昨日は、お茶碗とおちょこを二つをオーブン陶土で作りました。
家で陶芸デビューです♪
ろくろのスキルを上げたくて、マイろくろをゲットして、
家で陶芸ができるオーブン陶土をを購入しました。
いや~。めっちゃたのしい!
陶芸教室で習ったことを復習したくて。
教室でも、家で作品を作ってきたら、一緒に焼きますから。
と言っていただいているので、信楽の土も家に持って帰ってきました。
陶芸がこんなに楽しいとは想像していませんでした。
欲しい器があれば、自分で作ればいいなんて。
眠っていた創作意欲がかきたてられます。
私の人生後半の柱になりそうな趣味を見つけた気分です。
私の人生前半の趣味は音楽でしたが、
実はしばらく楽器を吹いていなかったからか
いざ楽器を吹こうとすると、ほほの筋肉が震えてきてしまって
口周りの筋肉機能を自分で制御することができません。
口以外にも手もふるえてしまうことがあり
とても人前での演奏なんてできない状態だったので
吹きたいのに吹けない!という、私にとってはとても悲しい状況なのです。
もちろんひとりでお遊び程度なら、吹くことはできますが
人と合わせる演奏に関しては、正直、楽しみと不安が入り交じり
不安の方が大きくなっています。
先日、歯医者に行った時も、
口をあけっぱなしにしていたら、口周りの震えがでてしまって
止めるのに大変でした。
また、デイケアの料理プログラムでも
朝から気持ちがそわそわしていたところに、
グループ作業で、女は私だけのグループになってしまって
なんだか私ががんばらなきゃいけないっていう緊張もあわさって
手が震えてしまっていました。
小麦粉を軽量スプーンではかれなくて
他の人が声掛けしてくれて交代してくれたりして
他の作業もできるものからやっていきました。
震えに関しては、緊張が増すと、制御できなくなり
抗不安薬を飲んで、その場をやりすごす・・・みたいなことをしています。
・・・だから、
一人でできる陶芸という奥深い趣味ができたことが、とてもうれしいのです。
土と格闘している間は、私一人の世界で楽しめる。
そもそも、精神疾患になってから
楽しいと感じる時間を自分一人でつくることは
なかなかの困難でした。
だって、気持ちがあがらないから。
楽器を吹きたいと思っていても、気持ちがあがらないから、腰があがらない。
できない理由をたくさんあげてしまう。
その代わりに、水彩色鉛筆で絵をかいたり、塗り絵をしたり、刺繍をしたり・・・
どれも一過性の熱量でしか、できませんでしたが
それは、一人でやっていたからかもしれません。
教室にいったりと、他の人との交流があれば、
それぞれの趣味も、もっと熱量が高くなっていたに違いありません。
その点、デイケアで、芸術活動のプログラムでは
絵画も選択肢に入っていたので、水彩色鉛筆で作品を作ると
デイケアの壁に貼られて、みんなが鑑賞して、いいねって言ってくれる。
だから、また水彩色鉛筆での作品作りを
芸術活動のプログラムの時にやろうかな、なんて考えている。
陶芸教室にしても、デイケアにしても
みなさんが優しく作品を肯定してくれるから
きっとこれも、次の作品も作りたいという熱量に変わっていくんだと思う。
音楽の世界に戻っていくと
以前所属していたアンサンブルメンバー以外の場では
生存競争のように、できない部分を指摘されて、練習を強いられて
非常に神経をすりへらす。。。ということが、安易に予想できる。
そして、その環境に、もう適応できない私がいる。
以前のできていた自分よりもレベルの低い人から指摘されることが
苦痛で仕方がないから。
今の自分はもうそんなレベルじゃないのに。。。
そんな今の私だからこそ
心から楽しい、わくわくする陶芸というものに出会えたことが
とてもうれしいのです♪
でも、陶芸は地味にお金がかかります。
いい食器を買うことを思えば、全然安いのですが(笑)
お金のかかる大人の趣味ってやつですね。
そこはうまく付き合って、長く趣味として続けられるといいなあ~って思っています。