歌 と こころ と 心 の さんぽ

歌 と こころ と 心 の さんぽ

2021.03.05
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カテゴリ: 心 想い

♪ 味覚さえ他人の意見に左右され自己を殺して生きてるロボット

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 十人十色、百人百様、千差万別、日本にはこういう言葉があるのにどうしてこうも均質を重要視するのだろう?
 個人の事よりも集団や組織を重んじるためだろうことは想像できるけれども、何ゆえに日本では個よりも集団の方が大事だと思うのでしょうか?

 同調圧力というものが、いかに個人の尊厳を蔑ろにしているかを考える事さえスルーされている。それに逆らうことが出来ないままいるうちに知らず知らずに、それがさも当然のように思って生きている。組織を第一に考えるというのはサラリーマンの不文律となっていて、会社をかばうのが当然という暗黙の共同意識が当たり前になっている。「横並び精神」「横並び志向」。

「自粛警察」って戦時中と同じ空気を感じて嫌な思いをしている人は多いでしょう。自分で考えて判断するのが自粛なのに、それをなかば強制的にやらせようとするのはいかにも変だ。それをやらせようとする人の根底にあるものは「村意識」。排他的で異なる行動をするものを取り除こうとする、弱い動物の危機管理的なものと言えるのかも知れない。

 日本人は空気を読み、雰囲気で物事を判断しがちだ。役人も政治家も、個人が明白な意思に基づいて判断し行動することがほとんどなく、タブーにさえなっている。個人的な考えは横へ追いやって世論の反応を見ながら判断を下すのだから、後手後手になるのは当然のこと。
 それで、ずるずると引っ張りながら、今までこれだけの犠牲を払ったんだから、ここで止めたらすべてが無駄になってしまうという論理から泥沼化していく。

「出る杭は打たれる」という日本社会にあって、松下幸之助は「出る杭は打たれるが、出過ぎた杭は打たれない」と、そんな事には囚われることなくどんどん自分の意見を言い、やりたいことをやれと言っている。

 しかし、コロナを契機にして世の中が変わりつつあるのは確かな様で、隠されていた恥部がどんどん白日の下に晒されるようになっている。この傾向は行きつくところまで行かないと収まらないでしょう。様々な分野に及んで、理不尽や人権蹂躙的なものに対する抵抗や、不正や既得権益などに対する目も厳しくなっていくのかも知れない。

 社会の仕組みそのものが行き詰まりの今、これを切っ掛けに大転換していく時なのかも知れない。また、そうならないと意味がない。世界で260万人近くが犠牲になっているのは、それらを警鐘するためのものと捉えて、人間の人間としての矜持を歴史に刻むチャンスと思いたい。





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最終更新日  2021.03.05 09:08:10
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◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題しました。
◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
◆2016年5月8日より「気まぐれ短歌」と改題しました。
◆2017年10月10日より つれずれにつづる「みそひともじ」と心のさんぽに改題しました。
◆2019年6月6日より 「歌とこころと心のさんぽ」に改題しました。
「ジグソーパズル」  自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)

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