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「今年もあと○時間になりました」アナウンサー、本日限りの挨拶である。何気なく煽られる雰囲気を感じることになる。 神棚の掃除をする。こういうのは男がするべきだと聞いたことがある。お札の入れ替えをする。「天照大神」である。粗相があってはいけない。慎重になる。 そうこうしながら、大掃除以外はすべて済ませた只野である。大掃除をしてしまうと、安心してその後やらなくなるので、一気にやらない。こういうものは永遠の課題にしておかないといけない。 そして風呂上がりの一杯である。フルーツ牛乳ではない。どうもこの大晦日という日、一つ終わるごとにお清めか、景気づけか何だかわからないけど一杯やることになる。御神酒の前借りという雰囲気もある。 もうしばらくすると「年忘れ、にっぽんの歌」である。そして「コーハク」である。いよいよ御神酒代わりが進むことになる。 然るに「コーハク」の結果を知るのは、只野の場合、元日になる。 皆さんよいお年をお迎えいただきたい。 「メリー!ガンジツ!」
2005年12月31日
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この時期、妙にショッピングセンターが賑わうことになる。そういう只野もその場に来ている。あわただしい雰囲気である。 ちょっと年配の主婦どうしが出くわしている。 「あらぁ、また来たのよ。帰ったけど、また思い出してね。何回も来てしまうわね」 「何か買い忘れたような気がするのよね。もう○時間もいるのよね」 1月1日になると、もう何も買えない感じになっている。 店内放送が入る。 「本日もご来店いただきましてありがとうございます。当店は12月31日、朝9時から夜8時までの営業とさせていただきます」 それまでに買うものは買えということであろう。しかし次の瞬間、店内放送が入る。 「なお、1月1日は午前10時からの初売りとなります。来年もよろしくお願いいたします」 年が変わるというのは一体全体どういうことなのだろうか。 この感じは、クリスマスイブの日の慌ただしさに似ている。したがって只野は密かに、大晦日イブと名付けている。したがって「メリー! オーミソカ!」ということになる。
2005年12月30日
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外の風景というもの、通勤とそうでないのとでは一転して見えることになる。 その夜只野は、用事があって通勤後、車を動かしていた。時間に追われない運転は気が楽になる。 信号で止まることになる。雪が絶え間なく落ちてくる。見上げると雪の華が落ちてくるような気配を感じることになる。 街灯を見上げてみる。雪の舞う様子はまさに「雪の華」である。雪が大粒だけに舞う感じがいい。街灯の下でラブストーリーが繰り広げられる感じである。 師走、仕事納めの晩である。今年も終わったなという感が強い。開放感とエンディングの感じは、ものを見る目を多感にしてくれる。 外は相変わらず寒い夜である。しかし車の中から見える「雪の華」は、何かしらあたたかい気持ちにさせてくれる時もある。
2005年12月29日
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車で道を走っていると、何とも人騒がせなものに出くわすことがある。 ネオンで言葉を出す看板がある。ある日、ある場所でその看板を見た只野はぎょっとした。 「出血!」が点滅している。こういうのを見ると一瞬ドキッとさせられることになる。次の瞬間に「覚悟!」が点滅している。時節柄、赤穂浪士の討ち入りを連想することになる。赤穂浪士はよくやったなどと思っている場合ではない。 このあたりで看板を追い越すことになる。まぁ中古車販売の看板であるから「年末大売り出し!出血!覚悟!」とでも言いたかったのであろうが、言葉を覚えたての子どもが見たら、結構ドキッとするのではないか。 赤色灯なるものは、緊急車両やその関係しか点けられないはずである。しかしこのところ、ところ構わず点いている感じがしている。 渋滞に遭う。先に赤色灯が見える。これは事故渋滞だなと予測する。そこでドキッとする。しかし赤色灯はスタンドだったり、物売りだったりする。渋滞は信号による自然渋滞である。 運転中に気持ちを変化させてくれるのは、眠くならないという点ではよい。しかし人騒がせな連想をさせるものは何とかしていただきたい。
2005年12月27日
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冬のこの時期、只野は建物の壁を偉大な境目と称することになる。 外は雪模様である。雪が降っているわけであるから、濡れることになる。しっとりである。しっとりはかなり綺麗な感じになってしまうが。 中は暖房である。暖かいというのは恵まれていることになる。しかし大変からっとしている。からっととはかなり快適な感じになってしまう。 実際は、雪模様なら雪に濡れる。その中で除雪をすると、体が熱くなる。湯気が出る。これでは暑いんだか寒いんだかわからないことになる。しっとりどころの騒ぎではない。 建物の中の場合、非常に乾いている。一日話をしようものなら、喉の渇きはすごいことになる。大体鼻の中がいけない。しょっちゅう赤いものを見ることになる。 やっぱり建物の壁というのは偉大な境目である。壁を境目にして世界が一転することになる。
2005年12月26日
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その休日、只野はいつものように家のパソコンに向かっていた。只野にしては珍しく、難しい文書を作成している。 愚息は横でTVゲームに真剣になっている。これもいつもの光景である。特に愚息その2が熱中している。彼は熱中すると立ち上がるので、彼の熱中ぶりはすぐわかることになる。 「オレテキニハナラン」愚息その2は突然叫ぶ。「オレ的には」などという言葉である。小学3年生の愚息その2にして、その言葉である。只野は思案を中断して、彼の方を見ることになった。 彼は闘っていた。状況は只野もすぐに理解した。 「オレ敵にはならん」 只野は納得した。しかし「オレ」という言葉を愚息その2から聞いたのは、只野の記憶では初めてのような気がしていた。
2005年12月25日
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およそ至る所、クリスマス騒ぎである。行く先々で「メリークリスマス!」である。 クリスマスパーティなども盛んなようである。ケーキのローソクに火をつける。じゃ、部屋の電気を消そうということになる。 さてここからである。ちょっと考えることになる。クリスマスの曲でも歌おうか?しかし何かしっくりいかない。もちろんハッピーバースディなどと歌うわけにはいかない。 ちょっと間をおいて誰かが叫ぶ。「メリークリスマス!」他も追従する。「メリークリスマス!」クラッカーが鳴る。「フォー!」とでも叫ぶことになる。 しかし只野には、この一連の行動の意味がわからない。すべて「メリークリスマス!」でおさまってしまう。只野にしてみれば、だから何なの?という感じである。 よくわからないまま12月24日が過ぎることになる。12月25日には人々はすべて冷静になる。こうなってしまうと、只野の「だから何なの?」も、どうでもよいことになる。
2005年12月24日
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世の中にあてにならないものは結構存在すると、只野は思っている。 気象庁は3ヶ月予報などというものを出している。これはあてにならない。先日も「この冬は暖冬」宣言を取り消した。只野の知る限り、この取り消し宣言は毎年のように聞いている気がしてならない。むしろ、暖冬だと言われれば「ん、今年の冬は寒いぞ」ぐらいの感じに思ってしまう。 雪が積もったときのJR、これはあてにならない。JRになってから特にあてにならなくなったと言われている。先日ホームで並んでいたとき、初老の男性と会話をする機会があった。 「JRになってから人員削減で除雪がままならなくなったんだよ。」 「そうなんですか」 「民営化したらこうなるんだよ。郵便もそうなるよ」 正月に大雪になると年賀状の配達は遅れることになるかもしれない。 市販の風邪薬、実はこれもあてにならない。効能を見ていただきたい。風邪の諸症状の緩和である。つまり治すのは人間の体自身であって、この種の風邪薬ではない。只野は、風邪にはうがいが一番と信じている。 あてにならないものは結構ある。もっとも、あてにならないことを知っていて、あてにする方が間違いであるというのも正論である。 あてにならないことをわかっていて、あてにすれば腹は立たないことになる。只野はそうしている。
2005年12月23日
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その日、只野は19時に約束をしていた。飲み会である。主催者にはちょっと遅れるかも知れないとあらかじめ連絡していた。 予想通り仕事が混んでいた。その約束を思い出したのは18時26分だった。「これはいけない(まずい)」只野はいそいそと片づけ、約束の場所に向かった。 目的地には19時01分についた。只野は約束を果たした。しかし待ち合わせの人たちが一人もいない。これは困ったことになった。 「予約の方ですか?」店員に聞かれる。只野は予約をしたとも何とも聞いていない。予約の客を見る。只野は知らない。「いや、あのその…」ちょっと戸惑うことになる。 「何人様ですか?」店員は容赦なく尋ねる。「最終的には4~5人に…」「じゃそこで」指定された場所は小上がりである。「いや2~3人は21時過ぎなので、それまでカウンターで」「いいですよ、そこで」只野は結局小上がりに一人座ることになる。 只野の立場は招かれた方である。とりあえず小上がりに一人というのは調子が悪い。ビールと冷や奴と枝豆を頼む。正座でビールを飲む只野であった。 携帯が鳴る。「あと5分くらいで来るよ」只野は5分後に来るであろう仲間のために、おでん盛り合わせを注文した。
2005年12月22日
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折れたピラカンサスは、雪に埋もれている。これは雪が解けて春にならないと処分できない。 しかし只野の家のピラカンサスは、実は二股の幹である。つまり2本の木が存在するように見えていることになる。折れたのはより斜めに伸びていた方であった。より真っ直ぐな方は残っていたことになる。 只野は「もう1本は残っているし、まあいいか」などと思っていた。残った1本も大した大きさである。鈴なりの実はつけている。そう思いながら、相変わらず降り積もる雪にうんざりもする只野だった。 次の朝になる。この日も休日である。いつもより遅い朝食の後、只野は除雪に向かうことになる。そこで見たものは前日と同じ光景であった。 ピラカンサスが倒れている。倒れた方は庭に引きずり込んだはずである。やけに視界が広い。すでに残っているはずのピラカンサスはその視界になかった。 只野は前日と同じように、スコップとノコギリを持ち出すことになった。
2005年12月21日
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突然の雪に戸惑う只野である。そこにピラカンサスの悲劇が起こった。ピラカンサスとは古代ギリシャの哲学者ではない。 休みの朝であった。かなりの雪が積もっていた。除雪は覚悟していたので、心構えは既にできている。朝食をとり、準備をして外へ出た。 そこで只野は悲劇に出会うことになる。立っているはずのピラカンサスが倒れていた。この寒い夜に耐えられず、倒れてしまったのであろう。 思えばピラカンサスは、かなり昔、只野の父親が山で見つけて来たと記憶している。当時はまだ小さかった。今ではもうしっかり只野の家に根付いていたと思っている。 只野は謹んで、ノコギリを持ってくる。倒れた木は切るしかない。処分は雪解けの春になってからである。 ちなみにこの時期ピラカンサスは、鮮やかな赤い実をつける。鳥がついばんでもいた。鳥にとっては餌の場所を一つ失ったことになる。
2005年12月20日
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焼鳥屋のことではない。取扱説明書である。こんなの読めるかなどという声が多い。ちなみに只野は読まない。 ちょっと前のワープロ機である。コンピュータではない。こいつのトリセツが分厚かった。すでに単行本ぐらいの厚みであった。 緻密な人はインデックスなどつけてこまめに見ていた。マーキングなどしている人もいた。読んだら感想文でも書くのかといった感じであった。その感想文をそのワープロで書きそうな勢いをも感じた。 最近ではケイタイのトリセツである。これも分厚い。今日の若者がこれを真剣に読んでいたら、日本も捨てたもんじゃないなと思う。しかしその姿を想像すると滑稽である。 そうかといって昨今のコンピュータはトリセツがない。Webページ表示である。これはこれで見ない只野である。 結局、トリセツが只野の目に触れることはない。ものぐさの本領発揮である。
2005年12月19日
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∫eezooさんより「次どうぞ」ってことでしたので、謹んで入湯します。●シャワー派?浸かる派?● ○夏はシャワー、冬は漬かる。漬物フォ~○●最短時間は?●○2分、入ってすぐトイレしたくなった フォ~○(その後入り直し) ●最長時間は?●○3時間ぐらい。同宿者が心配して見に来たとき、のんきに漬かっていた。漬物フォ~○ ●どこから洗う?●○上から。水は上から下へ流れる○●歌う?●○小市民なので心の中で歌う○ ●何歌う?●○あぁ人生に涙あり「じ~んせい らくありゃ く~もあるさ~」○ ●何考えてる?● ○来し方行く末○●温泉好き?● ○スキ♪○●泳ぐ?●○湯船が大きければ(たいがい横たわると届く)○ ●隠す派?オープン派?● ○オープン フォ~○●好きな人又は想いを寄せている人がいたら興奮する?● ○そういう人が偶然いるってあり得る?そりゃ…○●好きな入浴剤の色は?● ○青白なんて神秘的だな○●好きな入浴剤の香りは?● ○さわやかな感じがよし○●お風呂上がりはパジャマ?全裸?下着?私服に近い服?● ○全裸に近い(全裸じゃないよん)フォ~○●お風呂にあったらいいなと思うものは?● ○冷蔵庫、そして中にビール。風呂で飲む水ってうまいんだな。○●まわす人● ○こういうのは女性がいいんだろうけど、ちょっと言いにくいぜ。 また例によって粗品を出します。誰か受け取って下さいませ○只野の次は誰がお入りになっていただけるでしょうか。
2005年12月18日
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食事というのは、よほど事情がない限り「多菜」である。この場合、好きなものを先に食べるかあとに食べるか、意見の分かれるところである。 「そりゃ、先に食べるべきだろ。だって残しておいて、地震でも起きたらどうする?せっかく残しても食べられなくなるんだぜ」そう語った人を只野は知っている。 大事にとっておいて、さあ食べようとしたときにお父さんにとられてしまったという事例を只野は知っている。この場合「残しておいてね」と明確に意思表示しなかった方にも非はある。 只野は、好物を残しておく方である。なぜか。好物の食感は残しておきたい。余韻を楽しまないといけない。例えば天麩羅なら、納豆の天麩羅は最後でないといけない。 しかし、唯一例外がある。酒は先に飲まなければいけない。これは肝心である。もっとも先に飲んだはずのものが、最後にもなるという結末は言うまでもない。
2005年12月17日
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只野は、その日忘年会だった。座席は「亀-3」かめさんである。こうらはない。 ゲーム大会となる。只野は、椅子とりゲームであるが、少し心配していた。勢いよく座ってズボンの尻がぱっくり開く分にはちょっとセクシーで終わるが、椅子を壊してはシャレにならない。 期せずして只野は活躍してしまった。最後の2人まで残ってしまった。相手は女性である。困ったことになった。女性の尻を敵にするのは苦手である。 結果は2位になった。女性の尻を敵にはできなかった。 ビンゴ大会となる。ここでも只野は期せずして活躍することになった。只野は割と早くビンゴになる方だと思っているが、まさか1番になるとは思わなかった。 賞品は大きな箱に入っている。賞品が大きいというのはうれしいものである。しかしこれを抱えて電車に乗るというのはちょっと気恥ずかしいものである。 「ちょっと、あの人、大きな箱抱えてるわよ。顔もちょっと赤くない?」 「きっと忘年会でビンゴでもやって、1番の賞品でももらったんじゃないの?」 周りでそう囁かれていそうな感じである。 ちょっと冷めた只野は、電車を降りたあともう1軒行くことにした。
2005年12月17日
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只野にも忘年会の機会は何度かある。しかしそう多くはない。 忘年会に限らず、この種の会を催すに当たって幹事の方は大変である。深く感謝しなければならない。もっとも只野自身が幹事をやったこともある。 何が大変かといって、やっぱり企画である。催し物コーナーをどうするかである。特に忘年会の場合、1年を忘れないといけない。忘れるためには笑って忘れることと先への期待が必要になる。 笑って忘れる企画の定番はお座敷ゲームである。タダノ企画で印象に残っているのは、特大折り紙の鶴作りである。布団を2枚並べたくらいの大きさの正方形の紙で鶴を折らせるのである。これをいきなりやってもらう。色を塗ったり飾りを付けたりさせる。審査で賞を決める。観点は正確性と芸術性である。 反応が面白い。きまって「おい、鶴ってどう折るんだった?」と叫ぶ声が一度は聞こえることになる。 先への期待の定番は、年末大抽選会である。これについて只野の印象に残っている企画がある。年末ジャンボが1枚ずつ配られる。その番号で抽選がある。はずれても年末ジャンボのチャンスがあるぞというものである。ダブルチャンスである。 この時期だけ、只野忘年と改名するのもいいかなとふと思う只野であった。
2005年12月16日
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只野はこの2日間の通勤を振り返った。実はどちらがよかったか決めかねている。 1日目である。いつも通りと思いながらも、雪が積もっているので早めに準備する。しかし車庫の前の除雪で時間を取る。 通勤路である。アイドリングで進む渋滞がずっと続く。結果1時間半かかった。 2日目である。昨日に懲りて電車通勤にする。駅までは30分歩く。電車はすし詰めである。おにぎりを持っていなくてよかった。電車から降り、さらに20分歩いて職場に着く。結果1時間半かかった。 徒歩を嫌う人は多いと思われる。その場合は前者を迷わず選択するのであろうか。しかし、アクシデントは後者にはない。その点では後者である。 さぁ明日のご注文は、どっち?
2005年12月15日
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只野は、あまりの雪に「おゆき」という歌を思い出していた。将棋の内藤国雄九段が昔歌っていた。 雪は降り続いている。アダモの「雪が降る」を思い出さないわけにはいかない。詳しくは、トップの格言を参照されたい。 この雪は「なごり雪」ではない。これから降らんとする若者のように勢いのある雪である。 かぐや姫の「雪の降る日に」が思い出される。「雪が降るよ やまずに昨日から 昨日から…」そう、大変な雪である。「足跡を 追いかけて 足跡を 追いかけて 昨日の夢は…」この後が思い出せない。 しかし、この雪はやはり「オーチ○チ○」である。しかしこれを深く語るわけにはいかない。 そういう間にも雪は降り続いている。ここは只野の十八番を出さないわけにはいかない。「雪の華」である。 「今年、最初の雪の華を ふたり寄り添って 眺めているこの瞬間(とき)に 幸せがあふれだす 甘えとか弱さじゃない ただ、君を愛してる 心からそう思った」 いかんと思いつつ、歌詞を書いてしまった。只野のつぶやきだと思っていただきたい。
2005年12月14日
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生き物には最盛期というものがある。土があれば生える雑草にもそれは成り立つ。 只野は、セイタカアワダチソウを何度かに渡って書いた。当時というにはつい最近とも思えるが、我上に立たんとする彼の姿を目撃していた。 しかしそれからしばらく、その存在は目にとまらなかった。そのライバルと目していたススキも目にとまらなかった。 その日、雪の晴れ間を見て只野は外に出る用事で歩くことになった。 橋を渡るときに只野は、思いがけず彼らを見てしまった。セイタカアワダチソウとススキである。すでに彼らの時代は終わっていた。彼らも時間と寒さには勝てなかったという様相であった。ススキはわずかの穂を残して姿を消し、セイタカアワダチソウは枯れて焦げ茶色の姿を残していた。 この寒い季節に只野が立ち止まることはなかった。しかし、秋の盛りの光景を思い出さないわけにはいかなかった。
2005年12月13日
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普段何気なく使っているものにも、アクシデントの起こる可能性はある。 それは夕食における出来事である。只野の妻がやかんを持ち上げた瞬間である。「あっ」という言葉とともに、注ぎ口から勢いよくお茶が飛び出してきたのである。只野は一瞬何が起こったかわからなかった。とりあえず自分の飲んでいたビールはとっさに避難させた。 どうも持ち上げた瞬間に、やかんのとっての注ぎ口側がはずれたようである。とってはビスで止められていた。それがとれたようである。反対側もとれかかっていた。とってのないやかんをどうやって持つか、これは難しい問題である。ましてお湯が沸いたとき困ることになる。 協議の結果、これは直せるという結論に達した。もちろん只野が直すことになる。針金は先日100円ショップで手に入れたところである。準備万端である。 さすがの只野も、輪っかを通して針金をねじるぐらいのことはできる。調子に乗って、とっての両側を直してしまった。とってもいいやかんになった。只野はやかん職人でやっていけるのではないかとその気になってしまった。かくしてやかんは蘇った。 しかしその間、コップに入ったままのビールは炭酸が抜けてしまっていた。これは蘇らなかった。
2005年12月12日
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Q1:今年のクリスマスゎ誰と過ごしますか? もちろん、トナカイと過ごすしかないのぉ。Q2:昨年のクリスマスゎ誰と過ごしましたか? トナカイがおらんと仕事にならんからのぉ。Q3:プレゼントを除くクリスマスの予算はどのくらいですか? 最近のトナカイはよく食べるんでのぉ。ちょっと多めにかかってしまうんでのぉ。。Q4:クリスマスプレゼントに掛ける予算はどのくらいですか? 全世界の子どもたちの分だからのぉ。相当かかってしまうんでのぉ。Q5:今までで一番思い出に残るクリスマスプレゼントゎ? 全部思い出にのこっとるんでのぉ。 子どもの寝顔が思い浮かぶのぉ。Q6:今までで一番最悪だったクリスマスの思い出は? トナカイの調子が悪くてのぉ ずいぶん時間がかかった年があったんでのぉ。Q7:あなたにとって理想のクリスマスとゎ? いいプレゼントがそろってのぉ。 すべての子どもたちが喜べば、それで十分じゃのぉ。Q8:今年のクリスマスに向けての意気込みを一言どうぞ! 今年もトナカイと一緒に頑張るんでのぉ。 ひとつ煙突はしっかり掃除しておいていただきたいのぉ。Q9:バトンを回す方を選んでください。 誰かバトンを受けてほしいのぉ。 クリスマスプレゼントでもあげようかのぉ。 というわけで、タダノサンタさんにバトンを奪われた只野の出番はなかった。 ちなみにバトン受ける方、私書箱へどうぞ。タダノサンタが返事します。
2005年12月11日
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休日である。只野はいつもより遅く起きて、朝食をとることになる。新聞をポストに取りに行く。外はうっすらと雪である。これくらいの感じはよい。一句詠みたくなる。もちろんそんな才能はない。 只野の場合、新聞は1面から読むときとテレビ欄から読むときがある。時事問題による。テレビ欄から読むのは子どもの頃からの癖である。子どもの頃は、テレビ欄、マンガ欄、スポーツ欄、占い欄を読めば、それで満足だった。只野はピンポイント読みと密かに名付けている。 身内で亡くなった人が出てからは、お悔やみ欄を見るようになった。年齢に目がいってしまう。80歳や90歳で亡くなったとあれば、大往生だったなと思う。まだ若い年齢の場合は、何があったんだろうとふと考えてしまう。 今では隅から隅まで読む。株価の上下まで見る。ちなみに只野は株はやっていない。密かに日本の経済状況を心配している。只野が心配してもどうにもならないことは承知している。 広告が山のように入っている。曜日によっては新聞の厚みほど感じられるくらいである。只野はクーポン付きのものだけ取り出しておく。 その朝はテレビ欄から見ようとした。しかしあるはずのテレビ欄がない。「あぁ明日は休刊日だな」と思うことになる。休肝日ではない。
2005年12月11日
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只野もこれだけ生きていると、オシウリに遭遇することが何度かあった。しかしオシウリも今と昔ではその様相が変化している。 昔は直接イラッシャッタものである。呼び鈴が鳴る。ドアを開ける。玄関に入るやいなや商売道具を広げ出す。「この置物、どうも○○時代の壮年只野介の作品らしいんだ。えっ壮年只野介を知らない。そりゃもったいない。この機会に知っておかないと」なんて調子でやり出す。 興味がないなんて言うと「じゃ、この皿はどうだい。いいだろ、この色合い。○○時代の只野守壮年の作品なんだ。ちまたで買うと、ん十万はするよ」なんて言ってくる。「とにかく、何を出されても買いませんから」こういう場合は、きっぱりと答えないとつけ込まれる。 今は電話の時代である。晩酌時、テレビの一番いいときに電話が鳴る。「こちら株式会社タダノの○○と申します。はじめまして」大体この一言で只野はわかってしまう。 「実はですね。今東京のマンションのオーナーを募集しておりまして。もちろん住んでいただくわけではございません」電話の後では同じように電話をするざわめきが聞こえる。 「興味はありませんので」只野が答える。「そうですか。でも只野さん、今しかないんですよ。ビッグチャンスなんですよ」敵も慣れたものである。そう簡単に引き下がらない。 「とにかくいりません」 「只野さん、そんなこと言わずに…」 「いりません」 「只野さん、これからの時代…」 「切りますよ」 「タダノさ~…」(ガチャ) こういうものは、欲しいときに自分で出向いて買うという強い姿勢をしっかり伝えることが必要だと只野は思っている。
2005年12月10日
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只野は、作成すべき論文と格闘している。どうもいつもの調子というわけにはいかない。 論文というものは細かいところまで書き方が決まっている。勝手に1行置くわけにいかない。何と言っても只野にとって、冗談が書けないというのは手足をしばられる心境である。 現代において○○は△△化しており、□□的な今日の状況は、××的見地において、大変懸念されるものであり、早々に改善を要するものである。 見ただけで肩がこりそうである。しかし冗談めいて書くと上の一文はサラサラッと書けてしまう。これはどうしたものか。 そのうち期限が迫ると、ところ構わず執筆にかかることになるような予感がしている。ついつい冗談交じりになってしまうのではないかと、只野は余計な心配をしている。
2005年12月08日
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只野は毎朝6時30分に目が覚めることになっている。昔ながらの目覚まし時計も耳元にある。 最近、この目覚まし時計が頼りない。約束の時間に鳴らないのである。単に電池の寿命かも知れないとは思っている。しかし時間は正確に刻んでいる。 この時計、便利である。6時30分になったとき、ボタンを押して止める。そうすると5分後に再び鳴る。また止める。さらに5分後になる。止めて起きる。この場合、6時40分に起きることになる。 鳴り方に段階がある。最初は「チンチン チンチン…」となる。その後「チンチンチンチンチン…」と鳴る。それでも止めないと「ジ~~~~」と鳴る。目覚まし時計の意地を感じることになる。 その日の朝も目覚まし時計は頼りなかった。そろそろじゃないかと思い、時計を見ると5分前である。しばらくしてもう時間だろうと思い、再び持ち上げてみると6時30分である。ほら見ろ鳴らなかったと思い、やおら体を起こして目覚まし時計を置く。その瞬間、目覚まし時計は「チンチン…」とやり始めた。すでに遅い。 只野にとって、この目覚まし時計は何の役割を果たしているのか、そのときあらためて考えることになった。しかし朝は忙しいので、すぐ忘れることにもなった。
2005年12月07日
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よく言ってくれた!納得した!という話を聞くと、ちょっと清々しくなる只野である。 バリウムの前の日は、何で絶食するか。おまけに当日の朝何で食べたらいけないか。決まってるじゃないか。空腹だとバリウムさえも美味しくなるんだよ。 この話で、ちょっとバリウム飲んでみようかなって思った只野である。 バリウムを飲むと、何であんなにグルグル回されるのか。ありがたいじゃないか。あれでバリウムは溜まらないんだよ。おまけに胃壁がコーティングされるんだよ。 こういう明らかに冗談とわかる話も、たまには面白い発想であると、只野は受けとめておくことになる。相手は困るだろう。 風呂上がりの牛乳は、何で腰に手を当てて飲むか。そりゃそうだよ。両手で飲んだら、その姿はちょっと妙だろう。 こういう消去法的な発想はむしろ歓迎してもよいと、只野は思っている。 飛行機が突然落ちる?あるわけないじゃないか。紙飛行機が突然かくっと落ちるかね?大丈夫だよ。 しかし、只野はこれには騙されない。
2005年12月06日
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冬にかかわる歌で、只野の記憶に残っているのはちょっと古いものが多い。 「雪の降る街を」この曲、一題目の中では雪の降る暗い状況の中で、2回ほど希望に向かう場面がある。これがいい。 「雪は降る」この曲は歌えば歌うほど、アダモが雪に埋もれていく感覚がよい。 「冬の稲妻」アリスである。この曲は雪が降る直前に激しく鳴る雷のようである。この描写がよい。ちなみにアリスの中の一人が「ありがとうございました」と誇らしく叫ぶあのシーンは好きになれない。 「冬の色」山口百恵である。この人は冬が似合う歌手だなって思っている。別の意味で森昌子も冬が似合うが。桜田淳子は春夏の人である。ちなみに只野はその昔ファンであった。大きなパネルが今でも存在する。 実は只野にとって、冬の一番の代表曲がある。「オーチ○チ○」である。ハニーナイツの曲と記憶している。一度歌詞とともに聴いていただきたい曲である。子ども心の純粋さがよく伝わってくる。そして雪の日ならではの描写である。あまりやると力説になってとまらなくなるので、このあたりにしておく。 こうやってみると、冬には結構いい歌が多い。
2005年12月05日
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只野はその休日、のんびりするはずだった。しかし現実はそう甘くない。 ある事情があって、町内のクリスマス会に愚息その2,3を連れて行くことになった。この時点ですでに只野の戸惑いは始まっている。困ったことになった。 皿とコップとスプーンをもってこいという。やさがしが始まる。何とか見つかり、ビニール袋に入れ布製バッグに入れる。第1段階はクリアである。 会場に行く。案の定、成年男子は只野だけである。これは既に予想されたことであり、同時に予想された戸惑いであった。お母さんごとに挨拶をする。2回挨拶をした人もあったような気がしている。 ランチタイムである。ハンバーガーとジュースである。実は只野はハンバーガーを食べないし、ジュースは飲まない。これは想定の範囲外であった。しかしこういうときは食べないといけない。顔に出さず戸惑うことになる。 ゲームコーナーになる。これも案の定である。人数が合わないので入ってくれということになる。これは一杯やっていると勢いがつくのだが、ここでそう不謹慎なことは言えない。小心者の只野はやっぱり戸惑うことになる。 ケーキタイムである。これもランチタイムと同様である。同様に戸惑うことになる。 プレゼントタイムである。この時点で只野はやれやれと思っている。もうすぐ解放だろうと思っている。 しかし最後の戸惑いが待っている。黙って帰るわけにいかない。お世話になって挨拶ぐらいしていかないといけない。 只野は考えたあげく、一人一人ではなく、ひとかたまりごとに挨拶をして帰ることにした。ちなみに只野が外に出た頃には、すでに愚息の姿は見えなかった。
2005年12月04日
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只野は、CD購入の際、しばしばamazon.co.jpを利用する。 その日も只野は、いつものようにamazon.co.jpのサイトを訪れることになる。「只野さんにおすすめのCDがあります」というメッセージが表示される。購入履歴から推測しているらしい。こういうのはありがたいと思うことにしている。 カード決済である。これを安全上好まない人がいるが、只野は利用できるものは利用する主義である。悪用されてないかのチェックはしている。 そして2~3日後に品物が届くことになる。その日のその時間、たまたま只野宅は珍しく不在だった。宅配便のお兄さんは、メッセージを残していくことになる。 「アマゾンから荷物が届いています」 これを一番に見たのが、運悪く只野の母親であった。早速尋ねられることになる。 「アマゾンから何送ってきたの?」 冗談で「ヘビ」なんて言おうかとも只野は思った。しかし年寄りを心配させてはいけない。 しかし年寄りにこのamazon.co.jpをわかってもらうことは困難を極めたことも申し添えておく。
2005年12月03日
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世の中いろんな食べ物があるが、これほどやっかいな食べ物はないよなぁ、カンヅメくん。日持ちするのはいいんだが、気をつけることも多いよね、カンヅメくん。 君の中に何が入っているかは、ラベルしか頼りにならない。ラベルがはがされると開けてみないとわからないことになってしまう。さばのみそ煮かと開けてみて、あんみつが入っているのでは都合が悪い。 君のふたを缶切りで開けたなら、注意しなければならない。切りあとは鋭いので触れてはいけない。まして口をつけて汁など飲もうものなら、たちまち流血戦の様相を呈することになってしまう。 君の場合、日持ちがよいのはいい特徴である。生ものと違って野外に持ち出してもまったく差し支えない。しかしだよ、カンヅメくん。君は缶切りがないと中身にありつけないんだなぁ。野外で缶切りがないとお手上げだよ。最近は引っ張ってパカッと開けるものも出てきたが、従来のカンヅメの場合、ぶつけても、叩いても開けることはできない。穴を開けても汁しか飲めない。 したがって非常用持ち出し袋にカンヅメを入れるなら、缶切りも必要だ。そうだろ?カンヅメくん。
2005年12月02日
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只野の判断ははずれることが多い。しかし時としてタイムリーになる場合もある。 その朝は雲一つない晴天であった。しかしこの季節である。放射冷却現象で冷え込んでいた。どうも少し凍結に近いところがあったらしい。したがってあちこちで自動車事故があったことを、只野も後で知ることになる。 只野はいつもの信号から2車線に入ろうとしていた。ところがである。明らかに渋滞である。本来ここで渋滞することはない。さすがの只野も「これは事故だな」と思った。 只野はこういう時のために、通勤路を幾つか持っている。左に入らず右に曲がり山越えをして、目的地に向かった。さすがに渋滞はない。すんなりと目的地に着くことができた。 ちなみに、目的地に入る直前にも自動車事故を見かけることになった。 職場での話でわかったことである。いつもの只野の通勤路で自動車事故が2件あったということを聞くことになった。只野は、珍しくタイムリーな自分の判断に一人ほくそ笑んでいた。
2005年12月01日
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