おねぇのひとりごと

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2019年12月14日
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昨日は初めてのデイケアでした。


心のリハビリです。


終わった後は、なんともいえない気持ちと頭痛とひどい倦怠感に襲われました。


9時半~15時半の作業で、午前は手工芸、午後は芸術、というプログラムでした。

手工芸では、空き瓶でスノードームづくり。

午後は個人活動で、私はコラージュを選択しました。


主人に活動内容を話すと

「幼稚園だな」

と返されました。確かに活動内容は幼稚園並みのもので、

作業の仕上がりが、大人並みといったらいいのでしょうか。


出会う人も、さえない人や個性的な人・・・と言ったら、

とても失礼になってしまいますが

これが精神疾患のリハビリなんだと

改めて、ショックを受けました。


そんな作業の中で一番のショックは

私自身が、一番さえない人のように思えたことです。


私は、自分が人付き合いはもっと得意だと思っていました。

でも、この精神疾患のせいで、関わる人が限定されて

限定された人達との接し方に偏っている自分が、そこにはいたのです。


最初はこの場所にいる人たちの雰囲気というか、空気感を感じながら

徐々にゆっくりと、でもおどおどしながら話を始めました。

この空気感に、私はとても緊張しました。


この場は、誰一人として相手を否定することなく

競い合うことなく、お互いを認め合いながら

できない自分ではなく、ありのままの自分を認め合おうとしている。


そのありのままの自分が、たとえ弱くでも許される場。

少しでも努力したら、「すごいですね」と肯定される場。


そうか。私がさえない人たちだと思ったのは

この人たちは自分を向上させる努力をしていないのでは!?

と感じたからかもしれません。


私の今までの価値観では、努力しないで生きていくことは許されない気がしていました。

それについては、自分自身もうすうす気づいていました。

そして、それが自分を長い間、こうやって病ませてしまっていることも。

それ以外にもたぶんいろいろ感じているのですが

うまく言葉に表せません。


デイケアは週3日の月、水、金。

午前だけとか午後だけのショートステイの参加でもよし。

参加しなくても連絡はいらない。

行きたいときにいけばいい。無理はしなくてもいいし

興味のある活動のときに行くのでもよし。


ただし、リワーク(復職)プログラムに進む場合は

デイケアの週3日を確実に行けて、活動の様子からも

主治医やスタッフのGOサインが出ることが必須。

リワークはデイケアの週3日に

週1日のジョブトレーニングなどが追加される。


だから、私はまず、

デイケアを無理なくこなせるだけの体力作りから

ってことになります。


デイケアの参加はがんばらなくてもできる程度から

と言われていますが、

働きたいから、リワークプログラムに参加するためには

やはり、興味のあるショートステイのプログラムではなく

なんとか、丸一日のデイケアを全出席したい。


でも、そもそも、そう思っている自分が痛い存在だ。

完璧主義を先生にひどく指摘されているにも関わらず

デイケアも完璧にこなしたいと思ってしまっている。

働きたいって思っているから。


まずはその焦りの気持ちからどうにかしなくては。


幸いにも、うちは主人のがんばりで家族3人が

今現在、不自由なく暮らしていけている。


だから、焦って長引かせるのではなく

じっくりと自分と向き合ってもいいはずなのに

それが許せない自分がいる。


そもそも、その思考回路を変えていかないと

同じ轍を踏むことになるのに。


精神疾患の通院は、日頃の通院では

ほぼ自分の病名を聞くことはない。現状を話して薬をもらうだけだ。


でも、今回、東京での精神科とここでの精神科の診断書が必要になったので取得し

自分の病名を改めて確認した。

東京では「うつ病(F32)」

ここでは「神経症性うつ病(F34)」


同じうつ病とあり、重なる部分も多いが、

神経症性うつ病は、抑うつ神経症、または気分変調症と言われており

うつ病の程度としては軽いが、抑うつ症状が長引くので、日常生活を送ることがしんどくなる。

そして、なおりにくいのも特徴のひとつ。


その他にもいろいろとうつ病と神経症性うつ病とで、異なることもあるが、ここでは割愛。


とにかく、原因は幼少期の親子関係でなおりにくく、再発しやすいし、薬もききにくい。

ということらしい。


どうりで、これだけの長い期間、うつ病と向き合ってきてるのに、

なかなか寛解へとたどりつけないわけだ。


精神科医は逆に、これだけ治療して治っていないから

神経性症うつ病が選択肢に入ったのかもしれない。


病名が変わったからどうこうってわけではないけれど

少しすっきりしたのは事実。より現状にあう診断がなされたわけだから。


そして、今の精神科医は厳しすぎて前回は泣いてしまったけれど

薬の処方はスムーズにいろいろと試してくれるから

一度落ちてしまったこの前のうつ状態も、少し回復してきてはいる。


ここにきて、自分がいまどんな状況におかれているのか

少しだけ客観的に把握できるようになってきた気がします。


社会に復帰するには、まだまだ体力が必要だけど

少しずつ体力をつけて、遠くない未来に少しでも働けたらいいなと思います。






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最終更新日  2019年12月14日 10時44分59秒 コメントを書く


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