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市民向けの医療系シンポジウムに参加してきました。今回は【心臓の病気について】5人の先生方が話されました。実はこのうちのお1人は、以前のシンポジウムで【急性心筋梗塞について】講演なされていたんですよ~その時は初めての試みってこともあり急にマイクの調子が悪くなったりスクリーンに映し出されるデータが作動しなくなったり…といろいろトラブルがあったんですけどとてもわかりやすい講演だったんですよ…(2007.4月参照) 今回は【心臓のしくみと働きについて】話してくださいました。心臓は、“動脈血”の流れる左心系と“静脈血”の流れる右心系という2つのポンプが合体した生体ポンプになっている。それぞれのポンプに心房と心室という2つの部屋があり紛らわしいけれど流れる血液に関係なく心房に入る血管が“静脈”で、心室から出る血管が“動脈”となる。心房と心室の間、心室と動脈の間には一方向弁が存在し血液を送り出す働きをしている。左心系(肺からの“動脈血”)…肺→肺静脈→左房→左室→大動脈→体へ右心系(体からの“静脈血”)…体→大静脈→右房→右室→肺動脈→肺へ・・・遠い昔?学生時代のおさらいから始まりましたね。学生時代、名前が紛らわしくて↑の血液の流れを理解するの難しかったですね。もちろん、先生の説明はわかりやすかったですよ!毎日体内に血液を送り出している働き者の心臓ですがでは心臓自身はどうやって酸素と栄養を受け取っているのかというお話になりましたね。↑の血液の流れを見たら他の臓器は左心系の動脈血から酸素と栄養を受け取っていることがわかりますよね。心臓も臓器のひとつであり、心臓には冠動脈という独自の動脈血管があるんだそうです。冠動脈には右冠動脈と左冠動脈があり左冠動脈は前下行枝と回旋枝に分かれるそうです。毎日休むことなく働いている心臓は3つの枝からなる冠動脈からの血液供給がいかに必要なのか話されましたね。 それから、心臓が電気仕掛けで動いているという性質を利用した心電図について話されましたね。心房が収縮した時にP波とよばれる小さな触れが記録されわずかに遅れてQRSとよばれる心室が収縮する時に大きな触れが続くんだそうです。今回の先生の講演は短かったですね。後に続く先生方に心臓の病気のお話はお任せして【心臓のしくみと働きについて】話されたあと座長(進行役)に徹されていましたね。 2人目の先生は【狭心症・心筋梗塞とその治療】について話してくださいました。心筋の酸素不足の状態を虚血といい虚血性心疾患には狭心症と心筋梗塞があります。狭心症は原因により2つのタイプに分けられるそうです。そのひとつに、動脈硬化が進行して狭窄ができることで運動などで酸素の供給が追いつかなくなる労作性狭心症があり発作は5分くらいなんだそうです。もうひとつは、冠動脈の一部が急に著しく狭くなって心筋への酸素供給の減少が一時的に起こる冠れん縮性狭心症であり発作は夜間睡眠中や早朝の安静時に起こりやすいので安静狭心症ともよばれているそうです。発作は5分~10分程度。共通していえることは、数分間安静にしていたり舌下錠(ニトロ)で治まりまた、どちらも生活習慣(特に喫煙)が危険因子なんだそうです。 狭心症が心臓の一部が虚血になる病気であるなら心筋梗塞は冠動脈の血流が完全に途絶えて心筋の一部が壊死してしまう病気なんだそうです。症状としては、ニトロも効かないほどの激痛が数時間以上続くんだそうです。 次に虚血性心疾患の治療について話されましたね。まずは検査をすることでどの虚血性心疾患なのか調べます。心電図にもいろいろあるようです。自転車やベルトコンベアーで運動して心臓に負荷を与える負荷心電図で労作性狭心症かどうかわかります。簡易心電図を24時間装着するホルター心電図では安静時に起こりやすい冠れん縮性狭心症かどうかわかります。また、冠動脈に造影剤を用いる心臓カテーテル検査は画像として映し出すことで狭窄がどのような状態なのかわかるんだそうです。局所麻酔して1.3~2.0ミリのカテーテルを体内に挿入して行い所要時間は30分程度なんだそうです。検査結果が出たら次は治療です。低浸襲な内科的治療には、薬物治療の他にPCI(冠動脈インターベンション)があり外科的治療のバイパス手術に比べ入院期間が短く患者さんの負担が少ないのが長所なんだそうです。心臓カテーテル検査のようにカテーテルを用いて行う治療でバルーン療法のほかに、金属チューブを用いたステント留置術がある。ステントは治療された患者さんの2~4割ほど数ヵ月後に再狭窄を起こしてしまう欠点がある。そこで登場したのが薬剤溶出性ステントとよばれるもの。ステントの表面に免疫抑制剤や抗がん剤などの薬剤がごくわずか塗布してありこの薬剤が再狭窄を起こしにくくしているそうです。またステントを用いた場合、ステントに血栓が付着しないように血液をサラサラにする薬が不可欠なんだそうです。 3人目の先生は【不整脈の治療について】話してくださいました。心臓は1日に約10万回規則正しく脈拍を打っていて不整脈とは、心臓の電気回路の異常や乱れのことをいうそうです。不整脈には無症状で放っておいても差し支えのないものから生命の危険性の高いものまで多くの種類があるそうです。そこで実際に私たちの脈拍が正常なのかどうか1分間計ってみました。1分間の脈拍平均で正常なのは60~100回で多すぎても少なすぎても不整脈なんだそうです。脈がはやくなる頻脈(脈拍平均が120以上)…心房頻拍,心室細動など脈が遅くなる徐脈(脈拍平均が50以下)…洞不全,房室ブロックなどそして脈がとぶ期外収縮…心房性期外収縮,心室性期外収縮の3つに大きく分けられるんだそうです。人は誰でも不整脈を持っているけれど、それが放っておいていいものか病的で治療をしなくてはいけないものなのか自分の不整脈を理解することが大切なんだそうです。また不整脈は受診時には治まっていることが多いので問診がすごく大事なんだそうです。不整脈の症状として頻脈に伴う動悸、息苦しさ、めまい、ふらつきつかれやすい、ダルイ、無症状などがあるそうですが不整脈と気付きにくい症状もあるのにビックリしました。めまいとかふらつきなんて知らない人は耳鼻科と思っちゃうだろうし疲れやすいなんて日常の生活であるだろうし・・・検査には負荷心電図やホルター心電図や血液検査や心エコーなどありそれでも不整脈がつかまらない場合、心臓カテーテル検査を行うそうです。検査で不整脈のタイプがわかったら治療です。治療には抗不整脈剤を服用する薬物治療の他にペーシング治療ともよばれている非薬物治療があるそうです。ペーシング治療にはペースメーカー、植込み型徐細動器(ICD)カテーテルアブレーションがあり不整脈の種類により治療法が変わってくるそうです。カテーテルアブーションとは、高周波発生装置を用いてカテーテルの先端に50℃~60℃の熱を発生させて電流を流して悪いところを焼き切る治療でH6年から保険適用になり先生の病院ではH11年に1例めが、そして昨年は80例の実績があり心房細動の治療も多くなってきたそうです。局所麻酔をして足や肩の静脈からカテーテルを挿入して行い所要時間は2時間ほどなんだそうです。 4人目の先生は【心疾患の外科的治療について】話してくださいました。先生の扱う主な疾患は1.心臓弁膜症(大動脈弁狭窄症、僧帽弁閉鎖不全症など)2.虚血性疾患(狭心症、心筋梗塞など)3.大動脈疾患(大動脈乖離など)4.抹消血液疾患(閉塞性動脈硬化症、静脈瘤など)で先生が執刀された最高齢の方は90歳なんだそうです。高齢化に伴い心疾患のオペが年々増えているそうです。虚血性心疾患でカテーテル治療がうまくいかないとき冠動脈バイパス術を行うそうです。男性は女性の3倍で、70代が多いそうです。以前は体外循環といって心臓を停止させてのオペが一般的で最近では、心臓を停止させないでで行うオフポンプ手術が増えてきているんだそうです。断然、患者さんの負担が少ないそうです。体外循環やオフポンプ手術って医龍にも出てきましたよね~ 大動脈瘤は破裂しない限り症状が出なくて健診で見つかることが多いそうです。急性大動脈乖離は激烈な胸背部痛で発症するそうです。大動脈壁の内膜に亀裂が生じることで大動脈本来の血液の通り道(真腔)に他に新たに通り道(偽腔)が出来大動脈の本来の仕事ができなくなり場所によっては放置すると死に至る病気なんだそうです。部位は全然違うけれど、ニュアンス?が似ている病気思い出しました。糖尿病性網膜症という眼疾患・・・これも確か未熟な新しい血管をつくり、放置すると眼科での死・・・すなわち失明になるんです・・・しかも糖尿病性網膜症は失明になるトップだったはず・・・ 5人目の先生は【どうすれば心臓病を予防できるか】疫学の面から話してくださいました。H19年のデータによるとわが国は111万人亡くなりそのうちの3割の死因が循環器系の疾患なんだそうです。またこちらに住んでいる方のデータでは第1位 がん第2位 心疾患第3位 脳血管疾患で一日に5人が循環器系の疾患で亡くなっているそうです。ではどんな人が心疾患で亡くなるかというとフラミンガムスタディによれば危険因子を沢山持っている人ほどリスクが高いそうです。なのでたとえ同じ血圧の人でも危険因子の数でリスクが異なるそうです。危険因子のひとつタバコをやめるだけで他の危険因子を減らすことも出来るそうです。また心筋梗塞で倒れる率を表したオッズ比はタバコの本数が多いほど高くなるそうです。禁煙の取り組みが進んでいるアメリカでは死因のトップはがんから心疾患に変わったそうです。 ・・・とても内容の濃いシンポジウムでした・・・昨日のこと、レポしようとしたら・・・自分でメモった字が・・・読めない・・・(アセアセ)何とか文章にしてみましたけれど、間違ってはないでしょうか、先生?
2009.05.23
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皆さま、お久しぶりです・・・GW以来のブログになります・・・皆さま、お変わりありませんか?体調が良くなったので通信のレポートに取り掛かってたんです。えぇ~と、最後の一番手ごわい科目なんですよね・・・実は、学生時代の夏休みの宿題で好きな科目から片付けて最後に大嫌いな科目をイヤイヤ片付けていくタイプでした。ってことで時間が経っても変わってませんね~GWの前半はお休みだったからこの時やればよかったんだろうけれどやる気が出なかったんですよね、時間はタップリあったのに・・・それにやる気がないとき取り組もうと思っても、捗らないと思うんですよ。ってことで、今日何とか仕上げましたけど、このレポートがパスできないとこの手ごわい科目の終末試験が受験できないんですよぉ~というわけでマイパソ禁止令を出してたんです・・・あっ、通勤時にケータイから皆さんのブログ閲覧してましたよ。何もコメント残さないでゴメンナサイです・・・パスできる自信は・・・全くありません!(キッパリ)ダメじゃ~ん!ん、でも、以前はなかなか文章に纏め上げることすら出来なかったのよ・・・マスをうめるだけじゃダメなんだって!運よくめちゃめちゃ運よくてもC判定かな、赤点ギリギリの・・・まっ、Cをゲットできたら、終末試験受けられるんですけど・・・まだ、試験対策はやってませんのよ・・・オホホ・・・レポート終わったばっかりだもん、今日は羽を伸ばすわよ~って日をまたいでるしぃ・・・ってまた仕事の一週間が始まるでしょ、早く寝なさい!ってことでおやすみなさい・・・↑手ごわかった科目のレポートから解放されてハイになってひとりボケツッコミしてるグリザベラでした、チャンチャン! そうそう、この週末に国内での新型インフルエンザの感染者増えてきましたね。今のところ関西に多いみたいだけど・・・いずれこっちにも感染者が出てくるのでしょうか、心配です。ホント、少し前までは全世界の感染者分布図にわが国はクリアだったのだけどね。ん、でもその時点で私はチョッと信じられなかったんだ・・・ホントに今まで水際でインフルを阻止してたのかもしれないけれど世界のあちこちで感染者数が増えてるのにどうして?ってね・・・検査をすり抜けて国内のどこかにインフル潜伏者いるんじゃないの?って・・・ん、でもこの週末、海外渡航歴なしの感染者が増えたってことはGWに海外行ってた人が検査をすり抜けて国内に戻ってきてそれから人から人に感染していったのかなぁ・・・パンデミックのドラマや映画があったけれど現実とフィクションの境目ってなくなってきて怖いです・・・あっ、もうこんな時間・・・朝が大変なことになるのでおやすみなさい!
2009.05.17
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皆さま、おひさでございますぅ~先月、体調を崩してしまったグリザベラでございます。少し前からビシバシ?残業やっております・・・もう5月・・・GW真っ只中ですけど皆さまどこかへお出かけされてるのかしら? 今日の私はチョッと辛いことがあり気分転換にフラッと街中に出かけてたんですよ。映画館で前売り券を購入しようかどうか迷ってるところ背後から声が・・・仕事仲間の先輩Tさんでした!とってもビックリしたんだけど、嬉しかったですね。今日の私は、気の合う誰かと一緒にいたい・・・そんな気分だったの!Tさんは【GOEMON】を見てたんだそうです。Tさん【で、Sさん(←私)は何見てたの?】私 【チョッと前に来たところ・・・前売で気になるのがあって・・・】Tさん【GOEMON見て来たけど、良かったわよ~】私 【そうなんだ~私は、アマルフィが気になって!】Tさん【そういえば、予告でやってたわ。織田祐二とか 特別出演の俳優さんとか出てたわね。あと背景が良かったわよ。】私 【知ってる?アマルフィってイタリアの地名で イタリアでロケしたらしいよ~】Tさん【背景といえば、日本の映画も気になるわね。 雪山の背景がすごく良くて・・・ これから何処か行くの?少しなら時間があるけれど・・・】ってことでユニクロに行きましたよ。で、共通の買い物が仕事用のブラウス。安くて(GWなのでさらにお安く)丈夫で長持ちするってことで同じ商品を手に取ってました・・・それから私は、通気性のいいパーカーを購入しましたね。 Tさんと別れてから本屋さんへ。2冊購入しました。1冊は今の自分にぴったりな【モタさんの落ちこみやすい人の“大丈夫な!”考え方】は生きていくためのヒントが書かれてますね。 もう1冊は映画の原作でもある【アマルフィ~女神の報酬~】なんだけど未読です。あとがきだけチラッと見たんだけど原作と映画は少し違うそうです・・・ Tさん、今日は私に付き合ってくれてありがとう。そうそう、真夜中にテレビでGOEMON特集してたけどTさんはこれを見てたのね・・・なるほど、戦国時代を描いてるのだけど設定は日本じゃないんですね。とても幻想的な国でフツーの戦国時代と異なり衣装も建物も違うんですね。江口さんのGOEMONカッコいいですね!私、江口さんといえば、白い巨塔を連想しちゃうんだな・・・ひとつ屋根の下のあんちゃんもしてましたけど里美先生の方が好きかな~
2009.05.02
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