歌 と こころ と 心 の さんぽ

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2014.11.11
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テーマ: 短歌(1752)
カテゴリ: 一日一首

帆船

♪ 帆船の凪に身もだえするごとくアベノミクスは海を彷徨ふ

 先日(11月8日)、世界有数の大きさを誇る航海訓練の帆船「海王丸」が名古屋港に入港し、その訓練の一部(セイルドリル)を公開で見せてくれるというので出かけてみた。

海王丸
画像はすべて拡大します。

 全長110.09m、総トン数2,556トン、航海速力12.95ノット。全国にある航海訓練所の実習生の訓練を総まとめで養成する独立行政法人「航海訓練所」が運営している。
 今回は、124人の訓練生が乗船し、帆を張る訓練をする。実際には帆船として運行することはない様だが、この訓練によって海の怖さ厳しさを体に叩き込むことで、航海に必要な精神力・集中力など様々な感覚と技術を養うのが目的だ。

海王丸 海王星 海王丸
 先ずは、帆を張るための準備として、ヤード(帆桁)に帆を縛ってあるロープを解くために登る「解帆」。

海王丸 海王丸 海王丸
 下に降りて、全員がロープを引っ張りながら緩めていく。順に下から上へ後から前へ。例外として、張ってしまうと見通しが悪くなる理由から、一番下の帆は最後に張る。

海王丸 海王丸 海王丸
 帆を張ると風を受けて船が動くのを防ぐために、タグボートが前後で抑え込む。

海王丸 海王丸 海王丸
 大勢のギャラリーが押し掛けた。当たり前のように高齢者が多い。皆立派なカメラを持って、盛んに写真を撮っていた。私もその中の一人だが・・・。
海王丸

 それにしても大きい。そのスケール感は写真で見るのとは大違いだ。やっぱり実際にその場で身近に接してみないと本当の事は分からない。当たり前の事を改めて実感した。

海王丸 海王丸 海王丸
 暫しの時間、あちこちへ場所を移動し、近寄ってみたり離れてみたりと視点を変えてじっくり観察した。この日は無風で曇り。暑くも寒くも無く穏やかな絶好の観賞日和。

海王丸 海王丸 海王丸
 いよいよ張った帆を格納する「絞帆」作業だ。前、中、後に分かれ、掛け声とともにロープを引き、張る時とは逆の順にヤードの下まで縮めて行く。

海王丸 海王丸 海王丸
 最後に、船を安定させるために前後に設置してある縦の帆を畳む。そして、3本のマストに分かれて各自の持ち場へと一斉に登って行く。しっかりロープに乗らないと危険なため、実習生は裸足だ。全体重が足に掛かるため、かなり足が痛いという。

海王丸 海王丸 海王丸
 ぞろぞろと登って行く姿は壮観で、勇ましくもある。よく見ると女子も混じっている。想像もしていなかった。若い女子が帆船の航海訓練に参加しているとは思わなかった。その上、男女の区別はなく、この過酷な状況の中で全く同じ作業をしているのが凄い。

海王丸 海王丸 海王丸
 一番高いマストは海面から約50mあるという。そんなと高いころへ女子も登る。安全ベルトをしているとはいえ、怖くないはずはない。巻き込むように帆を手繰り寄せて、ロープで結束していく作業はとても不安定だ。両手で帆を手繰り寄せ、体を支えるのは両腿と腹の三点支持という状態。うっかり手が滑ったりすれば落下の危険がある。
 一番下の一番太いヤードは、太いところで直径が38cm先端部分でも28cmあるという。一人ではロープを掛けることが出来ないため、協力し合っての作業だ。気持ちが一つになっていないと出来ない。風が吹き、波に揺られながらの作業が強いられる洋上での作業となれば、まさに命がけ。真近に見る事で、その如何に大変なことかが想像できる。

海王丸

 全ての作業を終え、デッキに勢ぞろいして、ギャラリーに向かって帽子を振る実習生たち。青春時代に同じ釜の飯を食い、厳しい訓練を受けることは、この時代にあってとても有意義なことだ。将来の商船の船員を目指し全国15か所の航海訓練所で航海科の実習を受けている若者たち。日本には、純国産の「日本丸」「海王丸」の二隻の帆船があり、その建造技術、運航経験を世界に誇っている。



 帆を上げ下げするために全部で300本のロープ(全部繋ぐと30mになるとか)があり、実習生は10日で全てを覚えなければならないのだという。真っ暗な中でも操作する必要もあり、名前も色分けなどもされていないという。11日10時には出航の予定。その時には全員がマストに登り、ヤードに横一列に並び、船首に位置している者の合図とともに、一斉に脱帽し、帽子を振って三度チアリング(歓呼)「登檣礼(とうしょうれい)」という帆船の最高儀礼を行いながら出港したはずです。

◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。

「ジグソーパズル」  自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)

短歌集 「ミソヒトモジ症候群」 円居短歌会第四歌集2012年12月発行

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最終更新日  2024.07.30 21:48:52
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◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題しました。
◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
◆2016年5月8日より「気まぐれ短歌」と改題しました。
◆2017年10月10日より つれずれにつづる「みそひともじ」と心のさんぽに改題しました。
◆2019年6月6日より 「歌とこころと心のさんぽ」に改題しました。
「ジグソーパズル」  自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)

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