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2024.01.07

2008年03月28日のブログ記事から。『余命１ヶ月の花嫁』から学ぶこと（前編）

カテゴリ：癌について

ずいぶん前のことですが、

「肉が大好きだったんだね。癌で入院してからも焼き肉食べてたよ。
あれじゃあ、癌にもなるし治らないやね」

これは私のお袋が、『余命１ヶ月の花嫁』をテレビで見た翌日
話していたことです。

私は「YouTube」でダイジェスト版を見てみました。
なんでも９年前に母親も卵巣癌で亡くなっている。（享年５３）
５３歳っていったら私と同世代じゃないか！
ちなみに私の親爺は５０代後半に大腸ガンになって大腸を一部摘出しました。

今の僕だったらなんでガンが肝臓に転移したのかわかります。
しかし当時の私にはそんなことわかりませんでした。
医者の言いなりになって治療するほかありませんでした。

それはともかく、この、『余命１ヶ月の花嫁』という番組を制作した
局側、プロデューサーは何が言いたかったのでしょう？
何を主張したかったのでしょう？
小学生の頃、小説家が小説を書くのはその中に自分の言いたいこと（主張）を
表現するためなんだよ、と教わりました。
テレビ番組だって、制作者はそこに何かを主張したいはずです。
ところがこの『余命１ヶ月の花嫁』にはそれが見えてこなかったんです。
全然分からなかったんです。単純に私がバカなだけ？

千恵さんの言葉には心を動かされるものがありました。
お父様や最愛の恋人、仲良しのお友達に囲まれて幸せな最期だったと思います。
人は死ぬときにどれだけ満足して死ねるか、が大切な事だと思っています。
その意味では千恵さんは、素晴らしい人生を送ったと思います。
こんな表現しかできませんが、千恵さんの永遠なるご冥福をお祈りいたします。