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こんばんわ! 早いもので2月も今日で終わり! 人間、40歳も過ぎると時間が過ぎるのが年々早くなる様な・・・No.18『叫』(2006年 日本)<監督>黒沢 清<出演>役所広司、小西真奈美、葉月里緒奈、伊原剛志、オダギリジョー、加瀬亮 他 この映画、何かの情報誌で怖くないホラー映画ってことだったので観に行ったのですが・・・ところがどっこい!<STORY> 東京湾沿いのある埋め立て地で赤いワンピースを着た女性の他殺体が発見される。海水の水溜りで窒息されたものと判明するが、相次ぎ発見される証拠からは主人公で事件の捜査にあたる刑事・吉岡自身が犯人ではと思わせるものばかりが発見される。 自分に疑心暗鬼となる吉岡。 同僚の宮城も互いに彼に疑いを持つ中で精神科の医師にも診察を受ける様になる。 そんな中で第二、第三の酷似した殺人事件が発生していく。しかし、容疑者はまったく違う人たち。 そして、吉岡の眼の前に赤い服を着た女性の幽霊が現れる様になる。 遂に自分に自身をなくしつつあった吉岡は恋人・春江と逃避行の旅に出ることを決意するが・・・ 連続殺人事件の犯人たちの動機を結ぶものは?赤い服を着た女性の幽霊の正体は?<レヴュー> 何かの情報誌で怖くないホラー映画と読んでいたのを記憶していて観に行ったのですが、ところがどっこい本当に怖い映画でした! 久しぶりの幽霊役の葉月里緒奈が本当に怖いし!(僕の中では『リング』の”貞子"より怖く感じました。) 何といっても殺し方というか呪い方というかパワーがスゴ過ぎますね!(その呪い方は映画で確認して下さい!) それとよく幽霊や霊が空中を浮遊するイメージや居るはずもない上階層のアパートの窓から幽霊の影らしきものが見えるところなんかをまんま映像化されていたんで、ちょっとあっけに取られちゃったところも・・・ あと小西真奈美ファンの僕には満足のシーンの連続。役所サンが甘えているシーンなんか本当に羨ましい!!<評価>☆☆☆ まあ映画自体は都会に埋没する個人というテーマもあった様に感じました。 どんなに周りにたくさん人が居ても自分のことなんて構ってくれなんかしない都会は本当に怖いなぁ~≪先週末飲んだワインはこれです!スッキリ辛口、何杯でも飲めそうな白ワイン『シャトーメルシャン甲州シュールリー』≫
2007年02月28日
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こんばんわ! やっと今日の午前中にかけて、米アカデミー賞の各部門の最優秀賞が発表となりました!<最優秀作品賞> 『ディパーテッド』<最優秀監督賞> マーティン・スコセッシ(『ディパーテッド』)<最優秀主演男優賞> フォレスト・ウィッテカー(『ラスト・キング・オブ・スコットランド』<最優秀主演女優賞> ヘレン・ミレン(『クィーン』)<最優秀助演男優賞> アラン・アーキン(『ミス・リトル・サンシャイン』)<最優秀助演女優賞> ジェニファー・ハドソン(『ドリームガール』)<最優秀長編アニメ賞> 『ハッピーフィート』<最優秀外国語映画賞> 『善き人の為のソナタ』<最優秀ドキュメンタリー長編賞> 『不都合な真実』<最優秀脚本賞> 『ミス・リトル・サンシャイン』<最優秀脚色賞> 『ディパーテッド』<最優秀作曲賞> 『バベル』etc 個人的には、チョー意外な受賞結果でした。 『バベル』『硫黄島・・・』がズッコケて、まさかまさかのマーティン・スコセッシ御大の執念の作品、監督賞のダブル受賞となりました。 イーストウッドに2年前の借りを返した(『ミリオン・ダラー・ベイビー』に『アビエイター』が土壇場で監督賞以下をうっちゃられた)格好となりましたね!(でも『ドリームガールズ』が助演女優賞他2部門受賞に終わったのも残念!) 既に『ディパーテッド』 『ドリームガールズ』 『ミス・リトル・サンシャイン』は観ましたが、いずれも粒揃いの作品だったと思いますし。 未見な『バベル』『不都合な真実』『ハッピーフィート』『クィーン』『ラスト・キング・オブ・スコットランド』『善き人のソナタ』これから必ず観るつもりです。 それでは、又、来年!!
2007年02月26日
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こんにちわ! これも昨日、観賞の塚本晋也監督の最新作『悪夢探偵』です。No.17『悪夢探偵』(2006年 日本)<監督>塚本晋也<出演>松田龍平、hitomi、安藤正信、大杉蓮、原田芳雄、塚本晋也 他 先月観賞の『パプリカ』といい”夢”を題材とした作品が最近多い様な。 実は僕も最近”悪夢”というか夢見が悪いので、非常に興味があります。<STORY> 物語は ある夜にゴスロリ風・コスチュームの少女が何もかに自室で斬殺されるシーンから始まる。 警察も若き女警部・霧島慶子らが捜査に乗り出すが、その形跡からは自殺の可能性が強く捜査は行き詰ることに。 しかし、事件は連発し翌日には中年サラリーマンが妻の眼の前で自分の体を切り刻む事件が起こる。 捜査の過程から二人の被害者は自殺の直前に”ゼロ”なる人物と携帯電話で通話しており、何らかの関与していた可能性を強める。 そして、第二の事件の被害者の妻からの証言から被害者が夢で魘されていたことから霧島は夢に事件の解決の鍵があると感じ、ある筋から”夢探偵”なる影沼京一に捜査の協力を依頼するが自殺願望が強く生きる覇気を感じさせられない影沼からあっさりと協力を断られる。 しかし、霧島の部下・若宮が謎の人物”ゼロ”の携帯に接触を取った為に事件は動き始める。 果たして霧島は容疑者”ゼロ”に接触することが出来るのか? そして、”夢探偵”影沼は捜査に協力するのか?<レヴュー> 一言で”夢”と言っても、日頃僕たちの日常生活に密接な生理現象。 ある学者さん等の説だと”夢”は日常の生活に対する思いや考え、ストレスを感じる人にはその原因が強く夢に作用することもあると言われている。 そんな夢を背景に、この映画で描かれているのは現代社会で人間関係や仕事の多忙さ等のストレスに抑圧された現代人たち。 事件の被害者しかり、捜査に当たる警察陣といい上記のストレスが肥大し”自殺願望”という究極の選択を胸の何処かに抱え込んで生きている事実をあからさまにしてくれる。 まさしく年間約3万人の自殺者を産んでいる病んだ日本社会の病巣を抉り出している様な。 しかし、自殺願望を持っていてもイザ事に及べば、死んでいくことへの”後悔”という思いが顔を出し”生”への執着が復活してくるのだ。 そんな人間の心の持つ微妙さとういか繊細さを改めて観せられた様な。 特にラストの”オチ”はそんな自殺が当たり前となってしまった日本社会への強いメッセージ性となっている。 松田クン演じる夢探偵・影沼の”あ~いやだいやだ・・・”というセリフが頭から離れない。<評価>☆☆☆ 何と言っても、映画を支えているのは監督であり役者としても登場の塚本晋也氏。特にアナーキーな犯人役が嫌悪感を感じるくらいの好演。
2007年02月24日
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こんばんわ! 小作ですが、今年のオスカーの作品賞にノミネートされている作品です。No.16『ミス・リトル・サンシャイン』(2006年 アメリカ)<監督>ジョナサン・デイトン&ヴァレリー・ファリス<出演>グレッグ・キニア、トニ・コレット、スティーブン・カレル、アラン・アーキン、ポール・ダノ、アビゲイル・アスプリン他 僕の住む九州ローカルでは、やっと今日から公開となりました。 ちょっとミニシアター系っぽい作品はどうしても公開が遅くなりがちです・・・<STORY> アリゾナ州に住む少女・オリーブはミスコンの女王を目指す少女。 そんな彼女に吉報が飛び込む予選会での優勝が優勝者のトラブルで次点繰り上がりとなり、なんとコンテストの本戦に出場出来る様になったのだ。 喜ぶオリーブ! 家族は父・リチャード、兄・ドウェーン、、叔父・フランク、ヘロイン中毒の祖父とトラブルメーカー揃い。 母・シェリルはそんな家族をまとめ様としているが、一向にその気配はない。 しかし、そんな彼らも諸般の事情から黄色ワーゲンのワゴンで家族6人一緒にコンテストの会場のカリフォルニアを目指すことに・・・予想通りの珍道中!<レヴュー> う~ん予想以上に良かったですね! 何と言ってもこの映画の肝はオスカーの助演女優賞と助演男優賞にノミネートされてる”オリーブ”を演じるアビゲイル・アスプリンちゃんと”おじいちゃん”役のアラン・アーキンの二人の好演か。 ストーリー上でもバラバラだった家族をひとつにまとめていくという重要なキャラをわずか10歳ながら醸し出す不思議な魅力の演技で観ている僕たちをほんわかな気持ちにさせてくれる。 落ち込むお兄ちゃんドウェーンを励ますシーンなんか、そのオーラが見えた様で思わずジ~ンときちゃいましたね。 そして、そんなオリーブと迷コンビなおじいちゃん役のアラン・アーキン。 ヘロイン中毒で老人ホームを追い出されたという武勇伝を持つ変なおじいちゃんながらも孫たちには本当に優しい。 一見はちゃ目茶な役柄を真剣に演じ、僕たちを笑いの渦に巻き込んでくれる。 そんな孫と祖父の交流が家族関係修復のきっかけとなるのだが・・・ ラストのコンテストでのオリーブのダンスシーンには驚愕の秘密も隠されているし、笑いと涙が織りなす家族の復活劇でした。 う~ん!Good!<評価>☆☆☆☆ オスカーの作品賞は僕的には、やはり『ドリームガールズ』と『硫黄島からの手紙』の一騎打ち。 『ミス・リトル・サンシャイン』は脚本賞くらいは固そうな感じします。 それと先日観賞の『幸福な食卓』もそうでしたが日本、アメリカとともに家族の中での親子関係というのは国を問わず混沌の時代なのかな? でもそんな家族の一番のキーマンは、やはり”お父さん”の存在なのかなと、自分でも一番それを感じている一家の大黒柱の僕でした。≪今週飲んだワインはこれ!”オルネライア”のサード”レ・ボルテ”の03年!≫
2007年02月24日
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こんばんわ! 待望の公開!『ドリームガールズ』観てきました! No.15『ドリームガールズ』(2006年 アメリカ)<監督>ビル・コンドン<出演>ジェイミー・フォックス、ビヨンセ・ノウルズ、エディ・マーフィ、ジェニファー・ハドソン、アニカ・ノニ・ジョーンズ、ダニー・クローバー他 原作はトニー・ベネットによる伝説のミュージカル『ドリームガールズ』。 モータウン・サウンドの栄えた1960年代を背景に描かれるそのアメリカン・ドリームの行く末は・・・<STORY> ミュージカル自体はダイアナ・ロスと、そのグループ”シュープリームス”をモデルとしてつくられた物語。 そこには真実が隠されているのか・・・ 1962年のデトロイト。 街場の劇場でオーデションを受けているデイーナ、エフィ、ローレルは華やかな音楽界にプロ・デビューを目指すティーン・エージャー。 彼女たちのグループ名は”ドリーメッツ”。 このオーディションにも落選し、落胆していたが・・・そこで地元の有名シンガー ジミー・”サンダー”・アーリーのツアーにバック・コーラスで参加するというチャンスを得る。 そこからは敏腕マネージャー・カーティスの手腕により、着実に表舞台へのステップを踏む彼女たち。 ジミーとも活動を別にし、グループ名も”ザ・ドリームズ”と替えて出すレコード出すレコードはヒット連発の飛ぶ鳥を落す勢い! しかし、そんな彼女たちも成功をひとつ収める毎に少しずつ、その和は崩れていくのだった。 そして、遂にメイン・ボーカルがエフィからディーナへと変更するというカーティスの究極の選択が新たな亀裂を呼ぶことになる。 果たして彼女たちの運命は。成功の果てに見える栄光のゴールは・・・<レビュー> いやぁ、あんまり期待していなかったのですが歌満載、ストーリーも山あり谷ありと見せどころタップリの2時間ちょいでした。 何といっても一番の魅せ所はビヨンセ、ジェニファー・ハドソンのソウル・フルな演技と歌の対決。 それは映画の柱となる重要な部分であり、そのあまりのアツさに観ているだけでも圧倒される。 片やビヨンセは音楽界出身、片やジェニファーは幼少の頃から映画界に慣れ親しんだ好対照な立場の二人。 そんな二人が互いの弱点を補いつつ、この映画に挑んだことが観ている僕たちにも思わず伝わってくる、その迫力! 特に二人が競作で唄う”One Night Only”は観せどころであり、映画のヤマ場となる。 それはビヨンセ演ずる美貌でスターに伸し上がったディーナとジェニファー演ずる抜群の歌唱力を持ちながらも、地味な外見から表舞台から去らざるをえなかったエフィの対照的な二人の人生を対極として観せてくれる。 人生の中で”成功”とは何か、”夢を持つ”とは何かを考えさせてくれる。 先週の『世界最速のインディアン』に通ずる人生に於いて”夢を持つ”ことの大切さを語り掛けてくれた様な。 又、人と人の絆の大切さを・・・ それが涙の再会のエンディングに繋がる。 余りの無駄のない、そのストーリー運びにオスカー最優秀作品賞の行方は”硫黄島からの手紙”と”ドリームガールズ”のいずれかではないかと僕の心の中で決まった!<評価>☆☆☆☆☆☆ う~ん、歌を聴いて感動するってことはあんまりないけど。 ジェニファーとビヨンセが競作で唄う”One Night Only”はジェニファーで涙して、ビヨンセのそのセクシーさにノック・アウトされました! 最高!!!”現代のディーバ”、ビヨンセ。劇中でも素人娘が”ディーバ”へと変化していくその変化を楽しむだけでも満足の一作!!
2007年02月18日
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こんばんわ! 先週末に観賞した台湾を代表するホウ・シャオエン監督の『百年恋歌』観てきました!No.14『百年恋歌』(2005年 台湾)<監督>ホウ・シャオエン<出演>スー・チー、チャン・チェン他 最近、韓国映画に押されて日本での公開も減っている台湾・香港の作品。 久しぶりに観たのはホウ・シャオエン監督の最新作。<STORY> 映画はスー・チーとチャン・チェンの演じる時代背景の違う3組のカップルの恋の1ページが描かれる三部構成。[第一幕] 『恋愛の夢』 舞台は1966年の高雄。 兵役を控えた青年がビリヤード場でシュウメイという美女と出会い、恋に落ちる。兵役休暇で戻ってきた青年はビリヤード場に彼女を訪ねたが、彼女の姿はなかった・・・果たして二人の恋の行方は。[第二幕] 『自由の夢』 舞台は1911年の台北。 遊郭を舞台に芸姑と革命家の青年チャンの物語。台湾全土を揺るがした”辛亥革命”が二人の想いを打ち砕く。[第三幕] 『青春の夢』 最期の舞台は2005年、現代の台北。 歌手のジンとカメラマンのチェンは出会い。程なく恋に落ちる・・・だが二人にはお互いに別の恋人が居た。 傷つけあい、もがく現代の若者の恋愛模様。<レビュー> いやぁ~二週続けて、やってしまいました。 本日も不覚にも前日の疲れからか第一幕の途中で居眠りを・・・ ただ今作は映画が三部構成ということもあり、途中から観直してもどうにか対応出来ましたが。 しかし、時代背景が違うと恋人たちの恋愛模様もこんなに違うのかと思いました。 僕的には第ニ幕の『自由の夢』の革命という大きな時代の波に翻弄されていく恋人達の姿に一番共感出来たかな。 いつの時代も”恋”って自分達の思う通りにはいかないものだということを改めて教えられた様な。 しかし、この二幕だけでも充分に一本の映画が出来ると思えるくらいに旨く、恋人ふたりの心の移ろいが描かれています。(なんとこのニ幕はセリフなしのトーキー映画形式) こういう胸を焦がす様な大人の恋を僕も又、やってみたいなぁ・・・<評価>☆☆☆ やはり居眠りすることなく、最初から最期まで見通したかったかな。反省!≪先週末の一本はこれでした≫ 2002年ヴィンテージだったのですが、熟成香も出てて満足の一本でした。
2007年02月17日
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おはようございます! 昨日、日本アカデミー賞の各賞が表彰されたました。 『フラガール』が最優秀作品賞、監督賞、脚本賞、助演女優賞(蒼井優)の4部門を制覇したみたいです。 でも蒼井チャンって、あの映画では助演だったんですね。そう思えば主演は松雪だったか・・・ その他の部門では謙さんが『明日の記憶』で最優秀主演男優賞を受賞したし、最優秀助演男優賞では『武士の一分』の笹野高史サンが受賞。 何というかやっと日本映画も役者サン、監督サンたちが活躍して、ちゃんと評価されて、与えられる場が出来上がりつつあるのかと思っています。 これもシネコンを中心に映画業界も活況を呈し、娯楽のひとつとして”映画”が一般人に定着してきているからだと思っています。 そういった意味でも皆さん、今年も映画を一杯観に行きましょうね!!≪僕の2006年邦画ベストテン≫もご一見を!!
2007年02月16日
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こんばんわ! この映画、実はあんまり観に行くつもりではなかったのですが、『バブルでGO!』が時間が合わなくて他の方のブログの評判が高かったのを思い出して観にいくことに!No.13『世界最速のインディアン』(2005年ニュージーランド、アメリカ)<監督>ロジャー・ドナルドソン<出演>アンソニー・ホプキンス、アニー・ホイットル、クリス・ローフォード、アーロン・マーフィー、ダイアン・ラッド、クリス・ウイリアムズ他 実はこの映画、監督が30年来暖めていた企画らしいです。果たして・・・<STORY> 1964年ニュージーランドの南端の田舎町インバカーギル。 そこに住む男バート・マンローは60歳を過ぎ、年金で細々と暮らす男やもめ。 そんな彼には40年来の趣味であり、心を注ぐバイク1920年型”インディアン・スカウト”!彼の青春をともに生きたオールド・バイク。 年老いてもスピードを追求し、未だにたゆまぬ精力をバイクに注ぎ続ける毎日だ。 そんな彼にも夢があった。 世界のスピード狂が集まる聖地アメリカ・ユタ州のボンヌヴィルに行き、自分のスピードの実力を試すことだったが、そんな彼の夢も年金暮らしの苦しい生活では難しいものに思う毎日だった。 しかし、そんなある日、彼が突然の心臓発作を起こしたことに端を発して一念発起して”聖地”ボンヌヴィル”に向かうことを決心する。 彼はアメリカ行きの貨物船に乗り込み、ボンヌヴィルを目指す! 果たして彼の”インデイアン”の走りはいかに・・・<レヴュー> この映画のスゴイところ。 どんなに年齢老いても、”夢”を心に持ち続けることの大切さと決してあきらめず”夢”を抱き続ければ何時かはきっと願いは叶うということを。 そんな日常では忘れかけていたことをこの映画は例えバイク好きでも、映画好きでなくてもグイグイと映画の中に引き込んで教えてくれる。 例え”お金””もの”という物質面では満足出来なくとも、心の満足は心の余裕があれば叶うものだ。 そんな大人の心構えをいつも持ち続けたいものだ。 それとこの映画、現代社会での人間関係を旨く乗り切るコツも教えてくれる。 劇中マンローは旅の途中で様々な困難に出会うが、悉く見知らぬ隣人が登場して彼を助けてくれるのだ。 例え大きな”夢”は持っていても、”欲望”ではない。純粋な心(愛)が常に幸運をもたらしてくれるということを。 世の中生きていると遂々、自己中心的な考えになってしまい自分のエゴを他人に押し付けてしまい、知らないうちに他人を傷つけてしまう事がある。 そうなると他人の助け舟など得られるはずもない。 純粋な気持ちを持った人から頼まれ事をすると人間不思議と悪い気持ちもしないし、気軽に助け舟を出してしまうものだ。 僕の近くにもそういった人間運というか処世術が自然と身に付いている人が時々いるが中々、そういうレベルまでは上がれませんね!<評価>☆☆☆☆☆ マンロー、60過ぎのおじいちゃんなのにモテモテ。 フランというガールフレンドもいるし、旅の途中でも素敵な出会いが・・・羨ましい。男たるものいくつになってもモテモテでいたいものだ。
2007年02月12日
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こんにちわ! 以前から観に行こうと決めてたので、予定通りに二日酔いを押して観にいったのですが・・・No.12『あなたになら言える秘密のこと』(2005年 スペイン、イギリス他)<監督>イザベル・コイシュ<出演>サラ・ポーリー、ティム・ロビンス、ジュリー・クリスティ 他 ローカル在住だとこういったミニシアター系の作品は上映がすぐ終わってしまうもので、速攻で観に行ってきました。<STORY> とある街の化学工場に勤務するハンナは孤独な女性。 職場はおろか彼女の身近には友達はいない。ましてや一日、誰とも会話することも無い日々を過ごしていた。 そんなある日、彼女は勤める工場の工場長から働きすぎを理由に1カ月の休暇を命じられる。 行く宛などない彼女だったが、見知らぬ街のホテルに泊まる。 その街の食堂で偶然に看護士を探していた男に請われて、海上油田基地に向かう。そこでジョゼフという火災事故に遭い、やけどと眼を負傷した男の看護をすることになるのだが。 ハンナは献身的には介護はするが、相変わらず自分の過去について一切話さない。ジョゼフもジョークは連発するものの何か腹に一物抱えている様だ。 そんなハンナとジョゼフの奇妙な日々が始まる。 彼女と彼が互いに抱えている秘密とはいったい?<レヴュー> う~ん、反省です。 二日酔いを推して行ったのは良かったのですが、頭はガンガン、吐き気も。挙句は睡魔にも押されて不覚にも居眠りをしてしまいました。 肝心の二人の秘密告白シーンは見逃してしまうし・・・最悪でした。 でも映画自体は”まったり”とした感じで好きな雰囲気でした。 彼らの秘密は帰宅してからHPやら他の方のレヴューで推察しましたが、人間誰でもそうですが自分の悩みや苦悩は溜め込んでは行けない。 そして、そんな悩みや苦しみを話せる信頼出来る人間関係のコミュニティを自分で持つということが大事なのだと感じました。 サラの”幸せの光”が少し垣間見えるラストが特に心地良かったです。<評価>☆☆☆ それとこの映画はある面で”反戦映画”です。 世界のあらゆるところで戦争、内戦、紛争と争いは絶えない現在。誰もが平和を願っている気持ちが高まりつつあるのを感じてしまいました。 隣で観賞されてた女性が涙ボロボロで号泣されてるのを見て、スゴク損した気分になった僕でした。本当に残念!≪今年バレンタイン・デーに貰いたいチョコはこれ・・・シャンパン&ダークシャンパントリュフ(9個入)≫
2007年02月11日
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こんばんわ! 最近、小説や漫画を原作とした映画が多いのですが。僕はほとんど元ネタはほとんど読まない派なのですが・・・No.11『墨攻』(2006年 日本、中国、香港、韓国)<監督>ジェイコブ・チャン<原作>酒見賢一、森秀樹<出演>アンディ・ラウ、アン・ソンギ、ファン・ビンビン、ウー・チーロン、チェ・シオン他 昔から漫画は立ち読みでほとんど読んでいましたが、限りあるものでこの『墨攻』は読んだことがありませんでした・・・<STORY> 時は紀元前370年頃、時代は春秋戦国時代。 七つの大国が天下取りに凌ぎを削り合う時代だった。 その中の趙、燕の国たちも例に漏れず互いの領地を奪取すべく日夜争いを続けていた。そして、映画の舞台は燕の国境の都・梁も趙の強大な兵力の前に怯えていた。 梁王はその危機を脱するべく思想集団であり、戦略集団だった"墨家"に助けの手を伸べる。 しかし、その風前の灯火状態の梁にやってきたのは”墨家”のひとり”革離”がたった一人で梁城にやってくる。 ”革離”は粗末な身なり故に最初は王の嫡男・梁適を含め、彼に疑心暗義だったが彼が一本の矢で趙の先制隊を退かせたことから次第に彼に信頼を寄せることになる。 果たして梁城は革離の知略により、侵略の危機を逃れることが出来るのだろうか?<レヴュー> 映画の主人公・革離は墨家という思想集団の出身。 彼らは”兼愛””非戦”等をモットーにあくまで平和維持の為に動いていた様だ。 ”非戦”は言葉の通りに理解出来たが”兼愛”とは親縁戚や人種を越えての他者への無償の愛を追求することらしい。 現在、世界中の何処そこに戦争は日常茶飯事の様に起きている。しかし、往々にして戦争は本来の目的を忘れてしまう。 昔は親しかった筈の隣人たちのことも忘れてしまい、愛することも忘れてしまう。ただ自己の栄華や生き残りの為だけに無駄に戦争を続けていくだけだ。 この映画の時代の春秋戦国時代も約300年あまり続いたらしい。 日本は比較的に内戦、外戦にも晒されることは少なかったが、僕が知る限りでは混沌とした争いの社会が長く続くのは室町幕府崩壊後の戦国時代か江戸幕府崩壊~明治維新を経て第一次世界大戦~第二次世界大戦へと続く両時代だろうか? それでも50~80年あまり。 日本は少数民族、宗教も基本的は仏教徒もしくは無宗派が多い。そんな国の状況も手伝って争いの少ない国となったのだろうけど・・・ しかし、映画の中でも主人公・革離は混沌するその時代を終息させるべく奔走する。 その尊い”兼愛”という思想ゆえに心も乱されるが最終的には自分の信念(思想)はぶれることの無く使命をまっとうする。 その心の強さに心を強く動かされたかな。 劇中の革離のライバルとして登場する趙の将軍”コウエンチュウ”は対象的に自分のプライドや傲慢ゆえに配下を戦禍により多数失う。 最期は革離に諭されて、自分の立場で何をすべきかを気付き、同時に生命の尊さを知るのだけれど。 ここ最近、『硫黄島からの手紙』『麦の穂を揺らす風』と反戦をテーマとした映画を多く観るが争いを止める術を僕はまだ見つけられない。<評価>☆☆☆☆ 長くて短い2時間半あまり、大我の(人間)愛を熱く語る物語でした!≪あなたは原作を読んでから、映画を観てみますか?≫
2007年02月04日
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こんばんわ!! ここ九州も2月の声を聞くと、ようやく冬らしく寒くなってきた様な・・・No.10『魂萌え!』(2007年 日本)<監督>阪本順治<原作>桐野夏生<出演>風吹ジュン、三田佳子、寺尾總、常盤貴子、田中哲司、豊川悦司、加藤治子 ほか 予告編を何回も劇場で観ていたので、おおよその話は掴んでいたのですが・・・<STORY> 敏子は夫・隆之を突然の心筋発作で亡くす。 長年連れ添った二人は夫・隆之も仕事も定年を過ぎ、穏やかに二人で過ごしていた時の突然の死だった。 葬儀も終え、我が家に帰ってくると・・・死んだ夫の携帯が鳴る!!!電話から聞こえてくるのは、伊藤という女性の声だった。 後日、隆之が通っていた”杉並蕎麦の会”の主事・今井が焼香を挙げに訪問してきたことから、彼が実は毎週木曜日に家を空けていたのは”杉並蕎麦の会”に通っていたのではなく。 別の何処かに通っていたという事実が判明する。 昨日の電話のかかった女性・伊藤に疑惑を感じていた敏子は意を決して彼女の携帯に電話することに。 そして、その伊藤昭子と名乗る女性が自宅にやってくる。敏子はどうする・・・<レヴュー> 僕的にはもっと本妻役の風吹ジュンサンと愛人役の三田佳子サンの愛憎劇を中心に描かれると想像していたのですが、その予想は大ハズレでした。 話の筋としては夫を亡くした妻が夫に愛人が居たという衝撃の秘密に気付き、それをきっかけに変化していくというお話です。 夫に守られて約30年余り主婦として何事も無く生活してきた主人公・敏子の現代社会の厳しさを探る小冒険といった感じといった方が判りやすいかな。 息子と相続問題でケンカとなり、”プチ家出”することから敏子の冒険は始まる。いざ何処に泊まりに行こうかと思っても行く処がない。 仕様が無くカプセルホテルに泊まることに。いざ遊ぼうと思っても映画館ひとつ入るにも勝手が解らない始末。 人間どんなに長く生き様とも経験に勝るものは無いという事実。 何事にも経験の少ない故の恥ずかしさ、心細さはこの上ないという事は僕も40年近く生きていると解るなあ。 でも主人公・敏子はそんな心細い状態から新たなるスタートを始める。 カプセルホテルに泊まるところからジェット・コースターの様に急転直下に色々な出来事に遭遇し、そして、強くなる。 その彼女の変化は徐々に画面から滲み出てくる。 最後に夫の友人への束の間のロマンスに夢破れたのがきっかけとなり一念発起、映写技師として出直す主人公・敏子は60歳近いけれども輝いて見えた様な。 本当に女性は強いね!カミさんにも感謝!!<評価>☆☆☆☆ 阪本監督といえば『鉄拳』『亡国のイージス』と男っぽい映画のイメージが強かったのですが女性の描き方もまずまずでしたか。 愛人役の三田佳子サンも凛とした美しさで本妻を飲み込みそうな愛人の強さも魅せてくれました。 女性の怖さを見せてくれた様な!!≪僕は原作は読まない派なのですが、貴女は一度、読んでみませんか?≫
2007年02月03日
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