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Free Space
葉山ゆきおさん
まぁ、「チームAkari」のなかで最もへたれなのはカーチャンなので、カーチャンのギブアップ宣言がどこでされるかが注目されるところ。

それでは、ここからしばし、ダケカンバの林の中をグングンと進んでいくよ。素人的には、白樺もダケカンバも同じように見えてしまい・・・申し訳ない。

それでも、普段の散歩じゃ絶対に経験できないエリアを堪能しているあかりさんの姿と、それを優しく見守ってくれている木々に、言葉にならない感謝・・・

そして、道標に従ってせっせとのぼる一行。

あかりさんったら、普段の散歩じゃ決して見られない熱き走りを見せつけちゃうもんだから、この"今"こそがあかりさんのシアワセの骨頂なのか、と真剣に考えてしまうよ。

おりたりのぼったり、のぼったりおりたり・・・いやぁ、付き合いきれませんよ。

雪玉キャッチも楽しいイベントのひとつですぞよ。

って遊んでばかりじゃいられない。もうちょっと歩こうよってことでダケカンバの林をあがって

ほどなく現れた道標「根子岳1.5Km」・・・もしかして、行けるかもしれない?そんなことを思ってしまったそんな「1.5km」。

ここでトーチャン、「お腹ぺこぺこです」のフラフラ宣言。そうだよね。朝しっかり食べたつもりではいたけれども、かなりハードなトレッキングであるとは確か。
じゃぁ、無理せずここらでランチタイムにしましょう。

今日もご機嫌な青空なのでお湯沸かしもスムーズ。カップラーメンも美味しくいただき、そしてあかりさんもいつものように豚耳頬張り、ランチタイムを満喫している模様。
そうして胃も満たされた一行。
あともうちょっとだけ、あと少しだけ、足が上へ上へと進んでいく。
なんと、根子岳まで0.8kmまできましたよ。あとちょっぴりだけ行ってみる?

既に黙々と歩く一行。そろそろ疲れがみえてきたような、そんな一行。

ところが、ある域からいきなり木々に雪が纏う風景がひろがり

この風景をみられただけでも、あがってきた甲斐があったというもの。

実のところ、根子岳といえばモンスターなどの強烈な雪風景で有名ではあるけれども、雪が少ないこの時期だからこそ、この繊細な雪景色がみられたのだと思いたい。それだけに、どことなく はかなき雪景色。そんななか、雪とたわむれるあかりさんをみて、ただただ嬉しさをかみしめる。

時々後ろを振り向けばこれまた雄大な風景が広がっていて

やっぱり雪の少なさを実感する風景ではあるね。
ここまで来たね、と辺りを見渡すトーチャンが山男風でちょっと格好良くみえますな。

頂上が近くに見えてきたよ。

ふっと見上げれば、ヒョロヒョロ~とした雪化粧な木々

それにしても、あかりさんも既に率先して歩こうとせず、トーチャンの後ろか横を静かに静かについていくだけになっている。

時既に14時過ぎ。あかりさんの下りの体力のことも考えると、そろそろここらで引き返したほうが良いのではないかと思い始めた。
「もう少しあがる?それとも戻る?」とトーチャンに聞こうと振り向いたら、あれっ、誰もいないぞ。

あかりさんとトーチャンがのぼってくる姿を撮ろうと、必死になってペースをあげて先に行くつもりが、ペース上げすぎていたらしい。つぼ足のトーチャンはここらが限界。いくら雪が少なかろうとはいっても、やはり頂上近くはそれなりに雪深いため、スノーシューかアイゼンが必要とみた。
というわけで、カーチャンだけがもうちょっとだけ上まで歩いてくることに。
珍しく、へたれでないカーチャンがそこにいた、というわけだ(スノーシューを履いていたからそれなりにラクだったせいもある)。

頂上と空を結ぶかのごとくの飛行機雲?がちょっと怪しげ。そして先客の痕跡。

いやぁ、静寂に満ち満ちているなぁ。

雲の上に顔を出す山々も美しく

おっと、そろそろあかりさんとトーチャンが待つ場所まで戻らなくちゃ、というところで、折角だから緯度経度を記録し、下りるカーチャン。
のちほど緯度経度から位置・標高を割り出したところ、頂上手前150m地点まであがってきていたらしい。あと少しだったのに、と思うものの、ここから頂上までの100mは特に雪の時期はキツクて危険だとか。
勇気ある撤退で良かったのかもしれないね。
少しくだったところで、あらまぁ、あかりさんとトーチャンすっかりおやすみモードですよ。

なんて贅沢な休憩でしょう。

そして、頂上を背に下山する一行。

疲労の表情色濃く。
トーチャンの影を追うあかりさんの顔も限りなく渋く

どこからどうみても、笑顔がありません。

ちょっと頑張りすぎちゃったかな。
って、単にトレッキングだけだったらそこまで疲れなかっただろうに、雪玉おいかけてカイヌシの10倍の距離は走っていたせいだね。
といっても、のぼりとちがって下りはやっぱり早い。
あっという間に下りてきてしまったよ。

みんな言葉少なげ。ザクッザクッという足音だけが響いて。

あともう少しで終わりだよ。さぁ、みんな頑張って。

こうして約5時間のスノートレッキングは無事に終了。最後の最後で、こんなユニークな雲に出逢えたよ。

つづく
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