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May 10, 2005
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5月10日のNHK教育テレビ「スーパーピアノレッスン」は、モーツァルト「ピアノソナタ K.331 トルコ行進曲付き」の第3楽章、つまり「トルコ行進曲」のレッスンである。私自身、小学生の頃のピアノの発表会に向けて練習をし、更に中学生になってピアノソナタとして練習した経験があるだけあって、特にこの第3楽章「トルコ行進曲」は馴染み深い曲だったりする。だから、レッスン番組の予習として何度か弾いてみても、第1,2楽章と比べて頭の中では深く記憶されていた。といっても、問題は指がついてこないこと・・・か。なんとも哀れである。

と、まぁそれはさておき、いざ番組を観てみれば、いつもは生徒さんの実演奏に入る前に講師のアントルモン氏がレッスン曲について幾つか語るのだが、今日はいきなり生徒さんが通して演奏を始めた。生徒さん、快調にとばすとばす。「は、速いぞ・・・」(これはアントルモン氏が注意するのではなかろうかと頭をよぎる)。

案の定、アントルモン氏は、「あなたの演奏は、イタリアの軍隊が突進する時の音楽に聞こえる」と指摘。トルコ行進曲としては速すぎる、と語る。テキストの注釈にもあるように、アレグレットを守って弾かねばならない。そういえばこの曲、アレグロな勢いで弾いていまう人って多くないか。私ももしかして子供の頃はそうだったかもしれない。

今は指が追いつかなくて、必然的にアレグレットになっているが・・・って、まぁ私の話はここではおいておこう。

それでは各小節について注意点などをあげていってみよう。なお、例によってレッスン時に注意されている以外の点でも気が付いた箇所を織り交ぜていたりする点はご了承頂きたい。今回は、冒頭の主題部では注意されていなかったのに、中間部後に再び主題部(後半部)に戻った際に指摘を受けている事項が多かったため、その内容は冒頭の主題部の小節数に当てはめて掲載した。というのも、その注意事項が前半にも共通する内容だからである。青字は先生の注意点、括弧内の黒字は私なりのコメントである。

【イ短調部】(主題)
・1~4小節:急がないで落ち着いて弾くこと。優しく弾こう(実際の指摘は65~68小節で)
(変なアクセントを付けず、さらって優しくピアノで、という意味のようだ)
(ちなみにこの指摘は65小節でアントルモン氏が語った内容だが1~4小節も同じと理解)

・5~7小節:前打音はピリッと(実際の指摘は69~71小節で)
(前のフレーズとの対比のごとくキリッと締めた感じで。)

【ハ長調部】
・8~15小節:テンポを保って
(ハ長調部 ついつい気持ちが高揚してしまいがち。わずかな強弱もつけてメリハリをつけたい)

・8~9小節:乱暴でなく、でも歯切れ良く。指使いは3-4-3で(実際の指摘は72,73小節)


・10,14小節:1拍目2音目(8分音符)の音は左手で?(実際の指摘は74,78小節)
(譜面をみる限り右手で弾くものと思っていた箇所だが、アントルモン氏によると左手で弾けと)
(確かに前小節の流れからすると左手で弾く方が素直ではあるが、私はずっと右で弾いていた)

【再びイ短調部】
・20小節:2拍目はパッとすぐに静かに弾いて
(1拍目はフォルテだが、2拍目以降はすぐにピアノで。この強弱は結構なポイントどころ)

【イ長調部】
・25~31小節:左手の前打音は太鼓の連打のようにすばやくザザッと。
(ここはいわゆる右手オクターブ奏法部分。左手の前打音がもたつかないように一気にザザッと決めたい)

・25~31小節:ペダル踏む位置は拍子の頭で(実際の指摘は56小節にて)
(実際は中間部後の56小節にて指摘された事項だが、このフレーズ共通の指摘事項だ)

【嬰へ短調部】(中間部へ)
・32~40小節:粒良くそして弱さのまま保って、左手はもたつかず軽く
(中間部の嬰ヘ短調に突入。ここを粒良くムラなく弾くのはなかなか難しいのだ。)
(左手も軽やかに粒良く弾きたいが、それこそ手にコインを載せたような状態で弾きたいところだ)

【イ長調部】
・46小節:レガート表記をよく見て
(トルコ行進曲には数少ないレガート表記。だからこそレガートを守って)

・47小節:指の位置が鍵盤の奥・手前とバタバタ変わらないように。焦らず自然に。
(ここは確かについつい指が速くなりがちな部分。気をつけねば!!)

【再び嬰へ短調部】
・55小節:曲区切りの手前小節、ついつい走らないで
(次小節を意識するとつい走り気味になってしまうため、あくまでも落ち着いて弾きたい)

【イ長調】(コーダ手前)
・89~96小節:急がないで
(コーダ手前の右手オクターブ分散進行は私が最も苦手な部分。どうしてもバタバタしてしまう)

【イ長調】(コーダ)
・99小節:指示された指使いを守れば速くならないのだ


・101小節:前打音はピリッと
(和音前の前打音、これがなかなか難しい。)

・109~115小節:弱く、そして急がないで
(フォルテから一転、ピアノな部分)
(左手の16分音符分散和音がどうしてもテンポを焦られてしまうので要注意な部分だ)


と、指摘事項が少ないようで満載だったトルコ行進曲だが、最後にアントルモン氏は「大変良くなりました。指使いを工夫すればもっと良くなるでしょう」と言ったうえで「あなたの勉強の仕方は間違っていませんよ。ブラボーお疲れ様でした」とあたたかな一言。確かに、私もこの生徒さん、演奏中に何処を見てるのだろう?という点を除けば結構な好印象だったように思える。なんといっても、手が大きいのは羨ましい。今回のトルコ行進曲にしても、私ったら必死でオクターブをバタバタ弾いているというのに、あの生徒さんはいとも簡単にさらっと弾いている。あぁ、手の大きさだけはどうにもならない。

それにしてもアントルモン先生、アレグレットと強く言っていた割には、模範演奏はかなりテンポアップしていたように思えるのは私だけだろうか。





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Last updated  May 11, 2005 04:25:28 PM
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