの車両なら9時20分に乗れる』と言われます。山の上走るのに窓なしで1時間半も乗ってたら凍るでしょ。窓有りの車両に乗りたいならその後の9時40分まで待って下さいとのこと。まだ1時間もあります。『窓なくてもいいよね。いっぱい着込んで来てるから。それじゃ、往復で2人。』『6640円です。』@@)ヒェ~~~! トロッコ高い!雨振ってて窓なしの吹きさらしなのに?ショック受けましたが、ここまできて『やっぱ、乗りません』なんてありえないですからね。買いましたよ。途中でトイレ行きたくなったらどうしよ。電車の中で傘さすのかな。窓付きは割り増し料金かかるみたい。呆然としながらもやっとチケット買えた安堵感でボーっとしている私を置いて、大将がさっきの変な人のところに近付いて行きました。『大丈夫ですか?』何かその人、気弱そうで落ち着きない感じだったんですよ。私は怪しいから近付かない方がいいと思ってたんですけどね。実はいい人でした。なんでも9時のトロッコに乗ろうと待ち合わせをしている人がまだ来ないので、前売り券が無駄になるから良かったら格安で引き取ってくれないかとのこと。それでソワソワしてたんですね。『窓付きですよ。5000円でいいです。』先に言ってよ~。もう発車10分前で、改札が始まってました。払い戻しのためにまた行列に並ばなくてはいけません。『ダメもとで並んでみようか。キャンセル出来なかったらこのまま行けばいいよ。』私達は手分けして早く進みそうな列に並びましたが、そういう時に限って要領を得ないようなお客さんが前でもめ始めるんですよね。わああ、もうだめかも。と思ったら、大将の列の前の人がごっそりいなくなったんです。団体さんだったのね。無事払い戻し出来て格安でチケットもゲット出来たまではよかったんですが、走って改札口に行くと、『ちょっと待て。』がかかります。なに? やっぱり怪しいチケットだったの?もう9時発のトロッコにはお客さんがぎゅうぎゅうに乗り込んで発車を待つばかりの様子です。『これね、クーポン券だから、窓口でチケットに代えてもらって来て。』え~~、なんなの?私達は走ってまた混雑の窓口に戻ります。もうあと5分よ。でも幸いクーポン券の引き換え窓口は空いてました。ところが、クーポンを眺めながら窓口の女性がしきりに首を傾げているんですよ。あの、すいません。急いでるんですけどネ。『2人なんですか?ご予約は3人になってますけど。』『あーそーかもしれません。』焦ってますからね。大将も変なこと言って、窓口のお姉さんはますますハテナ顔。そんなのどーでもいいですから、お願いチケット下さい!(あと2分)私達は受け取るや否やチケットヒラヒラさせて改札口を駆け抜け、発車間際のトロッコに駆け込みました。もう勘弁して。わざとじゃないけど、なんかいつもドキドキするな。でも乗ったかいがありました。素晴らしい眺めです。1時間半なんて、あっという間。終点の欅平(けやきだいら)では足湯につかり、名物の越中そばに鱒寿司をいただき、周辺を散策しました。 ビックリしたのは、のんびり足湯してる最中にダムの放水サイレンが鳴り響いたことです。凄い音なんですよ。でも、だれも避難しようとしないんです。そそくさと上がって来たのは私達だけだったかも。譲っていただいたチケットは帰りの電車も予約済みでしたので、大混雑の切符売り場で並ぶこともなくてラッキー。実は帰りは窓なし車両だったんですけど、思ったほど寒くないし雨も振り込んできませんでした。窓がない方が景色がくっきり見えて写真もきれいに撮れます。『チケット譲ってくれた人、どうしただろうね。』黒部はダムで有名ですが、トロッコに乗ってる間、第1から第3までのダムを見ることが出来ます。『黒部の太陽』という映画にもなった黒部第4ダムは、今回は見られなかったので、いつか機会があったら是非訪れてみたいと思いました。
2008/11/07
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<回船問屋>試合の終わった午後、私達はポートラムという愛称の新型路面電車に乗って岩瀬浜に向かいました。揺れが少なくて快適。ホントは地ビール作ってる所に飲みに行こうと思っていたんですが、観光案内所で聞いてみたら『今からそれだけの目的でアソコまで行くのはどうかと思う』みたいな言われ方をしたので、奈良の失敗も鑑みて近場を散策することにしたんです。岩瀬の大通りには江戸時代を思わせる昔の街並が残っています。人通りが少なくてちょっと寒々しかったんですが、国の重要文化財に指定された屋敷が公開されていましたので入ってみることにしました。中に入ると、『あれ?こんなに人がいたの?』っていうくらい混んでいて、背中に『さ』の文字が入ったハッピを着たおじさんの説明を聞いています。私達もその輪に混じってお話を聞かせていただきました。 ここ森家はこの辺りではNo.2の大金持ちで(No.1は隣の馬場さんだそうです)江戸時代に回船問屋として財を成したそうです。富山の米を積んだ大型船は荒波を抜けて米のとれない北海道に渡り、大いに儲けた上に道産のにしんやこんぶをタダ同然で仕入れてそれを本土で高く売りさばくと言ったいい商売。船の往復とも倍々で儲かるので『のこぎり商売』とか『バイ船』とか呼ばれたそうですが、今で言うハイリスク+ハイリターンなんですね。当時エンジンも付いてない風頼みの大型船は、船頭の腕一つで儲けが決まりますから、いい船頭さんを抱えている家だけが繁栄し、船が帰って来なくて夜逃げ同然で街を出て行った商人も多かったそうです。数少ない成功した一人の森さんは贅を尽くした家を建てます。板戸は屋久杉、はりは能登の黒松、囲炉裏にはロシアの琥珀、土間には小豆島から運ばせた巨大な一枚岩が敷かれていました。大工さんだってただ者じゃなくて、京都東本願寺を建てた棟梁を呼んで来るんですね。蔵も金庫も凄い立派。触るとあやかれるかもとおっしゃるので、しっかり触ってきました。この説明して下さってるおじさん、途切れる事無くしゃべりっぱなしなんですね。 後から後から観光の方が来られて、その都度説明の途中から皆さん参加して行くんですけど、どこから聞いても話がダブらないし、説明の仕方も面白いし、一つ質問すると十倍くらいのエピソードがくっついて答えが返って来るんです。明治に入ってこのお屋敷はクラレの創設者で有名な大原さんに買い取られます。倉敷の大原美術館を建てられた方ですね。その後、大原さんはこの屋敷を市に寄贈して、一般公開出来るようになったそうです。果てしなく続くと思われるおじさんの説明が一息ついた所でサっと表に出ました。ほっとくとこのまま話し続けて朝になりそうです。外は夕暮れの海風が吹き抜ける寒い大通り。風にさからうように海に向かって歩いて行くと展望台がありました。螺旋階段がずっと上の方に伸びていて、途中で後悔したんですけど結構高いんです。『ここ何時までやってるのかな?』(ゼエゼエ)『4時半までって書いてあるよ。』(ハアハア)『今,何時?』(ゼエゼエ)『4時半。』(うそっ!)ダッシュですよ。ここまで来たんだから上まで登らなきゃ。螺旋階段は上に行くほど細くなって行きます。なんとか上までたどり着きました。(やっぱり走ったか...)海にオレンジの夕陽が輝いています。来て良かったな。いまは回船問屋の帆掛け船じゃなくて、中古車をロシアに輸出する大型船が停泊していました。すっきり晴れていれば海と反対方向に立山連峰が一望出来るようです。この時はガスがかかっていて、眼下に黒い屋根が目立つ古い街並が夕陽に照らされて光っていました。実はここで一つ、大きな声では言えないような間違いを発見したんです。(大将にも秘密じゃった)今までテレビの時代劇なんかに出て来る『回船問屋』さんを『海鮮問屋』だと思ってたんですね。だってほら、海のもの運ぶじゃないですか。勉強になりました...。
2008/11/05
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<これでいいのだ>日本一のプロ競技ダンサーは誰かを決める年に一度の大会、統一全日本選手権が東京で華々しく開催されたこの週末、私達は上野発の(夜行じゃないけど)列車に乗って北へ旅に出たのでございます。アマチュアのほうでも東部ブロックの都県対抗戦があったんですよね。関東はいいお天気に恵まれ気温も20度を超える絶好の行楽日和。なんですが、天気予報では私達のこれから向かう日本海側は『雨で寒いでしょう』なんて言われてしまったからさあ大変。大将は寝袋みたいなロングのダウンジャケットをクローゼットの奥から引っ張りだし、それを持って行くためだけにカバンが一つ増えます。『旅行荷物はコンパクトに!』がモットーの私も、しょうがないから重ね着の厚着です。ところがこれが、あとで裏目に出るんですね。MAXときから越後湯沢で特急はくたかに乗り換え、日本海に沈む夕陽を眺めつつ富山駅に着いたのは夕方5時頃。家を出てから約5時間です。富山駅前でうれしかったのは市電が走っていたこと。200円で乗れて、ホテルまで3駅。お~、このレトロ感がたまらないぜ!考えてみると回数券かプリペイドカード買った方が絶対お得だったと思うんですが、この2泊3日の旅行中随分何回も乗りました。さて、富山と言えば何ですか?海の幸?夕食はここら辺の名産,海の宝石、白エビを使ったスパゲティを頂きました。そしてもちろん、駅で目敏く見つけて来た富山の地ビール3種。宇奈月ビールのアルト、ケルシュ、ボックじゃなくて、富山と言えば?そう、薬ですよね。私が小さい頃、まだ『富山の薬売り』さんが年に何回か来てくれていたんです。そして今こそ、そのお薬がとっても必要な事態になっていました。なんと、重ね着の厚着で5時間も電車にじっと乗っていたせいで、背中じゅうあせもになってしまったんです!痒いのなんの。掻いたらイカンとは思うんですが、ミミズ腫れになっちゃって掻かずにはいられないんですね。明日試合で背中全開のドレスなのに、あせもでミミズ腫れってどうよ。大将になんか持ってないかと聞くと、何か出てきました。『これならあるよ。フェイタス。』それってさ、筋肉痛とかに効くスースーするやつだよね。もう、それでいいや。ついでに背中のコリもとれるかも。テレビでは最近亡くなった赤塚不二夫さんのドキュメンタリードラマやってます。バカボンのパパも言ってましたよ。『これでいいのだあ~』(ほんとにいいのか?)<かわいい救急箱><ほんとのかゆみ止め>
2008/11/02
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<大仏さん、こんにちは>体育の日を含むこの三連休。連休中日の日曜日も東京駅はごった返していました。私達の乗り込んだ東海道新幹線の車両は乗客の半数が外国人で、まるで海外旅行に来ている様な気分。『オリエント急行みたいだね。』(←乗ったことないけど)日本人は電車の中で寝るか本を読むかなのに対し、外国人旅行客はずっとしゃべりっぱなしなので、聞こえて来るのは英語,スペイン語、ドイツ語などの外国語ばっかり。 オリエント急行、じゃなくて新幹線を京都で降りて、みやこ路快速に乗り継ぎ、奈良へ。さすが古都だなあと思うのは、駅の名前が『東福寺』とか『六地蔵』とか『宇治』とかそういう風情のあるいい名前なんです。さすが奈良・京都。(鉄子,感激!)うちの近所の駅なんて、『○○台』とか『新○○』とか殺風景なのが多いんですよね。奈良駅は、遷都1300年祭に向けて着々と準備が進んでいるようでした。これがうわさの『せんと君』。 天気もよく、駅前から伸びる商店街では有名なマメ屋さんとか、超スピーディな餅つきでTVでも紹介されたお餅屋さんなんかに人だかりが出来ています。今日・明日の2日間で、奈良公園の鹿の角切りが行われるということで、観光客で賑わっていました。こちら興福寺。修学旅行以来かも。 来週から一般公開が始まるということでしたが、ここの『阿修羅像』、高校の担任の先生に『あなたに似てる』なんて言われたもんで、修学旅行で見るの楽しみにしてたんです。似てませんでしたね。強いて言うなら身長とほっぺたのカーブくらいでしょうか。鹿さんは、わらび餅に興味があるようす。 『鹿に煎餅やろう思ったら、シカトされたわ。』私が言ったんじゃないですよ。どこかの観光客さんです。更に歩いて行くと、東大寺に到着。大仏様、迫力満点です。 来週末はこの大仏をバックに布袋寅泰がライブやるそうです。もうステージが組まれていて、削りたてのいい木の匂いがしました。四天王のルンバ・ウォーク。(なわけないか) ところで商店街や駅前に何軒かの酒屋さんがあったんですが、地酒はあっても地ビールがないんです。調子狂います。泊まった駅前のホテル日航には大浴場がついていました。でもすっごく混んでて、楽しみにしていたマッサージも予約でいっぱい。こちらも予定通りに行きません。しかたなく普通の缶ビール飲んで、自分で足裏マッサージしながらTVでやってたシュワルツネッガーの映画なんか見て早めに寝てしまいました。明日,体育の日はダンスの試合です。(観光で行ったんじゃないんですよ。一応)(つづく)
2008/10/12
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めずらしく早く行き過ぎてしまいました。新幹線の時間より1時間も前に着いてしまったので、上野駅で手持ち無沙汰な私はいつも行くダンスシューズ屋さんにつけまつげを買いに走ります。2週間前の仙台行きの時はまだ入道雲が出ていて夏模様だった空が、すっかり秋色に変わっていました。北信越選手権出場のため、向かうは新潟県長岡市。大分で行われている国体、来年は新潟だそうで、駅前にはトキのマスコットののぼり旗が数多く飾られています。来年のNHK大河ドラマもここ長岡の直江兼続が主人公だそうで、来年は新潟盛り上がりそうですね。さて、来るたびにいいお天気だった長岡駅、珍しく雨が降っていました。『寒いからあんまりウロウロしたくないね。』と言いつつ,地ビールだけはしっかり買いに走ります。でも結局夕食は泊まっていたホテルのディナー・ビッフェにまた行ってしまいました。『また』というのは、去年2回長岡に試合で来て2回ともこのいわゆる食べ放題で『死ぬほど』食べてしまって後悔したんです。でも、ここのクラムチャウダーは『鍋ごともって帰りたい』くらい美味しいし、デザートも非常に充実している上に比較的お値段が安いんですね。満足した食事に晩酌の地ビール、もう幸せな眠りが待っているはずでした。ところが、とてつもなく変な夢を見てしまったんです。ちょっと目を離していた隙に私の車が盗まれて、鞄も積んだままだったのでサア大変。盗難届出したり、カード会社に連絡したり、それはもう(夢の中で)大わらわだったんです。それで職場に行ったら、そこでも別な大変なことが起こっていました。『今日は電車が大幅に遅れて駅で足止め喰って、結局誰も出張には行けなかった。』皆で『大変でしたね~』なんて言い合っていて目が覚めました。起きた時から『もう,あたしは疲れたよ。』とボヤいて、大将にアホかと言われておりましたが、不思議なことに、これが半分正夢だったんです。(つづく)<この地ビールすっごくおいしかったです。ワインみたいな地ビール>
2008/09/28
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<マーライオンと地ビール>マリーナからタクシーに乗って、シンガポールの象徴『マーライオン』を見に行きました。東京に来たら『東京タワー』、ニューヨーク行ったら『自由の女神』、一応押さえるとこ押さえとかないとね。はい、こちらがその『マーライオン』。頭が獅子で、下が魚になってます。 でもって、こちらが『マー大将』。 口から吹き出してるのって海水なんです。写真スポットは大変な賑わいだったんですが、塩水のしぶき浴びまくりでベトベト。マーライオン公園からシンガポール川沿いに登っていくと、ボート・キーがあります。 そろそろ夕暮れ時、ぎっしり並んだレストランやパブでは、川辺に広げられたパラソルのテーブルに美しくライトが灯り始めます。凄いんですよ。呼び込みが。(また中国語だし)なんとかやり過ごして通り抜けると、今度はもっと上品な感じのクラーク・キーがあります。 実は、パンプキン・パパさんに教えてもらって、ここで地ビールを飲もうと目論んでいたんです。お店の名前は『BREWERKZ(ブリュワークス)』。金賞受賞の4種類を少しずつ試せる『お試しセット』がここにもありました。 むふふふふ。喉も乾いてましたから最高ですよ。チーム・ジャパンで金三つに乾杯~! 眺めも最高。もう思い残すことはないです。夜のフライトで7時間、いいとこで終わってた映画も最後まで見られたし、飛行機から朝日が昇るのを見ました。たったの2泊2日でしたが、想い出に残る素晴らしい旅。先生方、パンプキンさんご一家のみなさん、副会長さんご夫妻、ほんとうにお世話になりました。 そして最後まで読んで下さった皆さん、長々とお付き合いいただいてどうもありがとうございました。(おわり)
2008/08/08
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<竜宮船クルーズ>素晴らしいランチバイキングの後は、マリーナ・サウス・ピアの船着き場から海へ出ました。すべてのプランはパンプキン・パパさんにおまかせなんで、わたしたちはとっても楽させてもらってます。しかも、そのプランがどれも満足度120%だし。自分たちだけだとこうはいかないですよ。多分暑い中、買いもしないブランド品をみて歩くオーチャード通りツアーくらいが関の山です。さて、これがその船です。Cheng Ho号。 まさに竜宮城の乙姫様自家用船といった感じの船で、約2時間シンガポールの周辺をクルージング。赤を基調に金の龍や獅子で装飾されてます。『千と千尋のかみかくし』に出てきそう。 デッキに出ると潮風が気持ちいい~。眺めも最高です。 途中、クス島で1時間弱の停泊がありました。むかし海で遭難した人をカメが助けたとかいう伝説があって、中国風の立派な寺院にカメが奉られてるんです。生きてるカメもたくさん飼われてました。 何段も石段を上って寺廻りする気もなく、私達はビーチに出ます。 大将、おきまりのポーズ。あまりに海が気持ち良さそうなので、靴を脱ぎ捨て裾をまくり上げて水遊び。足元に小さな魚がいっぱい泳いでました。 さて、こんな島で置いてきぼりになったら大変ですので、そろそろ船に戻ります。 出航前に何度も汽笛を鳴らしてましたけど、置いてかれた人はいなかったのかな。カメに送ってもらえるかもね。
2008/08/07
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<日本人らしくないみたい>シンガポールの独立記念日は8月9日です。毎年盛大なイベントがあって、もう2週間前くらいからその日に向けたお祭り気分が町中で盛り上がって行くらしく、ホテルの窓から見えるマンションの玄関口にはお祝いの国旗がいくつもかかげられています。 ちょっと小さいけど、見えますか? こんな国旗がたくさん飾られてるんです。試合の翌朝、あれだけ大変な一日の後だったにもかかわらず、皆さん朝食のテーブルに同じ様なタイミングで集まりました。目覚ましかけたわけじゃないんですけど、自然と目が覚めるんですね。時差が1時間しかないからでしょうか。午前中はホテル周辺を見て回りました。近くに市場があって、中華街のようにお肉がぶら下がって売ってたり、デパ地下のように調理食材が売ってたりしてます。屋外のテーブルにはここで朝食をとる人たちが三々五々近くのマンションから集まって来ていました。お洗濯の干し方が面白いんですよ。窓から竿みたいのが突き出してるんです。干す時落ちそうで怖くないかな。 2階建てバスも走っています。イギリス統治時代のなごりでしょうか。日本と同じ左側通行なので違和感がありません。 ホテルの真向かいにショッピング・モールがあって、初日にここで服を買ったんですが、面白かったのは店から漂って来る『匂い』です。シンガポールは7割以上が中国系なんですが、ほかにマレー系やインド系、アラブ系などいろんな人種の集合体なんですね。ショッピング・モールの中は人種によってそれとなく領域が区分されていて、売ってるものも違うし匂いも独特。例えば、インド系のお店が集まるあたりではスパイスやお香の様な匂いがして、中国系のお店ではいろんな中華料理の混ざった様な匂いがします。お値段がお手頃なので大将も何か買えばと言っても、『匂いが気になるから、いらない。』なんて。ちなみにここでは消費税7%とられます。イスラム教のお祈りに使う絨毯なんか売ってるアラブ系のお店はとても珍しかったんですが、ちょっと入りずらかったですね。店員さんに『アンタ、アラーの神信じてないでしょ。』って目で言われてる気がしました。ところで私はここに来てからずっと、中国人もしくは中国系シンガポール人に間違えられっぱなしでした。大将が、『ぼくより先に歩くと、また中国語で話しかけられちゃうよ。』という通り、試合会場でも毎回フロアの入り口で『ニーハオ』と言われ、朝食バイキングの入り口でも中国語で話しかけられて苦笑い。多分服装のテイストが現地に方々と似てて、馴染んじゃってたんでしょうね。 虫が葉っぱの色に合わせて保護色になるみたいなもんですか。町をぶらぶらショッピングしてるときも、ずっと『ニーハオ、うにゃうにゃうにゃ(意味不明な中国語)』と言われ続けてました。いちいち『日本人です』っていうのが面倒で、ニッコリやりすごしてましたが、何かまずかったでしょうかね。それに、大将がどこの国の人だと思われてたのかも気になります。さて、次は超豪華ホテルでのランチをご紹介します。
2008/08/05
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<チャンピオン達の受難>真夜中過ぎのホテルフロントは、なぜかこのタイミングでチェックインの人々で大変混雑していました。大会の長い一日を終えて帰って来た私達は、一秒でも早く部屋に帰って、何か食べたり飲んだりしたい気分で一杯です。パンプキンさんと私達は対応に追われるフロントに潜り込み鍵をゲットできましたが、副会長さんの部屋の鍵が『ない』と言われてしまいます。鍵がないって、どういうこと?誰かが鍵持って行っちゃって、部屋荒らしてるとか...。いや~な予感がしてきました。フロントは相変わらず大忙しで、『NO KEY!』といって取り合ってくれません。私も副会長さんも途方に暮れて顔を見合わせるばかりでしたが、パンプキン・パパさんが交渉して下さいました。マネージャーがマスターキーを持って部屋を見てくれます。みんなでゾロゾロついて行きました。ドアを開けるとき、ドキドキ。だれか飛び出して来たらどうしよう。思わず身構えましたよ。どうやら部屋は無事のようす。あとで調べて分かったのは、フロントの然るべきところに鍵が置いてなくて別の場所にあったようです。よかったよかった。パンプキン・パパさんの勧めで、チェックインと同時に貴重品はすべてセキュリティ・ボックスに預けていましたので、最悪の事態は想定せずにすみました。本当に今回の旅では、パンプキン・パパさんのお陰で事無きを得た事態が盛りだくさん。さて、無事解決して部屋に戻ります。と思ったら、今度はパンプキンご夫妻にハプニング発生。別行動で先に部屋に帰っていたパンプキン・ガールが爆睡中でいくらドアベルをならしても起きてくれません。『まじかよ。』ドアには『起こさないで下さい』カードが下がってるし、パンプキン・パパさん携帯で電話。パンプキン・ママさんも『どーすんの?』みたいに腰に手あてて困り顔です。私達は同じフロアだったんですが、その様子を見て大将が部屋から電話かけました。パンプキン・ガール、思いっきり寝起きの声で電話に出て、その後ろで電話越しにドアベルが『ピンポンピンポン』鳴ってるのが聞こえてきました。ここからは翌日になって聞いた話しですが、チャンピオン達の受難はまだ続いたそうです。副会長さんは夜ご飯にカップヌードルを買ったんですけど、箸がなくて『部屋にあったスプーンで食べたよ。食べにくいのなんの。』。『それにさ、風呂の栓がないのよ。コンビニの袋おしこんで風呂に入ったよ。』パンプキンさんはもっとひどくて、『お湯が沸かなくてさ。』カップヌードル持ってまたコンビニにお湯もらいに行ったそうです。そしたらパンプキン・ママさんの分と二つ、お湯もらったのはいいけど熱くて持てなくて、二段重ねにして袋に入れて持って来たものの、上のカップが下のにめり込んで来て、スープが袋に流れ出し、自分のトムヤムクン、ほとんどスープなしになってしまったとか。さらにこちらも箸もらってくるの忘れて『スプーンで食べた』だけでなく、瓶ビールを開ける栓抜きが部屋になくて、これも『スプーンで開けた』なんて、もうスプーン大活躍。私達はすぐ食べられるサンドイッチにしてよかったね~。栓抜き、いってくれれば持ってたんですよ~。というわけで、長い長い夜はようやく終わり、大騒動だった割にはみんな同じような時間に起きて、朝食のテーブルで顔を合わせました。最終日はシンガポール観光です。
2008/08/01
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<ドライブ・ワイルド>シンガポールと日本は時差が1時間です。時差ぼけは全然ないんですが、飛行機に乗っている時間は意外と長くて7時間。さていよいよ出発です。しばらく国際線に乗らないうちに随分飛行機は進化していて、モニターが座席ごとについているので好きなときに好きなだけ映画見放題なんです。映画好きの私は早速最新作からチェック。『7時間あるから最低2つは見られるな。』しかし,離陸直後にランチタイムになりました。こちらも久しぶりで珍しかったので,機内食もご紹介しちゃいます。和食と洋食の2種類があって,大将と一つずつお願いしました。和食の方はカニご飯にブリ、洋食は野菜とチキンのトマトソースご飯です。チーム・ジャパンメンバーは食事の後みんなすぐに寝てしまったようですが、私はこんなチャンスは滅多にないので映画3本見ました。ただ,最後に見たサスペンスものが、『犯人は...。』っていう一番いいところで着陸態勢に入ってしまい、思いっきり不完全燃焼のままシンガポールに到着。空港には先生の友達の、大会主催者の方々が迎えに来て下さっていました。ところで驚いたのは、運転が怖いんですよ。すっごく飛ばす上に、運転しながら携帯で話すは地図は見るは、チーム・ジャパンはみんな足でエアー・ブレーキ踏みまくり。シンガポールには自動車専用道路(motor's road)というのがあって、日本の高速道路みたいな道なんですが、タダで走れて制限速度が時速90キロなんです。道路の両側には色とりどりの花が咲き乱れる熱帯地方特有の樹木が茂り、しかも日本より温度が低くて(27度くらい)快適です。ここは淡路島ほどの大きさの赤道直下の国ですが,年間を通じて26度から32度くらいと非常に過ごしやすい気候のようです。ただ、『エコ』の観念は全く無く、どこにいってもエアコンがガンガンかかっていて、長そで必要。なんとか無事ホテルに到着して、大会エントリー料を支払い部屋に落ち着きます。オープン戦に参加すると、ホテル代がタダなんですね。チーム・ジャパンの面々は、オープン戦以外にシニア戦もエントリーしていたのでホテル料金を払う必要があったのですが、先生が交渉して下さって1泊分でいいということになり、しかもそれは先生が払って下さるということで、実際に支払ったのは出場料80ドル(約6500円)のみでした。私達だけで参加だったらこうはいかないので、先生方や大会主催者の方々に感謝です。
2008/07/26
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<100mLの悲劇>夏休みが始まり、成田空港にも家族連れの姿が多く見受けられました。十数年ぶりの成田。あまりに久しぶりなのでどこがどう変わったのかも分かりませんでした。これが早速ハプニングを招きます。チェックインをすませて大きな荷物を預け、取ったばかりのまっさらのパスポートに、出国の最初のスタンプが押されました。ここまでは順調だったんですね。ところが手荷物検査で、大将が掴まりました。またか...。以前、北海道遠征のとき、いりもしない『ワイン・オープナー』を手荷物に入れてて引っ掛かったことがあるんです。今度はなに?先に何事もなく通過して待っていた私を大将が遠くから呼んでました。ひっかかったのは、これ。いつからそうなったのか知りませんでしたが、100mLを超える液体やジェルは機内持ち込みが出来ないだけでなく、その場で没収・廃棄ってことになったらしいんです。私は『旅行時の荷物は出来るだけコンパクトに』がモットーですから、全部小瓶に入れ替えてるんですが、大将はそのまま持って来ちゃってるんですね。『これ,買ったばっかりの新品のセルタンと歯磨きじゃん。なんで、持って来たの?』『だってさ、最後の最後にこれもいるかと思ったんだもん。』明らかに何の危険性もない歯磨きとかセルタンを、なんで未使用のまま廃棄されなくちゃいけないんでしょう。わたしはゴネました。この法律は明らかに変です。もし危険物と判断出来なければ、100mL以下なら持ち込まれても防げないってことですよね。ワインオープナーの時みたいに機内預かりにして,到着後に返してもらえないんでしょうか。係の方はそれでも『決まりですから』の一点張りでした。きっと,こんなふうにゴネる客がいままでにもたくさんいたんでしょうね。1時間前までなら、預けることも出来たらしいんですが、そのときすでに離陸1時間前を切っていたんです。私達はなにをモタモタしてたんでしょう。2時間前には空港に着いていたのに。荷物を預けるのに並び、現地のシンガポールドルに両替するのに並んでいるうちに、1時間経過していたんですね。ショック。とうとう諦めて登場口につくと、既にチーム・ジャパンのメンバーは勢揃いしていました。
2008/07/25
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静岡駅から10分ほど歩いた所に徳川家康が築城し、余生を過ごしたと言う駿府城跡があります。城好きの大将、地図で見て『近いね。』なんて言ってたんですけど、試合の前に城跡なんか歩き回って足疲れるのやだってことで、今回は特に観光しなかったんです。一方ホテルの近所には小梳神社(おぐしじんじゃ)があって、試合前日お祭りで夜通し賑わっていました。後から調べてみたら奈良時代以前からある由緒正しき神社だったみたいで、地元の方には『少将さん』の名で親しまれているそうです。なんでも、徳川家康が今川家の人質として幼少の頃このそばに住んでいて、日夜、武運長久を祈願したとのこと。(私もすればよかった)さらに病気平癒・健康増進の霊水が湧く井戸があって、全国各地からお水取りに来られるんですって。私達が行った時は夜店が出たりしてて、鳥居の前には若者たちがたむろしてタイ語らしき言葉が飛び交っていたので、随分イメージ違いました。さて試合の朝、駅に向かって歩いていると、徳川慶喜の屋敷跡なんて言うのを見つけてしまいました。江戸時代の最後の将軍、いま大河ドラマの『篤姫』にも時々出て来たりしてますが、この方が大政奉還の後に住んでいたお家ってここだったんですね。いろんな発見がありました。さて、こちらが試合会場のグランシップ。想い出の場所です。D級だったくせにA級戦に出場して、まだ習ってなかったジャイブを踊る羽目になったのもここ。大将は仕事で徹夜明け、私は足首の怪我でギブスだった4年前のグランプリもここ。思えば今回の試合はお約束のハプニングも何もありませんでした。(皆さんの応援のお陰かな?)でも帰りの新幹線では、いつものようにこれ!結果に落ち込んでた割にはしっかり買うものは買う。ポテチも2袋も焼け食いしてしまいました。さ、また次ぎ目指してがんばるかな。<こちら静岡の地ビール>みなさんも、いかが?
2008/07/21
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<アルプス弁当で大騒ぎ~>関東甲信越選手権は日帰りの予定でした。しかし先週の練習会でお会いした選手権参加メンバーはみんな泊まりで行くとおっしゃってましたし、考えてみたら受付に間に合うように行くためには凄い早起きをしないといけないので、急遽前泊に変更したんです。去年の長野大会では、日帰りを強行して上野駅で死ぬほど走ったので、もうそれは絶対ヤダ。だいたい間際でドタバタすると、安くて温泉付きみたいな人気のホテルはみんな埋まってますし、あまりいいことないんですよね。それでも、『アルプスの絶景を眺めながら朝食』みたいなうたい文句の格安ホテルをみつけて、今回は新幹線使わずに、新宿から松本まで直行でいける『あずさ』に乗ることにしたんです。「新幹線だって10分に1本あるんだから、急行ならもっとあるから何時に出ても平気だよ。」なんていってたら、そうでもなかったんですね。夕方、新宿に着く頃『腹が減った~。』とゴネ始めた大将。のんびり弁当買おうとしてたんですけど、そんな余裕はありませんでした。『これのがしたら、次は一時間後だ!』やっぱり走りました。あとで分ったんですけど、『あずさ』と『スーパーあずさ』が交互に出てて、30分に1本くらいはあったみたいです。走らんでも良かったかも。結構こういった駆け込みの人がたくさん乗ってて、車掌さんは車内精算で大忙しでしたね。弁当を買えなかった大将はぶつぶつ言ってます。「やっぱりあそこでパッと500円弁当買っとけば良かった。車内販売の人なんて来てくれないかも。」とそこへ、冗談みたいですが車内販売のカートがやってきました。『お弁当にお茶、コーヒーに、缶ビール...。』あと二つしか残ってなかった弁当は私達が買い占めです。ジャジャ~ン。アルプス弁当!!内容はまあ普通の弁当なんですが、これがあとで大変な事件の引き金となります。無事、終点松本に着いてみると、大きなスーツケースをゴロゴロしている普通じゃない髪型のプロ・ダンサー風カップルがたくさん降りてきました。スタンダード選手権出場のみなさんですね、きっと。さて、駅のゴミ箱にアルプス弁当の箱を捨てようとしたそのときです。ゴトン。あれっ?何捨てちゃったんだろう。私の手にはまだ弁当空き箱が残ってました。最近のJRのゴミ箱は、がっちりした蓋付きのステンレスみたいな金属製で、しっかり分別するようになってるんです。その底に、青いペンギンの折り畳み傘が寝転がってるじゃありませんか。 しまった!傘捨てちゃったよ!私なんかが手を伸ばしても全然届かないんですよね。「ど~しよ~。このゴミ箱、どうやって開けるの?」覗いたり、叩いたり、引っ張ったり。その間にも電車からどんどん降りて来る人がゴミを捨てようとします。私はそれを必死にブロックするゴミ奉行になってしまいました。「すいませ~ん、いまちょっと、とりこんでまして。ゴミ、お預かりしましょうか。」みんな行ってしまってどんどん寂しくなるホームで、ゴミ箱をあさる怪しい二人。駅員さん、見てなかったのかな。大将が肩まで手を突っ込んで必死にとってくれました。ごめんね~いつも迷惑かけて。これは、熊本の大会に行った時に駅地下のモールで買った想い出の傘なんです。それに、まだ雨降ってるし。寒いし。傘ないと困るもん。駅を出ると、雨の電光掲示板に5月末とは思えない『12℃』の表示が光っていました。
2008/06/02
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<伊豆の踊り子。黒船にビックリ!>試合には当日朝、東京駅から直通の特急『伊豆の踊り子号』で行ったんですが、途中駅で見たこと無い電車が反対ホームに止まっていたんです。 黒船電車って?黒塗りのカッコいい電車なんです。中をのぞくと、座席がみんな海の方向いてます。う~~、気になる。何だろ、この電車。帰って調べてみたら、幕末に下田を訪れたペリー提督率いる黒船艦隊から来ているそうで、下田開港150年を記念して走り始めたとか。どうせなら、ただの踊り子じゃなくて黒船で試合に行きたかったなあ。なんか強そうでしょ。こちらに全体写真載ってます。さて、試合が終わって帰りのお話です。何時になるか分からなかったのでまだチケットを取っていなかったんです。みどりの窓口で東京直通の踊り子について聞いたら、こんな答えが。「今日はね、伊豆の桜祭やってるでしょ。東京方面の直通は全部満席なのよ。」しかたなく、熱海まで行ってから新幹線に乗りついで帰ることにしました。そしたら、その熱海行きの電車が『黒船』だったんですよ!!席はいっぱいで、デッキに立ってたんですが、写真だけ撮りました。 電車の中にも桜咲いてます。それだけじゃなくて、各車両に黒船に関する資料が展示されていて、電車全体が『黒船博物館』になっているんですよ。今度試合で行く時は絶対これに乗りたいぞ。早速エントリーだ。私はいつから鉄子になったんだろう....?
2008/04/11
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<琉球ガラスに手を出すな>沖縄からガウンが届いた土曜日、作成した琉球ガラスも届きました。その日の午後は、今年最後のバンド・セッションの予定だったんですが、メンバーの一人がインフルエンザで寝込んでいる家族の看病で出て来られないということになり、急遽中止の連絡が入ります。朝から精力的に家事に勤しんでいた私ですが、突然暇になってネットゲームを始めてしまいました。時々インターフォンが鳴って、何かが届いたときだけ玄関に走り、こころはアラビアのゲームにあります。いつもは昼まで寝ている大将が、ノコノコ起きて来た気配。どうやら自分のガラス作品が見たかったみたいです。「ねえ、これ、売り物みたいだと思わない?」大将は、ビールがたくさん注げるように大きめに作ったグラスが自慢の様子。「ここのところがちょっとザラザラしてるのが気になるなあ。」私は「そうだね~。」とか「ふ~ん」とかいいながら、ネットゲームに夢中。「ガラスって、何度で溶けるんだっけ?」私が取り合ってくれないので、一人で向うに行ってしまいました。このアラビアン・ゲーム、ツボとか剣とか並べ替えて消すだけの、すっごく単純なゲームなんですけどハマるんですよね。 しばらくして、台所の方から『バリン!!』という大きな音と、『あっ!!』という大将の叫び声が同時に響きました。もうお分かりですね。この世にたった一つの、大将自慢の自作グラス、短い命でした。まだ、一度も使ってなかったのにね。大将はどうしてもそのガラスのザラザラが気になって、ガスコンロの火であぶったみたいなんですね。一緒に入ってた説明書に『耐熱ガラスではありませんので、熱湯では使用しないで下さい。』って書いてあるのに、火であぶったら割れるに決まってます。私は呆れてアラビア・ゲームに戻り、大将はガラスの飛び散った台所をきれいにお掃除してくれました。年末の大掃除、これで完了って感じ。実はこれ、初めてじゃないんですね。 <第101話>おきなわ! でもご紹介しましたが、6年前に社員旅行で沖縄に行った時、一番高級と言われる赤のビア・グラスをお揃いで買って来たんです。今回よりはましで、たしか一回はこれで乾杯したと思います。それを割った時に大将は、「もう一回、沖縄に来いってことじゃないの?」なんて言ってましたが、私には「琉球ガラスに手を出すな」って言ってるような気がしましたよ。でも、毎晩ビール飲んでるグラスは3年前に沖縄大会でもらった琉球グラスだし、去年もらったトロフィーだってずっと飾ってありますけど無事です。そうか!買ったものがダメでもらったものは無事ってことかな?大将を『琉球ガラス』で苛めると、そうとう自己嫌悪で心が痛いみたい。私の靴擦れにフェイタスなんか比べ物にならないくらい。目につく所に置いとくと可哀想なので、生残った私のグラスも使わないまま食器棚にしまってしまいました。でも、どんな作品だったのか、皆さん見てみたくないですか?期間限定特別公開。こちらが、相方をなくしたかわいそうなグラスたちです。
2007/12/18
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翌朝9時、猫のポチさんが車でホテルに迎えに来てくれました。気温はぐんぐん上がり、さすが沖縄ですね。冬だと言うのに25度です。私たちが向かったのは、北部にある『森のガラス館』。琉球ガラスのトロフィーをもらえなかったので、自分で作っちゃおうという魂胆です。1日に何回かしかない吹きガラス体験に、ちょうどタイミングよく行き着く事ができて、修学旅行生の列に並びます。猫のポチさん、なかなか慣れた手つき。出来上がったガラス作品は、後日宅急便で家に届くことになっています。楽しみが増えました。次に連れて行って頂いたのはこの夏銀座のソニービルで様子をモニターしていた『美(ちゅ)ら海水族館』です。前から来てみたかったんです。ダンサーの前はダイバーでしたからね。お魚見るの大好き。魚の写真ばっかり何十枚も撮りまくったんですが、あんまりご紹介してもなんなので、傑作を一枚だけご覧に入れます。大将とさめ。ここは沖縄万博の跡地に建ってるいくつかの複合施設の一つなんですが、その園内を巡回しているバスに乗って、次に熱帯植物園に向かいます。面白い形の建物ですよね。天井はこんなかんじ。温室庭園には色とりどりの花が咲き乱れ、図鑑でしか見た事のないようなめずらしい熱帯植物もたくさんありました。水族館は混んでましたけどこっちは空いてます。皆も来ればいいのに。楽しい時間はあっという間に過ぎて、もう2時を回っています。出口のそばで、めずらしいソフトクリーム発見。3人でスプーン持ってさっそく味見です。ウコンアイス。これね、ほんと、ウコンでした。身体にいいかも。続いて猫のポチさんおすすめの有名店で沖縄そばを頂きます。確かに、今まで食べた中で一番美味しかったですね。ダシにしっかり味が付いてました。ポチさんにまたホテルまで送ってもらって、楽しかった観光は終わりです。車の中の会話も楽しくて、時間が経つのが速かったですね。ご主人が三線を弾くのが上手なんだそうで、それじゃあ、今度聞かせてもらおうという話に。『試合前日に三板(さんば)の叩き方習ったから、それで参加するよ。』と私がいうと、『何やるの?サンバ?』と大将の突っ込み。『産婆(サンバ)はわたし。』とさらに激しい突っ込み。猫のポチさんは助産婦さんなんですね。これ凄い受けました。このブログのタイトルを『サンバ!サンバ!サンバ!』にしようと思ったくらい。楽しい時間をありがとうございました。お土産もたくさんいただいて、トロフィーもらっても入る場所ないくらい。(それはないね)またお会いする日まで、お元気で。『かりゆし~』。(おわり)
2007/12/15
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日曜日に行われる競技会には、級別の一般戦の他に団体戦がありました。2年連続でご一緒させていただいたチーム茨城の方々が今回不参加ということで、私達は大会事務局の方々が決めたチームで試合当日メンバーと顔合わせすることになっていました。当然『水戸黄門チーム』の必勝をかけた前夜祭もなし。唯一参加されていたスケさんは、ご家族7人のプライベート応援団付きで来られるとのことで、試合前日、私達は二人だけでどこかでご飯でも食べようとホテルを出ました。うろうろするのも面倒なので、ホテルの目の前にある郷土料理の店に入ります。偶然ですがこのお店、美登(みと)という名前でした。『オリオンビール生2つね。』ま、このくらいは許していただきましょう。今年最後の試合ですし、『試合前にはビール飲まない』なんて硬いことはぬき。ゴーヤチャンプルーやミミガー、ラフテーといった郷土料理をつまみにジョッキを傾けていると、後ろのお座敷の会話がちらっと耳に入って来ます。『大丈夫よ。みどりさんよりあんたの方が上手いんだから,自信もって。』『そうだよ。明日は優勝だ!!』え??優勝って?ひょっとしてダンサー?近海魚の煮付けをつつきながらも、大将と二人,耳はすっかり座敷の方に向いてました。それとなく振り返ってみると、男女合わせて10人くらいの集団で、ジャージなんか着てるし、団体戦出場のどっかのチームかも。更に話を聞くともなしに聞いていると、どうやら球技らしいんですね。とうとうそれが卓球と分った所で、8時からホテルで始まる無料の沖縄民謡ライブを見るために店を出て、エレベータに乗り込むと、ここにもそれらしい人が乗っていました。「卓球の選手なんですか?」聞いてみると、その方は石川県のチームに所属されていて、沖縄で行われてる全国大会に5日前から参加されているとのこと。それでホテルが混んでたのかな。宮城県の高校の修学旅行生もいて、ロビーは大混雑でした。さて、民謡ライブ。始めは三線(さんしん)と太鼓の『みなみん』というグループ。観客全員に沖縄独特のカスタネットのような楽器、三板(さんば)が配られて叩き方を教えてくれます。『島唄』に出て来る『でいご』っていうのは、沖縄の県木だそうですね。5月頃花が咲くそうですが、根っこが強くて街路樹にするとアスファルトが盛り上がっちゃうし、庭に植えると家も壊しちゃうくらい強い木だそうです。次に『沖縄民謡研究会』という硬い名前のバンドが登場。お父さんの三線と美人姉妹の太鼓という編成で、蛭子能収さんみたいなお父さんのMCがホノボノします。「いつも老人ホームみたいなとこで方言でやってるもんで,今日は娘達としかも標準語でステージなんて初めてで緊張してます。うちはあの玉泉洞のそばのゴルフ場の裏の畑でサトウキビ作ってて... 。」お客さんのほとんどは石川県の卓球チームの方々で、それに混じってうちのような千葉県民やらいろいろですからゴルフ場とか言われてもさっぱり土地勘がなくて分らないんですね。でも、そんなの関係ないんです。このころになるとそろそろ観客も三板(さんば)の叩き方が上手くなって来ていて、店中カチカチ、ドンドン、ジャンジャン大騒ぎになってきます。「それじゃ皆さんご一緒に踊りましょう!」そう言われてサッと立ち上がったのはもちろん大将と私。ダンサーの宿命ですよね。『踊りましょう』っていわれたら絶対踊りますよ。石川県の卓球チームもノリノリで『アンコール!!』なんていっちゃってるし。沖縄の人はこういうの大好きですよね。結婚式では3日3晩この調子で踊り狂うそうです。ほっといたら一晩中踊らされそうでした。そうそう、再会を楽しみにしていた沖縄のダンサー、猫のポチさんに『郷土料理食べてきましたよ。』とメールすると、こんな返事が返ってきました。「いま、教室で踊り込みしてま~す。」お~~、さすがだ。私達もこのとき、ある意味,踊り込みしてたんですけどね。ラテンのサンバじゃなくて、三板(さんば)持って沖縄民謡ですけど。『試合前に腕が筋肉痛になるぞぉ~。』大将が踊りながら耳元でつぶやきました。(つづく)
2007/12/10
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今年で3回目を迎える冬の沖縄遠征旅行。出発目前にツアー会社の倒産というゴタゴタがありましたが、何とか別の格安ツアーを手配し、無事羽田空港にやってまいりました。空港はクリスマスモード一色です。 今までANAやJALばっかりだったんですが、初めてスカイマーク・エアラインを利用。空港カウンターにツアー会社から送られて来た用紙を見せると搭乗券を出してくれます。「お帰りの際にもこの用紙は必要となりますので無くさないようにご注意ください。」ツアー会社から送られて来た白い封筒には、航空券引き換えのこの用紙と、ホテルのクーポン券、そしてレンタカーの領収書が同封されていました。さて、飛行機は順調に高度を上げ、富士山上空にやって来ました。こんな眺め,なかなか見る機会ないですよね。 『あ~たま~をくも~の~、う~えにだ~し~♪』という歌がありますが、まさにその通り、雲の上に頭を出してるのは富士山だけでした。スカイマークに初めて乗って感動したのは、飲み物がペットボトルで選べることです。他の航空会社は紙コップにコーヒーやらジュースやらをついでくれますが、これって飛行機が揺れたらこぼれやすいし、お替わりするのも面倒だし、コップは燃えるゴミで捨てちゃうんでしょうから資源にも優しくないですよね。その点、ペットボトルだとリサイクルも出来るし、量的にも充分だし、こぼれにくくていいです。更にうれしかったのは、お茶菓子とお手拭きがもらえたこと。 いままでANAが多かったんですが、飛行機なんか年に何回も乗らないからどうせマイルも交換出来るほど溜まらないし、今度からスカイマークにしよ。なんてジュースとお菓子につられる子供みたいですが、大人だってだいたいこんなもんですよ。那覇まで約3時間。行きは気流に逆行するので時間がかかるんですね。レンタカーで、空港からホテルに向かいます。出発しようとして、大将いきなりワイパー動かしてます。最近手に入れた車がウィンカーとワイパー逆に着いてるので、調子狂ってるみたい。面白いことはもう一つあって、空港から那覇市街地に向かう新しい橋がナビに登録されていないので、車がナビの中で空飛ぶんですね。 無事、ホテルに到着。『駐車場どこか聞いて来て。』と言われて、私はホテルのフロントに走ります。すぐ隣の立体駐車場で宿泊客には割引券が出るそうです。先に荷物を下ろし、大将が車を入れてさてチェックインという段階になって、大変なことに気付いてしまいます。『ホテルのクーポン券入れた白い封筒どうしたっけ??』私が持ってたんです。さっきまで。でも、いまは持ってないの。駐車場の係の方にお願いしてもう一度車を捜させてもらいました。落としたのかもしれないと思って。でも、ないんです。走ってフロントに聞きに行った時、外に落としたのかも。ホテルの前の階段から歩道、車道とウロウロして必死に捜しましたよ。さっき車を停めていた所にタクシーが客待ちで駐車していたんですが、その車のしたも覗き込んでゾッとするものを発見します。側溝の上に置かれた金属の枠です。『まさか、あの隙間からドブに落ちちゃったんじゃないよね。』正直、胃がいたくなりましたよ。だって、帰りの飛行機乗るのにもいるから無くすなって言われてたのに。しかもホテルのクーポンもその中です。金属枠の隙間からドブを覗き込んでいる私を不審者と思ったのか、タクシーのおじさんはどこかへ行ってしまいました。心は土砂降りのまま駐車場で待つ大将の所に小走りで戻ると、係の方が私の半泣きの様子をあわれに思ったのか、もう一度立体駐車場を開けてくれました。隙間が狭いので一人しか入れないんです。しかも暗いし。大将が車の中を捜している間、頭の中にはドブを流れて行くクーポン券が浮かんじゃったりして相当情けない気持ちになっていました。こんな時どうすればいいんだろう。まずは旅行会社に連絡だろうな。それから....。駐車場のおじさんにお礼を言って出て来た大将の手に白い封筒が握られているのをみた時、私は体中の力が抜けて正直萎んだ風船みたいに一回り小さくなりましたよ。「ちゃんと捜さないとダメじゃない。シートの下に落ちてたよ。」出かける前から波乱の幕開けでしたが、悲喜こもごも,しばらくお付き合いください。すいません。いつも私のせいです....。(つづく)
2007/12/09
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ホテルのカーテンを開けるとまぶしい朝日が部屋いっぱいに射し込んできました。今日も快晴です。夜中、飲んで帰ってから更に近所のコンビニで焼肉弁当を買った大将、今朝も元気にサンドイッチをほおばっています。『あれ?マンディさん、もう迎えに来てくれてるよ。』朝9時にホテルの前に来て下さる事になっていたんですが、それよりも10分ほど早く到着されてます。そう、今日も朝から練習。昨日お世話になったアンナダンススクールの先生が、『明日も来ていいよ。』と言って下さったんです。マンディさんは気合いが入ってますよ~。『朝8時から教室に行って、もう一汗流してきましたよ。』ららあさんとマンディさんは午前中スタンダードのレッスンがありますので、その横で少し踊らせてもらおうという事になっていました。お二人は教室のホープなんでしょうね。先生方から明日の試合に向けて熱いご指導を受けておられて、それを一生懸命に実践されようとがんばっておられました。1級戦に出ようと決めたのが1ヶ月前で、それから急遽サンバとスローフォックストロットを習う事にしたとか。1ヶ月でスローとサンバを競技レベルまで持って行くのは並大抵じゃないと思うんですよ。さて、教室には次々と生徒さんが来られて、私達は教室の端の方で自主練を続けていました。マンディさんは、先生にピシピシしごかれるのを見られてちょっと恥ずかしいなと思っておられたようですが、私達は自分たちなりに集中して練習していましたので、他の方々のレッスン風景はほとんど目に入りませんでした。3時間ほど練習させて頂いて、そろそろ切り上げようかと思っていたら、先生方がお昼を食べに出かけられるのでその間自由に使っていいと言って頂き、ラテンの曲をかけさせて頂きました。こんなにいいフロアで、しかもほとんど貸し切り状態で練習させて頂いて幸運というよりほかありません。いつもは大切な試合の前でも、知らない遠征先で練習場など見つけられるはずもなく、お城登ったり観光したりしていながらも、踊ってない事に対する不安を常に抱えていたんです。今回は直前までリハーサルさせて頂いたので、楽な気持ちで試合に臨むことが出来て本当に助かりました。 お昼はららあさんご推奨の落ち着いた雰囲気のお店で、自然食品のランチを頂きました。大将も私もカレー。『カレーって疲労回復に良いんですよ。足の疲れがこれで吹っ飛ぶんです。』クルクミンという黄色い香辛料に含まれる成分が、肝臓に働きかけて疲労回復を促進するらしいんです。ウコンの力(ちから)ですかね。理屈はともかく、試合のあとにカレー食べたら信じられないくらい突然足が軽くなった事があったんで、それから疲れたときはカレーを食べるようになりました。ららあさんが、『うちも夜はカレーにする。』とおっしゃってましたね。ホテルに送って頂いたあと、私達は教えて頂いた『キャナル・シティ』に行ってみることにしました。 市内には100円で乗れる循環バスが走っています。博多最大のショッピングモールや劇場、映画館なんかが一緒になった複合施設で、ここもまたクリスマスイルミネーションが美しく輝いていました。 ラーメンスタジアムという有名ラーメン店が一同に会したフロアがあるときいていたんですが、そこには行かずにフットマッサージを受け、ぎょうざのアンドリューという店に入りました。アンドリュー・シンキンソンにあやかって(?)明日上手にダンスが踊れるように。ていうのは、うそ。博多とんこつラーメンとぎょうざでスタミナもばっちりです。 外の広場では、手品やダンスのパフォーマンスが繰り広げられていて、たくさんの観客を集めていました。 いよいよ明日はグランプリ。空にはほとんど満月に近い月が、明るく街を照らしています。 地上のあふれる光はそれと競うように、天と地の美しいハーモニーで博多の街を彩っていました。
2007/11/25
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三連休初日の勤労感謝の日、福岡行きの飛行機は満席でした。好天にも恵まれ、絶好の行楽日和です。博多空港の出口を一歩出た所で懐かしい顔に再会。去年の夏、上野でオフ会して以来のららあさんでした。リーダーのマンディさんと、何と空港まで車で迎えに来て下さったんです。これまでの遠征旅行にはなかったVIP待遇にただただ恐縮するばかり。しかも車は2日前に納車されたピカピカの新車です。『靴脱いだ方がいいですか?』思わず聞いてしまいましたよ。車はそのままお二人がスタンダードを習っておられる教室に向かいます。『どこか練習させてもらえる所ないでしょうか。』行く前にららあさんとメールのやりとりをしていて、市の体育館やダンスパブなんかよりここがいいでしょうということで、そのまま連れていって頂いたんです。マンディさんとららあさんも、日曜日に行われる競技会に出場されるという事で、一緒に練習する事になりました。実は今回ららあさんに是非着て頂こうと、『夜の女王』という名のドレスを持って行きましたので、まずはその試着。黒のシースルーにビーズとストーンがビッシリとつけられたキラキラのラテンドレスです。マンディさんが『ドキドキして踊れないかもなあ。』というくらいセクシー度満点で、とても良くお似合いでした。福岡の美人ダンサーですからね。何でも似合っちゃうでしょ。ラメ入りホルターネックロングドレス(これとは違います)教室ではスタンダードのカップルレッスンをされていましたが、その横で飛行機で固まった身体をゆっくり伸ばし、部分練習を開始。その後先生も生徒さんも帰られて、一度おうちに帰られるというららあさんをマンディさんが送っていかれる間、私達は初めて行った教室に二人で貸し切り状態になりました。持って来たラテンのCDをかけて踊り込み開始です。1時間ほどして戻って来られたマンディさん。『なんか、凄い熱気ですけどどんな練習されてたんですかね。僕ら二人が練習してもですね、こんなに窓が曇る事無いですよ。』私達をホテルまで送り届けたあと、マンディさんは車を置きに家に帰られ、ららあさんの案内で天神界隈を散策。 警固公園にはイルミネーションが輝き、たくさんの人たちで賑わっていました。向かっていたのはここじゃなくて、ホテルオークラ内の地ビールの飲めるお店。久しぶりにビールが飲めるって言うんで大喜びだったんですが、行ってみると食べ物は4500円のバイキングしかないと言われてしまいます。ビール飲みに来たのにそんなに食べないですよ。おつまみなしのビールだけならOKとのことで、お腹もすいてたんですが、バイキングのお肉のいい匂いを嗅ぎながらお試し地ビールセットを頂く事に。 美味しかったですよ。お店の方が気の毒に思ってか、ポテチとミックスナッツをサービスしてくれました。マンディさんもあとから来られて、楽しい飲み会は更に盛り上がってきました。マンディさんはスケートの織田信成選手に見た目も似てるんですが、実際かなり本格的にアイススケートもされていたそうで、足腰の強さはダンスにピッタリ。初めての競技会に今年の夏、大将の着ていたタキシードで出場されて、見事昇級を決められたんですが、今度は2度目の競技会でもう1級戦に挑戦です。地ビールはとりあえず試したという事で、店を変えてまた飲み直し。実はこのとき心配事が一つあったんです。携帯に留守電が入っていて、大将の実家である問題が発生し、ひょっとしたら試合に出場出来ずにこのままトンボ帰りしなければならないかもという事態になっていました。とりあえず弟に実家に向かってもらう事にして、連絡待ちという状態でした。でもそんな心配をすっかり忘れさせてもらえるほど、マンディさんとららあさんとのお話は楽しく、それこそ時の経つのも忘れるほどでした。多分私達だけだったら、いらぬ心配をしまくり、ご飯も食べていられなかったと思うんです。夜も更けて皆さんとお分かれし、ホテルに帰ると実家の問題は解決していました。何から何までお二人に助けて頂いて、本当に感謝しています。
2007/11/24
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宇都宮は新幹線を使うと上野駅から43分。充分日帰り圏内です。しかし私達が前日から泊まりで行ったのは、ほかでもない、先日秋田でお世話になった茨城チームのお誘いがあったからでした。「ホテルまとめて押さえてあるんですけど、よかったらいかがですか。」ということで、早起きが苦手な私達にとってはうれしい言い訳ができました。日帰りだと5時起きしないといけないですからね。当然ですが前夜祭もご一緒させて頂き、今回は私達含めて3組と小規模ながら楽しい時間を過ごさせて頂きます。茨城勢は2組ですがどちらも強豪で、楽天TKさんはJBDF関東甲信越スタンダード選手権3連覇ですし、水戸黄門チームのスケさんとして以前ご紹介したH沢さんは今年の三笠宮杯全日本選手権グランドシニアラテンの優勝者です。面白かったのはスケさんがトイレで会った男性が途中からこの前夜祭に参入し、さらにスポーツ談義に盛り上がった事でした。 その方はダンスとは全く縁がないんですが、剣道3段、居合い抜き3段という武道の達人で、スケさんと同じ年代のお生まれだったんですね。「スポーツはね、一つのものを極めると、どれにも通じるものが会得出来るんだよ。」ビールも進んで弁舌滑らか。「ゴルフだってね、シングルになるっていうのはもの凄い事なんだよ。」スケさんとこの武道の達人はシングルプレーヤーだそうです。楽天TKさんの先生もそうだとか。ゴルフはやった事ある方ならご存知と思いますが、18ホールのそれぞれを、何回以内ボール打って穴に入れなさいっていうのが決まってるんですね。その決められた回数のことを「パー」といって、パー・ファイブならドライバーやアイアン、パターも含めて5回打って穴に沈めればスコア0のイーブン・パー。出来るだけ少ない数を打って1周するのが勝ちなんですが、大抵は決められた回数より多く打ってしまうのが普通で、上手い人も下手な人もコンペで一緒に戦えるように、ハンデを設けているんです。ハンデが少ない方が上手い人で、シングルプレーヤーというのはそのハンデが1桁の人の事です。長々とゴルフの話をしてしまいましたが、実はいま流行の桃子ちゃんやさくらちゃん、藍ちゃんなんかのように、うちの父は私をプロゴルファーにしたかったんですね。小学校低学年から始めて残念ながら中学で止めてしまったので父の目論みは失敗だったんですが、結婚すると今度は父の野望が娘婿(大将)のゴルフ教育に向きそうになりました。私達はダンスの方に興味が向いてしまってゴルフには進みませんでしたが、父を含め、父の兄弟全員が結構いい年ですが今だにシングルプレーヤーですし、コンペでもトロフィーやら商品やらをゲットして来るんです。「ゴルフとダンスは凄く似てるんだよ。だいたいシングルプレーヤっていったってね、ハンデが5以下の人は絶対大崩れしないから。オレなんかまだ崩れるからね。」大将が私の方をニヤニヤしながら『いつ話題に参入するつもり?』みたいな視線を送ってきます。「シングルプレーヤーってのは、誰でもなれるもんじゃないんだよ。凄い事なんだから。」へ~、そんな凄いんだ。父が休みの日に朝とんでもなく早起きしてゴルフに行く様子を見守っていた私と母にはそんな事知る由もありません。トロフォー持って帰って来ても、『トロフィーなんかより商品券の方がいいよ。』なんて副賞の方にしか興味ありませんでした。こんなところで父はハンデ3ですなんて言い出せないですよね。(ブログでは書いちゃいますけど)ダンスでいったらA級の上位選手でしょうかね。私達からしたらまだまだ遠い存在です。とうとう閉店までこの二人のゴルフ談義は続き、すっかり盛り上がって、明日仕事が一段落したら競技会を見に来るなんて話にまで発展してしまいました。そうそう、明日は競技会なんですよ。しかも私達だけラテンの個人戦もあるので早起きが必要。それにしてもいろんな方との出会いって、面白いですね。
2007/11/18
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茨城県チーム主催の重要会議場には、大きななまはげの看板がありました。 入り口には小さな『福助』がお出迎え。ゲタ箱もレトロでおしゃれです。 江戸時代を思わせる屏風や台帳がディスプレイされている畳の御部屋には、一人ずつ肘掛けとお膳が用意されています。「越後や、お前も悪よの~。」「いえいえ、お代官様こそ。ま、おひとつどうぞ。」なんて会話が似合いそうな、そして天井裏には忍者が耳をそばだてていそうな、そんな雰囲気のあるお店です。さすが水戸黄門の茨城チーム。会議場も凝ってます。秋田の名物料理が次々と運ばれ,お膳に並びます。こちら、秋田名物『はたはた』の焼き物。いぶしたタクアンの『がっこ』も美味しかったですね。 5時過ぎから始まった重要会議という名の宴会は3時間も続き、ダンス談義に花を咲かせながら名物『きりたんぽ』のお鍋も頂きました。私達はダンスを始めた頃は茨城県に住んでいましたので、茨城県代表メンバーは全員知り合いで、むしろ千葉県代表メンバーのほうが知らない方がいらっしゃったりするんです。最後にカップルそれぞれが、今年の成果と明日の試合に向けた豊富を順番に語ります。うちだけ千葉県で、あとみなさん茨城代表の方々ですから、当然大きなことは言えません。「千葉県必勝!打倒茨城!」なんて心に思っててもさすがに言葉にはできませんよ。重要会議の始まりが早かったので、まだ駅前のショッピングセンターが開いていました。みなさん明日の朝食などの買い物に行かれ、すでに買い物を終えている私達はふらふら~っと酒屋の方に足が向いてしまったんですね。もうさんざん飲んだ後なのに、買ってしまいました。地ビール4種。 ちょっと味見だけってことで。一夜明けていよいよ試合当日。茨城県チームの大型タクシーに便乗させて頂き、会場入りします。何から何までお世話になって、ありがとうございます。これが今回都道府県対抗戦の行われる秋田市立体育館。 まるでローマのコロッセウムを思わせるような、円形の回廊が建物の周りを取り囲み、天井も光り輝く兜のようです。会場には朝早くから、団体バスや様々な県ナンバーの車が日本各地から集まって来ていました。年に一度のお祭りの、はじまりはじまり~。<秋田名物各種>
2007/11/05
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上野駅新幹線ホームの上には広いコンコースがあります。いつも時間ギリギリで駈け抜けて行くこの地下広場ですが、今日はめずらしく余裕を持って家を出たため、新幹線までまだ30分も時間がありました。「ここ、踊れるよね。」広くて平らなフロアを見ると、ダンスされてる方はみんな同じようなこと考えるんじゃないでしょうか。人影もまばらで、広場の隅に置かれたベンチにポツリポツリと新幹線を待つ人が座っているだけです。荷物番を任されていた私はついちっちゃくルンバの気になる部分の復習を始めたのが、いつのまにかエスカレートしてワルツのシャドーなんかやってたんですね~。「ここは駅だよ。」戻ってきた大将の言葉に、両手広げたままフリーズ。ちょうどお昼でしたので、新幹線「こまち」号に乗るや否やお弁当を広げます。私が以前のブログで『大将はいつも一番高い弁当買う』なんて文句つけたせいか、今日は控えめでした。『みそかつ&ひつまぶし弁当』行く先は名古屋じゃないのよ~。 その時、茨城チームの楽天TKさんから写メールが届きます。私たちより少し早い新幹線で秋田に向かった茨城チームは、どうやら車内でもう宴会が始まっている様子。社員旅行みたいなノリですね~。茨城県の選手はがんがん行っちゃっていいですよ。私たちはお茶飲んで千葉県のために貢献しますから。しかしこの決意はワリと早い段階でもろくも砕け散ります。再び楽天TKさんからメール。「緊急重要会議のため5時にホテルのロビー集合。」だそうです。「な~に話し合うんだろうね。」新幹線の中で大将と大笑いしてしまいました。さて、窓から見える風景は北に向かうほど秋色を増していきます。枝垂れ桜で有名な角館のあたりの山は赤・黄・緑にきれいに色づいていて、その緑の部分はまっすぐに伸びて高さのそろった秋田杉の一群でした。大曲から新幹線は後向きに走り始めます。「外、寒いかなあ。」雨が降っていたようで、道路が濡れています。思ったより寒くありませんでしたね。 駅前のホテルでチェックインして、エレベータに乗りこむと、後から凄く背の高い人が乗ってきました。それも、一人じゃなく6人も。大将が子供みたいに小さく見えます。私なんかまるで秋田杉の林に生えてしまったキノコの気分ですよ。なんとか電気のバスケットボール・チームだったそうで、大将が言うには結構強いチームらしいです。「サインもらっとけばよかったかな?」全然知らないのにサインだけもらうのも変ですよね。茨城県主催の緊急重要会議に出かける前に、私たちは明日の試合に供えて買い物に出かけます。試合用のバナナとか飲物とか朝食のパンとか。そして見つけてしまったんですよ。秋田の地ビール各種を取り揃えてる酒屋さん。「まさか飲まないよね。」「試合前だしね。」この決意もワリと早い段階でもろくも砕け散ることになるんですが、まずは会議に参加してきます。<田沢湖ビール>
2007/11/04
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日が暮れて雨が本降りになってきました。私達の行く大会は大抵いつもいい天気で、異常なほど暑い中の階段登りっていうのが定番でしたが、今回は逆に11月の寒さでしかも雨でした。別に責めているわけではなく、何となくみんなの視線は江戸っ子夫婦のCちゃんに集まります。またの名を『妖怪雨降らし』。「雨乞い必要な場合は呼んで下さ~い。」皆さんお住まいの所で雨が降らなくてお困りの場合は雨振らしに行くと言っております。さて、この辺で名物と言ったら「ほうとう」なんですが、間の悪い事にお昼に讃岐うどん食べて来たので「うどんこ」じゃないものという事でイタリアンの店に行く事になりました。4人で雨の中、歩道のない暗い道を一列になって歩いていくと、ときどき側溝にフタがしてない部分があって、しかも車がどんどん来るのでかなりスリルがありました。やっとたどりつくと、実に素敵なレストランです。お腹もすいていたので入り口のショーケースのケーキなんかチラチラ見て店員さんが案内してくれるのをワクワクしながら待っていました。ところが、結婚式の2次会でもうすぐ貸し切りとのこと。しかたなくまた雨の車道を溝に落ちないように一列に並んでもどります。ここは駅から離れた場所ですので、それほどお店がないんです。そのかわりホテルには露天風呂を併せ持つ天然温泉があって、宿泊客はタダで入れる上に朝食も付いて二人で6000円という信じられないような値段設定。これを見つけてくれたのも江戸っ子夫婦のお手柄です。地図で調べると、ホテルの直ぐ近くに『タイ料理の店』がありました。行ってみると、中の様子が全く計り知れないミステリーハウスの入り口みたいな看板に扉。おそるおそる中に入ると、薄暗いランプがテーブルを照らし、エキゾチックな音楽が流れています。お店は若い女性が一人で切り盛りしているらしく、既に食事を終えたお客さん達と入れ替わりに入った私達の他に客は無く、貸し切り状態になっていました。今日のおすすめが書かれた黒板のメニューも、近くに行って良~く見ないと見えないほどの暗さです。「なんでアジアンテイストの店って暗いんだろうね。電気使かわないんだっけ?」行った事ない私達は好き勝手な事をコソコソ言い合います。限られたランプの光の中で4人で頭を付き合わせていると、山梨じゃなくてタイに旅行に来てるみたいな気さえしてきます。おすすめの揚げ春巻きをまず一口食べていきなり舌が麻痺しました。辛っ!! かかっていたソースに唐辛子がたっくさん入ってたみたいです。次ぎに来た鳥の唐揚げサラダは辛くないはずなんですが、一度火がついてしまった口の中はそう簡単にリセット出来ないんですね。「すいませ~ん、生(ナマ)4つ!」さらになんとかゴレンていうピラフみたいなご飯もの、口に含んだ瞬間は甘いんですが、あとから炎の暴君たちが舌の上で暴れ回り、しかも悪い事にあとを引く旨さなんです。ビールがすすむくんですよ、これは。「試合前はボクは飲まないよ。」な~んて言ってた大将の奴、あんたが一番飲んでますから!!しらんよ~(つづく)
2007/10/01
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山梨といえば桃やワインが有名ですが、地ビールもあるんですね。 こちら甲府ドラフトビールでございます。(いきなり大将登場)今回の競技会遠征は山梨県です。あまりのトロさを見兼ねてか、友達の江戸っ子夫婦が宿から何から全部手配してくれて、私達は大会に参加するだけというVIP旅行でした。靴袋に芸術的な星座の刺繍を施してくれた友達で、今回は何かあった時のために針と糸持参で同行してくれてます。NHK大河ドラマをご覧になっている方はよくご存知かと思いますが、この辺りは武田信玄の本拠地ということで、甲府駅前は『風林火山』一色でした。 駅前の商店街もこの通り。 折角ですので、展示を覗いてみる事にしました。するといきなり冒頭でご紹介した地ビールの旗に遭遇してしまい、運転してくれてる友達に悪いなあと思いつつ、1杯だけ味見させてもらいました。爽やかな麦の香り、『ヘレス』です。さて、ドラマにちなんだ展示の方も意外に面白くて、武田信玄は生涯刀を抜かなかったとか、駅前の甲府城は武田の城ではないとか、信玄のために活躍した24将は決まった24人ではなくて代替わりしてるなんて言う、へ~と思う事がいろいろ解説してありました。 「其疾如風 其徐如林 侵掠如火 不動如山」その疾きこと風の如く、その徐かなること林の如く、侵掠すること火の如く、動かざること山の如し。ここまでは有名ですが、続きがあるんですね。「知り難きこと陰の如く、動くこと雷震の如し」孫子の兵法だそうです。競技会でもこの旗印の元で大活躍出来るといいな。というわけで、記念撮影。大将、威張ってます。私はこの扇子を必死に開けようとして、スタッフの方に「それは開きません」とおこられてしまいました。 (つづく)
2007/09/30
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遠征旅行から帰ると、ポストの中にクール宅急便の『不在通知』。何やら生ものが送られてきた様子。「もう腐っちゃったかもよ。」3連休でしたからね。大将は宅急便に電話しまくって何とか翌日出来るだけ早い時間に持ってきてもらうようにして、会社行かずに家で待機していました。実は去年も送って頂いたんです。「遠くから試合に参加して頂いてありがとうございます。ラテン不成立ですいません。」といいうことで、山陰の大会事務局の方が自ら捕ったサザエでした。こちら、サザエさんたち。サザエなんて食べたくてもそこら辺では売ってませんからね。一年ぶりです。ガーリックバターで温野菜と一緒に炒めて美味しく頂きました。これでタウリンばっちり。スタミナ満点。島根の大会事務局長さん、どうもありがとうございました。<食べたい方は共同購入><生きた英語が学べるサザエさん>
2007/09/22
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所変わればっていうものが旅行するといろいろありますが、こんぴらさんから駅に向かう道で面白い店を発見しました。まずは『しょうゆソフト』。一体どんな味がするのか興味はありましたが、おいしいビールをこれから飲もうって時にソフトクリームはちょっとね。食べてる方々のコメントを聞いていると、どうも美味しいらしいです。ラーメンの味がするとか言ってましたね。それからこちらのお店。店の前の黒板見えますか?『犬用さぬきうどん、370円、無添加 当店のみ ワンちゃんのおやつ』お留守番中のワンちゃんにも讃岐うどんのお土産ですよ。さて、次に私たちが向かったのは『こんぴら温泉』琴参閣。泊まらなくても日帰り温泉も可能です。予想通り、着てきた服は汗でびっしょりでしたから、温泉でさっぱりして持ってきた服に着替えます。なんか今回は段取りいいですよね。いろいろ経験から学ぶ事、多いです。そして、ここで造っている『こんぴら地ビール』。3種類あります。ところがなんと3種類全部飲める店がまだ開店前で、仕方なくヴァイツェン1種類だけ飲めるとなりのお食事どころに入りました。新幹線の時間の都合でのんびりしてられないんです。私が食べたのは『ぶっかけうどん』。冷たいうどんに大根おろしとショウガのすりおろしたものがかかっているシンプルなうどんです。そういえば高松駅前のアーケード街に、セルフのうどん屋があったんですが、そこではこんな感じのうどんが100円でした。チェーン店のうどん屋さんもその近所にあって、1ヶ月500円で毎日うどんが食べられる『うどん定期券』なんて販売してましたよ。この辺は物価が安いので驚きます。家の近所だとミョウガ3個で100円なのに、ここのスーパーでは袋にどっさり入って、多分30個くらいは入ってると思うんですけど、それで99円でした。思わず買って帰りたくなりましたよ。お腹もいっぱいになったところで、帰りはJRではなくて琴電という同じようなところを走っている私電を利用しました。こっちのが安いし、速いですね。さて、私たちの旅行に必ず登場する3つのアイテムは『ダンス競技会』『地ビール』『お城』です。お城は行かなくていいのかとお城マニアの大将に聞いてみたら、『行った事あるからいい。』とのことで、ちょっとホっとしていました。お城はたいてい高いところにあるので、階段登るの大変なんです。今回は特にこんぴらさんの後ですからね。そしたら、なんと駅の終点が高松城跡だったんです。山の上じゃなく、駅前で庭園になってました。無事に予定の急行、新幹線を乗り継いでまた6時間かけて家にたどり着きます。まだ、私たちにはもう一つ儀式が待っておりました。お気に入りのブルワリーで今年の5月に買ってきた、10周年記念の特別限定ビール。麦芽とホップを通常の2倍、そして4年の歳月をかけて熟成した『長期熟成麦酒』で乾杯です。限定2000本の通し番号が着いていて、いい成績をとれたら開けようとずっと冷蔵庫で眠っていたその秘蔵ビール。ついに封印が解かれます!!ジャジャ~ンよく見たら賞味期限が8月22日で、もう過ぎてるじゃないですか。でも大丈夫でした。グラスに近づくだけで立ち上るバラのような甘い香り、ああ、待った甲斐がありました。そしてハチミツのようなお味。ビン内発酵ですので、アルコール度数は9%くらいあってこれも普通のビールの2倍くらい。お土産に買ってきた『しょうゆまめ』と久々の金メダルがおつまみです。『さぬき地ビール』『こんぴら地ビール』そして『長期熟成麦酒』。ビール断ちを経て飲んだ3種類のビールは、どれも極上の味わいでした。(おわり)しょうゆまめと讃岐うどんのセット
2007/09/21
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さぬき地ビールの他にもう一つこの近くで飲める地ビールがあります。その名も『こんぴら地ビール』。造ってるのがご想像の通り、こんぴらさんの近くなんです。ことひら温泉琴参閣というホテルに隣接して、ことひら麦酒工房というのがあります。折角近くまで行くんだから、こんぴらさんもお参りしようかという事になりますよね。というより、普通はお参りがメインなんでしょうね。実は10年ほど前に一度登った事があるんです。ただ、大将の両親との初めての家族旅行だったもんで、結構緊張してたり気を使ってたりして、あんまり景色とか覚えてないんですよね。「馬がいたよね。」この程度。それじゃあ、もう一度登ろうということになり、試合の翌日、『金比羅参り→温泉→地ビール』の順番で行く事にしたんです。ところが台風一過のフェーン現象かなんかでしょうか。天気予報で気温34度とか言ってるじゃありませんか。米子の暑~い城跡登りを思い出しちゃいましたよ。で、競技用の大きな荷物は駅のロッカーに預け、着替えとジュース持ってジャージで出発です。絶対大汗かきますからね。本堂まで785段ですから。琴平行きのローカル線に乗って高松駅から1時間。大将の高校時代の想い出話を聞きながら、車窓に広がる田園風景を見ていました。途中、こんな電車を見かけましたよ。アンパンマン電車。アンパンマンの作者、やなせたかしさんがこの辺の出身らしいですね。こんぴらさんの登り口には『おかご』のタクシーが止まっています。自力で登れない人はこれに乗せてもらうんでしょうね。片道6000円くらいだったと思います。石段積んだ人の苦労に比べたら、登るだけなんて楽勝ですよ。もちろん、ただの強がり言ってるだけです。両側にはお店が建ち並んでいます。ツアーを先導したコンダクターの方が『皆さんもう一息ですよ~。もう一息で百段ですぅ。』って、あと685段てことですよね。(笑)登りきった先に更に1200段ほど行くと奥の院があるみたいなんですけど、そんなの行ってたら地ビール飲む時間なくなっちゃいますからね。こちら本堂です。やっと着きました。眺めも最高。中央に見えるのが讃岐富士と呼ばれる山だそうです。何が大変て、登るだけじゃなくて降りなくちゃいけない事ですよね。でもこんぴらさんのご利益は早速現れました。百段目くらいの所に、昨日飲んださぬきビールを樽で飲ませてくれる店を発見したんです。何で登る時は目につかなかったんでしょうね。やっぱり瓶とは違いますよ。生です。すごおく美味しかったですよ。それに、昨日は飲めなかった『空海ビール』という、空海生誕1200年にちなんで造られたヴァイツェンまで飲めてしまいました。こんぴらさんは、私達が求めてるものご存知ですね~。お賽銭少なくてすいませんでした。お店の方も地ビールが大好きという事で、他の店には出さない約束で樽で仕入れているんだそうです。私達がお店の方と歓談しながら美味しそうに飲んでるのが目に入ったのか、『まだお参りしてない』お客さん達がぞろぞろっと入って来ます。「皆さん、お参りはお済みかね。」「いや、まだだけど、まずここでお参りしようと思ってさ。」外は気温34度。この暑さですから、ビール飲みたくもなりますよね。(つづく)こんぴらせんべい
2007/09/20
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『こんぴらふねふね、おいてにほかけて、しゅらしゅしゅしゅ~♪』敬老の日を含む三連休。四国遠征を控えてご機嫌なわたし。『しゅらしゅしゅしゅ~♪』乗り遅れたら変更出来ないタイプの格安チケットですからね。早めに準備。走るの嫌だし。『しゅらしゅしゅしゅ~、っと♪』何度もそこばっかり歌ってるので、大将の間の手が入ります。「その後、歌詞分んないんでしょ。」歌詞分んないどころか、「高松」と「高知」が直前までごっちゃになってたくらいですからね。四国は私にとっては海外と一緒ですよ。6月の終わりに徳島に行ってから、今年2度目の四国遠征です。前回は飛行機でしたが、遠征費を少しでも安く上げようと今回は電車で行くことにしました。新型N700系の新幹線。 私は鉄道マニアでもなんでもないんですが、最近電車の写真を撮る機会が多くて、気がつくとまわりの『鉄男君』に混じって『鉄子さん』になってたりします。新型車両は座席も広いし、ニュースなんかが流れる電光掲示板の文字が巨大になったことが目を引きました。さて、鉄道の旅で一番楽しみなのがお弁当です。 私は、その名も『21世紀出陣弁当』、気合いが入る弁当です。大将は秋の特選弁当、いつも一番高い奴買う。岡山で急行マリンライナーに乗り換えて、いよいよ四国に渡ります。「昔は連絡船しか無くてさ。いまは速くなったよ。」大将は香川県の高校で寮生活を送っていたんです。たまに京都に帰る時はその連絡船に乗ってほぼ一日がかりで帰省していたそうです。瀬戸内海が見えてきました。 これは本当に海なんですか?湖じゃないの?っていうくらい、波がありません。まるで鏡のよう。 本州と四国を結ぶ瀬戸大橋は、電車が走ってる上に車が走る道路がある2層構造なんですね。家を出てから約6時間、やっと高松駅に到着しました。高知県じゃありません。香川県。ずっと座ってばかりでしたので、身体が硬くなってギシギシです。高松で総裁選の街頭演説をされていた麻生さんもおっしゃってましたが、讃岐ですよ。讃岐と言えば何ですか?そう、『うどん』です。駅前の床屋でほとんど丸刈りにされた大将と向かったのは、ホテルのフロントで紹介されたこのお店。 結構流行ってましたよ。しこしこ、つるつる、つやつや~。 いつもこのブログを読んで下さってる方は『あれ?』と思われたかもしれません。『ビールは?』実はお盆の鳥取の試合以降、一滴もお酒を飲んでないんです。二人そろって風邪をひいてしまったのがきっかけだったんですが、治ってからもそのまま続けて『勝つまで飲まん』て別に願掛けたわけじゃあないんですけどね。それにしても、毎日最低一人1リットルは飲んでたビールをピタっとやめたんですから、すっごく痩せるんじゃないかと思ったんですけどそうでもなかったですね。大将なんか、代わりに毎日アイス食べてましたから逆効果です。ビール飲まなくなると甘いもの食べたくなるんですね~。不思議。(つづく)<こんぴら讃岐うどん>
2007/09/17
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飛行機の時間まであと2時間ありました。地ビールも飲めたし、試合も終わったし、温泉にも行けて今回の旅もいよいよ大詰めです。「あと2時間何しようか?」駅前のバスターミナル。そのときふと二人の頭に浮かんだ一文字は、テレパシーのように同じでした。「城!!」米子に来た最初の日に、居酒屋の店員さんに聞いた言葉が頭をよぎります。「となりの米子城跡って、登れますか?どのくらい大変?」学校の遠足で行ったことあるそうですが、ただ事じゃないくらい石段が急で、暑いさなかにはとても登れないし、日が暮れると真っ暗なので危険とのことでした。暑いさなかにはとても登れないって、今が一番暑い最中じゃないですか。1時だもん。多分今日も気温は34度くらい。城跡に向かう通りは真上から太陽ギンギンで、建物にそって細い日陰がまっすぐに続いています。午前中、大山寺の急な石段でもう今日の分のトレーニングは十分積んできたんですけどね。登りました。標高90m。建物にしたら20階建てぐらいですか?私はいつも階段で鍛えてますから平気ですよ。っていったって、いつも登ってるのは5階までですからね。ほかに登ってる人なんかいやしません。暑いです。これは何かの修行か?あたしは城なんか興味ないんだ。Tシャツは汗でぐっしょり。ブツブツいいながらも登り続けます。突然、木のトンネルが開けてとうとう一番上までやってきました。うわァー、いい眺め。大将は誰もいないのをいい事にTシャツまで脱いじゃってます。ますます暑い時間帯に差し掛かって、このままいたらひからびそうでした。ペットボトルのスポーツ飲料一気飲みです。城跡ですから、石垣が残ってるだけ。日陰なんてないんです。空のペットボトルは麓に降りて、ゲゲゲの自販機にちゃんと捨てましたよ。さすがに汗だくのまま飛行機に乗るのははばかられ、私はTシャツを買う事にしました。これ。イカすでしょ。ゲゲゲの鬼太郎の生みの親、水木しげるさんの故郷がここからほど近い境港というところですので、その関係のグッズがたくさん売ってるんです。境港には去年行って、妖怪たちの銅像がたくさん立ち並ぶ水木しげるロードを歩きました。(去年の写真は こちら )バスで空港に着くと、大将はまた売店でビール買ってます。あれ?こんなビールもあったの?ゲゲゲの鬼太郎地ビール。たくさん石段登ったから、妖怪ビールだって美味しかったですよ。(おわり)<なまけものになりなさい> <鬼太郎ビール、楽天でも買えます><鬼太郎の焼酎とお酒セットも、楽天でも買えます>あらビックリ
2007/08/25
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大山(だいせん)は標高1709m、山陰地方で一番高い山です。中腹には大山寺、トム・ソーヤ牧場、アスレチック場、ペンション街、地ビール工場などがあり、それらを循環バスが巡っています。乗り放題券を買って、大会翌日朝10時、米子駅発の大山るーぷバスに乗りました。約30分で大山寺に到着。地ビール工場が11時から営業なので、ちょっとここで時間つぶそうと思ってたんです。ところがこれが、大間違いでしたね。この門をくぐるまですでにダラダラ上り坂の参道を随分歩いてきたんですが、まだ階段は続く様子。かなり急です。まだ続きます。すっかり汗だくで、やっとたどり着きました。折角ですので一応お参りさせて頂いて。本堂の脇に牛の大きな銅像が置いてあって、鼻のところだけ妙に色が変わっているんです。説明を読むと、願い事をたった一つ、心に強く念じながら牛の鼻をこするとその願いは必ずかなえられるって言うんです。私は『へ~』って感じで通り過ぎようとすると、摩擦熱で手が熱くなるんじゃないかってくらい必死にゴシゴシしてる人がいて、なんとそれは大将でした。いったい何をそんなにお願いしてるのかな?早く戻らないと次のバスが来ちゃいますよ。登ってきた急な石段を今度は降ります。いいトレーニングになりました。バスから見える草原には、コスモスとひまわりが一緒に咲いてます。ここは、生まれてから7ヶ月までの子牛を放牧する牛さんの幼稚園です。それを過ぎると、各農家にもどされるそうです。ループバスでは、こちらの方言を交えた簡単な録音ガイドを流してくれます。『して下さい』というのを『してごしない。』って言うんですね。「乗り放題券ちゅうもんを持っとられる御方は、その紋所をはっきりと運転手に見せてごしない。」今日も晴れて、大山がきれいに見えています。数億年前から何度か噴火を繰り返して富士山にも似た今の形になった大山には、ブナの森が形成されました。ブナは緑のダムと言われるほど保水力が高く、麓に美味しい湧き水を供給してくれているそうです。秋には黄色く色づき、ナナカマドの紅と松の緑でそれは美しい景色になるとのこと。さて、バスはいよいよ地ビール工場ガンバリウスに到着です。(つづく)厄除石鹸(洗顔)は、鳥取県大山山麓に自生する“熊笹”を炭にし、石鹸に練り込みました。100%植物性、そして無添加の、お肌に優しい自然派石鹸。祈祷済み。
2007/08/23
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山陰大会には昨年も参加させていただいたせいか、数ヶ月前にもう『今年も是非』という案内が事務局から郵送されて来ていて、私達はお盆休みのイベントとして、いろんな意味でとても楽しみにしていました。数日前にラテン競技が参加組み数の不足で成立しなくなったと言う連絡を頂いたんですが、去年もお世話になった競技委員長さんが大変恐縮されて、こんな事をおっしゃったんです。「ラテン競技の最後にデモ踊りませんか?」な・なんで?確かに競技の合間にゲスト・デモンストレーションがある珍しい大会なんです。でも、私達が出る幕じゃないんですね。去年は柳橋&浅見組でしたし、今年踊られるのはスタンダード西部チャンピオンの末富・藤本組で、プロですからそりゃあ見る価値あります。私達は一介のアマチュア競技選手ですから...。丁寧にお断りすると、しばらくしてまた電話がかかってきました。「大会委員長に話したら、遠くから来ていただくのに申し訳ないってことで、前夜祭のパーティ、送り迎え付きでご招待しますんで、そちらでデモ踊ってくれませんか?そのあとの二次会もご招待しますんで。」いや、だから、デモはいいですって。折角、スタンダードだけで荷物減って良かったなんて言ってたのに、パーティだ、デモだって言ったら、そのためにまたドレスやらいろいろ持って行かないといけないですもんね。それに、競技会前日にパーティ+デモ+飲み会って、いくらなんでも明日が不安になりますよ。「申し訳ありませんが、前日は予定が入っておりますので。」予定っていったって、そのぉ、つまりは、地ビールと温泉なんですけどね。 大会当日、朝受付に行くと、競技委員長さんと大会委員長さんが飛んで来られて、こちらの方が恐縮してしまいました。大会の様子は こちら で見ていただくことにして、ここからは競技会が終わった後のお話です。また皆生温泉に行くことにしました。バスの時刻表を見ると、まだ20分くらい来ない予定。バス停の直ぐ後ろが米子市の歴史資料館でしたので、バスが来るまで見学させてもらう事にします。 発掘された土器や、米子城のレプリカ、その他、この周辺の歴史を語る品々が展示されています。昭和56年、日本で最初のトライアスロン競技が開催されたのはここだったんですね。そういえば、皆生温泉街にこんな通りがありました。 『トライアスロン通り』、それと交わる通りには、京都のように四条、五条なんて名前がつけられています。温泉にゆっくりつかった後、この日は二人でマッサージを受けました。インド人かタイ人か、東南アジア系の美人さんが腕を使って肋骨1本1本の間をジワーっともみほぐしてくれます。マッサージを受けた人には、ゆずジュースがサービスされます。 ハチミツに漬かった柚子のビタミンが身体に染み渡るようでした。今日は地ビールなしで健康的な夜を迎えます。なぜか。それは明日、たくさん飲むための準備でした。(つづく)
2007/08/22
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米子城跡に行ってみると、確かに言われた通り、急な階段がこんもりと茂った木々の間をずーっと上のほうまで続いていました。すでに6時に近く、もう陽も傾きかけて来ています。「今から登ったら、降りて来るとき真っ暗かもよ。」登り口に向かって歩き始めた大将の背中に声をかけます。それより、明日試合なのにこんなとこで筋肉痛になりたくないぞっていうのが本音でした。結局登るのは断念して、海に向かう事にしました。ここからバスで15分ほどのところに、皆生(かいけ)温泉という海に面した温泉場があるんです。「今から行けば、海に沈む夕陽がみられるかもね。」ゴールデンウィークに萩で自転車飛ばした事、ちらっと思い出しました。(もう走るの嫌ですよ)ところが、バス停に向かってポクポク歩いていると、大将が振り向いて突然叫んだんです。「バスが来た!!!」見ると、駅の方からやって来たバスが、今まさに信号を曲がってこっちに向かって来る所ではありませんか。走りましたよ。やっぱり。この暑いのに。バス停になんとかたどり着いて、やれやれと思ったら、違うバスじゃありませんか。汗だーだーかいちゃいました。時刻表を見ると、まだあと30分くらい来そうもないので、タクシーで行くことにしました。海は風が気持ちいいです。青春だなあ~。太陽が沈んで行きます。この後ゆっくりと温泉につかり、最終バスの1本前で米子駅に戻ってきました。
2007/08/21
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関東圏から遠く離れた所にお住まいの方には、千葉県と茨城県の位置関係がいまいち曖昧だったりしないでしょうか。私の場合、去年初めて山陰の大会に参加させていただくまで、島根県と鳥取県の違いが分りませんでした。スカンジナビア半島の白地図にスウェーデンとノルウェーの国境を書きなさいなんて言う問題出されても『?』なのと同じレベルで、『島根県て、どこか知ってる?』という大将の問いに『知ってるよ。鳥取砂丘のあるとこでしょ。』なんて、おバカな答えをしてたくらいです。ですから、米子(よなご)空港だって読めてなくて、『まいこくうこう?あ~、こめっこ?』大きな声じゃあ言えないような事言ってました。こめっこ空港なんてかわいい。さて、こちらが上空から見た鳥取県米子(よなご)市。 暑そうです。数日前、フェーン現象で38度を超える気温が観測されてニュースになってました。空港からバスに30分ほどゆられて、米子駅に到着します。ここは去年の大会でも通過して、この地方に有名な20世紀梨のソフトクリームを食べたんです。私達の興味は、ご存知の通り梨よりも地ビール。ここ米子には、大山(だいせん)地ビールというのがあるってことは調べ済みです。ところがこの地ビールの製造元は1700m級の大山の中腹にあり、私達が到着した時には循環バスも終わっていて、タクシーだと片道5000円はかかるということでした。5000円あったら地ビール4杯ずつは飲めるぞってことで行くのは諦め、駅周辺でその地ビールが飲める店を製造元に電話して聞きました。エンヤキッチンという店にあるそうです。駅から米子城跡に向かって歩いて行くと、歩道には所々、こんな星座のオブジェと神話の説明が書かれたプレートが配置されていました。こちら、夏には見えないオリオン座。 お店は感じのいいカジュアルな和風の居酒屋でした。まずはピルスナーで乾杯。 5時までの限定メニュー、エンヤご飯というお得なセットを注文しました。5品のおかずと御櫃で出される五穀米、お味噌汁とコーヒーまでついて1000円はとってもリーズナブル。なかでも、明太子ととろ~りチーズを巻き込んだだし巻き卵が絶品でした。 ビールはすでにスタウトとハーフ&ハーフへ移行。お腹もいっぱいになった所で店員さんにお尋ねします。「となりの米子城跡って、登れますか?どのくらい大変?」学校の遠足で行ったことあるそうですが、ただ事じゃないくらい石段が急で、暑いさなかにはとても登れないし、日が暮れると真っ暗なので危険とのこと。大将の目がキラリと光りました。ま・まさか....。「行けるとこまで行ってみようか。」やっぱり....。(つづく)<鳥取名産ご紹介、アイスにジュースに梨です>
2007/08/20
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灰色の梅雨空を越えて、今日は皆さんを空の旅にご案内します。 先日徳島の大会に行く時に撮った写真です。 下に東京の街が広がっています。 旋回して上空へ。 神奈川県のあたり。 ますます高度を上げて行きます。 雲の上に出ました。空って青いですね。 確かこの辺に富士山が見えていたような。 これは何を写したんだっけな。 雲の絨毯ですね。 そろそろ四国に到着。快適な空の旅でした。
2007/07/09
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萩・津和野は、セットだと思っていたんです。5月5日こどもの日、萩市内を観光したあと津和野にも寄って行こうかと調べてみると、そう簡単ではないことが判明。津和野に向かうバスは1日2本しかなくて、朝のバスだと萩の観光が出来ないし、午後のバスだと帰りの新幹線に間に合わない。バスがだめなら電車だ。ところが電車も以外と乗り継ぎが悪くて行くだけで3時間近くかかり、津和野から新山口に一日一往復しているSLは満席なので、着いてすぐに新山口に向かう普通電車に乗らないとこれまた帰りの新幹線に間に合わない。←SL山口号というわけで、津和野はパスして全精力を萩市内の観光に注ぎ込むことにしたんです。さっそくレンタサイクルの店に行ってまた自転車をゲット。『昨日夕陽を見るって言ってた人だね。』おばちゃん、覚えててくれました。連休で駐車場も混んでいますし、古い街並は道が狭いので車より自転車が便利。まず最初に向かったのはお約束の松陰神社です。 高杉晋作、伊藤博文、木戸孝允、山県有朋、桂太郎、乃木希典、井上馨、青木周蔵。何か聞いたことあるような名前の人が何人かいませんか? (全部知ってる人は凄いと思う)これらの明治維新を支えた有名人の先生だったのがこの神社に祀られている吉田松陰。 今度は地ビール工場の村塾じゃなくて、本物の村塾を見て来ました。ついでに近くにある伊藤博文のお家と東京にあった別宅。この別宅すごいんですよ。たとえばこの天井。一本の木から切り出した一枚板で出来ているんです。まだ充分住める広いお家で今風に言うと7LDKくらいでしょうか。 萩市内は自転車ロードが整備されていますので、5月の爽やかな風を受けて走るのはとても気持ちのいいものです。乗り馴れてないのでちょっとお尻は痛くなりましたが。街の至る所に『萩焼フェアー』の特設コーナーがあり、それを廻って歩くのも焼き物がお好きな方はたまらない催しでしょう。 うちはどっちかいうと、入れ物より中身の方に興味がありますからさらっと通りすぎます。次に立ち寄ったのは萩史料館。長州ファイブって、ご存知ですか?幕末のまだ海外渡航が禁じられている時、見つかったら死罪を覚悟に長州藩の5人の若者がイギリスに密航して近代文明を学んで来るんです。帰国した5人は、明治維新後それぞれの分野で大活躍。井上馨(初代外務大臣)、遠藤勤助(造幣局長)、山尾庸三(東京大学工学部を創立)、伊藤博文(初代内閣総理大臣)、井上勝(鉄道王)。はい、こちらがStarTrees と長州ファイブ。 なんか、どっかで聞いたバンドの名前みたいだな。 ↑マルーン5(今週MTVで全米No.1ヒット)このあと自転車を返して、バスで市内観光します。萩市内には『どこまで乗っても100円』という循環バスが、バスターミナルを基点に東回りと西回りの2系統で順次運行しています。ちょっと不便なのは1時間に2本しかないのと、一方通行なので一度降りて元来た場所に戻るのにぐるーっと一回り約1時間かかることです。それでも市民の足として皆さん利用されていますし、ちょっとした観光案内もアナウンスで流れるので、私達は『冬ソナ』みたいに一番後ろの席に陣取ると東周り1周を試みました。ふと気がつくとあまりの気持ち良さに爆睡していて、なんか市役所前でバスの運転手さんが交代してます。『あれ? わたしたち何周しちゃったんだろ。』時間を見ると、まだ1周してませんでした。でも運転手さん、『いったいこいつらどこで降りるんだ。』って思ってたろうなあ。 萩を後にし、新山口に向けてバスに乗ると、ちょうど雨が降り出しました。新山口から新幹線に乗り換えるんですが、ここのキヨスクで凄いものを発見。山口県にはガイドブックに載っている限りでは、3種類の地ビールがあります。ちょんまげビールと村塾ビールは試しましたが、諦めていた残りの一つをここに来て見つけてしまったんです。 なんと悪運の強い二人。新幹線に乗り込むと、さっそく常備している『myセンヌキ』を取り出します。Uターンラッシュの新幹線は大混雑で、帰りはグリーン車でした。おしぼりなんか出て来ちゃうし、足乗せ台もついてます。そして、地ビール。 これだから遠征はやめられません。
2007/05/18
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山口の長い一日はまだ終わりません。関東に比べるとかなり西にあるので、日没時刻が遅いんです。萩市内のバスセンターに到着した時、もう6時半だったんですがまだ外は明るくて、『ひょっとすると海に沈む夕陽が見られるかも。』なんて言い始めます。太平洋側に住む人間にとって、海からの日の出は普通でも海に沈む夕陽はなかなか見られない貴重な体験です。そろそろ店じまいを始めようとしているすぐ前のレンタサイクルのお店に飛び込むと、おばさんに交渉。「海に沈む夕陽が見たいんですけど、あと1時間だけ貸してもらえませんか。」1時間150円。交渉成立です。私達は自転車に飛び乗ると、右も左も分らないままとりあえず夕陽に向かってこぎ出しました。自転車なんて乗るの何年ぶりだろ。武家屋敷風の街並を風のように通り抜け、萩城跡を通過、目指すは夕陽スポットとして有名な菊が浜です。 なんか今日は一日中走ってる気がする。空が水色からピンク色へ、そしてオレンジ色へと古い街並を染めて行く中、私達は夕陽に向かって次第にペースを上げて行きます。ところがあと一息の所で道が西に向かわなくなって、立ち往生。「どうする? どっちだろう!!」ここまで来て間に合わなかったらすっごく残念。ちょうどそこを通りかかった犬の散歩中の奥さんをここぞとばかりに捕まえます。「すいません!! 夕陽見るにはどっちに行ったらいいですか?!」私達の息せき切った様子にただならぬ気配を感じたのか、手早く道順を説明してくれると、「まだ間に合うわ。がんばって!!」応援されてしまいました。最後の力を振り絞って、ちゃりんこ全力疾走!!とつぜん目の前がさーっと開けました。海だ! どうですか。この眺め。私達は自転車を降りて浜辺を歩きました。 小さな猫がずっとまとわりついて来て、お腹がすいてるみたいに鳴いてます。 新幹線で買ったコーヒーの砂糖しかなくて、それをあげてみましたが、甘党じゃないみたい。 夕陽が沈む瞬間。まるでモネの印象画のようですね。 その後ゆっくりと自転車をこぎながら暮れなずむ萩市内を戻って行きました。無事に自転車を返し、おばさんに撮って来た写真を見てもらうと、ニコニコ顔で一緒に喜んでくれました。「間に合ってよかったね。」ついでに目の前のスーパーで夜の酒盛り用のビール買い出し。(まだ飲むのか!!)スーパーの中にこんなコーナーがありました。首相は山口出身だったんですね。 <山口県の名産品>
2007/05/17
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明神池から海岸沿いの国道に向かって歩いて行くと、空気は次第に磯の香りに満たされて行きます。あたりに遮るものは何もなく、まぶしい太陽が降り注いでいました。 しばらく行くと学校があり、その前にバス停を発見。ところがやはり1時間に1本あるかないかで、次のバスまであと40分もあります。「どうする?」ふと道路の反対側を見ると、そこはクルーザーなんかが停泊している小さな埠頭になっていて、その向うにおしゃれなレストランが見えます。 「あっ! あそこ、ちょんまげビール作ってるとこだよ。」お昼に秋吉台で飲んだこのビールです。 大将がガイドブックでチェックしていたようです。「次のバスが来るまで1杯くらい飲めるね。」というわけで、ちょこっと寄って行くことになりました。(ホントにちょこっと?) 中はとても感じのいいイタリアレストランで、さすがに連休中で市場が休みなのか魚介のサラダなんかは無理ということでしたが、メニューを見る限り料理も美味しそうです。「もうここで夜ご飯食べちゃおうか。」ということになり、大将は更に次のバスの時間を調べにバス停に走りました。 「大丈夫、バスあと2本あるよ。」気が大きくなった二人は、全種類がセットになったビールやいろんな料理を注文し、すっかり腰を落ち着けてしまいました。 心もお腹も満足してバスの時間より少し早めに外に出ると、なんか潮風が気持ちいいです。まるでカリフォルニアみたいだー。(行った事ないけど) 私がのんびり写真を撮りまくっているすきに、大将は一人もうバス停について携帯で時間を調べている様子。いっつも私の普段の立ち姿がラテンダンサーっぽくない『よわっちい』立ち方だなんていじめるけど、自分だってそうじゃん。証拠写真撮ってあとで反撃材料にするのだ。ふっふっふ。 あれ?大将、なんか叫んでるみたい。と思った瞬間、私のすぐ横を大きな影がゴーーっと音を立てて通り過ぎて行きました。バスだ!!!@@大変。これに乗り遅れたら全然しゃれになんないですよ。走りましたよ。また全力疾走です。大将が扉の所で待っていてくれて、無事に乗れました。やれやれ。席について大きく息を吐き隣を見ると、大将がなぜかニヤニヤ携帯を眺めています。思わず覗き込むと、なんとわたしが目まん丸くしてバスを追いかけているムービーが!!!しまった......。私の反撃材料なんてこの爆笑映像に比べたらゼロ以下。(ざんねん)
2007/05/16
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秋吉台からバスで約1時間、萩(はぎ)に到着しました。萩と言えば普通は文明開化を牽引した明治維新の偉人達を訪ねるみたいな観光コースが思いうかびます。数々の偉人を輩出した吉田松陰の『松下村塾』なんて、どこかで聞いたことありますよね。ところが私達が目指すところは同じ『村塾』でもちょっとちがう。地ビール工場『萩ビール村塾』です。 バスターミナルからこれまた1時間に1本あるかないかのバスに乗り、ちょっと突き出た半島の根元『越ケ浜』に向かいます。ちゃんと帰って来れるのか心配。 バス停からさらに歩くこと20分、ガラス工房と地ビール工場が一緒になった目的地に到着しました。 まずガラスの方を見学。酔っぱらって割るといけないですからね。 つづいて隣の村塾ビールへ。 どこかで見た配達員さんですね。やけにピッタリはまってます。はい、そしてこちらが村塾ビール。 萩って夏みかんも有名らしいですね。 かんぱ~い!!萩ビール村塾では、ピルスナー、ヴァイツェン、ペールエール、ブラウンエールの4種類のビールを作っています。それらを一通り飲んで気分も上々になった所で、また来た道を歩き始めました。実はこの時、まだ帰りのバスの時間も分ってなくて、それどころかバス停の場所さえ知らなかったんです。着いた時に一応周りをきょろきょろ捜したんですが、『平日のみ運行』のバス停しかなかったんですよね。しばらく歩いて行くと、お醤油の焦げるようないい匂いが漂ってきました。池の周りにたくさんのトンビが滑空しています。大将、一人で焼きイカに走りました。 行きもここを通ったんですが、その時はビールのことで頭がいっぱいで足を止めなかったんです。池の周りから人がお魚に投げるパンを、トンビが上空からよこどりしてるんですね。中には、投げようと振り上げた手から直接かすめ取って行くトンビもいて面白いのなんの。私は夢中で写真を撮っていました。 「エイがいる!!」イカ食べ終わった大将が酔っぱらって変なこと言ってます。池にエイなんかいるわけないじゃん。ダンサーの前はダイバーだった私ですからね。 あれ?エイだ....。タイもいる。何この池!!ここは明神池と言って岩の隙間から入り込んで来た海水の池なんだそうです。びっくり。ところで、バスはだいじょうぶなのかな。
2007/05/15
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3億年前、そこは巨大な珊瑚礁が育つ暖かい海でした。新山口の駅前からバスに乗って、日本一広い石灰岩の台地『秋吉台』に向かいました。5月4日、試合の翌日です。 日本最大のカルスト台地は約4500ヘクタールの国定公園になっていて、その一部は特別天然記念物の指定を受けています。その台地の下にこれまた広大な鍾乳洞『秋芳洞』が広がっているんです。地上も地下も凄いぞってことですね。この後、山口を縦断する形で日本海側の萩に向かう予定だったんですが、調べてみたらそっち方向のバスが1日に2本しかないんです。短い時間を有効に使うために、バスのチケット売り場の方に相談しました。「2時間後の萩行きのバスに乗りたいんですが、どういう順序でここを見たらいいでしょう。」競技会用の大きな荷物は手荷物預かりにお願いしたので、またここまで戻ってくる必要があります。チケット売り場の方は非常に親切で、手際良く回る方法を教えて下さいました。まずバスで展望台に行って台地を見て、そこから地下に降りて秋芳洞を歩き、このバスセンターに近い出口から出てくるという計画です。早速その通り観光開始。 見渡す限りの広大な緑の丘に白く点々と石灰岩の塊が点在します。地下に潜ると1キロに渡る巨大な洞窟は、ときどき大きく空間が開けて地底秘密基地といった感じ。しかも、観光客で大渋滞。 なんとか出口に到達し、それでもバスの時間まではまだ30分ありました。 バスターミナルまでは両側にお土産屋さんや飲食店の建ち並ぶ商店街になっています。私達はもうお腹が減って仕方がなかったので、一番最初に見つけた食堂に入りました。こちら山口の地ビール『ちょんまげビール』のペールエールです。 そして、巨大なカルスト洞(ほら)そば。 私の頼んだそばの方はすぐに出て来たんですが、大将の頼んだカルスト洞丼のほうは、私が食べ終わってもまだ出てきません。「ご飯これからたいてるんじゃないのかな?バスの時間、間に合うかな。」もう後10分しかありません。諦めて出ようかと思ったら、巨大なドンブリが登場。「5分で食べて!」大将、必死です。 この商店街450mあるんです。しかもゴールデンウィークですから、人でいっぱい。そこを泥棒と警官みたいに人をかき分けかき分け全力疾走ですよ。なんでこんなとこで走ってんだ、あたしたちは!!バスターミナルに息を切らして到着すると、もうバスが待ってます。私はさっきの親切なバスチケット売り場に、汗だらだらでなだれ込みます。大将は手荷物受け取りにお店に走りました。あと1分!!ゴロゴロかばんを引きずって一番遠くのバス乗り場まで、また全力疾走。『試合じゃないときくらいはのんびりしたいよ~。』間に合いました.......。「なんか胸焼けする。」お気の毒な大将。あんなドンブリ5分でかき込んで全力疾走じゃ身体に悪そ。すごい汗と微妙な達成感に満たされた私達を乗せて、バスは何事もなかったかのように萩に向けて動き出したのです。
2007/05/14
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試合が終わり、次に向かったのは小郡(おごおり)でした。新幹線の駅で言うと新山口。競技会場のあった徳山の隣の駅です。ここは飲んだくれの歌人、種田山頭火(さんとうか)がしばらく住んでいた事でも知られています。 駅前の交番は山口らしく『ふぐの交番』。 私たちはホテルにチェックインを済ませるとすぐに在来線に飛び乗り湯田温泉に向かいました。 この温泉、実は歴史が古いらしく、平安時代の記述にも存在が見とめられているそうです。行く途中の公園に、小さな足湯があったりします。もちろん無料。 温泉街を歩いていくと、こんな幻想的なラーメン屋さんを見つけました。 『幻のラーメン亭』提灯がやぶけてたりして、周りが薄暗いのでちょっと薄気味悪い感じさえします。宮沢賢治の『注文の多い料理店』みたいに、自分が出汁とられちゃうんだったりして。もうお腹がぺこぺこでしたので、考える間もなくのれんをくぐってしまいました。食べたのはこちら、その名も『幻のラーメン』。 今まで食べたこともない絶品ラーメンです。スープが多分とんこつに味噌を加えたものだと思うんですが、今思い出しても涎が出るくらい、家庭では絶対に出せないコクのあるおいしさでした。さて温泉の方ですが、確か入浴料600円くらいだったと思います。アルカリ泉でちょっと熱め。競技会用にバリバリに固めた髪をまずきれいに洗い流して、トリートメントつけて頭にタオルを巻き、ゆっくりと湯船につかります。あ~~、最高!と思ったところへ、なんと中学の修学旅行生の大集団が!あっという間に数限りあるシャワーが占領され、私は頭にトリートメントつけたまま出るに出られなくなってしまいました。まずいなあ。大将、待ちくたびれちゃうかも。ぐるっと見渡すとたった一つだけ、シャワーが空いてました。それはサウナから出た人が汗を流すために入り口に設置されているもので、本来頭洗ったり身体洗ったりするもんじゃないんですが、この際そんな事言ってられませんよ。いやあ、実に面白い体験をさせてもらいました。
2007/05/11
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山口大会の前日、5月2日に私達は新幹線で広島に入りました。去年来たときは土砂降りの雨で、タクシーでキリンプラザに復刻ラガービール飲みに行っただけ。とても市内観光なんて出来る状態ではなかったんです。今年はお天気に恵まれ、初めて原爆ドームを訪れることが出来ました。駅前から市電に乗ります。私にとっては市電の存在がとても新鮮で、『ヨーロッパみた~い。』と大はしゃぎ。夢中になって写真を撮りまくっていると大将が一言。「鉄道マニアの電車小僧みたいだよ。」こちらが快心の一枚。 原爆ドーム前駅で降りると、目の前がカープの本拠地、広島市民球場です。今年50周年なんですね。今日は『広島ーヤクルト』の試合がナイターで行われます。 きれいに整備された公園に入ると、すぐに原爆ドームが見えてきます。 閉館ぎりぎりの滑り込みで原爆記念館にも立ち寄ることが出来ました。たった1発の爆弾で失われた貴重な命の記録。それは遠い昔の出来事というよりも、いまこそ全世界の人たちに知って欲しい選択の重大性です。来館者の中には数多くの外国人の旅行者もおられましたが、核保有国の人々には特に、核を持っていてそれを使うということはまた新たな何十万人もの犠牲者を生むことなのだと言うことを肝に命じて欲しいと思いました。閉館の合図と共に外に出ると、まだ明るいんですね。さすが西に来たなと言う気がしました。連休中にフラワーフェスティバルが開催される様子で、今準備の最終段階に入っています。 広い公園をゆっくり歩いて球場前にもどり、そこから県庁の方に向かって歩いて行きました。球場のライトはまぶしく輝き、すでにゲームが始まったらしく、大きな歓声が響いています。「今日は何食べる?」大将は、いつも食べることばっかり。しかもお好み焼きが大好物なので、ほっておくとまたそれになりそうでした。「お好み焼きは、やーよ。」前日にお好み焼きなんか食べたせいでグランプリでいい成績とれなかったんだとかなんとか理屈をこねて、県庁前にそびえるグルメモールのイタリアンの店に引っ張って行きました。実はお昼も新幹線の中でこんな豪華なお弁当食べたんですよね。 そんなに美味しいものばっかり食べてたら、身体重くなっちゃって反って動きが悪くなる気もしますが、決定打となったのはGWのキャンペーン『ドリンク全て半額』の看板でした。さっそくイタリアビールをご注文。(オイオイ)「半額だから2本飲んでもいいよね。」もう完全に暴走状態です。おいしいパンがお替わり自由で、特別にいろんな種類のオリーブオイルを試させてくれました。 この一番左のオリーブオイルは、最高金賞を受賞したものらしく、香りが高くて飲んでもいいくらい美味しかったですよ。さて、これだけ美味しいイタリアンを頂いたのでパワー全開でダンスの方もバッチリだとよかったんですが、すでに書きました通り結果はイマイチ。つまり、前日の夕食がお好み焼きでも高級イタリアンでもダンスの成績には関係ないと、そういうわけですね。
2007/05/10
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