マンハッタン狩猟蟹の逃げ場

マンハッタン狩猟蟹の逃げ場

2007年08月22日
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カテゴリ: 2007年08月読書
[1] 読書日記


  キリが無いので、このブログでは取り上げないことにしていた漫画を、あえて。

山名沢湖 「レモネードBOOKS」<1~2>(竹書房)



  を読了。

   <
     自分で作ったルールに縛られちゃうみたいなとこもあるし」
    「ルール?」
    「…古本市を見かけたら寄るのがさだめ☆みたいな」


  【 目次

   古本とレモネード

   第2話 ゴドーを待ちながら
   第3話 いつか晴れた日に
   第4話 彗星問答
   第5話 ノンちゃん雲にのる
   第6話 趣都の誕生
   第7話 おもいでエマノン
   第8話 明るい部屋
   第9話 浮世風呂
   第10話 われは幻に棲む
   第11話 ゆっくりさよならをとなえる
   第12話 夏の栞

ジャンル

   ほのぼの恋愛マンガ。

  【 簡単な内容説明

   普通の女の子と、読書オタクの彼の、始まったばかりの恋愛を中心に描いた物語。

感想

   引用部分をはじめ、他人ごと、あるいはマンガの登場人物とは思えないエピソード
  ばかり。ただ同じ作品を「読む用」「保存用」「布教用」と3冊も持っていながら、
  割と片付いた部屋に住んでいる彼を、既に蔵書の「整理」も「検索」も行き届かない
  生活をしている身としては、羨ましいと同時に、「これは嘘だ~」と思った。

   世の中で「オタク」というと、割りとディープでネガティブなイメージがついてま
  わるものだが、これが「読書オタク」となると、愛書家・ビブリオマニアや、活字中
  毒という前々から存在する言葉の方が、底知れぬ深い闇を感じさせ、むしろライトで
  ポップなイメージを抱いてしまう。あくまで、私の場合ですけども。

   やまじえびね「お天気といっしょ」(YOUNG YOUコミックス)のたみら君と、みるこ
  さんを、このマンガの主人公ふたりを見ていて、思い出した。雰囲気が似ている。 

  【 作中登場書籍

   笙野頼子「片付けない作家と西の天狗」
   キャシー・アッカー「血みどろ臓物ハイスクール」
   美内すずえ「ガラスの仮面」
   細川智栄子「王家の紋章」
   海野十三全集

   各話タイトル分は、目次と重複するので省略。






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最終更新日  2007年08月22日 23時29分31秒
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