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ホンダは、前戦ロシアGPでパフォーマンスアップの片鱗を見せながら、使用が断念された最新パワーユニット(PU)を再投入。トロロッソはチーム代表のフランツ・トストが”予選Q3進出は必須”だと語るほどの自信を見せていた。
予選は、雨が周期的に強まる不安定な天候。それに振り回されるチームもある中で、トロロッソは予選を完璧に戦い切り、好グリッドを手にした。
「今日の予選は2台が揃ってQ3進出という素晴らしい結果になりました。ドライバーは2人とも見事なパフォーマンスを見せてくれましたし、多くのファンが詰めかけたこの鈴鹿で、このような結果を得られたことを本当に嬉しく思っています」
ホンダのF1テクニカルディレクターである田辺豊治は、そうコメントを発表した。
「PUについては、ロシアGPでの懸案をこの予選までに解決し、予選に臨むことができました。この作業に当たった全てのプロジェクトメンバーに感謝しています」
Q2、Q3の終盤には雨が強まり、タイム更新が難しい状況となったが、トロロッソのふたりはそれまでにしっかりとタイムを残していた。
田辺も「また鈴鹿に向けて競争力があるマシンを作り、今日も不安定な天候を先読みしていい戦略で予選を戦ったチームも、素晴らしい仕事をしてくれました」とチームを讃えた。
「今日の結果は、レッドブル・トロロッソ・ホンダのチームメンバーとドライバーのここまでの努力の結果だと思っています」
それでも、マシントラブルの影響で十分走りこめなかったガスリー車のPUは、まだセッティングが完璧ではないとのこと。あくまで予選は予選。決勝に向けて全力で臨むと、田辺は意気込んだ。
「ただ、ガスリー選手のPUのセッティングにはまだ改善の余地があるので、明日に向けて対応を検討したいと思います」
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体験走行@TRM。 2022年12月02日