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Jul 7, 2006
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とうとうこの日がやってきた。そう、地鎮祭である。40年生きてきたなかで初めての体験、そして、多分、何事もなければもう2度と経験することもないであろう儀式である。

「家を建てる」ということが、これほど実感としてわいた日は無い。さすがに、朝から緊張が走る。しかし、天気予報をみれば、なんとちょうど地鎮祭を行う14時半ごろのみ、東京地方では雨が降る、となっているではないか(某Y×hoo天気予報によれば昼12時、15時の欄のみ雨、他は曇り表示になっていたのである)。

あぁ、日頃の行いが悪いのか、それとも、雨降って地固まる、なのか。

ところがところが、12時を過ぎても一向に雨が降る気配はない。我々は昼食を手早く済ませると自宅を出発する。施主が遅刻だなんて格好が悪いからだ。と思いきや、地鎮祭予定時刻の14時半の40分前には現地付近に到着、あまり早すぎても逆に失礼かな、と思い、しばらく車で付近をウロウロしていたが、はっきり言ってただのガソリンの無駄遣いに過ぎない。

意を決して現地近くに車を停め、土地の前まで歩いていくと、工事関係者と思われる方々が既に何人も待ちかまえているではないか。げげっ、のんびりと時間を潰している場合ではなかったのである。

我々が来たことに気づいたハウスメーカの工事担当の方がまず挨拶。Tさん、ん、またまたTさん?どうも我々の家づくりには「T」がつく人に縁があるようだ(設計担当・インテリアアドヴァイザー・初代営業担当、いずれの方々も頭文字はTさんである)。しかもこの工事担当のTさん、どことなく俳優の赤井英和に似ているような?

続いて、実際に施工する建設会社、配管や設備担当、電気設備、外構担当などの会社の方々と名刺交換。本音を言ってしまうと、皆さんちょっと怖そう・・・。引っ込み思案な私はオットの後ろで小さくなっているしかない。こ、こんなことで大丈夫か、私?

■早くも問題勃発?排水点検口が玄関ポーチに現る?

地鎮祭に先立ち、まずは地縄張りされた土地と図面を照合しながら、実際に建てる位置をチェックする。四方の位置のみならず、床位置などの縦方向についても細かな説明を受け、ふむふむ、と耳を傾ける。

続いて、実際の工事業者との打合せに入ったのはいいのだが、ここで早くも問題勃発か。排水経路などの説明のなか、計画図面をみると、排水点検口が幾つか玄関ポーチに登場しているではないか。そういえば、これまで排水計画図面は実際に見ていなかったため、それこそ寝耳に水状態。確かに我が家は玄関脇のシュークロークを利用して、屋内わんこ洗い場としているため、その排水口の点検口がちょうど玄関ポーチにあたってしまうらしい。



玄関ポーチにエンビの丸蓋がポコンと現れるのは、なんとも格好悪い。しかも、しかもポーチは私がこだわったデザレートコット300角、これでは思いっきり興ざめしてしまうではないか。ど、どうしてもっと早く言ってくれなかったのだ??

工事関係者の皆さん、ウームと唸るしかない。と、そこで誰からともなく「ポーチを少し小さくしたら?」なる案が。実はポーチの位置にもこだわっていた私としては、最初それは「もってのほか!」と思っていた。しかし、よくよく考えてみたら、建設中の隣家の側面位置が我が家側にかなり接近しているうえに、我が家の玄関自体が家の側面に位置している。ということは、ポーチ位置にさほどこだわる必要がないのではないか、と思い直したのだ。

とりあえずなんとかこれで解決したような?

■火災報知器、おひとつ追加?

この日、ハウスメーカの設計Tさんも来てくれていたのだが、彼女から申し訳なさそうな一言が飛び出す。「火災報知器の件なのですけど、ペントハウスにもひとつ追加しなければならなくなってしまいました」

ガーン・・・

こんなちっちゃな家に火災報知器7つ?

実は、1~2階への階段、そして2階から屋上への階段が同位置ならば1つで良かったらしい。ところが、2階から屋上への階段位置が設計上、どうしても異なる位置にならざるを得なかったため、ペントハウスにも更に火災報知器が必要になってしまったのである。

これから家を設計される方は、そういった細かな点にも気を付けた方が良いかもしれない。

なんだかんだで、まだまだ問題点が出てくるのではなかろうか、と若干不安がよぎる今日このごろ。あれだけ練りに練ったはずなのに。

■地鎮祭~神主様の声に神が舞い降りたかのごとく風が吹く~

打合せもようやく終わり、いよいよ地鎮祭の始まりである。それにしても、神主様は事前に何の説明もしてくれなかったのだが、果たして大丈夫なのか?と思いきや、その都度説明してくれるため、何の問題もなく、事は進んでいった。

地鎮祭



そうして、オットが代表して神主様と共に土地の四隅を清めると、続いて待ってました!鍬入れの儀である。まずはオットから。やはり、エイッエイッエイッと言わねばならぬのだが、ついつい私は心のなかで叫んでしまった、エイッエイッオーと。おいおい、次は私の番ではないか。ここで恥をかいては家の未来も危ぶまれる、としっかりエイッエイッエイ。

その後も玉串奉奠など、儀式は順調に進み、あれよあれよという間に式は終わりとなった。そして最後に御神酒で皆さん乾杯!

「うひゃー、うまいっ!・・・ってあれれ、グイッと飲み干したのは、私だけ?。ってこの場ではぐいっと飲み干してはいけないの??」

ふいに辺りを見回すと、皆さん口をつけただけでサッと捨てているではないか。確かに車で現場に来られた方はまずいだろうが、景気良く飲んだのはどうも私だけだったらしい。神主様の「グイッと飲んで頂いて良いんですよ」のフォローがなんだかありがたくもあり、また、気恥ずかしかった。


■ドキドキ、御近所挨拶

続いて、向かい数軒と隣の家に工事前の挨拶である。施主である我々とハウスメーカの営業・設計・工事担当の皆さんが揃ってゾロゾロと行くものだから、挨拶された方も照れくさそう。ハウスメーカのほうで用意してくれた粗品と工事中の連絡先用紙、そして我々からのタオルのダブル挨拶で、なんとか工事中の騒音も大目に見てもらえたら・・・良いのだが。

数軒は留守だったため、再び足を運ばなくてはならない。が、翌日から土のすき取り工事があるため、工事の連絡先だけでも伝えておかねば、とハウスメーカの連絡用紙と粗品だけはポストに入れておいた。


■今宵は結婚記念日を祝い、ディナーで乾杯

7月7日は大安、そして地鎮祭、更に結婚記念日とおめでた尽くし。ちなみに地鎮祭に大安というのはあまり関係がないらしいが、7月7日はちょうど建築上でも吉日にあたっていたため、まぁめでたい!ことには違いない。

地鎮祭を無事に終え、夕刻からは我が家のワンパターンではあるが、ベーカリーレストラン「サンマルク」でお食事だ(この日はちょうどピアノ仲間の集まりもあったのだが、うぅ、行けなくて申し訳ない!)。サンマルクでのピアノ生演奏も、この日は嬉しいことにクラシック尽くし。この辺りの話はまた後日にでもゆっくりすることにしよう。


いやはや、「心地よい疲れ」ということはきっと今のような状態のことを言うのかもしれない。




最後にひとつ言い忘れたことがある。
地縄張りを目にした時、ついつい深いため息をひとつ。

「我が家が小さいのは分かっていたけれど、ここまで小さいとは・・・」






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Last updated  Jul 25, 2008 01:14:45 PM
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