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2008年01月19日
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カテゴリ: 蒼鬼
 目から火柱を立てんばかりに怒る良房を恐れて、家司はあわてて再び財宝と共に旅立っていった。

 良房は憤慨しつつも待ったが、家司は三日後に同じ様子で帰って来た。またもや、カササギに追い返されたと言う。

 良房は、今度は別の家人に命じて葛城山へ向かわせたが、結果は同じことだった。

 そうしている内にも、明子の元には毎夜のように怪しい物怪が現れている。明子はこのところほとんど食事も取れなくなり、元々人間離れしていた容姿がますますあるかなきかの風情になってきた。本当に、そのままふっと消えてしまいそうだった。

 そんな明子の姿を見た良房は、とうとう少納言局に命じて帝の宣旨を下した。そして、朝廷からの正式な勅使を立て、大勢の武者どもまで後に従わせて、葛城山に向かわせたのである。

 この国で、帝の勅命に背く者などおるまい。もしそれでも否というならば、兵どもに命じて、金剛山ごと焼き殺してくれる。

 良房は、今度こそはと期待を込めて、勅使の帰りを待った。

 果たして、勅使は四日ほど後に、一人の男を連れて戻ってきた。

 良房は大いに喜んで、早速その男を染殿へ連れて来させた。そして、寝殿の庭先にその男を呼び寄せ、自分は寝殿の簀子に座りながら男と対面した。


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最終更新日  2008年01月19日 13時04分11秒
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