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2025.11.30
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カテゴリ: 闇色の魔珠

主に購入を迷われている方向けのネタバレなし感想です。やや辛口。
プレイした事のなかったメーカーさんで、雰囲気が気になったので購入してみました。
他社ですとミストニ>パリカ>アンシャンテ辺りが好きな方に合いそうかなと思います。


©Daisy2


【世界観】
魔法が苦手なヒロインがエリート魔法学校に入学した事を発端に始まるストーリーですが
これを魔法学校が舞台の “学園モノ”に分類していいか、というと疑問が残ります
公式さんの言う 愛憎劇を描いた“ダークファンタジー”の方が誤解のない分類 になると思いました。

【キャラクター、グラフィック】
上記を踏まえて、学園モノで出会う攻略キャラの属性としては鉄板を抑えていると感じます。
快活なメインヒーロー、優等生の先輩、脱力系クラスメイト、妹溺愛お兄ちゃん、そして先生。

キャラデザも内面の個性が良く表現されており、立ち絵やスチル、グラフィック全般が綺麗でした。
絵の綺麗さという点では手に取りやすいと思います。
あえて気になった点を挙げるとすれば、服装差分の少なさくらいでしょうか。
目パチ、口パクはありません。

ヒロインのガリカは通称のみ変更可能でデフォ名は変更不可。
顔グラあり(ON/OFF可)、CVなし、スチルにはがっつり。

デフォ名が変更できない事情はプロローグ冒頭ですぐに分かります。
儚げな可愛らしさもありますが、シナリオが進むにつれ芯の強さを見せる場面も。
これが時折良くも悪くもといったところ…思い込みで無謀な言動に出ることが多少ありますが
全体を通してみると、やっぱり可愛い。圧倒的に可愛いから許す。

また、サブに脇カプがいますので苦手な方は要注意です。

【シナリオ、糖度】
シナリオボリュームとしてはフルコンまで40時間程度なので、ここ最近の乙女ゲームとしては 平均的でちょうど良い と感じました。

冒頭の通り、ルートによっては(魔法学園モノを買ったはずが・・・?)という印象です。
ヒロインの抱える秘密、取り巻く人々の複雑に絡み合う人間関係。
ひいては世界の成り立ちまで話が及んでいく為、共通ルートと個別ルートの温度差がなかなかのものです。
用語や関連人物がどんどん増えていくので、おまけ要素や+特典類等を しっかり読み込んで世界観に浸りたい方にはうってつけ です。

糖度はこういったタイプの作品ではある程度仕方ないのですが、真相解明に入っていくとそれどころじゃない展開の連続です。
キャラによっては最終章まで恋愛らしい要素がほぼない、といった事も。
しかし、元々がPC版なのでキスシーンだけはやたら濃厚でした。
リップ音が苦手な方には向かないと思います。

プロトタイプさんの移植作品は蝶毒、吉原彼岸花に続いて3本目になりますが
最終ルートを通ってしまうとそれまでのEDが手放しで喜べなくなる、というのが共通していて面白いなと感じました。

【攻略】
・攻略制限
シルヴァとフィンに攻略制限があります。

シルヴァ…グラン、ヴィクトル、キャルをクリアで解放
フィン…シルヴァをクリアで解放

・攻略推奨順
制限なし3人の攻略順についてですが、キャルは最後の方がいいかなと思いました。

筆者は
ヴィクトル→キャル→グラン→シルヴァ→フィン
の順でしたが、素直に所謂左から順番にすれば良かったなとやや後悔しています。
シルヴァが目当てで、制限なし3人は特にこだわりがなかっただけに・・・

グランとヴィクトルはどちらが先でも差し支えないかなと思いますし
最終的には制限ありルートに入っていくわけなので
キャルが気になる方は初手でも構わないと思いますが、シナリオの都合上で考えると

グランorヴィクトル→キャル→シルヴァ→フィン

を推奨させていただきます。

・攻略法
愛キャッチや好感度画面など、 攻略上のヒントは一切ありません
一発バッドEDもあります。
あまり回り道をしたくない方はPC版の攻略法がそのまま流用できますので、攻略サイト様を参考にされてください。

【システム】
プロトタイプさんの移植作品に触った事がある方でしたら特段不便に感じる点はなさそうです。
細かいカスタムもできますし、用語集もあります。
未だにスクショで済ませていて出番がないのですが、ボイス保存システムも健在でした。

【BGM、UIなど】
UIに関しても他の移植作品同様、シンプルイズベスト、という印象です。
OP/ED曲やBGMは、あまり耳に残らなかった感もありますが
こちらも無難な方がシナリオに集中できるので個人的には○

【総評】
冒頭から何度も繰り返してしまっていますが、 魔法学園モノがプレイしたい方は他社のワンドやトラマギの方が良い のではないかなと思います+ファンタジー要素ありの学園モノであれば神あそ辺り。
ダークファンタジー主軸で考えると、シナリオが進むにつれて風呂敷がどんどん広がっていくので、そこに楽しさを見出せるか、ついていくのが大変になるかの二極になりそうな作品です。

特に固有名詞は、ただでさえキャラの名前が(名)+(土地)+(家名)という構成で長いので
用語集があるとはいえ、鳥頭の筆者にはややついていくのが大変でした。

ネタバレなしで書けるのはこれくらいになってしまいますが、ヒロインを含めキャラクター各々抱えているものが大きいのと、そこに家柄が関わってくるとなると、どうしてもご先祖等の関連人物がどんどん増えていくわけですね。
そして当然、それらの関係性を理解していないとシナリオが理解できなくなっていくので・・・

あまり尺の長いゲームではないので、この辺りがもう少しシンプルだとありがたかったです。
ダークファンタジー+愛憎劇、という食い合わせは好みなのですが、他社さんの好きな作品はその辺りの塩梅が上手なんですよね、最小限の登場人物で描かれていたりだとか。

攻略キャラそっちのけで説明、説明になってしまうと、乙女ゲームとしては△
かつ、ファンタジー要素や真相ありシナリオとして目新しいとはあまり感じられませんでした。

少々辛口になってしまいましたが、絵師さんの絵柄等素材はとても良かったですし
似たような要素のあるタイトルをあまりプレイした事がなければ新鮮味もあったり
場合によってはドハマり、という事もあるかもしれません。

筆者としては目当てキャラがそのまま推しになったので、触れてみて良かったなと思います。

発売日:2025/11/20


​​​​









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最終更新日  2025.11.30 05:31:08
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