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小銭入れに、ボックス型コインケースというものがある。開くとマチが立ち上がって四角いコイン収納が現れるというもの。↓こんなタイプこれがなかなかの難物。マチの形を間違えると小銭が漏れる。寸法を間違えると小銭が漏れる。マチの厚みを間違えると小銭が漏れる。(小銭が漏れる小銭入れなど、使いたいと思う人がいようか?)革の種類ごとに、ハリや革の折れ具合が違うので、本番に使うものと同じ革で試作を繰り返して、具合をチェックしなくてはならない。例えばやわらかく薄いクロムのシボ革に芯材をいれたものと、張りがあって硬めのタンニンなめしヌメ革では、マチの重なりの厚みや革の折れ具合が違ってしまうので、同じサイズのものを作るにも別の型紙が必要になる。(↓これは女性が片手で使えるよう、小型にサイズを調整し、柔らかいクロム革を薄く漉いてヘリ返しして作ったもの。内装には、モーツァルトの肖像と曲の刺繍を。)もっとも、使い勝手を二の次にすれば、そこそこ簡単に作れる方法はある。この小銭入れの、底に近い部分を見て欲しい。上の2つはマチの下部分に折れ曲がった1段の蛇腹がある。これがあるために型紙が難しくなり、マチが3方繋がっているがため、微妙な設計の差異で小銭が漏れるようになる。この1段の蛇腹部分さえなくせば・・・下の写真の小銭入れのように、フタから前側までを1枚の革で作り、左右に長方形のマチを縫い付けるだけで良い。試作調整は、最初にマチを大きめに切り出して仮止めして、サイズを見てちょうどの大きさになるように縦横を切るだけ。こちらのタイプならば比較的簡単に作ることができる。(↓新しい刻印を入手したので、そのスタンピングの練習がてら作ったもの。外装の革はワルピエ社のブラックワックス)ハンドメイドとして販売されているボックス型コインケースは、この簡単タイプが多いと思う。簡単にできる方法があるのに、なぜあえて蛇腹を入れるタイプで作るのか・・・それは単なる自分の趣味・・・ではもちろんなくて、収納量が違うから。この一段の蛇腹で、入るコインの枚数が全然違ってくる。というか、蛇腹の無いタイプをタンニンなめしの硬めの革で作ると、本当に枚数入りません。なので、一段つけて実用性能を上げたい。だけど、コイン漏れもダメだし、見た目が不格好は嫌。やはりこれも自分好みのシルエットが頭の中にあるので、その形に作り上げたい。(↓試作品 段の折れ曲がり部分のシルエットがまるで潰れたカエルのようで、全く美しくない。やり直し)ということで、試作10回くらい繰り返して、タンニンなめしのボックス型コインケースの最終試作が出来上がりました。ハンドメイド&タンニンヌメ革でなければ出せない、ぽってりしたシルエット。ブッテーロの美しいグリーンを際立たせるナチュラルヌメのマチと白い縫い目。この革のもつ魅力を多少なりとも引き出せたんじゃないか・・・と思います。早速小銭を入れて持ち歩き、数日自分で使ってますが、コイン漏れもなく良好。もう少し使って問題なければ、販売用を製作したいと思います。LeatherWorks幸守
2020年08月04日
レザークラフトの本には、当たり前のように革を裁断する道具として革包丁の解説が載っています。でも、実は私はあまり使ってないのです(持ってるけど)。じゃあ何を使ってるのかと言うと、カッターナイフです。え?カッターで革が切れるの?はい。切れます。スパスパ切れますとも。(以前の日記のボストンバッグも、ショルダーバッグも財布も、ほぼカッターで裁断)今メインで使ってるのは日本の誇るオルファのカッターで、刃は黒刃。これがもう使いやすいのなんの。実はレザークラフトを始める前に、シャドーボックスをやってた時代がありました。カッターを駆使して平面の紙の絵を立体的に見せる手芸です。これくらいのだと、1つ作るのに毎日細々とした作業を2~3時間やって、約1ヶ月。こんなのを何年もやってれば、そらカッターナイフの使い方に慣れますとも。(カッターは厚みのあるものを曲線で切るのが難しいという向きもありますが、カッターの種類を揃え、切り慣れれば曲線も切れるようになります)最初は私もセオリー通りに革包丁を使っていたのですね。が、革包丁は大変なんです。研磨が。革を裁断してると、刃物はすぐに切れ味が落ちます。ある程度までは青棒でその場で軽く研磨してごまかしながら使うのですが、毎日使ってれば定期的に砥石で研がないと切れ味をキープできません。砥石で研ぐには①荒いものから細かいものへ、砥石を2~3個②砥石自体の面も削れてくるので、砥石を砥いで平にする砥石とぎ③角度がうまく決まらない場合には(まあ、たいてい最初は決まりません)、角度を固定する包丁砥サポーターが必要で・・・下手すると砥ぎの道具だけで2万円くらいかかってしまいます。幸い家に砥石はあったので、最初は頑張って自分で研いだりしたんですが、簡単ではありません。まあ、簡単だったら、台所用品売り場に「簡単!包丁とぎ!」が売ってることもないし、スーパーで「研屋来店!包丁とぎます!」催事が行われることもないし、「砥師」というプロも必要ないでしょう。逆に言えば、専門のプロがいるくらいには刃物の研磨は難儀なことなのです。で、革包丁を使い始めて半年くらいたった時、砥ぎながらふと思ったんですね。私がしたいのは革でものを作ることで、包丁を砥ぐことじゃない砥いでる時間を、革ものづくりに使ったほうがよくない?そのころ、たまたまとある工房を覗いた時、プロの方が普通にカッターナイフで革を裁断してたのを見たこともあり、その思いに至った後は、割り切って革包丁をとぐのをやめて、使い慣れたカッターナイフを使うことにしました。切れ味悪くなったら、ポキッとやれば砥ぐ必要もなく、作業を中断することもなく、速攻で切れ味復活。快適です。ただ、革漉きだけはカッターナイフではうまくできません。なので、手漉きが必要な時は、漉き専用に作られた刃物で薄い1.5ミリ厚の革箆(今は入手困難)を使ってます。誤解しないでもらいたいのですが、革包丁を使うなと言ってるわけではありません。カッターナイフを使い慣れていない場合は、革包丁の方が使いやすいそうですし。(私はカッターを使い慣れちゃってたから公平な比較ができませんが、他の複数の方からそのように聞いてます)。何が言いたいのかというと、セオリーといわれているやり方は、あくまで一般論であって、必ずしも自分に当てはまるわけではないということです。レザークラフトではそういうことが非常に多いです。教本も教室も、盲信するのではなく、やりにくいと思ったら自分にあった方法を見つけて取り入れていくのが大事と思います。LeatherWorks幸守
2020年03月20日
革で何かを作るためには、いろいろな専用道具が必要です。中にはホームセンターや100均で間に合うものもありますが、そうでないものも。例えば目打ち。目打ちは革に縫い穴をあける道具。歯を革に当てて、木槌などで叩いて穴を開けます(目打は印つけにとどめ、穴は別の道具であける方もいます)。価格はピンキリ。安くても結構使えるものもありますが、中には、目の幅が違う、穴が開かない、など、使いものにならない道具も売られているので注意が必要です。(これは300円くらいの安い菱目打ち。価格の割には穴も綺麗で刺さりもよい)フランスのBlanchard社 (エルメスが使ってるメーカー)など、1本2~3万円するものもありますが、個人的には、大同特殊鋼のSKD11かDC53などを使い、中国・香港・シンガポールあたりで職人が作っている1万円前後のものでも品質的な差異はないように思います。ところで、各々の目打ちって何が違うの?といえば、穴の形や角度。各メーカーでちょっとずつ異なります。(穴の違いがわかりやすい2種類の菱目打ち例)中には、見た目にはほぼ同じで違いがわからない穴があくものもありますが、糸を通してみると縫い目の印象が違います。どんな縫い目にしたいのかは、作り手の好みが大きく分かれるところ。お値段ではなく、作る人が思い描く理想の縫い目に近い目打が一番いい目打ち・・・ということになるんじゃないかと思います。(これは私が今使っているもので、中国の李喜超さんの菱目打ち)
2020年02月25日
12.貼り合わせ各パーツを立体に張り合わせます。革鞄は外縫いのものと内縫いのものがあり、外縫いはマチ部分の革パーツの縫い代が外側に出ているタイプ、内縫いはマチ部分の縫い代が内側にあるタイプです。(↓これは以前作った外縫いのバッグ。外縫いはカッチリしたタイプの物が多いです)外縫いと内縫いでは作り方の手順が違います。今回のボストンバッグは内縫いです。内縫いの場合、布の袋物などと同じく、中表で縫って裏返す方法で作ります。まずはマチ部分が外側に出るようパーツを貼り合わせます。そのままでは接着剤がのらないので、接着剤をのせる部分をヤスリで削って、糊付けします。13.縫い付け接着したところを糸で縫います。私の場合、全て手縫いです。今回は玉縁を入れているので、縫い代の厚みは漉いてあっても6ミリほどあります。指で一目ずつ玉縁の位置を確認し、菱ギリで穴を開けながら縫い進んでいきます。今回の革は床面(革の裏面)がとても綺麗でそのままスエードとして使えるため、床処理剤だけで裏地は付けずに作ってます。縫い終わった状態。縫い代はバイアステープでカバー。後はこれを裏返せば本体部分は完成・・・ですが、初心者さんが革の厚みや固さ、裏返し口の大きさを見誤って内縫いのものを作ると、え?!ウソ!裏返せないんだけど!!!!という悲劇が起こってしまう場合があります。裏返せなかった場合は何ともなりません。ムリに裏返そうとグイグイやっても、革を傷めるか壊れるのがオチです。潔く諦めて、分解→作り直しor再利用の方向で考えましょう。ちゃんと裏返せる時も、革に変なシワを入れてしまわないよう、時間をかけて左右均等に丁寧に裏返していきます。内縫いの鞄作りで一番ワクワクする瞬間です。その後、内側からカドや縫い代部分を整えて本体完成。金具で別に作っておいたハンドルをとりつけたら・・・じゃじゃ~ん!!お~!!試作のかいあって、思った通りのシルエットで出来上がりました。サイズ感はこんな感じ(え?想像以上にデカい?)夫婦で2泊3日の国内旅行想定のため、大きいサイズで作ってます。後は引手やネームタグなどの小物を作って完成です。おつきあいありがとうございました。
2020年02月22日
7.裁断型紙が出来たらいよいよ裁断です。革の裁断は、単純に型紙を端から置いていって切ればよいというわけではありません。革1枚はどこでも均一ではないく、お腹に近い部分は伸びやすいとか、首に近い部分はシワが目立つという特徴があります。また、傷一つ無いキレイな革などありえません。生きていれば、牛にしろ馬にしろ、小さなキズもできるし虫にも刺されます。革にも当然その跡が見られます。傷なども観察し、よくよく考えて型紙を配置していきます。型紙を配置できたら、ズレないように固定して形を写します。表面がなめらかな革であれば円錐を使って革に押し跡をつけるように線を引きますが、今回のようなシボ革はそれでは跡がつかないので、革用の銀ペンを使います。8.漉き革は厚みがあるので、そのままだと縫いあわせる部分の厚みがとても厚くなり、縫いにくく形も美しくないので、必要に応じて厚みを漉いて調整します。小さいものなら手で漉きますが、カバンのように大きいものだと、工業用漉き機を使うことが多いです。(↓私が使っているのは、ニッピー革漉き機NP-202)9.パーツ製作ハンドルや玉縁など、小さいパーツを作っていきます。ハンドルは、本体につけた時に形が安定するよう、ヒモなどでしばってクセを付けます。10.コバの処理革の切り口部分(コバ)の処理を行います。タンニンなめしの革であれば、水や薬剤をつけて擦り磨きますが、今回はクロムなめし革なのでそういった磨くだけの仕上げができず、染料を使います。手順としては、ヤスリがけ→下地材→磨き→コバ染料 を2~3度繰り返します。11.パーツ同士の貼り付けや縫い付け各パーツが出来上がり、コバの処理が終わったら、パーツごとに貼り付けや縫い付けを行います。ボズトンバッグの場合、パーツを合わせてまずは前胴、後胴、マチの3つの部分を作りあげます。(↓これはマチの部分)大きなパーツが出来上がったら、いよいよ組み立てです。続く。
2020年02月20日
設計図づくりが終わったら、いよいよ製作・・・とはなりません。では、続けましょう。4.ファスナーや金具を選ぶCADの設計図を作りながら、デザインの詳細を具体的に決めなければなりません。例えば持ち手一つとっても、持ち手の太さ、そのための芯材のサイズ、長さ、本体との取り付け部分の形状、その位置、取り付け方法、金具を使うのか否か、使う場合はその大きさは?色は?形は?ということで、革以外の部品もカタログなど見ながら検討していきます。今回、ファスナーはYKKエクセラを使うので、ファスナーの専門店に出向いて、テープやエレメントやサイズなど、オーダーでの用意になります。金具も金具屋さんに出向いて、実物を見ながら革の色やデザインとあうものを選びます。ファスナーテープにしろ、金具にしろ、とにかく種類が多いのでどれがベストなものか、本当に迷います。金具なども全て決まったら、試作に入ります。(YKKファスナーはテープの色が多く、ほぼ希望通りの色が探せます)5.試作CADデータを印刷してそのまま革に当てて切って作りはじめる・・・ようなことはしません。使う革と近い厚みと弾力のある資材を使い、型紙通りに試作品を作ります。試作を作りながら本番の制作手順を確認し、見落としていた部分があれば型紙を修正します。玉縁の出方や曲線部分などは、バッグの印象を決める重要な部分なので、本番で使う革を使ってシルエットを確認します。また、初めて作る形状の持ち手、ベルトなども、実際の革で部分的な試作をして、芯材や厚みなどの組合わせを確認していきます。試作が一発で決まることはそうそうありません。特にバッグはシルエットが全て(と思ってます)。頭の中で思い描いていたシルエットに出来上がらなければ、型紙を作り直します。各部分の辻褄をあわせるため、1箇所修正があっても、大抵は全体を手直しすることになります。新しい型紙で更に試作し、自分のイメージ通りになるまで修正を繰り返します。思い描いた通りのシルエットのものを作るには、試作の工程は外せません。特に柔らかなクロムなめし革の場合、試作をしない、またはおざなりにすると、思っていたのとは何か違うものができあがってしまいます(^^;)6.型紙作り試作ができたら、本番の型紙を作ります。私の場合、印刷した設計図の紙を厚紙に貼り付けカッターで切って作っていますが、本番の型紙にはサイズや他の部品との取り付け場所の印などの他、試作をした時に気づいた製作上の注意点なども書き込んでいきます。しっかりした試作をし、情報を書き込んだ型紙を作っておけば、次回以降はその型紙を使って同じものが作れます。ところで、ごくごくまれに「型紙をいただけませんか?」という問い合わせがありますが・・・お渡しすることはできません。自分オリジナルの型紙は、革のものづくり(レザークラフト)で最も重要な財産です。ご理解ください。続く。
2020年02月17日
今回から何回かにわけて、革のモノづくりはどういう感じで進めるの?というのを書いていきたいと思います。大抵の方が、財布なりカバンなり、何かしら革で出来たものを持ってると思います。が、レザークラフトが趣味という方以外は、それがどうやって出来上がってるのかの作業工程はご存じないと思います。え?・・・革切って縫ってるだけでしょ?と思ったそこのあなた!!いやまあ、端的に言えばそうなんだけど、それだと細かい所端折り過ぎだし、もう少し詳しく説明させて(゚∀゚)ということで、はじめたいと思います。1.構想を練る先に革を買ってから作るものを決めるという方もいるようですが、私の場合は先に作るものを決めてから革を選ぶのが普通です。作りたいもの(今回はボストンバッグ)を決めたら、サイズや大まかなシルエット、中の作りを決めます。デザインイメージがすぐに降ってくることもあれば、全然降ってこないことも。ボストンバッグは全然降ってこなかったですね・・・構想で全工程時間の7割くらい使いました(゚∀゚;) まあ、自分のものだったので時間かかっても平気でしたけど。ここで、大体の設計図を書いて用意する革のサイズを出しておきます。2.革を選ぶ作りたいもののシルエットや雰囲気にあう革を選びます。今回はドイツ・ペリンガー社のシュランケンカーフで(シュランケンカーフについては色々語りたいことがあるのですが、語ると超長くなるので割愛)。購入は在庫が豊富な海外の革屋さん。家にあるサンプル帳で大まかに色の系統を選び、LINEで連絡取りながらサンプルを店外の自然光で見せてもらって革選び。世の中色々便利になったものよ(いえ、今回は私が横着しただけ。次回はちゃんとお店まで行きます。実際自分の目で見て選ぶ方が楽しいし)。シュランケンカーフはとにかく色展開が豊富なので、選ぶの大変。(これはお店のサンプル。家のサンプルは、もっと小さいサイズ)LINEであ~だこ~だ言いながら色を選んだら、お店の人に在庫の中から良さそうな1枚を選んでもらいます。革の厚みを漉いてもらう場合(3mm厚の革を1.6mm厚にしてほしいとか)は、この段階でお願いします。(店の兄さん、今回も状態のいい革選んでくれてると信じてるよ(゚∀゚))サイズを確かめ、今回は1枚購入。革は1枚1枚サイズが違うし、お店によってはA4のような小さいサイズでも売ってくれるところがあります。キーホルダーを1個作るのに、牛1頭分の革を買う必要はありません。自分が作るものにあわせて、対応のあるお店や革のサイズを選びます。3.設計図作り1で書いといた大体の設計図を、きちんと作り上げます。紙に書いて設計図作ってる方も大勢いますが、私はCAD派です。ということで、今回はここまで。
2020年02月15日
どうせ作るのなら良い革を・・・というのが信条。なぜなら、良い革使ったほうが仕上がりがいいからです。この仕上がりというのは、革の質だけの話ではありません。制作上の質もあがります。よい革は大抵高価で、そんな高価な革では失敗できないという緊張感や慎重さが、製作に影響するからです。いやいや、安い材料であっても、真摯に向き合ってきちんと作るのが・・・ええ、理想はそうです。わかってます。しかし、人間というのはそう理想通りに気高く生きられるものではありません。どうしてもサボったり手を抜いたりしてしまう生き物です。安い材料で作ると、ほんの僅かに手抜きやいい加減さが出て、仕上がりに影響することがあります(毎度そうだというわけじゃないです。そうなる確率がどうしても少し上がるという話です)。なので、極力そういう可能性を排除するために、良い革を使ってます。まあ、良い革は作ってても気持ちがいいというのもありますが。イタリアの革、ドイツの革、フランスの革、日本の革・・・においといい手触りといい色彩といい、この革の素晴らしさを使う方にもわかってもらいたい。魅力を引き出したい。そう思える革だと、製作中の気合も変わります。好きなものには力が入りますよ。人間ですからね(^^;)なお、私は心を込めての製作はしていません。作ってる時、私の頭の中にあるのは目の前の革のことだけ。それだけで精一杯で、心を込めてる余裕がありません(゚∀゚;)写真:左から Waxy、プエブロ、ネメシス(ずべてイタリア・バダラッシカルロ社の牛革)
2020年02月15日
あれから10年も~この先10年も~(古い)ジュネーブ赴任から10年。色々あって今は革でものづくりをしています。色々って何さ?というと、一番は大病です。病気で死にかけましたさ(゚∀゚;)ええ、1ヶ月の入院&手術で生還しましたけどね。それで、入院中自分の人生色々考えたわけです。病気以外でも事故とか災害とか、人っていつ死ぬかわからない。それなら、退院後は本当に自分のやりたかったことをしたいと。自分がやりたいこと・・・やっぱりものづくりをしたい。 小学生の頃から手芸、木工、絵画・・・何か物を作ることが好きでした。人が作り上げたものを見るのも好き。それで可能なら美術館で働きたいなと学芸員の資格もとって(そもそも就職先が殆どなくて学芸員は断念)。そういや、その後就職したのもメーカーでした。何か作ることに関わりたくて。退院後に選んだのはレザークラフト。革を切ったり縫ったりして財布や鞄を作ること。きっかけは、自分が欲しいサイズ・機能の鞄がない!でした。ものづくりをしたいと思ってた矢先。財布や鞄を自分で作ることができないかと。さすがにいきなり鞄はムリでしたけどね(^^;)最初はキットから入って、少しずつ道具を集め、だんだん作れるものを増やし・・・そうこうするうちに、周りの方の勧めもあってついに販売まで。10年前は、まさか自分が革で財布や鞄作ってるなんて思ってもいませんでした。40代後半から新しいことを始めることができるなんて思ってもいませんでした。人生って本当にわからないものです。そして、やろうと思えば何歳からでも可能性は広がるのだと気づいた次第。
2020年02月11日
長らく放置してましたが・・・・。死んでませんので(^^;)。実はジュネーブともあと2月くらいでお別れ。帰国するんですよ~。ということで、家の中の物を仕分けしたり、帰国した時の住居をどうするかとか、学校がどうの、役所がどうの・・・ということで、頭の中ワケワカです(笑)。が、永遠にエジプト旅行中も何ですので、この話だけはがんばって終了したいと思います。ということで、2か月ぶりですが・・・・何だっけ?そうそう、砂漠でのキャンプでした。キャンプの様子はこんな感じです。4人だとテントは2つ。運転手兼ガイドのおじさんは、車のわきに小さいテントを張って寝ます。テントの設営などはガイドのおじさんがやってくれますので楽ちんです(笑)。火をおこすのももちろんガイドさん。遊ぶのは子供(^^;)。食事の用意も全部やってもらえるので、その間砂漠を自由に散策します。私はトイレを作成しました。トイレは砂漠なのでその辺で適当に、ということですが、夜でもトイレまでの道が家族みんながわかるように、道筋に線を引き、トイレの場所には穴を掘って、周りを平らな石で囲みました(そうしないと砂なので、立ったところから穴が崩れてしまう)。最後に棒を立て、トイレットペーパーをひっかけて出来上がり。ちなみに、もちろん囲いはありません。あと、キャンプ場じゃないので、シャワーとか水道はないです。(この日は新月に近く、懐中電灯をつけても夜中は足元がよく見えなかったので、トイレまでの道筋を書いておいて良かったです)子供や旦那はその間白砂漠の散策。 この辺りはキャンプエリアになっているようで、他のツアーの人たちもあちこちでキャンプのテントを張っているようです。と言っても、お隣のテントは豆粒ほどの大きさなので、お互いは1キロ以上離れてる感じですが。そして相変わらず走る息子・・・・。日が暮れてくると途端に寒くなりました。火の近くによって暖を取りながら夕食。メニューは・セモリナ小麦粒入りのスープ・人参とキュウリのサラダ・野菜の煮物・ピラフ・グリルチキン・コーヒーか紅茶・お菓子・ミントティーもちろん料理はすべてガイドのおじさん、いや、もう、お兄さんと呼ばせて頂きましょう。完全な上げ膳据え膳で、キャンプというには楽すぎ(笑)。量もたっぷりですが、おいしくて皆でおかわりしてペロリ。鍋の中にはペンペン草も残りませんでした。食事の後は、天の川も見える満点の星の下、火を囲んでガイドのお兄さんと英語でおしゃべり(してたのは旦那と子供らですが)。一つ隣のキャンプサイトではガイドさんが歌を披露して皆で歌えや踊れやとしている様で、太鼓の音と、幽かに歌声が聞こえてきます。それはいいんですが・・・・寒い(^^;)。夜になって本当に芯から冷えてきました。フリースに上着の重ね着なんですが、寒いです。時刻を見るともう10時。寒いし明日も早いのでもう寝ることにします。●一口メモマジ寒いですよ。砂漠の夜は(笑)。零下です。たぶん。肌着、長そで、フリースで寝袋に入り、下にはマットレス。上からラクダの毛布をかけましたがそれでも寒かったです。使い捨てカイロを持って行って救われました。砂漠は昼間の暑さを考えると11月~3月くらいまでがベストシーズンだそうですが、防寒は念入りに。我が家は子供の上着はスキーウエアにしましたが、それでも全然暑くなかったようです。車だし、暑いぶんには脱げばいいんですが、寒いのは耐えられません。防寒は念入りに。それから、お隣の歌って踊れやキャンプサイトでは、何とこの寒空にテントなし(^^;)。砂に直寝だったです。テントの中でも寝袋から出てる顔が寒くて鼻がキンキンするくらいだったのに・・・。参加なさるキャンプにテントがあるかは、冬場はぜひ確認してください。砂漠に持って行った方がいい持ち物リストです。・防寒具(セーターやフリース、使い捨てカイロなど)・飲み物(夜と朝は飲み物が出たので、飲料用は4人でペットボトル1本でいけました。冬場の砂漠は暑くないのでそんなに喉は渇きません。ビールなども持ち込みになります。なお、飲み物はホテルで販売しています。)・水(洗顔や歯磨きするための水も1本か2本あったほうがいいです。)・タオル(洗顔用)・トイレットペーパー(トイレ用)・おやつ(ガイドのお兄さんと食後に和む時や、子供が空腹を訴えた時用)・懐中電灯(夜のトイレに。各テントごとに必要)・ウエットティッシュ、ティッシュ・星に興味があれば天体グッズ(星座板とか)
2009年05月12日
ということで白砂漠です。白く見えますが、砂が白いわけではありません。この白い色は、太古の昔にできた石灰岩の層。長い年月をかけて風やたまに降る雨が砂を運び去り、石灰岩の層が露出し、更に長い年月をかけてその層が削られていったもの。削られた石灰の層はいたるところで「奇岩」となって残っていて、写真スポットになっています。奇岩の真下に入り込んで写真を撮ってる人もいますが、石灰岩はもろいので、下手すると崩れます(^^;)。下敷にならぬよう注意してください(^^;)。なお、綱の張ってある奇岩は近寄り禁止です。(綱の中に入って写真撮ってるマナー悪い西洋人多すぎ)今夜はこの白砂漠の中でキャンプです。砂漠というと草木のない不毛で静寂な世界。灼熱で水がないと1日で死にそうなイメージ・・・。があると思います。しかし、実際には砂漠にだって動物は住んでいますし、地中深くに水源がある場所には、そこまで根をのばして生きる植物も見られます。サハラの様な砂だらけで本当に植物の影も無いような砂漠でも、日光の傾きによって変化する砂の大地の色はそれはそれは美しいもので、その美しさは新緑のスイスアルプスと比べたって見劣りするものではありません!何も聞こえない静寂な世界というわけではなく、風の音、空気の流れる音がして、無機質な防音室に一人でいるような静寂とは質が違い心地よい感じです。砂漠は決して「死の世界」なイメージではありません!(すみません。砂漠ファンなもので・・・(^^;))さて、エジプト西方砂漠の白砂漠。今は冬なので日中も暑くはありません。喉も殆ど渇きません。ここは風もなく何日も前の車の轍がくっきり残っていますので、はぐれてもそれをたどって道まで戻れます。その上ガイドさんのお給仕つきだし(笑)砂漠のキャンプと聞いて思い浮かべるサバイバルな感じはありません。ガイドさんの判断で今夜のキャンプの場所を決め、キャンプの始まりです。私たち家族のチャーターした車。
2009年03月13日
私たちの今回の砂漠ツアーは1泊2日。クリスタル・マウンテン、白砂漠を見学した後、砂漠の中でキャンプし、翌日黒砂漠を見学して戻って来る予定。この時期の砂漠の夜は寒いですが、以前チュニジアではサハラ砂漠のキャンプツアーに参加できなかったので、ここでの砂漠キャンプは今回の旅行最大の盛り上がりイベントです。 西方砂漠一番最初の目的地はクリスタルマウンテン。バハレイヤ・オアシスから砂漠の中を走る舗装道路を車で1時間くらいの所にあります。直訳すると水晶山ですが・・・。マウンテンって言うくらいだから、山を想像しますが、実物は山というよりは岩場。小さいです。でも、水晶でできているというのは本当。この岩場の足元は・・・・こんな感じで水晶だらけ。手に取って見るとガラスとは違うどことなくヒンヤリした感触。そして打ち合わせて音を出すと、高く澄んだ音が出ます。このクリスタル・マウンテン、右の方から回りこめば上に登れますが、写真上のロープで仕切られた付近は奇岩になっていて保護のため進入禁止です。なのに、大勢の白人観光客が平気でロープの中に入り込んで岩を登っているのはなぜ?うちのツアーのガイドさんは「ロープの向こうは保護エリアなので入らないように」と説明してくれましたが、他のツアーのガイドはそのような説明をしていないようです。ガイドの教育がなっていないと言ったら底までですが、でも、ロープが張ってあるんだし、常識から考えたら侵入禁止だろうが・・・・と思うんですけど。白人観光客のモラルの低さにガックリです。クリスタルマウンテンの後は、そのままオフロード。綺麗な砂の砂漠の場所へ。サハラより砂が荒いですが、人が少ない様で風紋が綺麗でした。砂に足を取られながらも喜んで走る子供たちですが、時間もありませんので砂の砂漠を後にし白砂漠へ向かいます。●旅行一口メモ砂漠ツアーへ必須の持ち物は、サングラス、帽子、飲み物、寝る時の防寒具、飲みもの、歯を磨いたり顔を洗うための水、タオル、テッシュ、トイレットペーパー、日焼け止め。出来れば持って行った方がいい持ち物は、使い捨てカイロ、予備の服、ウエットティッシュ。 冬場の西方砂漠キャンプでは防寒対策を忘れずに。砂漠であってもさして暑くはありません。真昼でも暑すぎるという気温ではなく、半袖Tシャツでは朝夕はひんやり寒過ぎるかも。夜はかなり冷えます。フリース+山用のウインドブレーカー+寝袋+ラクダの毛布+使い捨てカイロ でも寒くてなかなか寝られません。薄手のMy寝袋を持参し、ツアーの寝袋と二重にして寝れば良かったかも(^^;)。次回もしも参加するような機会があったら私は多分寝袋を持参します。喉も渇きません。飲み水は家族4人で大サイズのペットボトル1~2本で大丈夫です。が、砂漠には水道がないので手洗い、歯磨き、洗顔の水がありません。そのための水をペットボトル大サイズ1~2本持って行くといいです。
2009年03月06日
すっかり間が開いてしまいましたが(^^;)、エジプトの続きです。カイロ観光を終え、翌日からは砂漠に向かいます。実はエジプトでは日程的な問題で、アスワン&アブシンベルへ行くか、西方砂漠へ行くかを選ばねばなりませんでした。アブシンベルも行きたかったんですが、我が家はチュニジア旅行でサハラ砂漠へ行って以来砂漠ファンとなっております。なので今回も、アブシンベルを振り切って、思わず砂漠の方を選んでしまいました。砂漠ツアーは運転手兼ガイド付き4WD車のチャーターです。家族4人だと丁度都合がよく1台。じぶんちの都合で止まったりしてもらえるので便利です。まずはカイロから車で約6時間のBahariya Oasisへ。ここがツアーの起点になります。西方砂漠では他にもFarafra Oasys 、Dakhla Oasysなどありますので、砂漠で見たい所を考えて起点をどこにするのか決めるといいでしょう。ちなみに、うちはカイロから近い、という理由でバフレイヤオアシスにしましたが。オアシスで基地に選んだのはInternational Hotspring Hotelです。ちなみにこのホテル、オーナーの奥さんが日本人だそうです。近所に別のホテルもありますが、お値段はこちらが良心的。砂漠ツアーのガイドもしっかりした英語で、「保護エリアには入ってはいけない」などの教育も行き届いています。(何でそんなことが行き届きになるかというと、砂漠ツアーで行った進入禁止の保護エリアに平気で客を入れているガイドがあまりにも多かったからです・・・・)ホテル入口の門の前で さて、ホテルに着くとツアーの説明を受けます。ドイツ人だというマダムが砂漠の説明を英語でしてくれました。日本人のお客さんも多いそうで、我が家は子供たちが英語ができるので驚かれましたが、「日本から来たのではなく、ジュネーブ在住です」というと納得されていました。20分ほどレクチャーを受けたら、昼食を取ってすぐに出発だそうな(^^;)。あわただしいけれど、実はそれは私たちがちょと寝坊したせい(^^;)。ホテルでのご飯。3種の前菜、肉煮込み、野菜煮込み、ご飯のメニュー。飲み物類のメニューや料金表がありませんが、ここはとても良心的なお値段ですのでご安心ください。ホテルでお昼御飯を食べると、車の準備も出来ています。イザ砂漠へ出発!●旅行一口メモ西方砂漠のツアーはオアシスにあるホテルが手配する慣例です(運転手&ガイドさんはホテルの従業員を兼ねている様でした)。なので、Aホテルに泊まっているのに、安いからとAホテルツアーをキャンセルし、自分でBホテルのツアーに申し込む・・・などということはトラブルの元なのでやめましょう。なお、安いツアーはテント(ない場合も)や料理、ガイドの質など、それなりです。砂漠ツアーのシーズンは冬場です。この時期には飛び込みでホテルまでやってきても参加できないことがあります。実際運転手と日本人世話役(添乗員兼通訳)と3人でやってきたお客さんが、仲介した代理店の不手際だったのか、ツアーを頼まずホテル宿泊だけ手配して来て、「もう4WD車がない」と砂漠ツアーを断られていました。世話役の人は滅茶苦茶焦って何とかならないか、自分たちが乗ってきた普通の車で砂漠を見に行けないか、と相談してましたが、「砂漠の内部に普通車で入るのは無理」と止められていました。
2009年03月03日
遅い昼食の後はハーン・ハリーリへ向かいます。 実はあまり買いモノには興味なかったんですけど(^^;)、カイロへ来た観光客が必ず寄る観光名所ということで行ってみることにしました。う~ん・・・・。どうだろう?イスラム寺院横のデベスタン辺りはスークの雰囲気はありますが、市場の中はお土産物屋しかありません。で、どの店も売ってるもの大差ないし・・・。チュニジアのスースのスークや、イスタンブールのバザールなどに比べると活気がなくて小さい感じ。歩いてる人が本当に観光客だけだし。ムスキ通りをどんどん進むとだんだん地元の人向けの商品を売る店が増えてきて活気はありますが、建物が新しくて雰囲気はなくなるし・・・。売ってるものは同じでも、ルクソールのスークの方がイイ感じでした。ムスキ通り。でも、せっかく来たんだし・・・と、少しお土産を見てみましたが、いくら?と聞いても「いくらなら買う?」という返事ばかり。定価のない所での価格交渉は、向こうの最初の言い値を元にして始めるのですが、幾ら聞いても「いくらなら買う?」の一点張りなので、交渉に入る気になれません。1時間ほど自由行動でしたが、見るだけで結局何も買わずに時間終了。庶民の活気溢れる市場を見たければ、古さはなくても現在本当に市民に利用されている市場を見に行った方がいいかな~という気がしました。●旅行一口メモ在住の人によると、価格交渉は言い値の3分の1くらいからはじめて、半分で折り合いをつける程度の感覚だそうです。こちらの言い値に相手が怒ったら言い値が安すぎたか、安すぎを装う相手の演技。「じゃ、いらない」と帰ろうとして、そのまま声をかけられなければ本当に安すぎたということで、もしも「まあ待て。」と引き留められたら交渉継続しても問題ない(別に安すぎる値段を言ったわけではない)と考えればいいようです。なお、最初の言い値で相手がにっこりしたら・・・。あなたは美味し過ぎる客だった、ということです(^^;)。
2009年02月20日
個人的なバイオリンレッスン覚書です。課題・I.プレイエル デュオ5・C.Dancla op.89-No.2 エア・バリエ(ロッシーニの主題による)I.プレイエル デュオ5Andante6拍子の雰囲気はよく出ている。どこまで一続きにするのかフレーズを考えて。全体の弾き方はもっと絹の上を滑るような優しい感じで。Rondoスタッカートは手首からの飛ばすスタッカートで。もっと勢いと音量を出す。最初の5拍のモチーフが何度も出てくるが、ここは新しいフレーズの始まり。どうやって弾くのかもっと意識して。レッスン中にトライしオッケー。合格。言えばすぐにその雰囲気で弾ける様になっているのだから、家での練習でもっと曲想を考えて見えるように言われる。次回はデュオ6の前に勉強のためにセコンドをやってみましょうということに。デュオ4が課題。C.Dancla op.89-No.2 エア・バリエ(ロッシーニの主題による)今回はBrillanteのみ。曲想がわからず曲作りの相談から。・最初のfはどれくらいのf?アップスラーなのでそもそも音が出しにくいはず。思い切り出すつもりで丁度。・3小節目の3連音符+スタッカート+スラー。このスタッカートは柔らかく押さえるのか、思い切り出すのか?ダラダラ優しくではダメ。ここは思い切り出す。テクニック的には弓の根元の方を使って弓を放して。・その後の2音ずつの3つのスラーは3つつなげるべきか、つなげなくてもよいか。繋げず弾きたいと希望。どちらでもオッケー。つなげるとダラダラした感じになるし繋げずでも良い。その他の注意・Brillanteなので、全体的にもっと早く元気よく。大げさなくらいに強弱を考える。・特に7小節目のハーモニクスのミと次のドドレレミミのスタッカートはハーモニクスは前の音とのフラーはやめて単独アップで大きく。次のドドレレミミはpからはじめてfまで持っていき、次のpでまたボリュームを落とす。強弱の違いをよく出して。・4小節目の3音和音はfで激しく一気に。弓を戻す時に弦を弾いている。手首の動きを利かせ、回すように素早く弓を戻す。・ポルタートはほぼできるようになっている。弾きはじめる時の弓の用意など、楽譜を少し先読みしてちゃんと用意できるように。次回までにcodaも。codaはダラダラ弾かずにかなり早いと思って練習してくること。このエア・バリエは色々なテクニックが必要で、課題が毎回変わり違う曲をしている様で面白いです。息子のピアノの先生に一度伴奏を弾いてもらって、更に曲の雰囲気を掴んでみました。伴奏を聞くと、今まで勘違いしてたり腑に落ちなかった部分で納得できたり・・・。この曲もそれなりに進んでいるので仕上げが近くなってきた感じ(^^)。●次回課題・I.プレイエル デュオ4 セコンド・C.Dancla op.89-No.2 エア・バリエ(ロッシーニの主題による)・Ecole Moderne du Violon William henley op.51 1番から最後のは新課題ですが、100年前の教本で、原本はもうありません。アメリカの音楽学校の図書館でPDFとして後悔されているもの。取りあえず5~6ページ用意。内容はスラー付ポジション移動のみ。4thとか2ndとか5thとか7thとかそれらの組み合わせとか、今までの曲ではあまりなじみのない移動です。クロイツェルへ行く前にちょっとやってみましょうかということなのですが、ちょっとどころかこれじゃ当分クロイツェルへは行けません(^^;)。多分。
2009年02月16日
博物館の見学を終えると時刻も1時を回りました。昼ごはんは子供がガイドブックを見て食べたいと希望したコシャリ。コシャリ店はガイドさんの候補店リストになかったらしく少し渋い顔。「ビュッフェのレストランはどうですか?」と提案されましたが、事前に旅行代理店の人に食べたいものがあればガイドさんにリクエストしてください。と言われていたので「出来ればコシャリ」と(かなり)強く希望しました。ガイドさんはカイロに家があるわけではないのでお店がわからず、結局運転手さんオススメのお店へ。連れて行ってもらったお店はアブー・ターレク。ガイドブックやホテルのカイロの部屋にあるカイロの観光地図などにもコシャリ店として掲載されている有名店です。と言っても特に観光客向けという店ではなく客のほとんどは地元の人。テイクアウトのある1階では、コシャリを買いに来た人で戦場のようにごった返しています。我々は戦場の1階を避け、階段を上がって2階の席に。ここではウエイターが注文を取って料理を運んできてくれます。まあ、料理と言ってもここはコシャリと2種類のデザート(ミルクプリンかライスプディング)しかないので、コシャリの普通サイズとデザートを注文しました。運転手さんもガイドさんも一緒。コシャリと聞いて最初しぶっていたガイドさんも、店に入ると「コシャリは久し振り。今日食べられると思わなかった。」なぜか上機嫌。運転手さんはもとよりニコニコで上機嫌だし。ひょっとしたら連れて行ったコシャリ店が滅茶苦茶汚くて、苦情言われたり、食中毒でも起こされたら・・・と考えていたのかも(^^;)。その点、アブー・ターレクは店内も清潔で明るく、雰囲気はマックなどのファーストフード店とさほど変わりません。それでガイドさんも安心したのかも。 コシャリ名門店アブー・ターレクのコシャリこれにトマトソースをかけていただきます コシャリは、安い!早い!旨い!の三拍子そろったエジプシャンファーストフード。で、中身は一体何かと言えば、小さいサイズのパスタ、米、刻んだスパゲッティなどの上に、フライドオニオン、ひよこ豆、レンズ豆などをのせ、トマトソースをかけたぶっかけ料理。好みで酢やシャッタ(唐辛子ソース)を加え、混ぜていただきます。おいしいんですよ~これが。お値段も安く、コシャリとデザート、飲み物で一人分10エジプトポンド(約200円)程度でした。難点は量が多いので途中で飽きること(笑)。でも、数日経つとまた食べたくなってしまう魔の料理(^^;)。ここのお店はデザートも美味しかったです。考古学博物館からも近いですし、コシャリを食べるならオススメです。 ●旅行一口メモ子連れがカイロの町を公共交通機関と徒歩で見て回るのは無理です。広い道路には歩道橋などは全くなく、信号は滅多にない(あっても機能していない)車線はない(あっても機能していない)横断歩道もほとんどない(あっても機能していない)という状態。歩行者は走る車と車の間を縫ってタイミングを計り、強引に渡っています。車はスピードを落とすだけで停まってくれることはまずないので、もしも横断タイミングを間違えたり、横断の途中で転んだりしたらきっと轢かれます(^^;)。自分だけならまだしも、この状態の道路を子連れで渡ることは命がけのチャレンジで、とても人に勧められるものではありません。また公共交通機関のバスに関しては、大型バス、小型バスとあって本数はかなり多い様ですが、はっきりしたバス亭の印がなく(人が道路に溜まっている場所がバス亭らしい)、行先とバスナンバーはアラビア語のみ。その上乗り降りはスピードを緩めるだけで停止などしてくれませんから、走りながら乗り込む感じです。これも子連れの利用は困難でしょう。子連れの場合はタクシーや車をチャーターするか、観光客向けの市内バスツアーに参加するのが無難と思います。なお、ルクソールくらいの町では徒歩でも全く大丈夫です。
2009年02月13日
さて、朝8時からピラミッド見学をはじめ10時半です。ガイドさんが提案した予定ではこのあとご飯を食べてからカイロ・エジプト博物館という話だったのですが、お昼御飯を食べるのはちょっと早すぎるので、カイロまで戻り先に考古学博物館へ行くことにしました。カイロエジプト考古学博物館ですが・・・。写真撮影禁止ですので中の展示物を写真でご紹介するわけにはいきません。ってことで、これは絵葉書中は博物館と言うより『倉庫』(^^;)でございます。とにかくモノが多すぎる。ろくに説明板もないような展示物が無造作に並んでいて、どこから手をつけていいやら。詳細な解説文章など用意して読みながら全部見てたら丸一日でも足りないでしょう。なのでサクサクと。個人的にはアマルナ美術が好きですが、まあ、その辺語りだすと長くなるので個人的趣味は置いといて、この博物館の一番の見どころは何と言ってもツタンカーメン王の副葬品です。黄金のマスク、黄金の棺、王の玉座、ベッドなどが有名ですが、その他の副葬品もそれはそれはみごとなものです。量がとても多く、こんなにいっぱい・・・という感じ。ガイドさんと一緒なら、王墓発見の状況から主な副葬品の説明までしてもらえると思いますが、もしもガイドなしで自力で行くのなら、せめてツタンカーメン王墓発見の物語と、主な副葬品の解説文くらいは事前で準備して解説読みながら見て回った方が面白いです。ガイドブックは日本で購入するのもいいですし、博物館のミュージアムショップでも購入できます。推薦図書(大人向き)図説ツタンカーメン王 (ふくろうの本 世界の歴史)ファラオの秘宝 ナショナル ジオグラフィック傑作写真集 ナショナル ジオグラフィック (編集) 上の2冊は写真が多くて入門者にも入りやすい説明本です。光の王妃アンケセナーメン クリスチャン・ジャック 吉村作治 山田浩之*ツタンカーメンの妃が主人公という滅多にない(^^;)小説。吉村作治先生が監修してます。アマルナ革命についても触れられています。内容も結構面白いです。推薦図書(子供向き)ツタンカーメン王の秘密 (講談社青い鳥文庫) ハワード カーター (著)なぞの少年王ツタンカーメン (まんが世界ふしぎ物語) たかし よいち (著) こちらはマンガ仕立てなので小1から読めます。同シリーズには他にミイラと墓泥棒など、古代エジプト関係のものが他に3冊あります。●旅行一口メモ考古学博物館の向かいにお土産物屋さんがあり、ツアーだとここへ連れて行かれると思います。が、ここ、定価販売だけどめっちゃ高いです(^=^;)。ルクソールやアスワンなどへ行く予定があるならそちらで買った方がお安いです。例)ヒエログリフを書くためのプラスティックの型 ここで1500円がルクソール神殿横ツーリストバザールの本屋で300円とか。博物館の出口前と出口を出て左には博物館のショップもあります。出口前のミュージアムショップは本類が充実しているようでした(見たかったけどガイドさんがさっさと行ってしまい見れなかったです)。ただ、エジプトは外国製品の関税が100%だか200%だかとにかく高いので、英米本は日本のアマゾンなどで買う方が安いと思います。
2009年02月07日
ピラミッドの中を見た後は、車で3大ピラミッドを一望できる写真撮影ポイント、ピラミッドパノラマへ。ラクダに乗ってみたければここにラクダがいますのでどうぞ。ここでは写真撮影してピラミッドを遠景で見る以外はすることもないので、次はスフィンクスへ車で移動。(船の博物館がピラミッド脇にありましたが、子供がスフィンクスを早く見たいようなのでパス。)この謎のポーズはミイラのつもりなんだとか・・・。スフィンクスの前には河岸神殿の跡があり、昔はここまでナイル川が来ていたことがわかります。また、スフィンクスはピラミッドのように石を組み合わせて作ったものではなく、岩を掘って作った彫像なのだそうです。背中のあたりを見ると、そのことがよくわかります。 滅多に見れないスフィンクスのおしり。子供のペースでピラミッド、ピラミッドパノラマ、スフィンクスを見学し、現在午前10時半。少々の家族会議の後、これからカイロに戻り、昼ごはんを早めに食べて、考古学博物館とハーン・ハリーリへ連れて行ってもらう事にし、ガイドさんにそう伝えます。ところで、ギザのピラミッドや、ピラミッドパノラマ、スフィンクスは、お互いの距離がそれなりに離れています。なので、全て歩くとなるととても大変。位置関係はこんな感じ↓お子様連れの場合、また、お子様がいなくても真夏の酷暑時期には、ツアーに参加するか個人手配してとか、とにかく車で動くのをお勧め。個人手配の車があれば、ギザの3大ピラミッドとスフィンクスに、サッカラの階段ピラミッド、ダフシュールの赤のピラミッドを組み合わせて1日で見て回ることが可能な様です。家族4人だとツアーに参加するのと料金も大して変わらないので、色々なピラミッドを見たい場合や、マイペースで見学したい場合、個人手配も結構お勧めです。なお、我が家の個人手配は、朝7時~午後4時までの1日で小型バスに運転手と日本語ガイドさんをつけ、US130ドルでした。●旅行一口メモ観光地のトイレはレストラン以外では殆どチップが必要です。値段が明記されているトイレ以外は50ピアストルで充分です。大抵掃除の人がトイレットペーパーを持っていてペーパーを渡す代わりにチップを要求してきます。もうトイレットペーパー代と割り切りましょう。トイレットペーパーが少ない場合はもっとちょうだい!と言ったりトイレットペーパー切れの時には「持ってきて!」という苦情も言えます。実際にチップを払って中に入ったのにペーパーがなかったことがありました。オバチャンに聞いても「紙はない。」と言われたので、「じゃ使わない」と身振りでしめし手を出したら払ったチップをすんなり返してくれました。
2009年02月06日
おおお~~~っ!近くへ行って記念撮影すると、てっぺんまで写真に写りません。でかいでかいと近くで見上げて感動した後で・・・。いざ、クフ王のピラミッドの中へ。(残念ながら写真禁止です。仕方ないので資料をもとにしたいんど象の絵でご紹介します)大回廊を上から見た図・・・てな感じの内部ですが・・・(実物はもうちょっと暗いかも)。外はフリースに登山用ヤッケでも暑くなかったですが、ピラミッド内は空気が淀んで少し蒸し暑い感じです。半そでで全くオッケー。今の外気温でこれだと、多分真夏だと気持ち悪くなってぶっ倒れるんじゃないかと・・・(^^;)。階段は欧州の大聖堂のカテドラルへ登る程度の段数ですが、入口から半分は天井が低いので、非常に~歩きにくいです(特に下り)。私たちの前を歩いていたのがヨーロッパ系?の御老人だったんですが、途中で足が止まってしまっていました。ですが、並んで登れる道幅ではありませんし傾斜が結構あるので、後ろの人が追い越すことはできません。「大丈夫ですか?」と声掛けし、段の高い所では多少お手伝いしましたが、かなりキツそうな感じでした。体力のない方は特に真夏のピラミッド内部に入るのは充分お気をつけて。大回廊の手前には少し空間に余裕がありますので、そこで休憩するのも手かもしれません(実際に休憩している人もいました)。肝心の内部ですが、中に何があるかと言えば、何もありません。しかし、これが紀元前2000年代(っていうから約4000前)に作られた建築物だと思うと、綺麗に水平に切られている石も、隙間ない積み重ねの技術も、大回廊の遥かに高い天井も、感動もの。かなりの傾斜のある暑く暗い内部に副葬品を運ぶ時の当時の苦労なども、想像力を働かせえ色々と考えてみると、とても感慨深いものがあります。やっぱりここはどこかのピラミッドへ入ってみることをお勧め。なお、ピラミッド内の大回廊は一番上から見下ろすように見ると迫力あっていいです。電気はともっていますので内部は見えますが、詳しく見たければ懐中電灯とかヘッドランプとか持参した方がいいかも。ということで、クフ王ピラミッドの内部見学、所要時間約20分。でも真夏だと、感慨に浸るよりも何よりも、暑い!!何でもいいから早く出たい!(^=^;)って思っちゃうかも。夏場は極力早朝に。●旅行一口メモジンバブエ並み、とは言いませんがエジプトもかなりのハイパーインフレ。といっても観光名所だけですが。入場料金はどこも値上げしており、買ったばかりの地球の歩き方最新版値段の1.5倍近くしていました。聞いてみたところ、テロのおかげで観光客がなかなか戻らず、施設維持のため値上げすると、今度は代金の高騰により欧米の観光客は見学場所を減らしたり、近隣国の観光客が減ったりで、入場者が増えず、仕方ないので更に値上げ・・・という悪循環なのだとか。エジプトは観光立国なので観光客の減少には本当に悩んでいるそうです。さて、観光名所の入場券売り場ではカードが使えるところは少ないです。ガイドブックの値段を参考にお金を用意して遺跡巡りをしたら、4人家族だと1日で軽く500ポンド(1万円近く)も足らなくなってしまう勢い。「せっかく来たのにもうお金がなくて入場料が払えない!」ということになったら悲しすぎ。現地で入場券を自分で購入する場合、エジプトポンドは多めに用意しておいた方がいい様です。
2009年02月05日
2日目は朝からギザのピラミッド見学です。ギザはツアーではなく車と日本語ガイドさんを雇いました。見学予定は、ギザのピラミッド見学と考古学博物館。もう一か所カッサラへ行くか、ハーン・ハリーリへ行くかは時間次第。まずはギザへ・・・。なんですが、何か寒い(^~^;)。エジプトといえど冬場の朝は結構冷え込み10度切ってます。日中でもさほど暑くはなく、日かげや建物の中は半そでだとヒンヤリ感。半そでTシャツの上に薄手のフリース。その上に登山用ヤッケを着こんで出発(厚着すぎ?いや、暑い分には脱げばいいから。寒いよりはマシだし。)。カイロからギザのピラミッドまでは約1時間。ピラミッドは砂漠の真ん中にポツンとあるイメージだったんですが、ギザは結構大きな街です。ピラミッド周辺がかなり広めに観光エリアを儲け、建物を建てないようにしてあるので、写真で見ると砂漠の真ん中に・・・なイメージになる様。ギザの町からピラミッドを見ると、建物の間にピラミッドが見え隠れしていて何だかとても不思議な感じ。3大ピラミッドでは王のお墓に入りたいのですが、クフ王のピラミッドなど午前150人、午後150人の人数制限があるし、入れないかも、と思い、第一希望、クフ王、第二希望、カフラー王でガイドさんにチケットを買ってもらいました。・・・あっさりクフ王ゲット(^^;)。私たちが見てるだけでも楽勝で50~60人は入ってましたけどねぇ・・・。本当に午前150人限定なのかいな?と勘繰りたくなるのは私だけ?人数制限は謎ナリ(^^;)。ということで、まずはクフ王のピラミッドの前へ向かいます。うお~~~!!!デカイっ!!隣のカフラー王のピラミッド遠くて霞んでるよ。というのが感想。観光名所は写真で見ていた感じより小さくて大したことないものと、写真より迫力あるものとに分かれますが、ギザのピラミッドは明らかに後者。石の1つ1つがでかい!全体を写真に入れるにはかなり遠くないと無理。う~ん・・・いや・・・すごい(としか言えない)。ガイドブックにはピラミッドの周りはラクダ乗りやお土産などの客引きだらけ、とありましたが、殆どいませんでした。旅行中何度か客引きが警備のツーリストポリスに追い返されている光景を見ました。現在、客引きなどは厳しく規制されているようです。●旅行一口メモエジプトのビザですが、代理店に頼まなくても自分で簡単に現地で取れます。何も難しいことはなく、カイロの空港でパスポートコントロールの手前にずらっと並んでいる銀行窓口で買うだけ。購入時に書類記入なども一切ありません。観光客「ビサください」銀行 「はい、US15ドルね」以上。もうほどんどビザというより「エシプト入場料」って感じですね~(^^;)。ビザはシールになっているので自分でパスポートに張り付けておしまいです。ホログラムがいかにもビザっぽいい。尚、タバなどのマイナー空港だとパスポートコントロールで直接販売の場合もあります。係の人に「15ドル払って」と言われますので、払ったらそれでおしまいです。なお、そちらでのビザはよくわからないハンコのみでした(笑)。赤い→で示した長方形がタバでもらったビザ。・・・って、同じ国のビザとは思えないんですけど(^^;)。
2009年02月04日
ということでエジプトですが・・・・・・。まずはお約束。ホテルについて。カイロのホテルはドミでなければ高級ホテルの選択です。在住者の方によると、カイロでは高級ホテルといえども、料金一流、サービス3流のホテルが多く、中級ホテルなどサービスも部屋もドミレベルなのに料金だけ中級のハズレホテルが多いとか(地方はそうではない)。なので、カイロでは名前の通った高級ホテル(の中でなるべく安いとこ(^^;))へ泊まることにしました。子供も高学年になるとツインにエキストラベットでは狭くてやってられません。しかし2部屋となると何かと面倒。なのでカイロで4人部屋があるホテルを探し、値段で選んでヒルトンレジデンスに決めました。レジデンスと言うだけあって、部屋は広いです。居間+2ベッドルーム+書斎+2バスルーム+台所+女中さん部屋。ただし普通のホテルの様なきめ細かいフロント業務はなし(両替すらない)。でも、アメニティグッズはあるし、ちゃんとベッドメイクも入ります。それで一泊125++(で約160)$USはお値段的にはかなり納得価格。居間です。かなり広いです。主寝室。ブルーグレーに真っ白のシーツで好感持てます。 第二寝室。こっちはベージュ系で統一され落ち着いた雰囲気。 書斎。予備のベッドもあり5人まで泊まれるようです。広すぎて結局この部屋は使わず(^^;)。カイロの方に聞いたら、ここは赴任者の方が家が決まるまでとか、帰国直前に荷物出しを終えた後などによく利用されているようです。部屋は広々として快適ですが、エジプトのホテルでは気をつけなければならないことがあります。それはお湯の使い方です。エジプトのホテルのお湯は部屋ごとのタンク式です。タンクに水をためて沸かし、お湯を使うとタンクにその分水が足されるので長時間使い続けるとお湯が水になってしまします。日本の様に水道の蛇口をひねったらお湯が無尽蔵に出てくるわけではないんですね~。高級ホテルは各部屋それなりに大きなタンクがある様ですが、中級以下のホテルや、地方都市のホテルだと結構タンクが小さい所もあります。なのでタンクの大きさを見てお湯を使わねばなりません。もしもぬるくなったら熱いお湯に戻るまで、1時間くらいかかる様です。砂っぽいエジプト。できれば毎日シャワーを浴びて髪も洗いたいもの。一人目の人がお湯を使いすぎないように(家族づれなら間違っても子供を最初に入れて、やりたい放題お湯を使わせたりしないように)注意した方がいいかも。あと、タンクのスイッチがオフのままだと、どれだけ待ってもお湯が出ませんので部屋に入ったらまずお湯タンクのスイッチを確認しましょう(ま、高級ホテルではそのような心配はないと思いますが)。初日は午後到着でしたので特に観光はせず、いきなりカイロの知り合い日本人宅で鍋の夕飯をごちそうになり、ここは日本?と錯覚しそうになりながら11時近くまで・・・・(^^;)え?ナンカチガウ?明日は朝からギザのピラミッド見学です。
2009年02月02日
個人的なバイオリンレッスン覚書です。覚書多分(65)です。課題・A PRACTICAL METHOD FOR VIOLIN by NICOLAS LAOUREUX part2 2音の和音・I.プレイエル デュオ5・C.Dancla op.89-No.2 エア・バリエ(ロッシーニの主題による)A PRACTICAL METHOD FOR VIOLIN by NICOLAS LAOUREUX part2 2音の和音終わりました。ついでに教本も(笑)。次回までに先生が新しい教本を用意してくださるそうです。ちょっと楽しみ。I.プレイエル デュオ5Allegro moderato前回音自体はもういいが、速度が遅すぎ。もっと早く! と言われたので、早く弾く様に練習。先生と合わせて合格。次回までに残りのAndante と Rondo を見てくること。C.Dancla op.89-No.2 エア・バリエ(ロッシーニの主題による)エア・バリエ(ロッシーニの主題による)は、セビリアの理髪師をテーマにし、5つのバイオリンのバリエに仕立てたもの。音自体はフォーレなどの様に半音で難解というわけではないので弾きやすいのですが、5つのバリエごとに曲想も違えば求められるテクニックも違い、結構奥が深い曲です。Andante, Piu lento, Cantabileと進んできましたが、ここでおさらい。Andante音自体は難しくないです。しかし、音が少ない分、音がズレると大なしです。これをcantabileで伸びやかに、綺麗な音で弾くのは難しいです。音の強弱も結構あるので、雰囲気作りというか・・・。とにかく綺麗な音でを心がけています。Piu lentoまずテクニック的なこと。3連符、6連符で、16分音符、32分音符、64分音符まで出てきますので、その音をしっかりと正しく弾かなければなりません。16分音符以上は一瞬なので、多少ずれても聞こえなくてもいいか、と自分で誤魔化しそうになるのを「ダメダメ!」と叱咤。しかし、左手ばかりに集中していると弓が硬くなってしまいます。右手も開放して伸びやかに弾くのが難しいところ。早く弾く音符が出てくるからと言っても、曲想としてはフィオッコのアレグロの如く、勢いで弾く早い曲・・・ではありません。早く弾く部分は装飾的なものなので、曲自体はやっぱりCantabileです。前のAndanteから雰囲気が乖離しすぎてはいけないってことの様です。Cantabileここが一番弾きやすいかも。Piu lentoまでの流れを受けてあまりゆっくりにならないように。スラーで一気にADAEの移弦をはじめ、スラー付き移弦がたくさんあるので、滑らかな移弦テクニックが求められます。う~ん・・・・。ある意味今までのレッスンの集大成の様な曲ですわ(^^;)。今まで適当にごまかしてやってたら綺麗に弾けません。で、今回はBrillante の初見を先生の前で(ひ~っ!)。弾けんかも・・・と思ったんですが、何とかいけました(ホッ)。1度目は音だけ(リズムグチャグチャ)。2度目はゆっくりでリズムだけ(音外れまくり)。ですが、一度に全部やろうとせず、このように今回は音だけ。リズムだけ。と絞って取り組んだ方が初見はいいそうです。この部分ではスラーつきのスタッカート(ポルタート)が出てくるので、今まで逃げていた(^^;)このテクニックとも、ついに正面から向かい合わねばならなくなりました。弾き方のコツの様なものを教えてもらい、開放弦でいいので、必ず毎日練習すること、とのお達しを頂く。さて、次回までにできるようになるのか?●次回課題・I.プレイエル デュオ5・C.Dancla op.89-No.2 エア・バリエ(ロッシーニの主題による)
2009年01月28日
何とブログは1か月ぶりの更新ですが(^^;)、生きてます。何だか色々忙しくブログやってられませんでしたが、見捨てずにアクセスしてくださっていた皆様、どうもありがとう!年明け早々ちょっとこちら ↓ まで旅行に・・・・ ということで、次回よりエジプト旅行の話を始めたいと思います。 (あ、その前に長らく放ってあったバイオリンの方の記録も書かなくちゃ・・・(^^;)。)
2009年01月27日
ブログをサボっていた間に、実は猫を飼おうという計画が我が家で進行していました。もう何年もの間「ネコ飼って!」と言い続ける次男に旦那が根負け。海外から日本へネコを連れて帰る場合、半年前には所定の予防接種や検査を済ませ、チップを埋め込まないといけないことになっています。次の夏には帰国となると、時期的にはそろそろタイムリミット。迷う私に旦那が「とにかくまあ、それじゃあ飼う飼わないは別として、まずどうしたら飼えるのか調べようか」ということで、猫を飼っている人に聞いて、ジュネーブで猫を手に入れ方法を教えてもらいました。ジュネーブで猫を飼うには1)ブリーダーから買う 新聞広告やペットショップの張り紙、すでに飼っている人からの口コミ情報などからブリーダーを探し購入。勿論有料で血統書つきの猫。2)飼っている人からもらう 同じくペットショップの張り紙や、学校のニュースレターなどで「子ネコあげます」というものを見つけて譲ってもらう。これは飼い主の所に出向きタダで譲ってもらえる。3)保護施設から引き取る 飼い主が飼えなくなったり、ノラになったイヌネコを預かる施設があり、お互いの条件が合えば譲ってもらえる。の3つの方法があるそうです。血統書猫を買う気はないので1)は却下(^^;)。入手方法を調べるのと同時にペットショップへ行き、猫を飼うのに必要は経費や道具をショップの人に相談。(まあ、お金的には猫を飼うのにあまり問題はありません。)ついでにペットショップの人にジュネーブの猫保護施設の場所を教えてもらい、旦那に「取りあえず保護施設へどんなものか見学に行こうか」と言われ、行ってみることにしました。保護施設。敷地はとっても広く、区分けされた庭で犬や猫がのんびり。保護施設には40匹ぐらいの猫と、同じくらいの数の犬がいましたが、猫は殆どが成猫。成猫でも構わないのですが、ちょっとピピッと来た成猫は「この4歳と1歳半の猫は親子です。2匹での引き取りが条件。」となっていて・・・・さすがに2匹同時は即決できず(^^;)。まあ今日いきなり引き取るつもりはないし(まだ飼うかどうか心も決まってないし)、受付で猫の譲渡について色々と相談すると、受付の人は気軽な感じで、・成猫は引き取り手がそうそう決まらないのですぐに居なくなったりはしないから、家で考えてこればいい。・譲渡にはそんなに難しい手続きはないが、引き渡す猫はワクチンや避妊手術済みなので、その費用を一部負担してもらう(寄付という形で、だったかも)。・しかし子猫はすぐに引き取り手が見つかるので競争が熾烈。子ネコが見たければ土曜の開館と同時に来るように。と言われたので、ピピッと来たその2匹セットの成猫は取りあえず保留とし、次週に子猫を見に行くことにしました。すると、時期は重なるもので、丁度学校からのPTAメールに「子ネコあげます」のお知らせが。次週保護施設に子猫を見に行く予定にしているので、どうしようか迷っていたのですが、旦那が飼い主の父兄と夏休みに日本に帰る旨も相談し、ワクチンやチップなどが間に合う事を確認して、私もやっとそちらを見せてもらおうという気になり約束した日に「ごめんね。この前見に来た人が『やっぱり欲しい』って連絡があって最後の1匹が決まってしまいました。」ということで、この話はお流れ。なので、やっぱり当初の予定通り次の週子供たちと一緒に開館前から保護施設に行き子猫を見てみることにしました。当日保護施設に行くと、引き取れる子猫は三毛風の猫が1匹と、茶色い縞の子猫が2匹。茶縞の方は2匹一緒での引き取りが条件です。そりゃ1匹の方だろうと思いましたが、1匹の方はケージの中でじっとしていてあまり愛想が良くありません。対して茶縞の2匹はとても社交的で、我が家の息子たちを必死で目で追って、ケージの間から息子たちの方へ必死に手を伸ばして来るほど。「この猫がいい!!二匹とも欲しい!」子供ら二人が一致団結して絶対にこの2匹の猫!と懇願してくるし、猫の1匹飼いと2匹飼いは大して面倒は変わらない様にも聞いていたので、取りあえず・・・のつもりだったにも関わらず、あまりもの子供たちの必死の訴えに、ついにこちらも清水の舞台から飛び降りました。ええい!飼うぞ!飼うなら1匹も2匹も一緒だあっ!!!!いざ!猫との新生活!と喜ぶ子供たち。 が!!!! 今日の担当者は先週の担当者とは違って何だか譲渡の条件が厳しく・・・。まず庭での外飼いが理想。そうでなければベランダや家が広くなければ・・・ということで、我が家がアパートで広いベランダはあるものの、5階であることにやや渋い顔。5階なら、落下するといけないからベランダにネットを・・・という話になり、出来れば庭のある一戸建てが・・・と重ねて言われ渋る感じだったので、つい、「日本に戻れば一戸建てで、庭もある家なので大丈夫です。」と言ったとたん、「日本に連れて帰る?それじゃダメ!」・・・譲渡を拒否されてしまいました。ここの猫は譲渡後も3年程度追跡調査をするので、海外に引っ越す予定がある人には譲れないということです。え~!!!先週来た時の担当者は相談した時そんなこと言ってなかったじゃん(引き取りに避妊手術やワクチン代の150フランだか200フランだかが必要だという話は聞いたけれど、かなりお気楽に「譲渡できるわよ」と言っていた様な・・・・)。そういう条件があるなら先に言ってよ・・・。すっかりネコを飼う気になっていた子供たちは泣く泣く(次男は本当に泣きましたが)猫を諦めました。かわいそうすぎ・・・・。ということで、ジュネーブでの猫は諦め、子供たちとは日本に帰ってから日本の保護団体から猫(か犬)を譲ってもらうということで、話がまとまりました。 ・・・・って、あれ?もともと、飼う飼わないは別にしてって話だったのに・・・・。何か買うことが事実になってるし・・・・(^=^;)。
2008年12月22日
今年のパリでは、フランス料理をほどんど食べていません。というのも、13区の中華街の店に通ってしまったから(^^;)。パリに中華街があるのを御存知でしょうか?まあ、中華街といっても、ベトナムやタイ系のお店も多いので、中華街というより、アジア街と言った方がいいのかもしれませんが。場所は13区、Avenue d’Ivory(地下鉄7号線Porte d'Ivry) の辺り一帯なのですが、この辺りはほとんどのお店がアジア系で、歩いている人も90%がアジア人。いちおう地図。黄色い部分が中華街エリア(大体です)え?ここ、フランスだったよね?と確認したくなるような様子の町並み。パリに来るとここの大きな中華スーパー陳氏百貨商場(タン・フレール)で、ジュネーブより安く買える中華食材や中華野菜、あちこちのお店で焼いている鴨の丸焼きやチャーシューなど色々買い込んで帰るんですが、今回は初日のホテルチェックイン前にこちらに寄って中華料理店でお昼御飯を食べました。13区の中華街のレストランはベトナムやタイ料理がほとんどなのですが、中にはちゃんとした中華料理店もあります。我が家が食べたのは、44番地の陳氏商場(2階に食器売り場がある方)の入ったビル2階商店街の、ず~~っと奥。帝都大酒楼(Asia Paiais)。ここは香港式中華のお店で、メニューもたくさんあるし、味はジュネーブの中華料理店は足元にも及ばないおいしさ。ここの中華がとても美味しかったので、子供らから毎日ここで食べる攻撃が・・・、「今晩もここで食べる。明日もここ」パリで食べると騒いでいた日本式ラーメン、鰻、カツカレー、うどん・・・。それらをすべて忘れさせるほど、おいしかったようです(^^;)。まあ、確かに一食では心残りでしたが・・・。お値段もフランス料理よりお安いし・・・。ということで、ついついこの店に通ってしまい、アパートメントホテルだったのに今回は朝しか自炊せず(^^;)。行くたびに北京ダックや香港火鍋をたらふく頂き、既に自分がパリにいることをすっかり忘れていました(^^;)。香港火鍋。北京ダックは夢中になりすぎて写真撮ることすら忘れて食べました(^^;)。 幸せを感じる今回のパリ旅行の食事でありました(何か違う?)。 最終日、まだまだここの食事に心残りの子供たち。「また来ようね。ここに中華食べに。」え?中華を食べに、6時間車で走ってパリまで?(^^;)?(^^;)?(^^;)?いや・・・・。 行くかも・・・・。
2008年12月21日
と、いうことで、当日でございます。イタリア広場のホテルからはオペラ・バスティーユまで1本。時間も10分ほどでラクチンです。開演40分前のオペラ・バスティーユ既に人が一杯。ダフ屋もいます。見ていただければわかると思いますが、みんなカジュアルな格好。一番高い席の人たちセーターとパンツ程度の人が主流。初日、千秋楽などのプレミアチケットなら正装かもしれませんが、普通の公演日なら、あまりドレッシーな服装だと浮くかも・・・。カテゴリー2以下の席ならばGパンにセーターの完全普段着という人も大勢いました。でもまあ、せっかくパリまで来てオペラ鑑賞するんですから、Gパンじゃ気分が盛り上がりませんよね。感覚としては、友達ママとフレンチやイタリアンの名店でランチするくらいの服装積もりがいいんじゃないかと思います。入口から入ると席に一番近いドアを示されますのでそちらへ。ドアの近くにクロークや飲食の販売コーナーがあります。オペラ公演は7時半からで、途中30分の休憩があり、終わりは演目によってまちまちです。終わるまでにお腹が空きそうなら始まる前に食べましょう。途中の休憩時間には販売コーナーのサンドイッチは売り切れて、飲み物とお菓子しか残っていません(こちらに限らず、他の会場の音楽やバレエの公演でも同じで、休憩時間には大抵サンドイッチは売り切れてます)。取りあえずお腹も減ってませんので席の方へ。オペラ・バスティーユ内部。広~い! そして、天井高~い!本日の演目はヴェルディの3大オペラの一つ、リゴレット。取りあえず、一番有名な「女心の歌」は聞いたことある方もおありと思います。『女心の歌』はこちら(you tube)http://jp.youtube.com/watch?v=xCFEk6Y8TmM映像で歌ってるのはパバロッティですが私が見た公演の歌手がパバロッティだったわけではありません(^^;)。 話の筋などはネットで調べていただくとして、オペラ鑑賞はこれが初めて。実は面白くなかったらどうしようかと不安だったんですよ。だってね、イタリア語のオペラをフランス語字幕で観るわけですよ。・・・・・・歌詞わかるわけないし(~_~;)。そうこうするうちに生オーケストラの序曲が始まり開幕。舞台の幕が上がると・・・まず豪華な舞台セットに驚き。いや~・・・・。面白かったです。オペラは台詞が歌の演劇ということなんですが、歌だから、台詞ではそう多くを語れない。よって、筋書は割と単純でわかりやすく、予習をしておけば歌詞がわからなくても内容はわかります。演劇的要素も濃くて、歌っている人以外が、今の状況をわかりやすく演技してくれることも理解の手助けになりますし、大がかりなセット、豪華な衣装、回り舞台など、エンターテイメントとしても楽しめる工夫があちこちに見られます。音楽をしている方なら、生オケも楽しめますよ。生オケなのに演技の動作とぴったり合っていて、そのへんも興味深いです。終幕後の舞台挨拶は写真撮影オッケーオペラ、また見たいですね~。流石にパリまでは観に行けないので、次は是非ジュネーブで(実はジュネーブにもオペラのホールがあるんです。今まで見向きもしてませんでした。ごめんなさい)。
2008年12月19日
今回のパリの夜のハイライトはオペラ鑑賞。去年はチケットが完売で見られず。なので今年は1か月以上前にチケットをGETしてパリ・オペラの夜のために準備しました。 さて、オペラチケットですが、実はインターネット予約で自分でも簡単に取れます。1)まずはパリ・オペラ座のページにアクセス。2)reserverをクリック。クリックすると予約ページになり、英語も選択できます。3)予約トップページにチケット販売中の演目一覧が出ているので好きな演目を選び、次のページで希望の日を選択。4)サインインページになるので、if you are not yet registered, click here.を選び、名前や住所を入力。最後の情報利用も左右どちらかを選び次に。5)オペラ座の座席図が出ます。右のカテゴリー(料金)別のところに希望のチケット枚数を選んでreserveをクリック(仮予約で確定ではありません)。なお、早い時期の予約はカテゴリー4までの席しか表示されません(安い席はもう少し後から予約スタート)6)仮予約の時間は7分間です。previewで仮予約している席から舞台の見え方がチェックできます。カテゴリー3の席のプレビュー例7)その席でよければ改めてreserveをクリックし、カード情報などを入力し確定します。他の席が良ければ5)からの操作をやり直します。8)予約が成功すれば確認メールが届き、後日自宅までチケットが郵送されてきます。ちゃんと日本まで送ってくれるんですよ(^^)。チケットがやってきたらそれを持って当日鑑賞に行くだけ。予約の数日前に「オペラ座に席が用意されていますよ。忘れずに来てね。」との確認メールもやってきてちょっと嬉しい感じ。ジュネーブに届いたチケット。予約が1週間前などで、郵送する時間がなければ、チケットは当日窓口での受け渡しになります。その時には確認メールを印刷して持って行った方がスムーズと思います。 パリのオペラチケットを日本の代理店で頼むと、手数料が高く1.5倍ほどします。会社によっては一番高い席しか扱っていません。オペラ・ガルニエの安い席はあんまりですが、バスティーユはどの席からでも舞台が良く見えるのが売りで、実際最上階いちばん後ろの席でもよく見えるそうです(実際に3階で見た人談)。我が家は値段が高い方から3番目(89ユーロ)の席でしたが満足でした。実はあまり前の方の席だと舞台全体が逆に見えにくかったりします。今歌っている人の歌詞に合わせ、舞台の端で他の人物が隠れたり、嘆いたり・・・も一緒に見えないと面白さ半減。舞台全体の人の動きが楽に見える辺りの席がベストです。なお、7分間仮予約というシステム上、HPで見た時にたまたま何人がいくつも仮予約して席を物色していると、席が無いと表示されます。数分後に見ると席がある場合もあります。希望する演目のチケットがない場合は何度かアクセスしてみることをお勧めします。直近にキャンセルも出ます。知り合いで3日前に売り切れだったはずのガルニエの一番高い席のチケットを取った人もいます。直前まであきらめないでTryしてみてください(^^)。
2008年12月18日
リアルの生活が忙しく長らくブログを放置していましたが・・・。(このまま自然消滅でも・・・とか思ってましたが(^^;))リアル生活でもあちこちから「ブログは?」とのお言葉もあり、再開することにしました。パリの続きからです。さて・・・。記憶の糸を手繰り寄せ(笑)10月のパリ旅行。今回子供に一番ウケたのはこちら。ポンピドー文化センター・・・の中の国立近代美術館です。近代美術っていうと難しそうですが、あんまり難しく考えずに、「あ、この色綺麗」とか、「面白い!」とか見ると結構楽しいんですよ。これが。私などいつも「家の居間に合いそうだ」とか考えながら見てます。ルーブルの壮大な絵よりも、近代美術の方が今の飾りには合うんですよ~(買えませんが)。内部には絵画だけでなく立体物も多くそれも楽しいです。子供の右のロープ・・・よじ登りたい感じですが作品です。いろんな材質でいろんな工夫があり、いろんな面から展示品を見て子供はどんどん近代美術の世界へ引き込まれ・・・・。取りあえず作品と一体化してみたり・・・・。 作ってやろうと野望を抱いてみたり・・・。 知ってる作家(ダリとかカンディンスキーとか)のウンチクを述べてみたり。 何やら怪しい物体を見ながら妙になごんでみたり・・・。 作品に自分を映して踊ってみたり・・・。楽しい2時間を過ごしてまいりました。子供は「もっと見る!」とか言ってましたが、11時から見はじめてもう昼の1時になってので、レストランが休憩に入る前にご飯を食べにへ行きました。さて、3年通ってこれでパリの3大美術館制覇!!いや~、もうパリに思い残すことはございません(笑)。良かったですよ。近代美術館。お子様連れで美術鑑賞ならここが一番お勧めです。●インフォメーション開館 11時~21時 火曜休館 5.5ユーロ(18歳以下はタダ)他美術館に比べて開館が遅めです。チケットは建物内にありますが、既にチケットを持っている人と中で買わなければならない人では並ぶ列が違います。 ミュージアムパスなどお持ちの場合は左側の短い列へどうぞ。ドアが開いたら左手のエスカレーターで直接美術館へどうぞ。地下鉄Ranbuteauで降りてすぐですが、フォーラム・デ・アールやシャトレ広場の辺りからも本当にすぐ近くです。周りにはサンドイッチなどの軽食店や安めのレストランがありますが、味はいまいちです。味にこだわるならば美術館裏手のマレ地区へ足を伸ばした方がいいかも。
2008年12月16日
二度目にして、夜のルーヴルですが・・・。最初にリシュリュー翼の『ジャン2世肖像』を見た時には、「しまった。何かよく見えない・・・(昼間自然光が入って見る状態と違い、目がルーヴル内の照明の明るさに慣れてなくて)。」と思ったのですが、5分もしたら調整ができたようで見えるようになってきました。 今回はリシュリュー翼とシュリー翼中心に。いざ、シュリー翼3階へ。まずは個人的な見どころと思っているG・ラ・トゥール『いかさま師』問: この絵の中のいかさま師は誰?答: 右端の女の人以外全員(^^;)同じく『悔い改めるマグダラのマリア』この絵が好きで、実物見たかったんですよ~。満足です。絵が多いのでサクサク進んで次の見どころは、世界史の教科書なんかでもおなじみの、イアサント・リゴー『ルイ14世の肖像』。額からして王様。オレ様なポーズに靴の赤いリボンがおちゃめ。でも、息子たちには「去年見学したベルサイユ宮殿を作った人」と説明。ほえ~!と言っていました。次、アングルの『ヴァルパソンの浴女』と『グランド・オダリスク』。発表当時はアングルのこれらの絵は解剖学的に正しくないとか批判されてそうですが、だったらピカソの絵は既に人間でなし(^^;)。今ではそのようなことは重要ではないとされています。この辺りまででまだ1時間経ってないんですが、もう子供は嫌になってきた様子。今年は時間なくて、去年みたいに絵のクイズとか考えてこなかったんですよね~。やっぱり考えて来るべきでした(~_~;)。広大なルーヴルへお子様をお連れの際は、下準備は入念に。さらにサクサク進み、子供らの気を引こうと画策。「ほら、前観光に行ったポン・デュ・ガールの水道橋とか、二ームの神殿だよ~」(ちょっと興味持たれる)「あ、見て見て。この人模写をしてるよ。上手。」(次男は絵ではなく模写してる人の方にえらく興味を持つ。ちなみに、下の子は将来画家志望らしい・・・。)視線釘付けの次男。でももう流石に限界か・・・(1時間半)。仕方ないのでフェルメールの絵とハンムラビ法典だけ見て、終わることにしました。ハンムラビ法典です。ってもよくわかりませんね。では、楔形文字をアップでどうぞ。
2008年11月12日
到着した日は木曜日でルーブルが夜9時45分まで開館している日です。丁度その時はフランスの学校お休みとも重なってしまっていたので、昼間は混んでいるかもと思い、ルーブルはあえてこの夜間を狙って行ってみることにしました。時間があるのでギャラリーラファイエットで時間をつぶし、それからルーブルへ行って夕飯はルーブル近所の野田岩で鰻という計画です。ということでギャラリーラファイエットへ来たのですが・・・。高い。う~ん。円高で安くなってるはずなんですが、高い。それというのも、今年は時期が悪かったからです。例年パリ旅行は秋の3Jセールに合わせていたのですが、今年はジュネーブの学校のお休みとその3Jセールがうまく合わなかったのです。3Jセールの時期だと、各売り場で色々な商品が30~50%の激安。去年はラヴァージュの下着を40%オフ、リネン100%のベッド敷シーツを50%オフ、掛け布団カバーを40%オフ、さらにパリ・ヴィジット優待券でそこから10%オフ、免税で更に12%オフの価格で購入してます。その旨味を知ってしまった後では、定価販売で優待券&免税でもたった20%オフくらいじゃん・・・(しかもシーツなんか去年激安で買ったものとおんなじのが定価販売してるし)。ということで、異様に高く感じてしまい購買意欲が失せました(~_~;)。結局買ったのは明日の朝のパンだけ。やっぱりパリはセールの時期がいいわ~。赴任期間を考えると、多分これが最後のパリ。そう思うと心残り・・・(~_~;)。(とか言いながら、帰任前にまた来たりして) ということで、何も購入せず時刻も6時近くになったため、バスでルーブルへ・・・。同じ狙いか、見学者は結構いました。一昨年来た時より混んでたかも。いざ、夜のルーブル美術館へ。
2008年11月08日
さあ今年も毎年恒例のパリ旅行のシーズンがやってまいりました(笑)。今年の日程は10月29~11月1日まで。そして今年のお題目は、・3大美術館鑑賞・パリで中華を食べるです。3大美術館とは、ルーブル、オルセー、ポンピドー近代美術館の3つ。去年までにオルセーほぼ全館と、ルーブルのシュリー翼地下と古代エジプト美術部、モナリザ、サモトラケのニケは見ていますので、今年は近代美術館を全館と、ルーブルの3回全部とハンムラビ法典狙い。パリで中華、は、去年帰りにIvryの中華街で中華食材を買った時に「なぜここで中華を食べなかったのか?」という悔いが残り、フランス料理はいいから、中華だ!ということで目的にしてみました(^^;)。午前7時にジュネーブを出発し、パリには1時前に到着。Ivryの中華街へ直行し、お昼ごはんはタン・フレールスーパーの二階部分をずずいと奥まで進んだところにあった香港式中華の国都大酒楼 (Asiapalace)でラーメン。これが我々の今回のパリ旅行を決してしまいました。子供たちは「明日もまたここで食べたい。」と(^^;)(^^;)(^^;)。結局この店に通うことになりました(笑)。今回もお宿はイタリア広場のアパートメントホテルCitadinesです。で、部屋番号も去年と同じ。去年の写真にちゃんと写ってなかったキッチンをご紹介。シンプルですが、一応大体のものはそろってます。今年は3泊ですし、中華街で食べるつもりなのであまり気合い入れて台所関係は持参しませんでした。ここのホテルのいい所は隣のショッピングモールの駐車場に3日、1週間など長期利用設定があり、駐車場代が割安な事と、地下鉄入り口真ん前、そしてその地下鉄が行きたい所へ大体1本で行けることです。ということで、部屋でしばし休息のあと早速ギャラリーラファイエットへ出かけます。
2008年11月07日
今日は国連の入管カード更新に行ってきました。各国大使から掃除のおばちゃんまで、国連に日常的に出入りする人には写真入りで有効期限1年の入館カードが発行されます。更新は例年10月から12月くらいまで。今年は早めに行ってきました。以前の入管カード発行の悲惨な話はこちらですが、さすがにもう写真のタイミングも体得し、滞りなくカード完成。 国連の入館カードは毎年変わるんですが、今年からは向きが縦から横向きになり、バイトも正社員も区別がなくなりました(色は大使、国連職員、など身分で違う様ですが)。写真じゃわかりませんが、国連紋章のホログラム入りで、暗証番号も入ってバージョンアップ。カッコイイカードになりました(^^)。 え?何で今年はこんなにバージョンアップしたのかって?多分数年前に「やれ!」って言われていた対策が、今んなってやっと反映されたんだと思うし(笑)。
2008年10月27日
秋冬と言えばジビエ(gibier狩猟の獲物)の季節。フランスの市場にも専門店に野ウサギやキジ、猪豚、鹿などの肉が並び、ジュネーブでもアリグロで鹿肉や雉肉の冷凍が販売されます。一応おもなジビエを書いてみると、Cerf 牡鹿Chevreil ノロシカ(小型の鹿)Sanglier 猪Lievre 野ウサギLapan de garenne 穴ウサギSarcelle 小鴨Perdrix 山うずらPalombe,Pigeon ramier 山鳩Faisan 雉Grouse 雷鳥Col-vert 真鴨grive ツグミ merleは黒ツグミ 自分で料理するのも面白そうですが、自分でやるとどうもウソっこフレンチ(笑)とか、フレンチ以外になってしまう(雉を鍋にするとか・・・^^;)ので、とりあえずちゃんとしたジビエを食べてみたいと思い、今日はフランスのジュラのふもとにあるジビエがおいしいというオーベルジュへ食べに行ってきました。メニューでは前菜にエスカルゴをフィローで包んだ揚げ物を添えたサラダ(写真なし)。メインのジビエは野ウサギ(lievre)と鹿(cerf)で、今回は鹿をチョイス。脂肪のない柔らかい部分で美味なり。味は牛肉に似ています(牛と鹿は動物の分類では実は仲間です)。噛みしめると牛とは違う味わいが広がりますが、比較的癖もなく食べやすいです。今回はミディアムレアに焼いたものに、赤ワインソースで。添え物は、洋ナシとイチジク、それに栗です。肉料理につきもののポテトはマフィンのように焼いてありました。デザートは洋ナシとチョコレートのタルト、生姜のアイスクリーム添え。タルトは普通ですが、とにかく生姜アイスが美味でした。ジビエは料理としては重いので、デザートはケーキではなくアイスクリームの盛り合わせがいいかも。 ちなみにお店はAuberge-des Chasseurs 04-50-41-54-07(フランス)Echenevex から(幹線道路ではなく)ジュラの山側の田舎道をNaz-Dessusに向かって4kmほど行ったところ。お昼は月~水お休みです。あと、NyonのLe Maitre-jacquesでも去年ジビエを食べました(その時食べたのは多分小鴨と猪)。そこも雰囲気良くて良かったです(ジビエの味は上の店の方の方が美味。でも前菜はこっちが美味)。ジビエがおいしいのは秋も深まる11~12月の様です。他にもお店はあると思いますし、ぜひ一度当地ならではの料理を食しに行ってみてはいかがでしょうか?なお、ジビエの予算はメインが30~50フランです。
2008年10月24日
個人的なバイオリンレッスン覚書です。覚書1回サボって(60)です。課題・A PRACTICAL METHOD FOR VIOLIN by NICOLAS LAOUREUX part2 Etude・バルトーク44のバイオリン二重奏曲集から 18(プリモ)・G.F.ヘンデル ラルゴ(オンブラ・マイ・フ「懐かしい木陰」) バイオリン名曲31選版・I.プレイエル デュオ4 Romance と RondeA PRACTICAL METHOD FOR VIOLIN by NICOLAS LAOUREUX part2 Etude・これも手首がまだ固い。音程が難しいスラーなので肩と手首に力が入っている。結果弓の先に来ると音が詰まる。開放弦で弓で円を描く様に大きく動かす練習をし、それをイメージしながら右手を。・弓の手元1/4が使えていない。もっともっと根元まで使う。バルトーク44のバイオリン二重奏曲集から 18番(プリモ)何と!!アウフタクトじゃないのに何故か勘違いしてアウフタクトの曲として練習してしまっていた。先生に言われるまで全く気付かず(^=^;)。レッスンで矯正を試みるも、一度体に染みついたアウフタクト感は容易に矯正できず。 _先生に慰められるもすっかり終わった感。_| |○・・・来週までに自己矯正してくることを申し出てレッスンせず。G.F.ヘンデル ラルゴ(オンブラ・マイ・フ「懐かしい木陰」) バイオリン名曲31選版・pの部分でも弓は大きく使う。右手親指のコントロールを使い弓を倒して。・プラクティカルメソッドと同じに弓は大きく丸く動かすイメージで。・音程は良いが、もっと息をして。これはもともと歌曲なので、譜面どおりの拍を取るのではなく、フレーズの区切りで余裕をもって息をしたり、長音部分は延ばしたりしてもよい。この点に重点を置き、あと1週間だけ練習。I.プレイエル デュオ4 Romance と RondeRomance・先週指摘の弓の返しで音を途切れさせないこと、弓の先部分で音が弱くならないように力をキープすることは改善。・弓が曲がっていると音が変わる。音をよく聞いて弓の曲がりに気づく様に、というのも改善。Ronde先週指摘の部分・ロンドなのでテンポ早く。弓を小さめに使って軽く陽気に。・8分音符スラーの後の付点四分音符はもっと音を飛ばす感じで。・20小節目、休符でも弓を上げないで。・曲の途中の重音部分、重くならないように。弓を小さく軽く弾く。・A,Cの直前、一人で弾く部分は少し余裕をもってリタルダンドを入れる。以上は改善。・連続スタッカートは弓を飛ばすスタッカートで。→レッスン中にやってオッケー。ということで合格。オンブラ・マイ・フも来週終わりそうなので、新曲課題がまた登場。C.Dancla op.89-No.2 エア・バリエ(ロッシーニの主題による)エア・バリエは英語でいうとバリエーション。主題をもとにしたバリエーション展開の曲で、ロッシーニの主題はオペラ「セビリアの理髪師」。曲中では5つのバリエとなって展開される。(第一の主題はこの0:55からのバイオリン部分)http://jp.youtube.com/watch?v=_onNwWNaIaI取りあえずバリエのandanteとPiu lentoの二つを譜読みしてくる様にとのこと。シャープが4つもあってややこしい。1週間でできるのか!?●次回課題・A PRACTICAL METHOD FOR VIOLIN by NICOLAS LAOUREUX part2 Etude・バルトーク44のバイオリン二重奏曲集から 18(プリモ)・G.F.ヘンデル ラルゴ(オンブラ・マイ・フ「懐かしい木陰」) バイオリン名曲31選版・C.Dancla op.89-No.2 エア・バリエ(ロッシーニの主題による)
2008年10月23日
突然ですが、10月からフランスの交通法規で交通安全ベストを車内に準備しておくことが義務付けられたことをご存知でしょうか?交通安全ベストというのは、太い蛍光スジの入った黄色いベスト。工事現場や道路清掃、子供の通学時間に横断歩道で世話をしてくれる人などが着ているアレです。もしも持っていないことが検問などでわかれば150ユーロの罰金。 なお、ガソリンスタンドで聞いたところ、安全ベストは高速道路で車から降りる時には必ず着用して降りることになっており、トランクに入れてあるのではダメで、ダッシュボードやサイドの物入れ、助手席の下など、とにかく車内にないといけない(トランクまで取りに出るのに着用してないとダメ)のだそうです。ジュネーブはフランスへは頻繁に出かける場所がら、もしもまだお持ちでない方は、早急にご用意ください。安全ベストはガゾリンスタンドなどで販売しています。
2008年10月06日
何だか昨日は近所のジュラの山々に雪がかかったジュネーブ。え~?いくらなんでも早くない?10月中にインターラーケンの方へトレッキングへ行くとか言ってたんですけど、1500M以上ではもう雪だとか。トレッキングは無理です(^^;)。 ということですが、気を取り直して。 小屋でのまったり時間とブルーベリーのせいで時間が押しています。昼食はシャモニへ下る分かれ道のあるブレチェール近くの広く開けた場所で。切ってきたパンにトマト、ハム、チーズをはさむいつものサンドイッチ昼食。おやつも食べ、約30分の昼食休憩後また歩きはじめます。コースには所どころうっすらと雲。このコースは大部分が2000m以上です。やがてモンタンヴェールへの分岐が現れます。左の平坦な道を行っても、ここから小刻みにジグザグと一気に登っている道を行っても結局モンタンヴェールへ着きます。子供も一緒だし、普通に考えたら平坦な方へ進みそうですが、ここは一気に登る道が正解だそう。山と渓谷社の「シャモニ周辺を歩く」によると、左の平坦な道の方は下りだけれど道幅が狭く、道の谷側はスッパリ切れていて転落したらとても生きてはいられない・・・んだそうです。ということで、登っていきますが・・・。え~・・・これ登るん?傾斜も結構あって、もうバテそうにしんどいんですけど~。ここで一気に80~100m登ります。死にそう(^^;)。ですが、何とか登りました。ここで一気に足裏に疲労が。登りきって景色が開けた所でおやつ&飲み物休憩。もうあと2.5キロくらい。歩かねば・・・・(^^;)。ここからは足もとが礫になります。足元は平らな石を組み合わせて歩きやすく整えられていますが・・・。こっちの道だって、落ちると結構怖いかも(^^;)。やがてドリュ(3754m)が姿を表し、Le Signal(2204m)頂上へ。一応記念撮影。既に元気なのは子供ばかり(^^;)。ここまで来るとモンタンヴェールはもう近いので、そちらからここまで登ってきた人たちもいて、20~30人の人がいます。この頂上は大したことないんですが、この付近からのメール・ドゥ・グラスとグラン・ジョラス(4208m)の眺めはとても素晴らしいですよ。雲の奥に見える白い壁の様な山がグラン・ジョラス。丁度グラン・ジョラスの部分だけ雲が切れてラッキーでした。この後はもう下るだけ。1913mのモンタンヴェール駅まで、2.2キロの道のりです。前にドリュが見えるはず・・・ですが、残念ながら雲がかかってドリュの姿は見えなくなっていました。既に時刻は3時半近く。陽が傾き、こちら側は山の日陰になって寒いです。正面にはドリュから流れ落ちる滝が幾筋か見えます。下の峰に、去年歩いたコース途中のモッテ小屋がほんの小さくみえてます。この下り道は途中でメール・ドゥ・グラス氷河のビューポイントがあり、また、道の両側はアルペンローゼの群生なので、シーズンに来たら一面のアルペンローゼとグラン・ジョラスの組みあわせの景色が楽しめます。メール・ドゥ・グラスの駅からも2キロくらいなので、そちらに来たついでに登ってみるのもお勧め。ということで、無事約7.5キロを歩き切り、最後はモンタンヴェール鉄道でシャモニまで降りてきました。モンタンヴェール駅 大変だったけど、トレッキングもだんだん慣れてきましたね~。以前のように翌日足が筋肉痛になるようなことはもうなくなりました(^^;)。今回のコースは、モンタンヴェールよりドリュを見ながらプラまで下るコースより良かったです。マーモットにも2回出会えましたし、沢渡りや礫道など道に変化があって、歩くこと自体が楽しいコース。7.5キロの山が歩けるお子さん連れにはお勧めです。
2008年10月04日
プラン・ドゥ・レギュイーユ小屋で暖をとったおかげで、やや曇ってはいますが寒さを感じず歩けそうです。右手は山、左手は谷の道をゆきます。このコースは最後に上り下りがありますが、それ以外はあまり上下のない歩きやすいトレッキングコースです。 コースの周りにはアルペンローゼの木が。もっと早い時期(6月終わり~7月始め)に来ていれば、咲いているところが見られると思いますが、今は葉っぱだけ。やや寒いためかコースには人気がなく、マーモットがトレッキングコースに出てきていました。思わぬ出会いに結構近くで2~3秒お見合いすると、マーモットは我に返ったように慌てて山の上へ。どこにいるのかわかりますか?岩から顔を覗かせて、こちらの様子をうかがっています。しばらく行くと、周りの木がアルペンローゼから別のものに変わりました。赤い小さな葉っぱ。紅葉しはじめたブルーベリーです。何と!紅葉していますが実が一杯!!いてもたってもいられず(?)ブルーベリーを食べ始める子供たち(^^;)。足もとの赤い葉っぱの混ざった低木がブルーベリーです。日が当たる場所で粒も大きめ。美味なり。写真ではわかりにくいですが、気づいたらのこの辺り、上の方から下の方まで、一面のブルーベリーでした。食べるのに夢中でなかなか動こうとしない子供たち(^^;)。15分ほど休憩し、再出発。ブルーベリーの低木の次は沢渡りです。氷河からの雪解け水が幾筋もの流れになってトレッキングコースを横切っています。木の板が置いてあるところもありますが、そうでなければ流れの中の石を伝って渡ります。浅いので、転ばない限り濡れる心配はありんせん。でも、流れは早いです。沢のわきにはベルフラワーがこの辺りまで来ると右手にシャモニ針峰群が見えてきます。丁度雲が切れて姿が見えました。写真ではそう見えませんが、近いし見上げる高さ。実際に見ると迫力あります。そろそろ1時ちかくになりました。お昼御飯を食べる場所を探さなくっちゃ。先を急ぎます。
2008年10月03日
なんだか冬の気配も感じてしまうような寒いジュネーブですが(^^;)、9月のはじめにシャモニ起点のトレッキングに行ってきたのでレポートします。 今回のコースは、シャモニの有名な展望台、エギュイユ・ドゥ・ミディへ登るノープウェーの中間駅、プラン・ドゥ・レギュイーユ(Plan de l'Aiguille)から、メール・ドゥ・グラス氷河見学の駅、モンタンヴェール(Montenvers)までの約7.5キロのコース。 このコースは右側にドリュが見え隠れしますが、その遠景を楽しむというより、歩くコース自体を楽しむ感じ。コースはやや下り。モンブランは背中側になるので見えません。モンタンヴェールからやってくる人たちもいますが、太陽の向きを考えると歩くのはこっち方向いい感じです。今日は子供の学校のお友達も誘い、朝8時にジュネーヴを出発しました。プラン・ドゥ・レギュイーユ駅前。後ろの白い山がモンブラン。標高2310mのプラン・ドゥ・レギュイーユ出発地点の道標。空の上の方は晴れてるんですが、トレッキングコースのある山腹には一部曇がかかっています。直前気象情報では晴れだったんですけど。まあ、天気が崩れるような雲ではないのですが・・・寒い。手袋を持ってくれば良かったなぁ(^~^;)。最初はこんな感じのところを小屋まで下ります。写真じゃわかりませんが、手が悴む様な寒さ。ということで、予想外の寒さに耐えられず、20分ほど歩いたらプラン・ドゥ・レギュイーユ小屋(2233m)でいきなり休憩。この小屋はレストラン兼ホテル。最近改装したばかりで、内部は綺麗でかわいらしい感じ。ここで頼んだものはワイルドブルーベリータルト滅茶ウマ。最近一番の当たりタルト。これを食べるためだけに小屋へ来てもいいと思った(^^;)。ヴァン・ショーヴァン・ショーは赤ワインに砂糖とスパイス、果物を入れて似た冬の定番飲み物。 ここのはかんきつ系の果物の香りがたっぷりな上、程良い甘さでナイス。子供たちはショコラ・ショーショコラ・ショーは薄めのココアです。この量(^^;)。子供は全部飲めませんでした。休憩してると時々小屋が濃い雲に包まれ、窓の外が真っ白に。真っ白の中出発するわけにもいかず、何だか余裕の休憩になり、すでに時刻は11時ですが(笑)、休憩したおかげで雲がやり過ごせ、少し太陽も見えてきました。気を取り直してモンタンヴェールへ向かいます。ブログ村参加中。よろしくお願いします(^^)。
2008年09月29日
個人的なバイオリンレッスン覚書です。●課題・A PRACTICAL METHOD FOR VIOLIN by NICOLAS LAOUREUX part2 オクターブ、第2,第3,第5ポジの練習 その2・バルトーク44のバイオリン二重奏曲集から 14,16(セカンド)・G.F.ヘンデル ラルゴ(オンブラ・マイ・フ「懐かしい木陰」) バイオリン名曲31選版A PRACTICAL METHOD FOR VIOLIN by NICOLAS LAOUREUX part2 オクターブ、第2、第3、第5ポジ練習 その2・右手のコントロール。手首が堅いのでやわらかく。・弓がまだ少し曲がるので、まっすぐに。との注意があるものの、合格。次の課題のエチュードは、スラーの練習。弓の先で弾く時に綺麗な音が出るように注意して練習すること。バルトーク44のバイオリン二重奏曲集から 14番,16番(セカンド)先週のプリモの注意を生かし、早さも早く、弓づかいも考えて練習しておきました。・デタッシュの右手首が堅い。手首が堅いと結局二の腕を動かして弾いてしまうし、アップとダウンが滑らかにつながらない。弓も曲がって良くない。 自主音階練習の時に右手首を柔らかく練習することを心がけて。・同じ様に手首に気をつけて、バルトークはサクサクやって次回は18番のプリモを。バルトーク上巻の曲は結構簡単なので、デュオはプレイエルの続きも並行してやりましょうということになりました。G.F.ヘンデル ラルゴ(オンブラ・マイ・フ「懐かしい木陰」) バイオリン名曲31選版・1週間しかなかったのによく弾けている。・fの部分、もっと出して。音を大きくとか、弓をひっかけて思い切り出すという意識ではなく、わ~っと音を広げる感じのフォルテ。テクニック的には右手親指でコントロールする弓の操作だが、fの前から自分の気持ちをfに向かって持ってゆくことが大事。 ちゃんと弾けるか?とかを考えるのではなく、もっと自分も楽しんで思う通りに表現して。・後半、高い音の左手の位置が遠い。弦から指が遠いので、もっとバイオリンの胴に掌を近づけて。・小指が遠ければ、指を伸ばすことよりも、薬指と小指の間を広げるように意識する。・高音部を弾く時も弓を根元まで使う。また、音が途切れないように注意して。・高音部のfも前半と同じ。広がる感じのfで。・高音部もビブラート。これは次回合格かも(^^)。今週も課題が新譜3曲ですが・・・まあ、次回は2週間後だし先週より余裕か(^^;)。それから、12月の息子のピアノ教室のクリスマス会でアンサンブルをすることに。魔女の宅急便より「晴れた日に」と、天空の城ラピュタより「空から降ってきた少女」の2曲。曲は初見でも弾けるものなので合間にちょこっと練習することにしました。●次回課題・A PRACTICAL METHOD FOR VIOLIN by NICOLAS LAOUREUX part2 Etude・バルトーク44のバイオリン二重奏曲集から 18(プリモ)・G.F.ヘンデル ラルゴ(オンブラ・マイ・フ「懐かしい木陰」) バイオリン名曲31選版・プレイエル デュオ4 Romance と Rondeブログ村バイオリンカテにも参加中。
2008年09月25日
週末は二男の通信教育Z会の、体験学習をしました。Z会の体験学習というのは、毎月テーマに即して自宅で実験やモノづくりをし、それを作文や絵にして提出するというもの。2年生では、・動画を作ろう・ちらしずしを作ろう・近所の地図を作ろう・日時計を作ろう・夏祭りに行ってみよう・ピクニックをしようなど、勉強的な感じは少なく、親子で楽しめる内容になっています。(これが3年生受験コースになると、酸性・アルカリ性実験とか、豆電球の直列並列実験、電磁石など、実験ぽいものに変わっていきます。それも子供には楽しいみたいなんですけど。)今回の体験学習で息子が選んだのは『パン作り』。長男の時も同じ物をやってるし、体験じゃなくても家で時々作ってるから、パン作り自体は別にいいんですけど・・・旦那に任せたのがマズかったですね。粉は100%全粒粉(・・・・普通の白い粉、混ぜんかったんか?)。そのうえ、ジュネーブは9月になったとたんにわかに寒くなり、既に暖房が入っている有様なのに、発酵具合のチェックもせずに放置(つ~か・・・旦那、昼寝に突入してるし(^^;))。全粒粉100% & 低温のため、40分たってもほとんど生地の大きさ変わらず(^^;)。旦那が昼寝から起きる様子もないので、オーブンの低温で勝手に発酵させましたけど・・・。ちと硬かったです(~_~;)。 ジュネーブにはお総菜パンはほとんどないので、子供のリクエストでウインナーパンとコーンパン、アンパンになりました。餡は市販の缶詰を家で少し煮詰めたものを使用。 ま・・・味はおいしかったからいいか。餡パンの餡の固さも成功。どのパンも固めの歯ごたえさえ気にしなければ(笑)、美味でしたわ。子供はまた作ろうね、と言ってますが。・・・・次回はやわらかいブリオッシュ用の粉でね(笑)。 ブログ村参加してます。よろしく(^^)。
2008年09月24日
個人的なバイオリンレッスン覚書です。●課題・A PRACTICAL METHOD FOR VIOLIN by NICOLAS LAOUREUX part2 オクターブ、 第2、第3、第5ポジ練習 その2・バルトーク44のバイオリン二重奏曲集から 14番,16番(プリモ)・M.J.ラヴェル 亡き王女のためのパヴァーヌ(ヴァイオリンのためのポピュラー名曲選版)A PRACTICAL METHOD FOR VIOLIN by NICOLAS LAOUREUX part2 オクターブ、第2、第3、第5ポジ練習 その2・重音をかすれさせないように(ちなみに、その2はその1を全部重音にした練習です)。・音はその1で弾いたのと同じなので、楽譜は覚えて見ずに、弓の部分を見ながら練習する。・力んだ感じではなく、重音も滑らかに。バルトーク44のバイオリン二重奏曲集から 14番,16番(プリモ)14番・テンポ、もっともっと早く!!(ひ~~~っ!!そんなにぃ?!?!(^=^;))テンポは弾き始めてからではなく、弾きはじめる前に、どれくらいの速度で弾くのか考える。・弓は小さくでいい。大きく弾くとダラダラした感じになるので、弓は小さく、根元寄りの部分を使う。・アクセント、もっと出して。ただし、弓を大きく使う大きさではなく、弓の反りを使って勢い付けて。・最後の音はアップで思い切り。・デタッシュ!デタッシュ!二の腕を動かさないで。16番・これももっと早く!・弓は根元より。これも14と同じで弓小さく。・重音部分はE線が優勢に聞こえるように。・最後のfは終わりの音までfで。何か今までに弾いたことのない雰囲気と弾き方で戸惑いました。それに思ってたよりかなり早い!早さはフィオッコのアレグロを彷彿とさせます。二重奏なのに、相手の音を聞いている余裕がな~い!(^=^;)が、これはそんな深くつき詰める曲ではないということなので、プリモ合格。次回はセカンドをやってくる様に(え?また1週間で2曲(^^;)?そりゃ音は難しくないけど・・・この早さで?)。M.J.ラヴェル 亡き王女のためのパヴァーヌ(ヴァイオリンのためのポピュラー名曲選版)・最後の和音で力んでいる。力を抜いて音を綺麗に出して。音が外れたりはあるが、今の段階ではここまで弾ければ大丈夫。ということで合格。ビブラートが聞こえる様になってきたという嬉しい先生の言葉。ビブラートを始めたのは2年前?思えば長い日々であった・・・。ビブラート練習のあるフランス曲を二曲続けて自らを追い込んだのが良かったのね。次の曲はまあ、簡単なものをということで、ヘンデルのラルゴ(オンブラ・マイ・フ「懐かしい木陰」)。もともとはオペラの中のアリア。キャスリーン・バトルが歌うこの曲はこちら。 http://jp.youtube.com/watch?v=fPj5U7YDieU拍がちょっと難しいのですが、拍を意識しすぎると、何だか校歌みたいになっちゃってイケてないです(^^;)。歌ってるの色々聞きましたが、結構好きにリタルダンドとかフォルマータとか入れてるんだけど・・・。どうしたらいいかなぁ・・・。この曲には第6ポジションが出てくるのでその弓の決め方の注意を頂き、あとはビブラートを全部(!)にかけるくらいの気持でやってくること(って、簡単やないし)。・・・結局1週間で新譜を3曲ですが(^^;)。最近1日1時間程度の練習じゃ、全然間に合わないんですけど・・・。先生、容赦なし・・・(^^;)。●次回課題・A PRACTICAL METHOD FOR VIOLIN by NICOLAS LAOUREUX part2 オクターブ、第2,第3,第5ポジの練習 その2・バルトーク44のバイオリン二重奏曲集から 14番,16番(セカンド)・G.F.ヘンデル ラルゴ(オンブラ・マイ・フ「懐かしい木陰」) バイオリン名曲31選版ブログ村のランキングに参加してます(^^)。
2008年09月21日
【2日目】リッフェルアルプ駅~ゴルナーグラート~ローテンボーデン股ズレの事を考えてマッターホルンを見ずに、反対側の草原を見ていたのが良かったのか・・・。岩の上に何やらずんぐりした生き物が・・・。はっ!あれはっ!「マーモット!マーモット!マーモット!」マーモットがいました!!思わず3度も叫ぶと(笑)、近くにいた参加者の方もこちら側の窓にやって来ます。マーモットは岩の上に佇みじっと電車を見ていました。野生のものを見るのは初めてです。思っていたより大きく動きは狸を連想させます(^^;)。(すごくカワイイ・・・って感じではない・・・。)マーモットで気を取り直し、いよいよ最後の歩きです。果たして私は股ズレに打ち勝ち、エーデルワイスに会えるのでしょうか? ゴルナーグラート展望台は3135m。曇りだったせいもあり、今日は結構寒かったです。ちなみに、そんなに寒くなかった去年の写真はこちら。でも、その寒さが奇跡を起こしました!!いや、奇跡じゃないし・・・・・・。 寒さで内腿が冷えて感覚が鈍くなり、股ズレの痛みが(引きはしませんが)強くなりません。よし!これならいける!!!(心の中で密かにガッツポーズ) ゴルナーグラート駅から歩いて降りはじめます。エーデルワイスはこの途中にあるのだとか。しばらく歩くと加藤さんの先導でコースアウト。エーデルワイスはとても環境の変化に弱い花で、人が歩く登山道沿いにはまずないのです。知っている人以外はコースを外れて歩くことは危険です。下りはできても登りはできないとか、突然断崖絶壁だとかもあります。冗談じゃなく、スキーシーズンには毎年スキーでコースアウトし、崖から落ちて亡くなる方がいます。 道があるわけではないし、結構傾斜もあるので加藤さんの歩いた跡をたどる様に慎重に歩き、一般登山道が見えなくなったころ・・・。「あった~!!!」遥か前方から子供の声が。その付近の斜面にエーデルワイスがいくつも自生していました。岩場のかげにひっそり咲いている・・・まさにそんなイメージそのまま。 せっかくなのでアップでも・・・。 で、実際の大きさですが・・・。ロッシュ・ド・ネの植物園で見た時の印象より、野生のエーデルワイスは小さくて可憐でした。 足元にはエーデルワイス。目の前には雄大な氷河。エーデルワイスを堪能しながら小休止して、その後、登山電車の駅まで歩いて帰路につきました。 日本では、エーデルワイスなんてスイスじゃその辺の登山道にいくらでも生えているかのようなイメージがありますが、実際には自力で探したのではなかなかお目にかかることはできません。参加して本当に良かったですよ(^^)。スイス在住で、またの機会がありましたら、あなたも是非!!ランキング参加中です。よろしく(^^)。
2008年09月19日
【二日目】グリュンゼー~リッフェルアルプ駅谷を下る辺りからマッターホルンの雲が晴れ、姿が見えるようになってきました。後ろの谷はフィンデル氷河の下流(氷河はもっと上の方)むぅ。ステリゼーでその姿を見せてほしかった・・・。だらだら谷を下り、谷を渡ってきつめの登りを登ると、グリュンゼーに到着。標高はまだ2300mあります。こちらからだと光の具合で湖水色が見えにくいですが・・・・ こちらがこの湖の色です。綺麗なエメラルドグリーンで、この色は谷を挟んだブラウヘルトからもよくわかります。グリュンゼーから少しリッフェルアルプ方面に行くとレストランがあるのでここでトイレ休憩。旦那はショコラ・ラムという代物を。私はホットチョコレートを頂きました。ショコラ・ラムとは、ラム風味のホットチョコレートだろうと思っていたのですが、ラムが半端じゃない量入っています(^^;)。これは冬の気つけ飲み物じゃないかと思われます。お酒に弱い方はご注意を。なお、お酒に強い方のためにはショコラ・ダブル・ラムも用意してございます。レストランでホットチョコレートを飲みながら他の人たちを見回すと・・・。多分昨夜良く寝られなかったからでしょう。(高山病の睡眠障害で寝られなかった人が私たちの他にもいました)既に結構へばってる方も・・・。私も結構辛いです。いや、睡眠不足の割には体力的には平気なんですよ。足も痛くないし。問題はそっちじゃなくて登山ズボン。この登山ズボン、今まで二日続けてはいたことなかったんですが、何か股がシクシクと・・・。 まさか・・・。 これは・・・。ひょっとして・・・。 股ズレ(^^;)???(気付かないふりでやり過ごす。)(気付かないふりでやり過ごす。)時間は11時でどうも予定より遅れている様です。予定のランチ場所とは違いますが、ここからリッフェルアルプ駅までの間の乾いた小さなくぼ地でお弁当になりました。ふたたび歩きはじめると懸念が徐々にハッキリと。シクシクシクシク・・・。股ズレに気付かないふりをしていましたが・・・・。シクシクシクシクシクシクシクシクシク・・・。う~む。やはり無駄な抵抗だったか。気のせいでなく痛くなってきてしもうた。このまま最後まで歩けるのか?やっぱり金をケチって一番安い登山パンツを買ったのがいけなかったのか?こんなことならもっと高いやつ買っておけばよかった・・・。そんな考えが頭の中をグルグル。リッフェルアルプ駅につき、ここからは登山電車なので一時安心。駅のトイレで確認すると、ズボンの内側の縫い目辺りの内腿が赤くなっていてヤバそうな雰囲気。しかし「股ズレが~」なんてさすがに誰にも言えないし・・・いや、結局ブログでバラしてるんなら・・・言っても同じだったんだけど。ううっ。果たして 股ズレのまま 無事エーデルワイスまでたどり着けるのか?最悪 股ズレのせいで ゴルナーグラートから脱落?登山電車に乗りながらもモンモンと考えるのは股ズレのことばかり。何とかならんのかぁ~~~!! つづく。本日登山道で見た花股ズレでもブログ村参加中(^^;)。よろしくお願いします。
2008年09月18日
トレッキング話の途中ですがバイオリンレッスンの割り込みです。個人的なバイオリンレッスン覚書です。7月のレッスン記録1回サボって(56)。●課題・小野アンナの音階教本・A PRACTICAL METHOD FOR VIOLIN by NICOLAS LAOUREUX part2 オクターブ、 第2、第3、第5ポジ練習・Pleyel DUO4・M.J.ラヴェル 亡き王女のためのパヴァーヌ(ヴァイオリンのためのポピュラー名曲選版)小野アンナ音階教本本日にてレッスンで音階を見るのは終了。復習したり自分で進めるように。え?いいんですか?私が自分で音階やっても??(^=^;)ちょっぴり不安はありますが、まあ、わからなくなったら先生に聞けばいいか。A PRACTICAL METHOD FOR VIOLIN by NICOLAS LAOUREUX part2 オクターブ、第2、第3、第5ポジ練習・速度を早く弓を小さく練習してきたようだけれど、これはゆっくりでいいので全弓を使って弾く練習(ガーン)。・移弦を意識しすぎている。もっとなめらかに自然に。スラーの練習11をさらって、来週は同じ練習を重音でする12を。 弓を全弓で、まっすぐに弾くことを気をつけて。難しいので少しでも良い。丁寧に練習してくる様に。Pleyel DUO4・ちょっと遅い。曲の雰囲気で速度を考えて。・息をする(^^;)。息をつめて弾いているように聞こえるので、聞いている方もどこで息を継いだらいいのかわからない。 う~ん・・・。何度言われても息するのを忘れちゃうんですよね。 レッスンはいつも緊張してます。 pでのスラーや全音符の滑らかな部分では緊張をゆるめて大きく息をし、次のfの部分の手前で息を吸って始める。・スラーの後スタッカートを続けていくつも弾く所は、スタッカートを弾きやすい場所に弓が来るように考えてスラーで使う弓の量を調整する。というような注意がありましたが合格。で、「プレイエルはこれくらいにして・・・実は今日はバルトークの楽譜を持ってきたんですけど」と、突然の先生の言葉(^^;)。次回からはバルトークの44のバイオリン二重奏曲集をすることになりました・・・。取りあえず雰囲気をつかむため14と16を。ちょっとフィドルチック。う~ん。譜面は簡単なんだけど・・・・。今まで全くやったことのない雰囲気の曲にちょっと戸惑い。でも民俗音楽調でノリノリに弾けば楽しそう。M.J.ラヴェル 亡き王女のためのパヴァーヌ(ヴァイオリンのためのポピュラー名曲選版)・音の終わりは残響を残すように。音の始めもいきなり感がないようにソフトに始める様意識して気をつける。・特にsfの音やfの音ではビブラートを入れる。入れないと平坦な感じになる。・前半はすでに曲作りまでできている様でとても良い。次回は後半を中心に練習してくる様に。これは多分来週で上がりでしょう。すみません。綺麗な音が思うように出ず、前半ばっかりやってました(笑)。●次回課題・小野アンナの音階教本・A PRACTICAL METHOD FOR VIOLIN by NICOLAS LAOUREUX part2 オクターブ、第2,第3,第5ポジの練習・バルトーク44のバイオリン二重奏曲集から 14,16・M.J.ラヴェル 亡き王女のためのパヴァーヌ(ヴァイオリンのためのポピュラー名曲選版)ブログランキング参加中。よろしくお願いします。
2008年09月17日
結局、それからも寝たり起きたり・・・熟睡できたとは言えない夜を過ごし・・・。翌朝はマッターホルンの朝やけを見るため6時過ぎに起床。フルーエヒュッテからフィンデル氷河方面を撮影が、残念ながら本日のマッターホルンは雲の中。う~む・・・。まあ、そうそう快晴ばかり続かないか・・・。夜明け前も寒かったですが、7時に朝食を食べ、外へ出てもまだ寒いです。さすが標高2600m。結構寒いよ。これは。フリースの上にヤッケまで着こみ、手袋も。それでも寒いのは私が寒がりすぎ?(いや、中にはズボン下はいてるって人とか、更にレインコート上下を重ね着してるって人もいたし・・・)何か脈拍もまだ早いし・・・。大丈夫かいな?【2日目】フルーエヒュッテ~ステリゼー~グリュンゼー~リッフェルアルプ駅~(登山電車)~ゴルナーグラート~ローテンボーデン(歩き行程は約7.5km)8時にフルーエヒュッテを後にして、まずは朝のステリゼー。空気が澄んで静か。昨日の対岸から湖を見ます。本当なら朝の逆さマッターホルンが手前の岩と一緒に撮影できたはず。風もなく湖面も鏡のようだったんですが・・・残念。少し標高が下がったら動悸も楽になってきました。これなら今日も大丈夫そうです。(が、もう少し後で別の問題が出てくるとはこの時予想だにせず(^^;))今日も子供たちを先頭に歩を進めます。しばらくダラダラ下って歩くと二番目の湖に到着。グリンジゼー?それともモスジェゼー?すみません。参加のほかの人と話しながら隊の一番後ろに近い方を歩いていて加藤さんの説明聞いてません(^^;)。緑色で静かな湖でした。 本日登山道で見た花 ブログ村ランキング参加中。
2008年09月16日
【1日目】宿泊 フルーエヒュッテ食事では加藤さんが子供たちと同席してくださいました。加藤さんと一緒だと子供たちも大人しかったです。いや、別に加藤さんが怖いわけではありません。やっぱり常人にはないオーラが加藤さんから出ていて、「師」として尊敬の念を抱いているからでしょうか??さて、料理がおいしいフルーエヒュッテ。食事はスープ、サラダ、メインにデザート。デザートのアップルストルーデルは今まで食べた中で最高のおいしさ。特に添えられたカスタードクリームが絶品。お皿はヒュッテのオリジナル。販売しています。食事の合間にマッターホルンがだんだん夕闇に沈んでいきます。夕暮れのステリゼーとマッターホルンその夜は満天の星。天の川も見えました。星図がありましたが☆が多すぎて良くわかりません(^^;)。何とかわかったのは北斗七星、小熊座、北極星、白鳥座、カシオペヤ座、さそり座。でも、子供に説明するにも星が多すぎて苦労しました。LEDストリームライトを持参すればよかった。次回機会があれば持参したいと思います。その夜・・・。横になった途端、動悸が・・・。絶叫系ジェットコースターに乗ってる様な感じ。心臓がバクバク。眠れません。高山病の様です。(頭痛、吐き気がなかったのが救い)大きく息を吸って吐きを繰り返し、i-podでクラッシック音楽を聴きながら気を紛らせてやっとトロトロ眠りそうになった時に・・・。「鼻血!」子供が突然叫んだので飛び起きました。慌てて手元の電気をつけると鼻血は二男。ティッシュを渡すと長男が起きだしトイレ。同じドミの人たちも次々とトイレ。同じ部屋の人起しちゃったかなぁ・・・。私のその時にトイレに行き、それで眠れましたが。翌日同室の方に二男の鼻血で騒がしくしたことを謝り、高山病らしい症状で眠れなかった話をしたら、実は隣のご夫婦も・・・(^^;)。電気がついてる間は良かったのに、部屋の電気を消した途端具合が悪くなり、実はその鼻血事件の時まで眠れず起きていたとのこと。あと、トイレに行きたいような気がしたけど部屋の人に悪いと思ってたとか・・・。眠れる様にと部屋を真っ暗にしたのが不安感を煽りかえっていけなかったのかも。・・・部屋の電気つけたまま寝た方がトイレも行きやすかったろうし、お互いのために良かったみたいです(^^;)。●フルーエヒュッテのインフォメーションシーズン土日は混むのでなるべく早い予約を。1~4人部屋、またはベットのみのドミトリー。ドイレ、洗面各階共用。夕朝食つき。階段下で登山靴を脱ぎヒュッテのスリッパに替えて宿泊室を利用する(食堂、ヒュッテのテラスまではこのスリッパを使ってもよい)。シャワーは1階。ヒュッテの人に言えば3フランでシャワー室の鍵を貸してもらえるが、1か所しかないので到着したら3時だろうが4時だろうが、早めに使っておいた方が良い。夜は冷えるが8月30日宿泊ではTシャツ短パン程度の寝巻きでもドミは寒くはなかった。ただ、天候が悪かったり、そうでなくとも朝9時くらいまでは標高が高いため気温が低い。夏でもヤッケ、フリースなどの着こみウエアと手袋は用意する。翌日の弁当(サンドイッチ)が必要な場合、宿で有料で手配可能。弁当は前日中に申し込むこと。フルーエヒュッテのホームページはこちら。ツェルマット近くのその他のヒュッテ情報はこちらに。ブログ村ランキング参加中です。
2008年09月15日
【1日目】宿泊 フルーエヒュッテで岩登り体験フルーエヒュッテには前庭に子供の遊び場もあります。スイス&フランスの山小屋レストランには子供の遊び場が設けてあるところも少なくありません。なので、そこで子供を遊ばせて、親はゆっくりお茶を飲みながら景色を楽しむことができます。ブラウヘルトから比較的近いので、子連れでもお昼御飯を食べるために登ってくるのはさほど大変ではありません。遊び場で遊んでいるだけでは公園と同じなので、ここで加藤隊長と一緒に子供達は岩登りの練習。ヒュッテ裏手の適当な岩を選んでまずはロープの結び方から。ところで、加藤滝男さんはアイガーの夏期世界初直登に成功し、日本人として初めてスイス高所山岳ガイドの資格も得た登山家で、世界不思議発見にもアイガーの回の案内人として出演されています。魔の山アイガーに魅せられて孤高のアイガーに挑むドラマに記事がありますのでぜひご覧ください。 このロープ結びが簡単な様で結構難しいです(~_~;)。私はその場は覚えてましたが、家で再現できず(笑)。子供たちが腰にロープを結びつけると、私が子供のロープ係その2に指名されました。上から弛まず、緩すぎず子供の登る速度に合わせてロープを引き上げます。子供はマイペースで登ってくるのでロープ係も結構難しいです(^^;)。子供たちからはもっと高いのに登りたい!と要望が(^^;)。うん。楽しいもんね。気持はわかるけどアイガーやマッターホルンは無理やて。岩登りが終わると次はケルン作り。すみません。子供より私が必死になって作っちゃいました(^^;)。ケルンの一番上の石は本来傾斜や目的地への方向を現すのだそうです。(でも、そういうことを知らずに好きに作ってあるケルンも多いので、ルートはちゃんと道標を見ましょう(^^;))そうこうするうちに、そろそろ夕御飯の時間も近くなりました。10人用のドミトリーへ各自リュックを運んで夕食です。←ブロブ村ランキング参加中。よろしくおねがいします(^^)。
2008年09月14日
この夏休み最後の週末イベントとしてツェルマットへ泊まりがけのトレッキングに行ってきました。今回は登山家加藤滝男さんを隊長に、山小屋に泊まって湖とエーデルワイスを見に行く企画。ツェルマットは何度か行っていますが、泊まりがけのトレッキングが初めてなら、山小屋へ泊まるのも初めて。歩く距離もいつもより長いので荷物はなるべく少なくとにかく軽くなる様に用意しました。【1日目】ツェルマット~スネガ~ブラウヘルト(ここまで乗り物)ステリゼー~フルーエヒュッテ 約2.5キロのトレッキング本日の集合はツェルマット駅前に2時。参加者の年齢もいろいろ、遠方の方、ジュネーブ以外の方も参加です。今日の目的地は宿泊する山小屋のフルーエヒュッテ。体力温存のため(?)ブラウヘルトまでは乗り物で。スネガへの地下ケーブルカ乗り場本日の歩きは2.5キロくらい。お天気も良いしブラウヘルトからステリゼーまでの道は緩いの楽勝。道のわきには放牧されているヤギもいます。加藤隊長と子供たちを先頭に40分ほど歩くとステリゼーに到着。 ステリゼーの見える道のわきでおやつ小休止し、フルーエヒュッテへ向かいます。が・・・。キツイ。メッチャきついんですけど・・・。ステリゼーからフルーエヒュッテは確かに上りがきつくはなってるんですが、息が苦しいくらいにキツイのはおかしい・・・。フルーエヒュッテは標高2607m。そうか。空気が薄いからか・・・。心臓の動悸も激しいし。赤い雨戸がかわいらしいフルーエヒュッテ。食事がおいしいヒュッテとしても有名です。見えてるのに遠い・・・(^^;)。高山病の出方は人によってまちまちで、よく知られた頭痛以外にも、動悸、吐き気などが出る人もあり、その程度もまちまち。同じ人が体調によって出たりでなかったり、予想できません。私も今回初めて軽い高山病になったらしいです。皆から遅れますが、目的地は見えているので息をつきながら少しずつ登ることにしました。やっとフルーエヒュッテに到着。ステリゼーからはかわいらしく見えたけど実物は結構立派。到着してテラス席に腰を下ろすと楽になってきました。激しく動かなければ大丈夫そう。ここからフィンデル氷河まで有志で行く話もありましたが、高さに慣れなければとても無理なので不参加。テラスでマッターホルンとステリゼーを見ながら、他の参加者の方とのおしゃべりに花を咲かせます。本日撮影した中で一番綺麗な花。←ブログ村ランキング参加中です。よろしく~(^^)。
2008年09月13日
コートダジュール海水浴についての詳しい情報はこちら。モナコの海岸の様子はこちら。ニースの海岸の様子はこちら。で、カンヌのビーチですが、メインストリート沿いのビーチはとても混んでいます。人がどっちゃり・・・。プライベートビーチでも満席のエリアが出ているくらい。公共ビーチは勿論朝早く行かないといい場所取れません。しかし、殆どの人が甲羅干しで来ているだけのため、海の中がイモ洗いってことはありませんが。1日目と2日目は部屋から歩いていけるメインストリート沿いの公共ビーチへ。公共ビーチは左右の端で、去年は海に向かって右側のビーチへ行きましたが今年は宿から近い左側のビーチです。(右側旧港近くのビーチの様子はこちら)左側のビーチは近くにレストランが少ないのと、アンディーブ通りが遠いので海水浴の合間や帰りがけに買い物しにくいという難点はありますが、海沿いのスタンドのサンドイッチが大きくて結構おいしく、隣のエリアに公園やチュロス屋もあるので海水浴目的なら問題ありません。カンヌにはこのメインストリート沿いのビーチ以外にも近くに泳げる場所があります。で、3日目は東のクロワゼット岬の東海岸のパームビーチも行ってみました。パームビーチの様子。波はこっちの方が穏やか。パームビーチはほぼ全域が公共ビーチです。カンヌ正面のメインビーチに比べると人はやや少なく、静かな感じ。シャワーやトイレはありますが脱衣所はありません。難点は、クロワゼット岬で防がれているカンヌメインビーチに比べ、風が結構強いこと。行った日は特に強かったのか、パラソルが倒れるくらいでした。(の割には波は穏やか)まあ、その代わりパラセイリングなど風を使うアトラクション(レンタルあり)は大賑わいです。また、食べられる所が少ないので、サンドイッチなどを用意するか、昼食後に出かけるとよいと思います。最も、子供は砂があればどこでもいいみたいですけど(^^;)。パームビーチで砂に埋まる・・・・。海の中に入っているより砂遊びの時間が断然多かったです(笑)。←ブログ村ランキングに参加中です(^^)。よろしく。
2008年09月12日
今年のジュネーブは「プールに入りたい!」と思うほど暑い日が少なく、全く夏っぽくありませんでした。なので、何だかとても夏に餓えた気持ちになり、海水浴へ行ってきました。ジュネーブから一番近い海と言えばコートダジュール 近いっても遠いし・・・。 しかし暑い夏に対する渇望から、遠くても海水浴に出かけることを決意。今回は本当に海水浴だけが目的で観光はなし。行き先は、できれば砂の海ということで、浜が石のニースは速攻脱落。海まで近い宿にファミリールームの空きが見つかったモナコかカンヌかで迷いましたが、子供もいるし、キッチンのあるアパートメント短期貸しのカンヌに決めました。カンヌの海岸で、誰でも短期で借りられるアパートメントですが・・・今回使ってみた結果、イマイチでした。部屋は勿論ホテルより広いので、その点はいいんですが、鍵を中に置いたままオートロックしたとか、洗濯機などの部屋の備品に不具合があったという場合、ホテルと違いアパートメント仲介会社は定時営業のため、夜間は連絡がつきません何か問題があっても、苦情申し立ては翌日まで待たねばなりません。備品修理だと、苦情申し立てから普通に業者を手配して予約、対応という流れなので、早くても申し立ての翌日。遅ければチェックアウト後になります。今回運悪く洗濯機が壊れてたんですが、対応はチェックアウト後の日時を連絡されました。・・・意味ないし。アパートメントはホテルの様にフロントがあるわけではないので、例えばマルシェ(市場)がどこにあるか、一番近いパン屋はどこか、など、自力で近所のお店なんかで聞くしかなく、もちろんフランス語しか通じません。それが判らなければ食材の買い出しに行けませんから、キッチンが使えません(^^;)。滞在のアパートメントはバス停や海は近かったですが、マルシェが遠かったです(~_~;)。カンヌで一番大きいマルシェ。市庁舎から1~2本内陸へ入った辺りにあります。カンヌの地図には駅の近くのマルシェが載ってますが、市庁舎の方のマルシェが断然お勧め。なお、魚屋はマルシェ外の通りに大きい店があります。あと、やっぱり旅行に来てまで家事などしたかありません(~_~;)。今回予想外だったのは掃除です。まず台所の備品が汚かったです。皿とかコップは前の人がいい加減に洗った感じ。鍋は底が焦げ付いて黒く、ボール類は油が固まってそのまま。まあ、実はバカンスに来てまで本当に料理する人なんかいないのかも。初日に台所で食器類の掃除をしました。それから床掃除。普段なら別に数日滞在で部屋の掃除なんかしなくても平気ですが、カンヌでは砂浜海水浴のせいで荷物やゴムゾーリから落ちた砂で床がザラザラ。仕方なく毎日自分で掃除してました。部屋に掃除機なかったので、箒とモップ。窓とドアを開け放って床を掃き、モップで拭きいてからそのモップを風呂場でザーザー洗うわけですよ。しかも毎日。まあ、料理は紙皿とテイクアウトなんかで済ませればまだ何とかなりますが、旅行に来てまでモップ洗うのは・・・結構イヤかも。「アパートメントで暮すように滞在」って、聞こえはいいけど、実際には旅先にまで日常生活が追いかけて来るだけなんですよね(笑)。慣れない土地で、慣れてない道具を使っての家事では、当然無駄に時間がかかります。旅行中の貴重な時間を動かない洗濯機のために費やすのはバカげているし、ストレスもたまり、何のためのバカンスだか・・・。ということで、もしもアパート形式の所に泊まってみたいなら、citadinesなどアパートメントホテルをお勧めします。citadinesは2か所泊まったことありますが、どちらも食器類やコーヒーメーカーは個人アパートメントより綺麗でした。部屋にちゃんと電気掃除機もあるし、有料で部屋のクリーニングサービスもあり。フロントは24時間対応で、英語も可。部屋の備品が足らなかったり壊れていたら当日中に替えに来てくれます。コンシェルジュサービスは無理でも、スーパーやバス乗り場くらいは教えてもらえますし。使い勝手はそっちが断然便利です。
2008年09月11日
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