蚤とダイエット

蚤とダイエット

2009.08.31
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カテゴリ: 言葉について


文章を書く訓練はとっても大切ですよね?
しかるに日本の学校の「国語」の授業で、
文章を書く、という指導をどれほどやっているのでしょうか?
作文用紙の書き方はやっています。
句読点が最後の□に入らなかったらどうするの?
とかね?

しかし、どのように文章を作り上げたらよいのか、ということを
指導しているのでしょうか?

それなのに感想文の書き方の指導もしないで、いきなり
夏休みに感想文の宿題を出す。これこそが間違いだと思っています。

今はどうなのでしょうか?
きちんと文章の書き方を指導しているのでしょうか?
小・中学生のお子さまがいる方の情報コメントをお待ちしております。

井上ひさしさんは、

「読書感想文など書かせない方がいい」

とは言っています。しかしそのかわりに、

「その本の要約(あらすじ)を書かせなさい」

とも言っています。
要約だったら自分の感想を入れる必要はありませんね?


また、闘うコラムニスト勝谷誠彦さんは、

「書評を書かせなさい」

と、言っていました。
これもいいですね?
書評という形式ばったものでなくてもいいと思います。

そこでその本をお友達に紹介する。
面白いところはどこなのかを教えてあげる。
そして読んでもらえるようにする。
そういうのもいいですね?

あ、そうそう、昔は絵日記とか日記が夏休みの宿題にも
なっていました。今はないのかな?
これも強制されるとなかなか書けないんですよね?
日記には必ず天気を書く欄がある。
これが困ってしまうのだ。

だったらブログですよ。
ブログを立ち上げて、ブログに日記を書く。
これだったら喜んでやる児童・生徒は沢山いるのではないでしょうか?
いや、もうすでにブログを運営している子も少なくないですね。

それからブログでも、日記ではなくて、自分の好きなことの
研究発表をすることも面白いのではないでしょうか?

詩を発表する。小説を発表する。趣味のうんちくを語る。
例えば、車好きな子ども(特に男の子)は結構いるものです。
為谷の長男も小学生の頃車大好きでした。
世界中の有名な車の名前から性能まで暗記しているんです。
国産車だってそうです。一緒にドライブしていていると、
反対車線からやってくる車の車種をいとも簡単に言い当てるのです。
そういう知識をひけらかすのも面白いですね。

一番いけないのは児童・生徒に全員に、一律に、
「読書感想文を書いてきなさい」という宿題を与えることだと思います。

「なんでもいいからあなたの好きな分野で好きなことを書いてきなさい」

でいいのではないでしょうか?
ブログで発表したことをプリントアウトして提出することでもいいでしょう。

な~んにも興味がない児童・生徒だったら、

「あなたの読んだ本の中で面白かった部分を書き写しなさい」

でもいいのではないでしょうか?

ぼくが井上ひさしの面白い文章を書き写していたことは前回書きました。
これって、とっても役に立ったと今でも思っています。

あ、それからね、課題図書には読んだら絶対に面白い、
という保証付きの作品を提示して下さい、と言いたいですね。

これ↓井上ひさしの処女作(だと思ってるけど・・・・)。
ブンとフン改版

ここ↓に『ブンとフン』も取り上げられているのだ。
子どもに伝えたい日本の名作

ここ↓はクリックしてくれると為谷が喜ぶのだ。
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Last updated  2009.08.31 20:27:48 コメント(2) | コメントを書く


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