悪魔に最も近いものは人間である 怖い話

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2023.06.22
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目を充血なさってるようでw
そんなにもわたくしの秘密を解き明かしたいのですか?
え?秘密と言われても大雑把すぎて関係者でもねーしわからないと…?

そうですね…ヒント1「それは人生をある種変えた」

このようにしてヒントを差し上げ続ければ辿り着いてくれるかもしれませんよね
基本おそらく辿り着けないと思います

それではわたくしの世界へ。











わたくしはこの日の前日に失恋した
それはそれは酷く落ち込んださ

ポケモン強い人がタイプでね。
ゲームを楽しく遊んでた彼が本当大好きだった。
失恋した理由も笑えなくてね、わたくし正直見た目は可愛いし人気者だしモテたからさ。
おまけにふざけてるようで根は超絶真面目ちゃん。
本気で傷ついたから、次に繋げるために理由を聞いたところ

ヤバ男「え?理由?俺二次元以外興味ないんだよね」

しねえええええええ!!!!今すぐそこで焼き土下座したろかあああ!!って思ってた気もするけど、本当は…「あっあはは…」みたいな感じでドン引きしてた気がする。

今は500人いるポケモンの大会で3位取った高身長イケメン彼氏と付き合ってるから勝ちだもんね!!ざーこ!!
…こんな醜い女にみんなはなっちゃダメよ。



何故かというと、恋愛のお守りを別の日に購入したのに、告白が未遂に終わったからである。
好きとすらも付き合ってとすらも言えない愚かな自分が絶対的に悪いのだがね。
お守りを神社に投げつけて神に復讐するつもりだったんだ。

「神様なんて嫌い!神様なんて死んじゃえばいいんだもん!」

空き缶を盛大に蹴り飛ばしたり、そう思えば、泣き出したりしながらもなんとか神社にたどり着いたんだ。


少し泣きながらも神社の前でお守りを野球のボールを投げるみたいな体制で投げようとした。
でも、神様を心のどこかで信じてたしさ、結局優しくお守りを置いただけで、神社の木の階段の下で子供が作ったであろう雪だるまを眺めながらため息を吐くしかなかった。

「どうしよう…」

わたくしには懸念点があった。
何故か、わたくしが長く居たのに離れた土地は壊滅状態になったり、気に入ってた友人から喧嘩や一方的に暴言を言われたりして離れたりするとその人が不幸になるんだ。
現代の話だが、わたくしは先生に酷いことを言われて学校を辞めたんだ。
その結果学校がかなり傾いてきていて、おそらくもうすぐ潰れる。とある事件の影響も大幅にあり生徒数が30何人とかになったと風の噂で聞いた。

だから、彼も不幸にならなければいいなと今も願ってる。
だって、しばらくは彼学校に居たけれど……今は消息不明なんだもの。コレは事実である

「もう、人を好きになるのやめようかな…?でも…恋愛したいな…次を最後にしようかな…」

ボロボロと大粒の涙を流しながらも桜型のソッと置いたお守りを拾ってきて、バッグに付けて持っていたハンカチで拭いた。


下を向いて泣いたんだけど、その時に気がついた

「あれは…?」

少し前に雪が降っていて、全部雪で覆われてるのに不自然なほどにぽっかりと雪が避けている部分があったのだった。
お湯を雪にかけると似たような感じにはなるけど、なんだか変でね。
何が変かはすぐに気がついた。
その雪がない部分の真ん中に植物の芽が生えているんだ…。

「この季節に…?変なの…それにコレはスプラウト」

スプラウト。
わからない人も居るかもしれないから、写真を付けるね。

コレは食用の植物で、一般家庭のサラダによく添えられてる植物。
普通の地面にはまず生えないし、誰かが種を振り撒いたとしたらそこらじゅうに生えてるはずだし、とにかく変なんだ。

「食べてみるか…?」

わたくしはね、小さな頃から雑草を見かけるととりあえず食べるの。
ゴン=フリークスかってツッコミは聞き飽きてるから間に合ってるわ。

気が狂ってるって思うかもしれないけど、ツツジは美味しいぞ。

とにかくわたくしは食べてみることにした。
色々な雑草や野菜や薬草漢方を飲み込んできたから、食べれなそうなのは直感でなんかわかる。
見た目もスプラウトだし、マヨネーズがないのだけが懸念点だったが食べてみたんだ。

モグモグ…ゴクン…。

「スプラウトだ…」

本当にただのスプラウトだったから、驚いた。
特に毒性もなくて美味しかった。
しかも食べて噛むほどに美味しさが増すんだ。

次第にわたくしはお友達にもわけよう!って思考に至る。
本数的には8本くらい生えてたから、4本食べてもう半分はお友達に渡そうと引っこ抜いて、手に握って持ち帰ったんだ。

失恋したくせにルンルンで学校に向かい、お友達にスプラウトを分けた。
お友達は大丈夫?って顔をしていたけど、わたくしは逆に何故か気分が良かった。

お友達「何コレ?」

わたくし「美味しいスプラウト!」

お友達は引いていたような気もするけど、ありがとうって言ってポケットにしまってくれた。
あんなに美味しいのに何故食べてくれないんだろう…?今でも疑問だ。



次の日も神社に向かった。
また美味しいスプラウトを探しに行ったんだ。
今度はマヨネーズもしかもたらこ味で持参してね。

とりあえずスプラウトがあった場所に行ったんだ。

「うへ…?」

そこにはトマトが実ってた。
そしてまた雪を避けてる。

抜作なわたくしでもわかる。
流石にコレは変だ。おかしすぎる。
だって、トマトが1日で実るわけがない。

流石に美味しそうだけど、気味が悪くてね。
でも、観察をしたいって思ったし、神主さんとかに問い合わせたいって思った。
真相を知りたかったんだね。

しばらく見てると、ガリガリに痩せてるネズミが出てきた。
本当に痩せていてね
ドブネズミだと思うんだけど100日以上は絶食してるだろうなってくらい骨が見えるくらい痩せてて、無理矢理人間になる魔法でもかけたら180cmで30キロくらいしかなさそうなそんな印象。
「こんなネズミ居るんだ…」


そしてそのネズミは小さな体なのにトマトを根ごと引っこ抜いて神社の祠下に持っていこうとするんだ。
今度は別のあいつと同じくらい痩せているもっと小さいネズミがわんさか出てきて協力して祠下にせっせと野菜を運んだ。
Twitterにでも投稿していたら間違いなくバズってただろうね。

完全に運び終わるとネズミたちは神社の祠下に隠れてしまい出てこなかった。

それ以降動きはなかったし、トマトも茎すらも残さないで食べてたから消滅してしまっていた。

帰り際にチャイムを押して神主さんと話してみた。

わたくし「かくかくしかじかで……あの植物ってどういうことなんですかね?」

神主「あはは……いい夢を見てましたね」

正直マジでこんな感じで話にならんかった。
わたくしは神主を睨むとそのまま帰って次の日も神社へ向かう。







やはり次の日も野菜は実ってた。
今度は地面に埋まってたが人参だと思う。
3本生えてた。

「こんなのってやっぱりおかしいよ…!」

またしばらくするとガリガリなネズミが出てきて昨日と同じ事を………
する前にわたくしがニンジンを引っこ抜いて遠くの草むらに置いておいた。
何故なら人間だからである。
探究心には勝てない。
それにこうすればナニカを見れるようなそんな予感がしたから。

ネズミはやはり出てきた。
野菜を探しているようだが、ここに野菜はない。
しばらくすると諦めて引っ込んだ。








次の日も
この日はナス







次の日も
この日はレンコン









次の日も
この日はキュウリ








……毎日同じ事を繰り返していたら、変化が起きた


1番ガリガリなネズミがまた野菜を探しに来る。
ネズミは諦めて神社の祠下に帰ろうとする。

するとね、ネズミが祠下に入る前に白くて大きな人間の手が祠下から出てきてネズミを捕まえて明らかにバリバリグチャグチャと捕食する音が聞こえたんだ。


それ以降もネズミの声がいっぱい聞こえてきた。
ネズミってチューって泣くと思うじゃん?キィーキィー!!って案外甲高い声で泣くって知ってね。なんだか探究心が満たされたような気持ちになったよ。

全部食べ終わったのか、ネズミの声はしなくなった。
そして、また白い手が神社の祠下から出てきて何かを探してるようだった。
多分もう少し近くに居たら、足を掴まれてたと思うよ。ゾッとしない?

その神社は参拝客は少ないんだけど、さ、近くに保育園や小学校があってね。
その事件以降その辺周辺で童子の行方不明とか誘拐事件とかが後を経たなくなったんだ。

最低って思うかな?わたくしが余計な事をしなければああならなかっただろって?
うふふ…そうかもしれないけど、そうじゃないとわたくし思うんだ。

個人的な仮説ってか想像だけど

あのネズミは白い手の持ち主のために野菜を取ってたんだと思うんだ。
野菜を取らないと食い殺されるし、逃げようとしても食い殺されるから。
ガリガリでも生きていたいって思うのが動物なんだと思う。
人間と動物の圧倒的な違いを挙げるとね、その中に必ず入るのが自殺をするかどうか。
動物は自殺しないんだよね…w多分できないが近いんだろうけど。

そもそもそんな事をせずとも多分白い手なら余裕で野菜が実る部分には手を出せていたと思うんだけど、多分面倒くさかったか、体力を温存したかったんだろうね。
あぁ、それとも祠下をコタツにでもしてたんかね…?
寒い時ってさ、コタツから出るの億劫(おっくう)だもんね。
それともネズミの生きたいって気持ちを奴隷にして嘲笑ってたのかね…w

真相は闇の中だけど、わたくしが言いたいのは、わたくしがやらなくても多分気分次第で人なんていくらでも引き込めたし、野菜も自分で取れたと思うんだ。

最後に残るのは野菜の秘密。
あの野菜ね、事件が起きてからも生え続けてて朝から張り込みして気がついたんだ。
あれは自然に生えてるように見せかけて神主が成熟した状態で植えてたんだ。
その時わたくし聞いちゃったの。

神主「ごめん…末人」

ってね。
すぐに出ていって問い詰めたよ。

わたくし「野菜神主さんが植えてたんですね」

神主「…………そうだよ」

わたくし「末人って誰ですか?」

神主「言えない…」


真相を知りたかったわたくし的には不服だったので、SNSでまず神社自体を調べて、神主さんの名前を特定して、そのフルネームをさらに検索したら、出てきたんだ。
そして末人とは誰のことだかわかった。

末人は神主さんの弟さんで、この辺周辺で失踪届が出されていた。
3年前に。

あの白い手は末人さんだったんかな…って思って納得したのだけど、だとしたらなんで祠の下で…?どうして神主さんが謝っているの…?

そして、これは偶然というか奇跡なのだが、とあるオカルト番組で白い手が神社から出てくる映像が流れた。
デマ映像だとsnsでは騒がれていたが、わたくしにはこれが本物だとわかった。

そして、気がついたんだ。
撮影日が記録されてる古いカメラだったから、年数まで出てたんだけど、10年前のものだった。

この大きな矛盾は…みんなの想像に任せるよ。


END2誰の手?




ご拝読ありがとうございました。
末人は偽名です。

神社の名前は控えさせていただいてますが、存在します。

フィクション6事実4くらいの配合のカクテル美味しかったでしょうか…w
これじゃ怪談レストランでございますね。
ヒントを言えば実際のわたくしは優しいし余計なことはいたしません。

それではまた次回

続く


パート1
https://plaza.rakuten.co.jp/haizinnsilyoukai/diary/202306220000/



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最終更新日  2023.06.25 19:47:55
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