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ふるさと銀河線りくべつ鉄道では、今年度から、駅構内を飛び出して、本線上1.6kmの運転体験コースを設定し、5月5日に最初の運転がスタートしました。http://www.tokachimail.com/rikubetsu/ この運転体験コース(銀河コース)、問い合わせや予約が殺到しているそうです。 銀河コースを運転するには、まず、駅構内を走るLコースを体験しなければなりません。また、銀河コースは1回3万円と、決して安い金額ではありません。コース営業日は、日曜があるものの、どちらかというと平日中心の設定です。このようなハードルがあるにも関わらず、予約は順調に入っています。影響を受けてか、Lコース申込者も増えているようです。 かつての本線を、本物の気動車で、自分の手により運転できる。鉄道ファンの方ならば、一度はやってみようと思うでしょう。ここ陸別ならば、その夢が実現します。ハードルを乗り越えるのも、鉄道の楽しみ方のひとつです。皆様ぜひ、銀河コースを目指して、陸別へお越しください。ご予約お待ちしております。https://www.shibare.or.jp/category/train/ 今日は、宣伝ばかりになってしまいましたね(笑)
2012/05/13
こんばんは。 来る5月19日(土)、20日(日)の2日間、秋田内陸線の阿仁合駅周辺を会場に、「秋田内陸線のりものまつり」が開催されます。 内陸線では、以前から阿仁合の車両基地見学会などを催してきましたが、今回は、さまざまな乗り物が一堂に会し、その本物の姿に触れられるようになっています。 林業用車両が登場するところなどは、地域性を反映していますね。 沿線は、桜が散って新緑の季節になろうとしています。いい季節です。来週末は、ぜひ内陸線にお出かけください。http://www.akita-nairiku.com/info/topics/item.php?id=369 秋田内陸線は、新しい動きが次々と出てきています。追って、このブログでもご紹介します。
2012/05/13
やや以前の話になりますが、3月3日に札幌市内で、「交通まちづくりシンポジウム」が開催されました。主催は交通問題を扱う地元NPOです。http://news.yourun.net/?eid=17 このNPOは、独自で市内のバスマップを作成したり、バリアフリーのためのサポートを行ったりしていて、公共交通を活性化させることでまちを元気にすることを目標としている団体です。 このシンポジウムの内容とは直接つながりはありませんが、札幌市が市電の札幌駅乗り入れ、環状線化の方針を決定した時期でもあり、公共交通全体に関心を持ってもらうために、タイムリーな企画だったといえます。http://www.yourun.net/ シンポジウムの内容は、モビリティ・マネジメント(MM)を用いた公共交通活性化をメインとしていました。基調講演も、MMの第一人者といえる方が行いました。 ここで、基調講演の内容を引用しながら、MMとは何かを、ごくごく簡単に触れておきます。 「モビリティ・マネジメントとは、一人ひとりのモビリティ(移動)が、社会にも個人にも望ましい方向(この場合、過度な自動車利用から公共交通・自転車等を適切に利用すること)に自発的に変化することを促す、コミュニケーションを中心とした交通施策である。」 MMの勘所1 動機付け 2 公共交通情報(の適切な提供) 3 行動プラン(個別あるいは会社等を通じてのプラン提供) 4 ポジティブなイメージ形成 この本も参考になります。http://www.amazon.co.jp/%E3%83%A2%E3%83%93%E3%83%AA%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%83%8D%E3%82%B8%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%88%E5%85%A5%E9%96%80%E2%80%95%E3%80%8C%E4%BA%BA%E3%81%A8%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E3%80%8D%E3%82%92%E4%B8%AD%E5%BF%83%E3%81%AB%E6%8D%AE%E3%81%88%E3%81%9F%E6%96%B0%E3%81%97%E3%81%84%E4%BA%A4%E9%80%9A%E6%88%A6%E7%95%A5-%E8%97%A4%E4%BA%95-%E8%81%A1/dp/476152426X/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1336144613&sr=8-1 基調講演を行ったもう一人の方は、MMの手法を市街地活性化に利用して、既存市街地の賑わいを生み出し、それを公共交通活性化にもつなげていく方策を発表されていました。確かに、公共交通活性化と市街地活性化は、究極の目的とするところは同じであり、表裏一体といえるものだと思います。これはいろいろな地域で使えるのではないかと感じました。 パネルディスカッションでは、会場からの質問にパネリストが回答するという形で行われました。質問は主に、市内の公共交通に関する、個別具体の不便な点の指摘と対策を求める声が多く聞かれました。本来のシンポジウムの趣旨とは異なっているし、直接の当事者(交通事業者や行政)が壇上にいなかったので、答えにくいところでしたが、パネリストの方々が、可能な範囲で誠実に答えていました。また、MMの市街地活性化への活用について、町会と商店街の両方に関わっている方から、直接パネリストに話を聞きたいというオーダーもあり、MMの活用範囲が広がりを見せている印象を持ちました。 シンポジウムの終盤にさしかかったところで、会場の学生さんから質問が出ました。そのひとつに、MMは欲望に基づいた人間の行動を変えることを目指している(個人にとって便利なものから不便なものへの転換)。行動の変革を求めるのは神の領域であり、本当にMMは効果があるのか、という問がありました。 MMは海外のみならず、国内でも活用されていて、その意味では一定程度実績があると見ていいと思います。但し、その効果をどのように評価するかは、議論の分かれるところです。チラシを配っただけでは本来のMMではないはずですし、MMだけに過度に頼っても、公共交通の利用者を増やすことはできないでしょう。また、MMは徐々に個人の考えを変えていくものなので、即効性に欠けるところがあります。廃止が迫っている路線を救う手段として、MMを中心に据えることはできないと思います(メニューのひとつには当然入ります。) そして「経済的欲望に基づく人間行動を、個人にとって自発的に不利益な方向に変えられるか」という、根源的な問に対してどのように考えればよいでしょうか。 このとき私は、「ゼロ金利債」のことを思い出しました。ゼロ金利債に関しては、ふるさと銀河線存続のための資金的裏づけのひとつとして提言された経過があります。 ゼロ金利債は、ある町が、福祉施設の改築資金を確保するための手法として、編み出されました。金を借りるのに金利は払って当然もらって当然。一般的に言われている経済原則からすれば当たり前の前提が、実は当たり前でなかった。わが故郷のためならば、金利なしで金を貸します。そのような方々が、国内に少なからずいるという事実。経済的欲望を越えた部分で満足を得ることができる人たちがいるならば、その人たちの力を活用しない手はないと思います。よく考えれば、ボランティアによる自発的な労務提供だって、経済的欲望では説明できないものであり、その力が、例えば被災地での実体経済にも影響を与えているわけです。http://www.pad-net.co.jp/fswiki/01/wiki.cgi?page=%C4%AE%B9%AD%CA%F3%A1%D6%B0%A6%C4%AE%BA%C4%A1%D7 MMにしてもゼロ金利債にしても、今後これらの手法が活用されていくためには、行動を起こした方々に、小さくても効果が見える仕組みが欠かせないでしょう。効果を示す指標と、指標に表わしにくい効果(街のにぎわい感など)についても具体的に見せていくことが、個々の満足感につながっていくのではないでしょうか。
2012/05/04
こんばんは。4月は年度初めで忙しく、結果的に書き込みができませんでした。ごめんなさい。 去る4月29日に関越自動車道で発生した、ツアーバスによる死傷事故については、既にさまざまな報道がなされています。居眠り運転という運転手のミス、不慣れな行程による走行、日雇い運転手の雇用をはじめとする各種法令違反という運行会社側の問題、1日走行上限時間の規制が緩過ぎるという監督官庁(国土交通省)側の問題等の指摘がなされています。 私は、ツアーバスを利用したことはありません。利用を考えたこともあったのですが、安過ぎる運賃が、通常の路線運行を行っているバス会社を圧迫する恐れがあること、2007年に大阪、吹田市で起きたツアーバス事故が頭から離れなかったことなどから、結局利用せずに今に至っています。 本当ならばここで、中長距離の移動、特に夜間は、鉄道へのシフトを考えるべきだと主張したいところです。しかしこの鉄道も、その安全性に疑問を投げかける事態が続いています。昨年5月に、石勝線トンネル内での車両火災事故を起こしたJR北海道と、道内のJR貨物に限っても、火災事故以降、安全に関わる重大事故やミスを続けています。http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2011/110606-1.pdfhttp://www.jrhokkaido.co.jp/press/2011/110615-1.pdfhttp://www.jrhokkaido.co.jp/press/2012/120301-1.pdfhttp://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120217/dst12021710240003-n1.htmhttp://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/368262.html ツアーバスの事故とJRの事故とは、一見共通性がなさそうですが、私は同じ根っこの問題だと思います。ツアーバスの参入激増は、小泉内閣の規制緩和政策から端を発しています。新規参入へのハードルを低くしたお陰で、多数の業者がバス業界に参入しました。運賃は下がりましたが、価格競争の激化で、既存事業者はおろか新規参入業者も、ダンピングと言っていいほどの不当な競争にさらされています。このあおりを受けて、従来内部補填で運営していた既存事業者の不採算路線が、「撤退の自由」を活用して次々と撤退し、公共交通がますます不便になった地域が増えています。JRも、ツアーバスを発端とする低価格競争に巻き込まれ、各地で苦戦を強いられています。(北海道ではツアーバスは普及していませんが、都市間路線バスとは厳しい競争状態にあります。) 「規制緩和」と言うと、既得権益にすがっている者たちから特権を奪い取り、自分たち「庶民」に対して利益を配分してくれる、はたまたアメリカンドリームのような、裸一貫からのし上がって巨万の富を築く可能性を与えてくれる...といった印象があると思います。 私は、日本における「規制緩和」や「既得権益批判」を聞いていると、人間が生きていく上で不可欠なコスト...公共交通における安全対策も含まれます...を、誰かに押し付ける構図に見えてしまうのです。もちろん、経済的競争を全否定するつもりはありませんし、競争が地域を活性化させる部分があるのは、紛れもない事実です。しかし、社会的に正しい知識、努力やインスピレーションを越えた部分で何かやらないと成功できないとしたら、それは必要なコストを不当に別の者に押し付ける行為につながることになります。相手を信頼した人たち(乗客)に「死」を以てコストが押し付けられたとしたら。さらに、コストを押し付けられた人たちが、他の人たちに「安いバスに乗る奴が悪い」と言われたとしたら。亡くなられた方々は浮かばれません。 コストの負担を誰がどのようにするか(税金、運賃等)は、議論の分かれるところです。ただ、必要なコストの負担について誰も目を向けないという社会は、成り立たないし許されるものではありません。もう一点指摘するならば、必要なコストの負担が、新しい需要や雇用や生むという側面があることも、考慮に入れる必要があります。 今回の事故で亡くなられた方々へ、心から哀悼の意を表したいと思います。
2012/05/04
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