しあわせのかたち

しあわせのかたち

2006/04/07
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 来週から一週間ほど異国の地に旅立って来ます。


 なんつーかまあ06年度も社畜っぷりにターボかけてお送りいたします。

       ※

 内田樹著・編の『9条どうでしょう』(毎日新聞社刊)を読んでいる。
 読みでがあったのは町山智浩の章くらいか。以前このサイトで熱く語った「国民意識の喚起のために徴兵復活!」を町山が書いていてワロタ。


 結局9条を巡る問いとは「普通の国」とはどういうものか? という各人のイメージに拠るところが大きいような気がしてきた。これを語るためには「普通ってなんだ」という大変面倒くさい問いに直面しなければならないので、それは措く。

 ただ内田が上記著作中で述べるように、「普通になりたい、というメンタリティがよく理解できない」というのは私も同意する。「普通(のまま)でいい」ならわかるんだけどね。あと町山が書く「米国が国家として保障する自由」についての考察については興味深かった。

(以下引用)
罰すること が憲法違反だと判決されてしまったからだ。星条旗は国旗を焼き捨てる自由すら保障する国家の象徴だ。焼き捨てるよりは振ったほうがいい。かくして、保守も反体制も、少数民族もゲイも、自由の象徴である星条旗を振る。僕はイラク戦争に反対するデモに参加したが、デモ隊はブッシュ大統領を自由の敵と攻撃しながら、みんな星条旗を振っていた。日の丸を強制することがいかに逆効果かわかるでしょう?
(以上『9条どうでしょう?』p87~88より引用終了)

 たとえば現日本政府を批判したいと思ったとき、日の丸を(焼くのではなく)振る日本人というのはいるのだろうか。いねーだろうなあ。

 ここらへんが町山のうまいところだと思うのだが、彼は「自由の象徴である星条旗」とは書くが、「国家が保障する自由を象徴する星条旗」とは書かない。

 その「自由」は誰に保障されたものなのか?
 国家か? 人権か? 
 本来は「国家を規制する憲法に記された人権」に保障されている【だけのはずの】国旗を焼く自由が、それを主張する人々が星条旗を振ることによって「国家が保障する」ということにすり替わっている。
 うまいね、アメリカも町山も。

 米国民が信じる「自由」とは、(星条旗を振って主張するかぎり)「国家に保障された」、「国家が保障すべき」、自由でしかない。しかし本来「独立宣言」や「米国憲法」で謳い上げられた「自由」とは、そんな矮小なものではない。

 にも関わらず、「星条旗」は「自由そのものの象徴」を擬態する。
 わしゃその手法が恐ろしいよ。



 護憲派も改憲派も、護憲派よりの改憲派も改憲派よりの護憲派も、あるていど憲法問題を真剣に考え、いくばくかの資料(憲法そのものも含む)に目を通した人であるならば誰でも、その認識において一致しているところがある。

 先制攻撃権どころか自衛権まで放棄したかのように読める日本国憲法第9条は「理念を表わしたものである」ということだ。
 これを「いまある現実に合わせよう」とするのが改憲派であり、「現実に合わせる必要はないだろ」とするのが護憲派の主張である、と括って大きな間違いはない。

 乱暴でスマンが、どちらの主張にも一本スジはとおっているような気が、いまはしている。

 なんか憲法について考えると頭が痛くなってくるよね。


 探しものは見つかっていない。
 眠いぞえ。





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Last updated  2006/04/07 10:39:50 PM


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