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<東京會舘ミュージカルサロンVol.19 石川禅&吉野圭吾(7月26日)>東京會舘は帝劇にも近く分かりやすい場所なので好きです(と言ってもめったにこういうディナーショーには参加できませんが・・^_^;))。6:00~7:20はお食事(+ワンドリンク付)、そして7:20~8:50まではお2人のトーク&歌を堪能してまいりました。(メニューとチラシの裏に必死でメモ書いてきました)丸テーブルなのかな?と思って9Fのローズルームに入ったら、結婚式で使うような長方形のテーブルが並んでいてびっくり。テーブル番号が50くらいあって、1テーブル10人くらい?だったので、500人くらいはいたということでしょうか。お2人の登場です!!の声とともに「ダンス・オブ・ヴァンパイア」のオーバーチュアが鳴り響き気分がおおっ!と盛り上がります!!そして石川さん吉野さんのおふたりは背後から登場です。後ろにもひな壇がこしらえてあって、そこにもいったん立つことができるようになっています。2つの通路をそれぞれが進み、途中で交差するようにチェンジ(帰りはその逆パターン)なので、ふたりが一度は必ず自分の席の近くを通るわけで、うまくできてますね。通路側だったので、間近でおふたりの姿が観られ、ラッキーでした。(*お帰りはふたりは「じゃんけんぽん」をして、買った方が「ぐりこ」「ぱいなつぷる」「ちよこれーと」と一歩ずつ進みながら愉快に去ってゆきました(笑)。)おふたりともヴァンパイアのためかわかりませんが、黒で身を固めておしゃれでした。吉野さんは光沢のある地模様の入ったベストのようなものを着こんでいらしたかな。タイトなシルエットがどこからみても決まってて素敵でした。ちょっと高め&小さめの椅子に女性司会者が座ろうとしたときに吉野さんは「椅子大丈夫ですか?」と心配するふりをしつつ、自分は長い足をぐぅーんと伸ばして気取ってみせたり、いきなり黙っていても面白い吉野さん!禅さんはほんとニコニこ顔のベビーフェイスで可愛らしい!どちらかというとトーク中心(女性の司会者あり)で、歌は最初に吉野さんがなんとかタンゴという軽いけれど歌詞は割りと意味が深そうな曲を、そして石川さんが「涙そうそう」を歌いました。石川さんがこういう曲を歌うのを初めて生で聞いたので、舞台とは違った素の繊細さに触れた気がして、ちょっと初っ端からしんみりし、じわっときそうでした。あとは最後に吉野さんが「絶望した人々」というやはりしんみり系の歌を、そして石川さんはよくリクエストされるんですよ、と言い「This is the moment.(ジキル&ハイドより)」を歌ってくれました。ダンス・オブ・ヴァンパイアでなくてもミュージカルソングのデュエットとかも期待していましたが、それは今回はなかったです。ただ、レミゼのお話がでたときに、ふたりはレミコンでしか共演していないんだよね。だからアンジョルラスとマリウスとして一緒に出たかったなあ、というお話になったときに、拍手が沸いたので、一瞬だけ、アハッアハっ♪とふたりでアカペラで歌いながら、マリウスとアンジョの登場シーンのさわりだけを歌ってくれました。上演中の「ダンス・オブ・ヴァンパイア」の話はもちろんいろいろでまして、まず初日にいかに石川さんが緊張していたかの話になりまして、自分では覚えていないけれど、初日は雪のシーン、かまくらの中からずぅーっと喋りっぱなしで、しかも教授にはいろいろな仕掛けのある小道具が多くて、それらがうまくいくだろうか?と心配になったり・・すごいご本人としてはハイテンションの状態だったということでした。あの教授の先の丸い面白靴は実は内部が2重になっているそうで、そうじゃないとマグダが脱がせるときに大変なんだ、という話や、石川さんも結構な汗かきで教授の着込み方も尋常じゃないから、昔オズの魔法使いのときみたいに、鬘に汗防止のナプキン(←女性用よ)を仕込まなきゃいけないんじゃ?と心配したり・・愉快な教授の裏は結構苦労されているようでした。また石川さんの真面目さがよくわかる発言としては、「正確に演じることから感動が生まれると信じてる」とおっしゃっていて、「ふたりの180度違うキャラのアルフレートのよさをどこまで自分が生かしてあげられるか?それを真剣に考えて演じている」ということでした。また、お2人とも2幕のアドリブシーンについて、山田さんから「芝居が受け狙いの日替わり弁当みたいにはなると収拾つかなくなるから気をつけて」みたいなことを事前に言われてたみたいですね。あるときふと、「きょうは◎◎なのか!?」と言ってしまって、(今日だけ観に来たお客様もいるのに、と)激しく反省した、とおっしゃる教授。ほんと石川さんって真面目な性格なのですね!で、吉野さんも山田さんに「じゃあ、ヘルのお風呂の登場も毎日同じポーズのほうがよろしいのでしょうか?」と聞いてみたら、「そこは・・ちゃ~んと・・やっていいのだよ」(にやり)と言われたそうです(笑)。(ああ、よかった(^^))また吉野さんはTバックでの登場と聞いたときの話、別に拒否反応もなかったそうで、ふつうに「光栄でした。誇りです!」と胸を張ってました。(ご自分から提案でしたっけ?)そして、ヘルちゃんとしてのテンションがいまひとつ上がらないときは「Y字バランスをやってみるとか」工夫してみるそうです(笑)。参加者から集めた質問用紙は当然ながら「ダンス・オブ・ヴァンパイア」に関しての質問が多かったようです。Q:石川さんへ「教授の背広には背中にハーネスの穴が使わないのに空いているの何故か?」という質問があり、これには「実はこれはまさに市村さんの衣装なんです。で、なにか舞台装置に故障や異常が生じた場合には、ハーネスを使った初演みたいな演出にする可能性もあるから、吊るせるユニットもちゃんと用意されていて、それは博多では使うかもしれませんよ~」と勧誘になってました。この穴から冷却スプレーを差し込んで冷やす、という使い方もあるようです(笑)。Q:石川さんへ「教授役は市村さんの演技を意識した?」答えは大きくNO。市村さんからいただいた励ましのメッセージから、「自分の教授をやれよ」という気持ちを読み取ったから。しかし市村教授のスピリットはお手本にしているそうです。Q:吉野さんへ「白ちゃんは何匹いるの?」答えは、1匹でティッシュで吉野さんご自身が作られるそうです。禅さんに言わせると吉野さんは大変器用な人で、ウサギ以外にもいろいろ作れるとか?(笑)。Q:石川さんへ「レベッカに殴られるときキャップはなぜつけなくなったのか?」→落としちゃうことが多いのでベッドに置いてくることにした。Q:吉野さんへ「ヘルベルトはアルフレートのどこが気に入ったのか?」に対して、答え「見栄えと匂いでしょう!」で、一番楽しかった問答ですが、「ほかに噛んでみたい人は」という質問に対して、吉野さんは「父上!!」と答えていて、客席大爆笑!(伯爵ファンも多かった?)1幕最後に「うちの息子も♪」と紹介してくれる時とか、舞踏会で親子で喜びあうシーンなどで、父上(伯爵=祐一郎さん)を噛むチャンスは何度かあって狙っているのですが、なかなか実現しないそうです。で、千秋楽までに、あるいは博多では、父上を噛める時がくるかもしれないですよ~、と、またまたいつのまにか作品への勧誘になっておりました(笑)。石川さんと吉野さんは仲がいいみたいでほのぼのとした空気だったので、「お互いの好きなところを3つあげよ」という質問にもちゃんとそれぞれ答えてました。★吉野さんからみて石川さんのいいところ。1.優しいところ2.似た感覚や空気を持つところ。3.聞いたことに真剣に聞いてくれるところ。★石川さんからみて吉野さんのいいところ。1.足が長い!2.劇団とは違って後輩を叱るのはむずかしいのに、ちゃんと若いのをガツンと叱れる 男気があるところ。3.踊りが上手い!「ダンス・オブ・ヴァンパイア」の最後のみんなを巻き込んだ踊りについては、最初ほんとにみんな踊ってくれるか心配だったけれど、実際、舞台上から客席をみると「たくさんの招き猫がほんとに踊ってる!」という感動があったという話もありました。またふたりの初共演は「砂の戦士」で次がレミコン。そして「レベッカ」。「レベッカ」のときは、割と待機時間が長くて(ここで笑い)楽屋を訪問し合ってモニターみてベアトリスと「わたし」に2重唱ごっこして遊んだりしたそうです。吉野さんが禅さんの楽屋に遊びにいくと、禅さんがマッサージ機でまさに寝ようとしていたときで、あらら・・ということもあったそうです。またお互いにこうい役をみてみたい、という質問には・・石川さんは吉野さんの「最後のダンス」を観てみたい。吉野さんは石川さんの「役が入っていない素の状態に近い石川さんの演技」を観てみたい。ということでした。自分でやってみたい役は?という質問にはおふたりとも「今やっている役以外見えてこない」というお答えでした。美味しいディナーに爆笑トーク(司会の女性の進行がとっても上手で、こちらの聞きたいことを聞きたいタイミングでうまく引き出せていた。至福の時間にしばしぼぉーっとなりながら帰途についたのでありました。衣装を着てないお姿のおふたりが話す姿をみて、親近感がより増し、次回の「ダンス・オブ・ヴァンパイア」を観るのがますます楽しみになりました!
2009.07.26
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<ダンス・オブ・ヴァンパイア 7月18日(土)17:30~@帝国劇城>土曜夜で100回目の公演であることが重なったせいか、ロビーも客席もリピータ多く、それは拍手の揃い方や長さ、タイミング、笑いの入り方に大きくでていました。でも2階席でご覧になられた方によれば、2階のA席サイドはすっぽり空いていたようですね。でも「真っ赤に流れる血が欲しい♪」をしつつ、ふと2階を見上げたら皆さん綺麗に揃ってほぼ全員に見えるほど楽しく踊る姿が目に入り壮観!これみた舞台上の皆さんはやっぱり嬉しいだろうな、と思いました。特別な挨拶はなくても100回という節目に遠方から足を運んだ作品ファンも多く、それが劇場内の盛り上がり、舞台上への刺激にもつながったのでは?と思えます。下手側から見る事が多かった今期の舞台。上手側からみえる舞台の新鮮なこと!最初に登場するアルフレートが遠い~でも教授が凍り付いている雪のかまくら(笑)が目の前で巨大!ガーリック!では見えるアンサンブルさんの顔ぶれが下手とは違って楽しいです。マグダの大きくて丸いもの(笑)はよく見えませんが、それを覗いて驚愕の顔つきに変化していくアルフレートの表情はよぉく観察できます。浦井アルフは途中からやっと我に帰って「観察」が始まって段々のる。泉見アルフはかなり早い時点で「観察」に入り込むパイ好き(笑)です。あ、でも「サラの誘い?ああ勘違い!のシーン」(正式シーン名ではありません)では、例の「反応しちゃって困っちゃう」しぐさはなく、柱こすりもゆっくり。それでも浦井くんは当惑気味だけれど泉見くんはそわそわホントに実現したくて嬉しそう・・なんですね。それ以外でも2度続けて浦井くんだったので、いろいろな点で泉見アルフが新鮮に感じました。ふたりのアルフはまるでかぶるところが全くなくて理想のダブル・キャストですね。これならば、これから新アルフになった人も、誰かの路線でなく、「自分のアルフ」を創っていきやすいだろうな、と思います。あ、サラもその点いい感じのダブルですよね。その点シングルである教授とか伯爵、息子などはなんとなく固定感があり難しそう。泉見くんの滝汗はわりと普通でした。ときどきブルドッグ・シャワー化したしぶき(笑)は見えましたけれど、マイクトラブルがなかっただけでもホッ・・だし、1幕ラストでも伯爵さまがアルフの顔に触れたあとスポンジで手をふいたりしなかったし・・(笑)。サラは3回続けてちひろちゃんなので大胆なエロ可愛さ炸裂!継続中。あ~あ~あ~の声も息遣いでお風呂への悦びと知らない世界への憧れと煮詰まっている今の自分への焦燥感まで聞こえる感じで初演より深い響きに聞こえます。ただ2幕あたまのソロの音がちょっと部分的に不安定に感じ、伯爵さまデュエットで声を抑えないといいけれど、と思っていたら、そのあたりは大丈夫で、しっかり出していらっしゃったのでホッとしました。(伯爵さまは相手~特に女性を引き立てるためにはそれこそ何でもやる!お人なので・・^_^;))大塚サラは風呂の出入りが大胆なので、いつもヌーブラが張りついた胸がバーンと横から見えます。でもいまだに下はどうなっているのか不明です。教授は初日からますます個性化すすみ、1幕の「プチコンサート」シーン(笑)など安定した歌声とカツゼツ+独特な濃い目の演技とうまく噛みあってきて、このシーンが心から楽しみになりました。ほんと今回声的骨太キャストだわ!客席の拍手の大きさも義理ではなく、ほんとに「驚異的でマニアックな歌える教授」への正直な感想だと思います。とにかく力は入っていてときどきジャベール(それも、ときには何故か今ジャベぽい声まで入る!?)交じりになるのがご愛嬌ですが、それにしても凄いぞ!!職人気質なんでしょうね。人類のため~♪の完璧なオペラチックな響きのハモリに感動するってこと自体が今回新鮮なのです。また夜中に探索に起きたあと舞台上からサイドの客席を眺めるとぼけた表情が可愛い!あと1幕ラストお城に行き着くところ、教授とアルフは生声で談話し教授は「ああ、ここだぁ!!」と、城を見つけた喜びと驚きの声をあげ、アルフはただぶるぶる震えてて、その差が楽しい。あとアリストテレス・・♪の歌の最後、わかったか!?は市村さんは強めに言い放つ歌い方だったのに対して、禅さんは歌を一区切りしてから、優しく諭すようにいうので、随分印象が変わるものだなあ、と。ヘルベルトの浴室のシーンは、あ~あ~あ~♪と野太い声に泉見アルフは1度目は普通に「サラ!」と言いますが、2度目は「・・サラ??」は何か変だぞモード全開の声で、客席から笑いが起きてました。カーテンが開くとヘルちゃんはバスタブの中で片足上げてY字バランスの姿勢!で拍手がまた起きました。伯爵は浦井アルフ好みっぽいかも、と前回書きましたが、意外とヘルチャンは泉見アルフ、お気に入りかも?と、ヘルちゃん後ろから来てすぐ泉見アルフの顔をみてとっても早くに「あら、好みだわ~!!」って感じに喜びを顔に出すヘルちゃんの顔をみてふと思ったのでした。ヘル+アルフで踊るときも浦井くんだと背が同じくらいでたしかに絵として美しいけれど、泉見アルフの場合ヘルが上手くリードしてピョンと飛ぶのが面白いのです。浦井くんは恐怖でいっぱいで余裕がないけれど、泉見くんは怖がりつつも半分楽しんでいる?風にも見えてなんだか楽しくなります。客席周りも浦井くんほどクレイジーな叫びはあげませんね。客席を回って戻ったアルフには、しおらしく?「サラです」と言って本を渡しますが、「あなたの瞳に映して~」などと言ったりの流れに客席も湧きました。教授がつくる指の十字架を「見なければ大丈夫!」→教授:「(下が)見えてるぞ」と言われ「いやん」と隠すあたりは同じで、ヘルが「父上に言い付けてやる~」といえば「ご勝手に!」と。自慢のお尻をぺんぺんするヘルに「お前の父ちゃん・・お尻ペンペン!」などという凄い流れになってて、禅さんもこういうこと言ってくれる人だったのね、となにか新鮮。あと1F上手サイドからだとバンと扉が開いて雪が吹き込むシーン、雪係(?)のスタッフさんが頑張ってるところとか、階段や部屋など箱の移動をうんしょうんしょ、と動かす姿とか、珍しいものがみえました(^^)。さてさて、我らがクロロック伯爵さまはセンター~下手側が美味しいと思っていたけれど、上手側からしか見えない表情が結構あり、ちょっと別な味わいがあり。とくに最初の「神は死んだ」では、下手~センターでは途中振り向くまでは顔が殆ど見えないけれど、上手サイドからは歌い始める前にちょっと手でポーズをとろうとするところや口を動かそうとする表情、顔の右半分の美しい鼻のラインと形のよい耳、から、ぜーんぶ観察できて、きゃー!!いつもと違う「面」だわ!という新鮮さ。最初サラをじぃっと見つめて歌っているわけじゃないのね。わりと独白風。私は祈り~♪のあたりは正面を向くから、今度は顔の左半分が見えるし・・・祐さんの横顔フェチ(笑)の1人としては、これは最初からテンション上がります!上手の奈落に消えてくときも目の前だし、この曲で表情的には「まるごと祐一郎」が味わえたのは嬉しいことです。サラのお風呂に舞い降りるシーンの初盤もギラギランと嬉しそうに輝く伯爵さまのお顔や格好がよく見えます。教え込まれただろう♪のあたりも脅しながら嬉しそう。しかし、最後の扉だ~ぁあああ<<のところはやっぱりクレーンが怖くて叫んでるようについ聞こえちゃう。最近「巨大人間凧揚げ」にされていじめられてるように見えなくてもないし・・(笑)。そう思うと腹筋がふるふるしてしまうシーンなんです。1幕最後の教授とのシーンも上手側からだとアルフレートに甘く妖しく歌いかける表情がよく見えてこちらまで妖しいマジックにかかった気分。でもアルフに心を奪われた感、血まで入れ替えて導いて芯を取り替えてやりたいほどの熱い気持ちを感じさせるのは、やっぱり浦井アルフでしょうか。浦井くんはここ、目が半開きっぽくなってホントにふらふらに見えるんです。泉見くんはビックリしながらもしゃきっとしていて現実的な顔。だから伯爵も現実的にはげましてる風にみえる。声はどちらのアルフにもあまくてとろける感じです。最後のロングトーンの迫力にまたズドンと来て痺れてしまいしばし固まってしまいました。すべての息を残さず吐ききるのが心地よいんです。2幕頭でサラと合唱の中を階段を進みスタンバる伯爵さま。暗い中でも存在感があるのが不思議。そのままの形ですぅーっと階段が前進してくるのがツボ。カメラでシームレスに伯爵さまをズームUPしているみたいで楽しいんです。「いけない、理性をもて」はやはり下手が美味しいかな。でも!サラをマントで包み込んでそのままセットが後ろにはけてから、そぉーっとひとりずつ階段を降りてゆくサラと伯爵が見えたのは貴重かも。ふたりが降りてからやっと切り離しが行われるようです。いくら案内灯があってもやはり暗いしこういうのほんとタイミングずれたら怖いですよね。抑えがたい欲望は伯爵がゆっくり墓場にでてくて顔がライトアップされる瞬間がぞっとするくらい好き。真正面もいいけれど、いろいろな角度から見るのが味わい深くていいですし、胸に息を大きく吸い込む祐一郎さんの横姿は体全体を使って伯爵になっているのが感じられて感動しました。最後の「なるのぉ・・だぁ~!!!」は結構力技っぽかったかも。前回のほうがシームレスに感じた。でも拍手の長さは初日以来かもしれません。それを体で受けて噛み締めている姿がまたたまりません!舞踏会ではヴァンパイアたちが踊っている最初あたりから、伯爵さまは早々と静かにスタンバイされ、途中体勢を整える~片足を階段にかける~と段階があるみたい。このシーンは墓場の人と同じとは思えない興奮がみなぎり、雄たけびが聞こえそうです。そして、サラの後ろに回ってから体は垂直でややのけぞらせたまま、両手をバラバラに万歳し、足だけをバッテンになるように思い切り深く交差させるところが横からみたら面白すぎて思わずツボりました(笑)。ガブリはあまり見えず・・大塚サラへは胸の下に当てた手がだんだん腹寄りに下がってきた?上に上げた手に手を添えるところが色っぽい。横からなのでもちろん牙装着の一連の動きがよく見えます。伯爵の牙は息子と違ってでかく真ん中で繋がっているところがコミカル。それが丸見えでやや前に突き出していて、その上装着がややこしいのでしょうか?あんなに大勢の人に隠させて付けはずしするって、他のヴァンパイアはないですよね~。ちなみにヘル=圭吾さんは横からみても装着の瞬間がわからないほど素早いのよね!(笑)伯爵さまは、はずしたあともガム噛むみたいに口閉じたまま口元をうにょうにょっと動かしてました。なにか気になるのね!噛んだあとの悦びシーンはほんとの親子のようでした(^^)。上手からよくみえるヘルチャンのダンスと妖しい微笑みに魅入っていたら、伯爵とサラのダンスと消えゆく伯爵はあまり観ずに終わりました。カテコは特別な挨拶はなく伯爵は最下手に立つから上手サイドのほうからは遠いっ!(>_
2009.07.19
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<『ダンス・オブ・ヴァンパイア』初日(7月5日(日)17:30@帝国劇城>昨夜は脳みそが興奮状態で寝付けないので心を大きく揺さぶった部分について書いておくことでいったん心を静めようと試みましたが、頭は以前どこかふわふわと地に足がついていない感じ、まるで本当にヴァンパイアに血を吸われて別の生物になってしまったような変な感じが残っています。しかしホントに熱い舞台だったな~。ワクワク度がMAXで迎える舞台がソワレというのは待つ方も案外大変です。早い時間からずっと落ち着かず、待機体勢で長時間構えているような感じ、ソワレが始まるころにはちょっと虚ろというか既にフラフラ・・という感じでした・・が、座席(結構な下手でした)に着いてアナウンスを聞き、そしてしばしの静寂の後、大好きなオーケストラの前奏が始まった瞬間、なつかしさと期待感で胸が一杯になり、もう全身全霊吸い寄せられるようにダンス・オブ・ヴァンパイアの世界に入り込み、そして息をしたり他のことをまったく考えられない非日常的な集中力が湧いてきたのでした。この作品の魔力はほんと、途中で何か起こっても席を立ちたくない、そんな感じなのです。音楽については重厚さが気のせいか増したように感じましたが、昨日は下手サイドで観た為、今度センターで観たときに改めていろいろ確かめてみたいです。独特の角度からふだん見えないもの(たとえばアルフレートと教授が眠るベッドの後ろのほうでのヴァンパイアたちのスタンバイ姿など)がよく見えるとか、クロロック伯爵がサラの風呂場にビヨーンと登場するときのクレーンの下のほうが見えるとか、面白い発見もありますし、前過ぎではないので、1幕ラストで教授と話す伯爵の横顔はしっかり見えたのでホッとしました。ここ、とっても大事ですもの!舞台の美術についてはお城は思っていたより変化すくない?ヘルベルトのお風呂はヴァンパイア(こうもり?)デザインのかなりゴージャスなものに変化していて、背景の壁紙?の柄もユニークで見ものです!ヘルベルトの衣装はよりセクシー&レーシーな感じでいい意味でゴージャス感&透け感がUP?(笑)。アルフレートへの熱烈なダンスへのお誘い部分は「ちっちゃいの~、中くらいの、おっきいの~パラダイス!!」と見事な開脚ジャンプを披露したり、「痛くしないから」と言ってみたり・・また日替わりでサービスする予定なのでしょう。まあ初演の初日とは違って、ここはヘルベルトの声が聞こえたらだいたいどういう展開になるか読めているリピータ客が多数だったせいで、身をよじる爆笑というより微笑ましい感じの楽しい笑いで場が沸いたかんじ。この作品は通路多用しますがルートは初演と変わっていないと思います。祐一郎さんのクロロック伯爵の素晴らしさについては、昨夜の速報レポで熱にうなされたかのように(笑)その印象を書きましたが、もうすこし細かく書いてみましょう。ビジュアルですが、衣装は基本変わっていないのでは?そして髪形はタイトでりりしくすっきり感が増したように感じますが、鬘の位置がすこし変わった?ような印象も。メイクは変な汚し?がなくなって精悍なブラウン系になり、すごくよくなりました。顎や頬のラインが綺麗にみえて惚れ惚れ、メイクのフィット感がよくて肌も綺麗でとても50過ぎとは思えないです。彼は(トートは役柄上仕方ないにしても)白塗りや変なアイシャドー等を入れないナチュラルメイクのほうがやはり素敵だ!と思いました。登場シーンは下手から横顔を拝見しましたが、初演は最後のあたりもっと客席の光が当たって顔がよく見えたような気がしますが・・・これは席にもよるので気のせいですね、たぶん。静かに舞台に上がり「神は死んだ」を歌う伯爵。もう最初の1節で独特の世界観に惹き込まれます。そして喉がクリアでとってもいい状態だとすぐにわかりゾクゾクしてきました。来るぞ来るぞ!という予感です。こういう整備された声だと歌い上げる部分はもちろん、囁き声もまったく枯れずにクリアなんですね。まだ初日のためか、フレーズを揺らすのを控えめにし楽譜に沿った丁寧な歌い方・・これはだんだん変化していくので初日あたりの歌唱は貴重です(^^)。しかし立っている脚の長いこと!細いこと!帝劇で祐一郎さんが静寂を突き抜くように「わたしは祈り~♪」と歌い上げる姿が久々なのでとても嬉しくて涙がじんわりとこみあげました。サラのお風呂、透明なバブルたくさんひっついています(笑)。ちょっと魚類の卵みたい(?)ごきげんよう♪怖くはない♪とバーンとクレーンで登場する祐一郎さん。初演時初日のようにはクレーンががたがたせずホッとしましたが、やはり初日ということでやや緊張気味の面持ち。でも声は研ぎ澄まされたような弾んだやや硬めの声で「肌はおっとっろっえるっ♪」と区切るような歌い方。リズムと速さのせいか、ちょっと低音がまだ出しにくい感じでした。コウモリクレーンで去っていくときの最後の高音は朗々と響き渡りました。さて期待でいっぱいの1幕ラストですが、初日だから、もしかしたら?と内心ちょっぴり期待していた?(ごめんね)思わぬハプニングが。教授に「お名前をお聞かせいただいても?」と言う部分、あっかんべえのやりすぎで舌が伸びて?からまっちゃったのでしょうか?一瞬の微妙な間のあとに会場からは笑いが。(幕間に祐友さんと「今日は祐さん帰ったらお風呂でオキカセ、オキカセ・・と100回くらい練習かな?(笑)」と冗談交じりで話しました)作詞はともかくセリフ部分でというのは珍しいことなので、ちょっとしたお得気分!?そのあとはなんだか緊張が解けたのかやたら張り切っていて、やや上擦る感じのときも。その張り切りは2幕まで継続し、知念サラをガブリするあたりのテンションは相当なもので体を大きく動かして思い切り歌っていました。前にチラッと書いたサラへのガブリですが、なんの躊躇もなく(笑)片手はサラの腰、片手を胸にしっかり手を当てて、首に噛み付くときもガブリってだけでなくて、斜めに唇をしっかり当ててしばらくムニムニと吸い付くように動かしたようにように見えてえらくエロくてどっきりしました~^_^;)。そのあとの快感のポーズも体が大きくしなやかに伸びていて、やけに動物的(というか吸血鬼的?)、なにかから解放されエネルギーを得た喜びを全身で表現していて見入ってしまいました。で、そのあと牙を胸元にささっとしまって振り向いたときの、真顔だけれどけだるいような表情が好き!!そのときの声もけだるくてセクシーで好き!!ソロといえば、2幕の「抑えがたい欲望」です。物悲しい過去を回想しながらしんみり始まって哲学的な内容もあり、歌い上げて終わるという祐一郎さんにぴったりの歌。気のせいか、後ろの陰クロロックの踊り(森山さんでした)は初演より気にならなくてしっくりはまっていたように感じました。それにしても目がふたつ欲しいこの場面です。下手席はオペラでみると祐一郎さんがまっすぐ自分の方に微笑んで歩いてみえる部分があるのでちょっとどっきりします。独りですべての空気をとらえてそれをまた解放するがごとくうたいきった祐一郎クロロックへの拍手は惜しみなく、文字通りショーストップになり、それを背中と耳でしっかり受けとめて噛み締めているであろう祐一郎さんの気持ちになると、じわっときそうになりました。〔新キャストについて〕★アブロンシウス教授(石川禅さん)パワフルな声ではきはきとカツゼツよく歌え、どこかふんわりと、とぼけた味の新教授誕生です!そしてとっても難しい役ですね。この役は初演で最初に演じた人が一番楽というか有利かもしれないな、と正直思いました。禅さんはとても器用な方なので、多用な声もでるし演じ方も100通りくらいあるのでは?というくらい引き出しの多い方です。で、ご本人も述べられているようにやはりあの初演の市村さんの演じた教授のイメージ(キャラクター)とかけ離れてしまうのもリスキーだし、かといって自分の個性を全く埋もれさせてしまうのは役者としては面白くない、その挟間でまだまだ模索中の感じがしました。声がとっても市村さん似であったり、禅さんの地声のようであったり、場面場面でいろいろなので、これからうんと魅力的な「禅さんだけの教授」というのが育ってくるのを楽しみに待ちたいです。初演をたくさん観た為どうしても、あ、あそこは市村さんはくるくる回ったけれど禅さんは普通だった、などと比較してしまうという見る側の視点もあるので、今回初で観る方にはなんの違和感もないと思います。しかし他のメンバーの歌唱がパワフルボイスで歌い上げるタイプになったため、教授が自分の生い立ちをユーモラスに早口ソングで歌いあげるところなど、「人類のため♪」の決めのハモリ部分はまるで軽めのオペラでも観ているような素晴らしいハーモニーに鳥肌ものでした。耳に心地よいバランスで各音が聞こえてくるとやはり最後はビシっとしまります。独り音を伸ばす部分も1オクターブ上げてましたもの!!禅教授のパフォーマンスに対する拍手は初日ということをおいても、それはそれは凄かったです!!★シャガール(安崎求さん)歌えるシャガールということで相当期待していました。そして幕が開いてみて、このシャガールという役も相当に難しい役どころなのだ、と痛感。もちろん安崎さんの素晴らしく艶やかな歌声の響き個性もある魅力的でオペラチックなシャガール登場なのですが、いささか声が良すぎてかっこよすぎる、という感じも。いなくなってみると初演のシャガールのお茶目でマヌケなところや面白みのある声や歌い方が妙になつかしいような・・・そんな勝手な思いも湧いてきたりするのが不思議なところです(^^)。★マグダ(シルビア・グラブさん)こちらも迫力ある地声を張り上げ、ビリビリと鳴り響く声で相当歌えるマグダです。しかも綺麗だし動きもすっきりとカッコイイし、言うことなし!と思っていたのですが、声がアルトで太めのせいか、阿知波さんと交互にでると声がかぶりそうなんです。というか2人のキャラクターの違いが初演に比べて薄いかんじ。初演の妙にコケティッシュでけだるくてチョット頭がいっちゃってる?感じのマグダがちょっとなつかしくなったりも。シルビアさんのマグダはとっても頭脳明晰そうでシャガールが誘ってもフンって相手にしなさそう、って感じなんですね。でも存在感と歌声でインパクト抜群なので、やはり引きつけられました。★サラ(知念里奈さん)実は声質がサラに合うかな?とちょっと心配していました。でもそれは杞憂でとってもチャーミングで綺麗な声のサラで嬉しかったです。たまきさんの後釜にぴったりという感じで、大塚さんとタイプが違うというのが好みに応じて選べていいですね。あ~あ~あ~♪というような声、最初はちょっと声が細いかな?やっぱり出しにくいのかな、と思いましたが、アルフレートをうまくかわす場面など、女のしたたかさというか本能を強く秘めているような感じがあってこの役に合っているかも、と思えます。声も2幕冒頭でクロロック伯爵とデュエットをするあたりはすごく地声を生かして張り上げた声がでてきて凄かった。「あなただけに♪」の最後は音を上げて決めてましたし、危なげなところはまるでなし。初日とはおもえない見事な完成度でしたし、2幕でアルフを襲う(笑)ところなど、牙をむき出してゾゾっとする大人っぽく変身した怖さがありました。なんか女優としても凄い人ですね。泉見アルフはやっぱり滝汗で熱そうでした。でも声はますますダイナミックで演技はわかりやすくとても惹き付けるものを持っていますね。浦井さんのすっきりした感じと両方交互に観たい感じです。
2009.07.06
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