歌 と こころ と 心 の さんぽ

歌 と こころ と 心 の さんぽ

2019.12.18
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カテゴリ: 心 想い

♪ 小鳥たちは今日も自由だただいつも腹は空いてるそれだけのこと




 自由主義、資本主義経済は頭打ちとなってますます混沌として来ている今、ポピュラリズムが保護主義の衣を着て、自分の利害にしか興味を示さなくなっている。
 そんな時代にあって、日本という国は膠原病的な旧態依然の体質のまま。対処療法しか採らず原因となるものには手を付けないで、症状をさらに悪化させても知らんぷり。永遠に放置しつづけるかのごとく。

 来年度予算案の一般会計の総額は、101兆4571億円と過去最大となった今年度を上回り、102兆円を超えるべらぼうなものとなり、さらに膨らむ可能性があるという。税収は63兆円余りにしかならない予想なのにだ。平気で赤字国債を発行しまくる、会計・経理もくそもあったもんじゃない。


朝日新聞より

 小国にあって資源もない日本がここまで興隆したのは、勤勉で慎ましい国民がお国のためにと頑張ってきたおかげだ。国家の力なんかではなく民間の力だ。それを忘れて、自画自賛してきた政治家と官僚が自分達のための政治をしてふんぞり返っている。



エノキ

 これは日本国民そのものの姿じゃないか。一見豊かそうに見えてその実、手足をもがれながら必死で生きている。目の前にニンジンをぶら下げられて必死に働いて来て、老後にまで働かされる。長生きしてのびのびと生きるどころか、それが負い目になる様な視線に晒されて生きている。



ポプラ

 これなんか就職氷河期で辛酸を舐めつづけている30代後半から40代初めの、本来なら社会を背負って立つべき世代と、若者たちの姿そのもの。重いものを背負わされる恐怖におびえながら、将来に夢も希望も持てずに鬱々とした日々を送っている。
 内向的な故に真面目で謙虚なことが裏目に出て、日本人の美意識やら矜持までもを恨み憎みたくなるような世の中に、縮こまって生きている。

 こんな国になったのは誰のせいかって?
 政治のせいにするのは簡単だが、表面的な現象や状況には敏感な癖に、社会の変化に付いていけない日本人の体質そのものにも問題がある。
 出る杭は打って、同調圧力をかけて、右へ左へ風の吹くまま流されながら、自分の意見を言わず、ただ楽をしたいだけ。それで政治のせいにするというのは虫が良すぎる。






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最終更新日  2019.12.18 09:28:41
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◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題しました。
◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
◆2016年5月8日より「気まぐれ短歌」と改題しました。
◆2017年10月10日より つれずれにつづる「みそひともじ」と心のさんぽに改題しました。
◆2019年6月6日より 「歌とこころと心のさんぽ」に改題しました。
「ジグソーパズル」  自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)

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