マンハッタン狩猟蟹の逃げ場

マンハッタン狩猟蟹の逃げ場

2010年02月18日
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カテゴリ: 劇も観る。


  [演出] いのうえひでのり

  劇団☆新感線、
  いのうえ歌舞伎・壊<Punk>

『蜉蝣峠』(2010年)

  をゲキシネとして、
  映画館にて鑑賞。
  (公式サイトは コチラ



  さびれた宿場町を舞台に、
  渡世人任侠モノと
  津山三十人殺し事件を
  併せたような筋立てで、

  過去のゲキシネ作品に較べ、
  内容が非常にドメスティックでもあり、
  これまでほどのスケールや、
  けれんは今一つ感じられなかった。


  演出面でも、
  一昔前のゲームのムービーのような動画が、

  (映像化を意識してのあえての演出なのか?)

  手抜きとまでは言わないが、
  演劇的な手間暇を省いているようにも、
  思えてしまった。


  しかし、


  血しぶきが舞いに舞い、
  盛大に返り血を浴びまくる映像は、
  白地の衣装に映え、
  役者の真剣な表情に映えと、
  美しかった。


  それと、
  現在の映像倫理規定では
  絶対にお茶の間では
  流れることが無いであろう
  公序良俗に反するネタや、
  放送禁止用語の数々も、
  刺激的であった。 

  (前半モザイクがかけてあった箇所が、
   途中からモザイクなしになったのは、
   勃○状態は映していけないとかってこと?
   モザイクが消えて以降、
   ずーっとブラブラ、ブラブラしていたし)


  というわけで、
  なんやかんやとは言いながらも、
  トータルとしては今回も
  時間一杯楽しませてもらった。

  今秋公開予定と、
  劇場で予告が流れていた
  ゲキシネ『蛮幽鬼』も
  今から公開が待ち遠しい。
  (昨年冬の本公演のチケットも
   残念ながら取れなかったので……)


  最後に内容と役者について。

  今回のヒロイン・高岡早紀は、
  これまでのアクティブな
  ゲキシネのヒロイン達に較べると、
  「待つ女」という役どころもあって、
  印象的に地味な感が否めず、
  ちょっと残念ではあった。

  むしろ高田聖子の役の方が、
  物語的には美味しいか。  





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最終更新日  2010年02月19日 01時12分20秒コメント(0) | コメントを書く
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