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高知県というと、鰹のたたきに代表される海の幸、海の国というイメージが強いですが、実は面積の大半を山が占める林業の県でもあります。そのため、かつては魚梁瀬(やなせ)森林鉄道という日本でもトップクラスの森林鉄道が存在していました。しかし、昭和 30 年代に廃止され、すでに 60 年近い年月が経っています。
魚梁瀬は高知県安芸郡馬路村に含まれますが、この魚梁瀬森林鉄道の遺構が、馬路村とその周辺には現在も残っており、近年、特産物のゆずとセットにして「森林鉄道から日本一のゆずロードへ」というテーマで「日本遺産」に認定されました。また、魚梁瀬森林鉄道の遺構は国の「重要文化財」にも指定されています。以前から時間が許せば森林鉄道の遺構を記録したいと思っていましたので、帰省時に一回りしてみました。
最初に訪れたのは、馬路村の集落に入ったすぐの所に残されている五味隧道です。安田川の流れに沿う形で、トンネルとトンネルの間に挟まれた 50m 余りの線路が今も残っています。まるで鉄道模型のジオラマのようで、ここをかつてはナローの蒸気機関車(ちなみに魚梁瀬森林鉄道ではシェイ型機関車も走っていました)が、木材を載せた貨車を牽いていたと思うと、それだけでワクワクしてきます。
今日 9 月 19 日は、苗字の日だそうです。
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