月夜に散歩
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1ヶ月に数回、実家の母と電話で話をする。私は2歳上の兄、3歳下の妹との3人兄弟。兄も妹も、いわゆるブルジョア家庭で、低所得者層にしっかりはいっている私とは世界が違う(笑)そんな私に、母はたいてい「お金がない」と愚痴る。私もないのに。その言葉を聴くたびに、私は責められているような気がする。というのは、父の商売に少なからず迷惑をかけたこともあり、私たち夫婦の借金の肩代わりをしてくれたこともあるからだ。それを知ってか知らずか、母はたいていお金について愚痴る。私はそれを聞くたび、心のなかの澱がかき混ぜられたような、なんともいえない気持ちになる。そのことを母はまったく気付いていない。自分の愚痴をひたすら私に聞かせる。私もそうなるのだろうか。そう思うと、また落ち込む。母のことはキライじゃない。好きだし、きっと母が死んだら号泣すると思う。でも・・・生きているということは、ときに残酷なんだと思う。死んだら、きっとただのいい人なのに。電話を切ったあと、なんともいえない気分のなかに、怒りを感じる。そんな自分がキライだ・・・
2011年12月17日
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