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梯結子(かけはしゆいこ)の4歳からの物語。幼い頃から鋭い観察眼と洞察力で、まわりのキモチワルイことを解決していく。結子みたいな子がいれば、学校でのイジメも無くなるだろうな、と思いながら気持ち良く読了。でも、話の中に時々出てくる「私」って誰恩田さん自身かな?続編にも期待。なんとかしなくちゃ。 青雲編 [ 恩田 陸 ]
2024.05.22
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『鈍色幻視行』の核となる小説。昭和初期の2.26事件前夜のような内容。夜果つるところ、とは戦のない世界のことかな、と思った。表紙がリバーシブルになっていて、謎の小説家「飯合梓」の作品としても読める。作者はメタフィクションを書いてみたかったそうだ。再度、『鈍色幻視行』を読んでみたくなった。夜果つるところ [ 恩田 陸 ]
2024.01.12
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撮影中の事故により三たび映像化が頓挫した“呪われた”小説『夜果つるところ』その著者・飯合梓の謎を追う小説家の蕗谷梢は2週間のクルーズ旅行に夫の雅春と共に参加し、夫の知り合いの関係者に取材する。一同が集まり話をする前半と、一人一人にインタビューする後半、そして大団円。結局、再婚同士の梢と雅春がお互いに遠慮していた感情を発出するための船旅だったような気がする。船の中はいわゆる密室で逃げ場がないから。「映画や小説などの虚構の中に真実がある」という映画監督の言葉になるほどと感心した。『夜果つるところ』の筋書きは大体わかったが、恩田陸作の『夜果つるところ』を読んでみようと思う。小説の中で別の小説について語る、入れ子のような物語をメタフィクションと言うらしい。15年も雑誌連載していた作品。複数の作品を並行して書いている恩田さんってすごいな、と思った。鈍色幻視行 [ 恩田 陸 ]
2023.11.07
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いままでにない面白い構成の作品だった。「灰の劇場」という小説を書くきっかけとなった心中事件。なぜ作者が20年も前の事件を小説にすることにしたのか。その小説を舞台化する過程。これらが並行して描かれる。死亡した大学の同級生だった女性は40代半ば。人生の折り返し地点、と書かれている。でも、折り返し地点って何?人生は何気ない毎日の連続で、真っすぐ続いて死に至るのではないかと思う。折り返しなどなく、だだ前に進むだけだと思う。灰の劇場
2023.05.23
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人類はどこから来て、どこへ行くのか。SF的な内容です。地球を飛び出して宇宙の果ての他の星を目指す「虚ろ舟乗り」を育成する村。愚かな薔薇とは枯れない薔薇のこと。恩田さんの新しい世界観を見せてもらった。10数年も雑誌に連載していたので長編の割にはちょっと間延びした感じかな。感情を宇宙へ飛ばすようになれば、もはや肉体は必要ない、星間移動が自由にできるようになる。壮大な物語でした。愚かな薔薇 [ 恩田陸 ]
2022.11.23
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地元の地方新聞に連載されていたものを読んでいたので単行本は読まないつもりでいたが、約2年の長い連載だったので記憶が曖昧で借りて読むことにしたら、ページ数が多くてビックリ。白いワンピースの女の子が解体現場で目撃されること、古道具屋の散多が古いタイルに触れると過去が見えること、など途切れ途切れに記憶していたことが繋がってすっきりした。恩田さんらしいストーリー展開だが、新聞連載には合わない内容だったのではないかと思う。スキマワラシ [ 恩田 陸 ]
2022.01.05
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特に意識したわけではないけど、三冊続けて短編集を読みました。短編には、作家さんの個性が出ますね。恩田陸さんのものは特に近未来の話が好きです。歩道橋シネマ [ 恩田 陸 ]
2021.06.09
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文明社会が行き詰った近未来の話。2013年の作品でもう文庫が出ています。近未来なのに前時代懐古的な世界「ミヤコ」『2030年の旅』に出てきたような街です。森絵都の『カザアナ』にも似ています。「近代化」=「欧米化」「グローバル化」=「アメリカ化」という巧妙なマジックに世界が気付いている。私たちはこの多様化された社会をどう生きるか?「若年層は労働意欲も生きる意欲もなく数十万人が引きこもっているし、過剰な資本主義で経済格差は広がり、海外との競争にも負けて都市は頽廃している。環境破壊も行きつくところまで行ってしまい、新しい疫病が蔓延し始めいている。」まさに、今の世界を予言していたようではありませんか?恩田ワールドすごい雪月花黙示録 (角川文庫) [ 恩田陸 ]
2020.07.11
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2014年10月に読んだ『夜の底は柔らかな幻』の承前ストーリーです。“在色者”と呼ばれる特殊な能力を持った人たちの話です。『夜の底は柔らかな幻』を読んだのが6年も前のことなので前作の内容をすっかり忘れていて、自分のブログをひっくり返してみたら、なんとなく思い出しました。ちょうど、御岳山の噴火の後だったので、人間の力ではどうしようもできない自然災害の恐ろしさと重ね合わせていたみたいです。合わせて読んでみてください。終りなき夜に生れつく (文春文庫) [ 恩田 陸 ]
2020.04.09
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『蜜蜂と遠雷』のスピンオフストーリーです。風間塵の育ってきた環境やホフマン先生との出会いなど。読みどころ満載です。祝祭と予感 [ 恩田陸 ]
2020.01.07
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原発事故から約100年後の日本。多分、北関東地域全体くらいの面積に人が住めなくなって100年。その立ち入り禁止区域内の管理棟には8人のAIロボットが勤務している。その名は、ボス、ジーパン、デンカ・・・100年前にロボットを作った人が命名したらしい。そこへ国税庁から一人で来た20代の女性職員。被爆の可能性がある区域に妊娠の可能性がある若い女性が来ることはありえない。ところが、ロボットさんたちとあっという間に仲良くなって、パトロールに同行することになる。面白い設定だが、読み進むうちに国家の黒い陰謀が見えてくる。ロボットさんと女性の会話がかみ合わなくて笑えます。でも、これが日本の近未来だと思うとぞっとしますね。錆びた太陽 [ 恩田陸 ]
2019.04.18
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東京オリンピックから10年後の近未来を描いたアンソロジーです。図書館になかったので購入しました。知っている作家さんは恩田陸と小路幸也だけでした。でも、それぞれが個性的で面白かったです。AIに仕事を奪われたり、友達みたいにAIに何でも相談して依存症になったり。ボーっと生きてんじゃないよー、と怒られているようでもあり。坂口恭平さんだけ小説でなくエッセイでしたが、「自殺者をゼロにする」という話は興味深く読ませてもらいました。2030年の旅 (中公文庫) [ 恩田 陸 ]
2019.03.16
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ふと入ったブックオフで見つけて文庫を購入。少し前の作品なのでしばらく寝かせて、新作を先に読んだりして、時間が空いたら読もうかな・・・と思っているとなかなか読めない。ハッとするミステリ感が新鮮でした。【中古】 蛇行する川のほとり 集英社文庫/恩田陸【著】 【中古】afb
2019.03.04
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時空の裂け目を修復する仕事?『エンドゲーム』や『光の帝国』に似ているけど三崎亜記さんっぽいところもあって・・・とにかく、読んでみてね。失われた地図 [ 恩田 陸 ]【内容情報】(「BOOK」データベースより)川崎、上野、大阪、呉、六本木…日本各地の旧軍都に発生する「裂け目」。かつてそこに生きた人々の記憶が形を成し、現代に蘇える。記憶の化身たちと戦う、“力”を携えた美しき男女、遼平と鮎観。運命の歯車は、同族の彼らが息子を授かったことから狂い始めー。新時代の到来は、闇か、光か。
2019.01.08
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『七月に流れる花』と一対になります。前回は女の子から見たお城の生活、今回は男の子から見たもの。続けて読むと、女子目線と男子目線が微妙に違って面白いかも。八月は冷たい城 (講談社タイガ) [ 恩田 陸 ]【内容情報】(出版社より)夏流城(かなしろ)での林間学校に初めて参加する光彦(てるひこ)。毎年子どもたちが城に行かされる理由を知ってはいたが、「大人は真実を隠しているのではないか」という疑惑を拭えずにいた。ともに城を訪れたのは、二年ぶりに再会した幼馴染みの卓也(たくや)、大柄でおっとりと話す耕介(こうすけ)、唯一、かつて城を訪れたことがある勝ち気な幸正(ゆきまさ)だ。到着した彼らを迎えたのは、カウンターに並んだ、首から折られた四つのひまわりの花だった。少年たちの人数と同じ数ーー不穏な空気が漂うなか、三回鐘が鳴るのを聞きお地蔵様のもとへ向かった光彦は、茂みの奥に鎌を持って立つ誰かの影を目撃する。閉ざされた城で、互いに疑心暗鬼をつのらせる卑劣な事件が続き……? 彼らは夏の城から無事に帰還できるのか。短くせつない「夏」が終わる。
2018.12.30
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図書館で借りたときは装丁が豪華で薄い割に値段が高い本だな(これは感想か?)という印象でしたが、もう文庫になっていました。不思議な世界観と怖さに背筋が寒くなる内容です七月に流れる花 (講談社タイガ) [ 恩田 陸 ]【内容情報】(出版社より)坂道と石段と石垣が多い町、夏流に転校してきたミチル。六月という半端な時期の転校生なので、友達もできないまま夏休みを過ごす羽目になりそうだ。終業式の日、彼女は大きな鏡の中に、緑色をした不気味な「みどりおとこ」の影を見つける。思わず逃げ出したミチルだが、手元には、呼ばれた子どもは必ず行かなければならない、夏の城ー夏流城での林間学校への招待状が残されていた。ミチルは五人の少女とともに、濃い緑色のツタで覆われた古城で共同生活を開始する。城には三つの不思議なルールがあった。鐘が一度鳴ったら、食堂に集合すること。三度鳴ったら、お地蔵様にお参りすること。水路に花が流れたら色と数を報告すること。少女はなぜ城に招かれたのか。長く奇妙な「夏」が始まる。
2018.12.28
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やっと読みました。読後感が『羊と鋼の森』に似ています。ピアノつながりかな!今は、ネットでピアノ曲も簡単に聞けるので本の世界観がイメージしやすかったです。蜜蜂と遠雷 [ 恩田陸 ]【内容情報】(「BOOK」データベースより) 私はまだ、音楽の神様に愛されているだろうか?ピアノコンクールを舞台に、人間の才能と運命、そして音楽を描き切った青春群像小説。著者渾身、文句なしの最高傑作!蜜蜂と遠雷 音楽集 [ (クラシック) ]
2018.03.08
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また新しい世界を切り開いてくれました上下巻でかなりの長編でしたが、読ませる力がすごいのであっという間でした読み終わり、「自然の力は人間が制御できるものじゃないんだよな」と余韻に浸っていたころに、御嶽山の噴火毎日きれいな富士山を拝んでるけど、「あなたもいつ噴火するかわかりませんね」と問いかけてしまいました地球の歴史を考えれば、絶対に太刀打ちできるものではありませんがまとまりのない文章になってしまいましたが、それくらいこの本の内容と御岳山の噴火が重なってしまいビックリです 【楽天ブックスならいつでも送料無料】夜の底は柔らかな幻(上) [ 恩田陸 ]【内容情報】(「BOOK」データベースより) 特殊能力を持つ“在色者”たちが、“途鎖国”の山深くに集まる“闇月”。殺戮の風が、次第に暴れ始めるー。殺人者たちの宴が、幕を開ける。【送料無料】夜の底は柔らかな幻(下) [ 恩田陸 ]【内容情報】(「BOOK」データベースより) 煌びやかな闇が、手招きする。目前に迫った暗黒の世界“フチ”。そこで待つ“ソク”の正体とは!?ここでは何が起きているのか。
2014.10.03
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19の短編集。あれっ19編目はどこ?表紙に書いてあるの?図書館でコートしてあるから読めないよ~18編目の横書き作品は2012年夏に書かれたものですが、今話題の「秘密保全法」を示唆したようなSFでビックリ!!!「伝書鳩」やら「戒厳令」やら?【送料無料】私と踊って [ 恩田陸 ]【内容情報】(「BOOK」データベースより)パーティ会場でぽつんとしていた私に不思議な目の少女が声をかける。「私と踊って」。彼女は私の手を引いて、駆け出した。稀代の舞踊家、ピナ・バウシュをモチーフにした珠玉の小篇。冴えわたる恩田ワールド、きらめく十九の万華鏡。
2013.10.15
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恩田さんの新境地でしょうかなんでもかんでもデジタル化されてしまう世の中への警鐘でしょうか夢と現実の境目が分からなくなってしまうって自分もあるかも夢を映像として記録し、デジタル化した「夢札」。夢を解析する「夢判断」を職業とする浩章は、亡くなったはずの女の影に悩まされていた。予知夢を見る女、結衣子。俺は幽霊を視ているのだろうか?そんな折、浩章のもとに奇妙な依頼が舞い込む。各地の小学校で頻発する集団白昼夢。狂乱に陥った子供たちの「夢札」を視た浩章は、そこにある符合を見出す。悪夢を変えることはできるのか。夢の源を追い、奈良・吉野に向かった浩章を待っていたものは-。人は何処まで"視る"ことができるのか?物語の地平を変える、恩田陸の新境地。
2012.11.24
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恩田陸のデビュー作。ブックオフで見かけて即買いました。高校生の学園ドラマかいなと思いつつ読み進めると、恐怖の学園祭シーンラストは、ちょっと物足りない感じでしたでもこれが恩田さんの魅力かも作者の後書きにNHKの少年ドラマシリーズへのオマージュと書かれていました。そういえば、自分も中学生くらいのとき、このシリーズを観てました。ストーリーはよく覚えてないけれど、どれもにえきらず、はっきりしない終わりかただったように思います。その辺は似ているかも【内容情報】(「BOOK」データベースより)津村沙世子ーとある地方の高校にやってきた、美しく謎めいた転校生。高校には十数年間にわたり、奇妙なゲームが受け継がれていた。三年に一度、サヨコと呼ばれる生徒が、見えざる手によって選ばれるのだ。そして今年は、「六番目のサヨコ」が誕生する年だった。学園生活、友情、恋愛。やがては失われる青春の輝きを美しい水晶に封じ込め、漆黒の恐怖で包みこんだ、伝説のデビュー作。
2011.09.05
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トラベルミステリが5編。暑い夏にぴったりな怖ーい話です。【内容情報】(「BOOK」データベースより)『月の裏側』の塚崎多聞、再登場!詩情と旅情あふれる、恩田陸版「怖い話」。【目次】(「BOOK」データベースより)木守り男/悪魔を憐れむ歌/幻影キネマ/砂丘ピクニック/夜明けのガスパール【送料無料】月の裏側
2011.06.06
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恩田陸を知らない人が読んだら、「もうこの人の作品は読まない」と言われそうなくらいの‘書き下ろし’作品です。地方の高校の同級生三人が東京の大学へ進学し、それぞれの学生時代を過ごす。こう言ってしまえば、面白みの無い内容ですが、読後感は悪くなかったな・・・・・『ブラザー・サン シスター・ムーン』は1971年の映画(伊=英)で三人が高校時代に一緒に見た映画。大学時代も同じ思い出を共有しながら、違う道へ進んで行くという、なんとなくノスタルジックな感じが漂う一冊でした。【内容情報】(「BOOK」データベースより)ねえ、覚えてる?空から蛇が落ちてきたあの夏の日のことを-本と映画と音楽...それさえあれば幸せだった奇蹟のような時間。青春小説の新たなスタンダードナンバー誕生。
2010.04.04
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蒲公英(たんぽぽ)が読めなかった。恩田さんの世界感である「常野物語」の一作。時は明治になり、にゅーせんちゅりーとやらを迎える頃。日本の文化が否定されて、古いものは壊されていた時代。無心に仏像を彫る永慶様と西洋画を勉強した椎名先生が、槇村家の聡子様を描く様子に時代が反映されれていて面白い。「西洋の絵は今この時の聡子を描いておられます。この刹那、目に見える聡子の細かいところを正確に再現していらっしゃいます。でも日本の方法で描かれた絵は、もっと長い時間の流れを描いておられるような気がするのです。きっと、日本の絵は、西洋の絵のように見たままのものを描くのが目的なのではないのです。」聡子様の言葉に集約されている。エンド・ゲームで初めて恩田陸を読んで、光の帝国そして、蒲公英草紙にたどりつきました。順序が違っても単品で読んでも楽しめる作品です。 エンド・ゲーム 光の帝国 【内容情報】(「BOOK」データベースより)変わりゆく日々に少女が見たのは、時を超えた約束と思い。懐かしさと切なさの魔法がきらめく感動長編。時は、海の向こうから「世界」の波がひたひたと押し寄せる20世紀の始まり。少女の暮らす村へ春田と名乗る不思議な一家が訪れる。彼らはいったい何者だろうか?少女が見たものは、時を超えた約束と思いだった。ー『光の帝国』より8年。常野の一族が帰ってくる!
2009.12.30
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「常野」とは、常に野にあれ・・・という意味で特定の地域や人をさすのではないそうな。それにしても、恩田陸の世界は読み応えがあります。直木賞候補になったとき、「読者を選ぶ作家」と評されてましたが、絶対にそんなことはありません。【内容情報】(「BOOK」データベースより)膨大な書物を暗記するちから、遠くの出来事を知るちから、近い将来を見通すちから-「常野」から来たといわれる彼らには、みなそれぞれ不思議な能力があった。穏やかで知的で、権力への思向を持たず、ふつうの人々の中に埋もれてひっそりと暮らす人々。彼らは何のために存在し、どこへ帰っていこうとしているのか?不思議な優しさと淡い哀しみに満ちた、常野一族をめぐる連作短編集。優しさに満ちた壮大なファンタジーの序章。 光の帝国(文庫)
2009.11.01
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直木賞候補になっているとは知らずに借りてきました。 本の厚さにビックリ。478ページもある。 でも、章ごとに語り手が変わるので面白く読めました。塔と水路がある町のはずれ、「水無月橋」で見つかった死体。一年前に失踪したはずの男は、なぜここで殺されたのか?誰も予想できない結末が待っている!!人とは違う能力を持った男の苦悩。先祖が造り上げてきた町の歴史に無関心な人たちへの警鐘。 恩田ワールド全開
2009.01.13
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一組の男女が迎えた最後の夜。読者の期待を裏切らない作家さんですね。恋人同士の別れ話かな?と思うじゃないですか。さにあらず、思わぬ展開に・・・いままでに読んだなかではまひるの月を追いかけてに似た感じかな。夜のピクニックを書いた人とは思えません。ましてや光の帝国を書いた人なんて。
2009.01.01
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短編集です。長編は何冊か読みましたが、ミステリだったり、SFだったり、『夜のピクニック』みたいに違う作家の作品かと思ったりしたのもありました。夜のピクニック今回はその恩田陸の世界が一周できました。普段、図書館では読めない雑誌に載っているショートショートなどもあり一冊で得した気分です星三つ
2008.02.08
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