歌 と こころ と 心 の さんぽ

歌 と こころ と 心 の さんぽ

2022.05.08
XML
カテゴリ: 素晴らしいこと

♪ 風をうけ海をながめてじんわりと溶けだしてゆく煎茶の苦み

 昨日は常滑市大野町にある「きょう屋」さんで、「日本茶BAR茶のワ」という会があるというので行ってきた。市会議員の井上恭子さんの運営する店で、ご自身のFBにイベントの様子が載っていて、波長がピッと合って瞬時に行く気になった。そういうのは珍しいことなので、内容も良く分からないまま行ってみることにした。


京風の中庭のある古民家で、作品展も出来るようになっていて、私もやったことがある。
期間中に、アマチュアの落語家にお願いして「落語の会」を催したりもした。

 「日本茶BAR茶のワ」は、4月30日からの土・日に開催されていて10時と13時の2回あり、人数によっては2時間ほどかかるという。7日の午後の部に決め、ウォーキングを兼ねて行くことに。暑時間的なこともあって、行は電車で、帰りだけ歩くことにした。



 この時の参加者は私ともう一人の二人だけで、下調べもせず中身も知らずに参加したがちょっと拍子抜けした感じ。庄内さんという40代後半の男性が自己紹介する。同じ知多市八幡の亥新田出身で、私の在所のある日長に住んでるという。最初からビンゴ!という感じ。

 お茶を通して交流しなが心を解く放していく、ハートフルネスを目的に活動しているという。自己紹介をする中で、庄内さんと心情的な部分で重なる部分が多いことが分かって意気投合。もう一人の参加者は庄内さんの同僚で、仕事が自分に合っていないことが原因で精神的に参っているらしかった。それを知っていて今回、彼への手助けになればとの思いがあって誘ったのかもしれない。



 さまざまな日本茶を飲み比べながら、心を解きほぐしていくというだけあって、お茶の知識はもちろんその造詣の深さ情熱はかなりのもの。日本のお茶の始まりから産地のこと、多様な種類の説明などに引き込まれていく。

 先ずお茶の原点となる「やぶきた」というお茶を、小さな器の底にほんの少量いれたものが差し出された。かなり苦みが強く、ほんの少しの意味が瞬時に理解できた。日本で栽培されているお茶の品種の約8割を占めるというが、淹れ方でいかようにも変化するので、その時の心に聞いてどんな味にするかかを考えるのだという。湯の温度と葉の量や時間など、自在に操ることがお茶のだいご味なんだということを教えられる。
「やぶきた」 碾茶=てんちゃ )で、社交の道具として武士階級にも普及した。

 次に「そうふう」という銘柄は小さい容器一杯に注がれた。苦みもあるが甘みもあって奥深い味わいがある。その次はもっと大き目の器に替えられて出させた。「つゆひかり」(ちょっとあいまい)だったかは、やさしい味とフルーツの香りが鼻の奥に抜けていく。



 初日だったか、井上さんの宣伝もあってのことだろう着物姿の女性がそろって参加したようで、この日の雰囲気とは全く違っている。さぞかしにぎやかだったことでしょう。午前の部だったらしく終わっても皆さん帰る気持ちにならず、食事をして帰ったらしい。

 最後に何が(どんなお茶が)飲みたいですかと聞かれ、抹茶を所望。ショットグラスに入れられたものを飲ませて頂いた。


6人客の時のスナップ こんな風に抹茶が出された。

 義祖母(父親が陶芸家だった)が持っていた抹茶茶碗が我が家にあるので、抹茶を飲みたいと思っているが、切っ掛けが無くてそのままになっている。お茶屋さんも近くにあるので、その気になればいつでもできるのに・・。そんな話をしたら、やはり保存のことが問題になるという。

 一杯分が茶杓1.5杯ぐらいで2gもない。40g単位で売っているものをどう保存するか。缶に入れてパーシャル室で保存するのがいいと思うけれど、期間が長くなれば酸化して味が落ちてしまう。ジップロックの付いた小さなビニール袋に、小分けしておくのが良いというところに落ち着いた。


1 日はオーナーの井上さん(右奥)も顔を出している。

 お茶三昧の2時間弱。お茶の奥深さのほんの入り口を知ったに過ぎないが、興味深い話が聴けてとても有意義で楽しいひと時だった。黙っておけない性分がしゃしゃり出て、自分のこともいろいろしゃべってしまったなあと思いつつ、まだ日の高い時間にお開きとなって店を出た。

 当然ながら、海岸にそって歩くことになる。気温が高くなるという予報だったものの、微風が吹いて良い感じ。一応お茶も持っているし、半袖が心地い。
浜昼顔

大野の海水浴場があった海岸。当時は飛び込み台があった。


日本有数の荷揚げ数を誇る伊勢湾をタンカーがゆく。

鵜が羽を乾かしている姿が微笑ましい。

 バーベキューをやっていたり、ウィンドサーフィンや釣りをする人もいる。連休最後をめいめいの形でのんびりと楽しんでいる様子が、平和な日本を象徴していて、なんだか心がこそばゆい。

 久しぶりに海岸を歩いて、半袖ながら汗が滲んだ。良い毛穴の刺激になったが歩数は大したことなく、12,890歩ほどでいつものウォーキングとさして変わらなかった。しかし、缶ビールの美味さは格別で、500ml缶2本を飲んでもまだ飲み足りない感じ。
 しかし、夕食前だったので食事中に酔いが回ってきて、食べながらコックリやっていたようでカミさんが呆れていたらしい。ちょっとばかし気恥ずかしい夜となった。

 このブログを書く前にチラっとアクセスレポートを覗いたら、「◆ 満10年となりました。」というページへのアクセス閲覧があったので、どんな内容だったのか開いてみた。
 何と2016年05月07日のこの日が「一日一首を掲げて満10年」だとある。奇しくも昨日が5月7日で、この日から6年経っているわけだ。へえ~もうそんなになるんだァ!と、矢のごとき光陰に改めて驚いている。ほとんど休まずに丸16年間、飽きずに続けている原動力は何なのだろう。



 5日には1日のアクセス数が2938もあって、3000目前まで行っている。こんなことも初めてで、一時は下がったものの右肩上がりになっているのにも驚いている。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2022.05.09 05:00:17
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

プロフィール

sunkyu

sunkyu

カレンダー

キーワードサーチ

▼キーワード検索

サイド自由欄

◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題しました。
◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
◆2016年5月8日より「気まぐれ短歌」と改題しました。
◆2017年10月10日より つれずれにつづる「みそひともじ」と心のさんぽに改題しました。
◆2019年6月6日より 「歌とこころと心のさんぽ」に改題しました。
「ジグソーパズル」  自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)

「アーカイブ」
◎ Ⅰ  短歌
◎ Ⅱ  知っていて損はない話  健康と生活編
◎ Ⅲ 興味深いこと
◎ Ⅳ 興味深いこと パート2
◎ Ⅴ  自然界 地球 異常気象など

コメント新着

七詩 @ Re[4]:★☆ ロスオリンピックと5千人のホームレス(08/12) sunkyuさんへ コメントを待っております。…

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: