ジュネーブその日暮らし(+革モノ作り・レザークラフト)

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2020年02月22日
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カテゴリ: 革モノ作り

12.貼り合わせ



革鞄は外縫いのものと内縫いのものがあり、外縫いはマチ部分の革パーツの縫い代が外側に出ているタイプ、内縫いはマチ部分の縫い代が内側にあるタイプです。

(↓これは以前作った外縫いのバッグ。外縫いはカッチリしたタイプの物が多いです)




外縫いと内縫いでは作り方の手順が違います。
今回のボストンバッグは内縫いです。
内縫いの場合、布の袋物などと同じく、中表で縫って裏返す方法で作ります。

まずはマチ部分が外側に出るようパーツを貼り合わせます。
そのままでは接着剤がのらないので、接着剤をのせる部分をヤスリで削って、糊付けします。





13.縫い付け


接着したところを糸で縫います。


今回は玉縁を入れているので、縫い代の厚みは漉いてあっても6ミリほどあります。
指で一目ずつ玉縁の位置を確認し、菱ギリで穴を開けながら縫い進んでいきます。
今回の革は床面(革の裏面)がとても綺麗でそのままスエードとして使えるため、床処理剤だけで裏地は付けずに作ってます。





縫い終わった状態。縫い代はバイアステープでカバー。





後はこれを裏返せば本体部分は完成・・・ですが、初心者さんが革の厚みや固さ、裏返し口の大きさを見誤って内縫いのものを作ると、

え?!ウソ!裏返せないんだけど!!!!

という悲劇が起こってしまう場合があります。

裏返せなかった場合は何ともなりません。
ムリに裏返そうとグイグイやっても、革を傷めるか壊れるのがオチです。
潔く諦めて、分解→作り直しor再利用の方向で考えましょう。


ちゃんと裏返せる時も、革に変なシワを入れてしまわないよう、時間をかけて左右均等に丁寧に裏返していきます。

内縫いの鞄作りで一番ワクワクする瞬間です。


金具で別に作っておいたハンドルをとりつけたら・・・

じゃじゃ~ん!!





お~!!試作のかいあって、思った通りのシルエットで出来上がりました。

サイズ感はこんな感じ(え?想像以上にデカい?)
夫婦で2泊3日の国内旅行想定のため、大きいサイズで作ってます。













完成です。おつきあいありがとうございました。






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最終更新日  2021年06月11日 01時56分45秒
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